ほめること、認めること

15051301

例えば、職場の人間関係を円滑にするために、私たちは「ほめる」という方法を用いることがあります。

  • その髪型、似合っていますね。
  • 遅くまで、仕事頑張っていますね。

ただしいつも同じメンバーと顔を合わせる職場で、日々ほめることを探すというのは、かなり大変なこと。

ほめることが全く見つからない日もあるでしょうし、また毎日のようにほめていたらわざとらしい感じもします。

そんなときに試したいのが「認める」という方法。

ここで言う「認める」というのは相手の能力を認めるとか、そういうことではなく、相手の様子をそのまま言葉にするということ。

  • もう夏の服装ですね。
  • シャツが青ですね。
  • 書類がたくさんありますね。
  • 今日はカバン重そうですね。

これらは「○○だからよいですね」とほめているのではなく、単に「○○ですね」と認めているだけ。

これなら、ほめることに比べて、ハードルはぐっと下がるはず。

それでも、こんな風にちょっとした気付きを言葉にしてあげるだけで、その場に暖かな雰囲気を作りだすことができます。そんなところに人のコミュニケーションの奥深さを感じます。