「おいしい」を意味する delicious と tasty の違いとは?
「あの白玉あんみつはおいしかったねー」
などと言いたいとき、おいしいの部分にはどんな単語を使いますか?
ぱっと思い付いたのは delicious と tasty という二つの単語。
しかしこの二つはいったいどのように違うのでしょう?
辞書の語義から探ってみました。
delicious
having a very pleasant taste or smell
「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
tasty
having a strong and pleasant flavour
「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
似たような感じで、どうも違いははっきりしません。
どちらも pleasant という感情が入っているところは同じですし、味覚だけでなく嗅覚に訴える(smell / flavour)というところも同じ。
謎は深まりますが、その他の辞書も探っていたら、こんなコラムを見つけました。
delicious 食べ物の味・香りが非常によいこと。very の意を含むため、very をつけることはまれ。意味を強めるには absolutely, quite, simply などを用いる。
tasty 食べ物の風味がよいこと。通例、塩味の料理に用い、甘いデザートには用いない。
「ウィズダム英和辞典 第3版」
「味」と「風味」の違いは何だろう?と考えると更なる深みにはまってしまうのですが、一つなるほど!と思ったのは、tasty は甘いデザートには用いられないということ。
だとすると、冒頭の白玉あんみつを表現するには、
と言わなければならないのですね。
また一つ勉強になりました。
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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