walk と work の不思議な関係

15041401

ある日、湯船に浸かっているときに、こんな疑問が頭に浮かんできました。

なぜ walk は「ウォーク」、work は「ワーク」と発音するのだろう?

馴染みのある単語なのであまり不思議に思わないのですが、綴りを見る限り walk を「ワーク」、work を「ウォーク」と発音する方が理に適っているのではないかと。

ただし語頭が[wa-]で始まる単語の発音を調べてみると、walk の他にも / wɔ / と読む単語を見つけることができます。

  • wall
  • want
  • war
  • wash
  • watch
  • water

よって walk だけが例外という訳ではありません。

一方、語頭が[wo-]で始まる単語の発音を調べてみると、こちらも work のように / wəː / と読む単語を見つけることができます。

  • word
  • world
  • worm
  • worse
  • worst
  • worth

よってこちらも work だけが例外という訳ではありません。

このルールについて、フォニックス的には、

[w]+[a]=  / wɔ /
[alk]= / ɔ:k /
[w]+[or]= / wəː /

というような説明をします。

しかしもちろんこれは「なぜそうなるのか」の説明にはなっていません。

英語の綴り字と発音の関係には不思議な点が数多くありますが、そんな中でもこの[wa- / wo-]問題は英語の七不思議の一つと言えるのではないでしょうか。