cialis viagra online accutane

About

Posts by :

フィンランド語学習記 vol.187 − jokin

14051501

Onko jokin hätänä?(何か心配なことはある?)
Tässä täytyy olla jokin virhe.(何か間違いがあるに違いない。)
*hätä(心配)、virhe(間違い)

このごろフィンランド語のテキストを読んでいると、この jokin という単語によく出会います。

意味は「何か」。英語の something に当たる単語です。

この jokin という単語は神出鬼没というか、さまざまに姿に変装して、あちこちの文に現れます。

しかしどうも用法があいまいだったので、きちんと調べてみることにしました。

 

jokin の格変化

jokin は他の単語と同じように格変化をします。しかし語末ではなく、前半の[jo-]の部分が変化するので要注意。

フィン
主格 jokin 何か
分格 jotakin 何かを
属格 jonkin 何かの
内格 jossakin 何かの中に
出格 jostakin 何かから

 

規則性はあるので、フィンランド語の格変化をひととおり覚えた人には、難しくはないでしょう。

 

jokin の用法

もう一度、冒頭の例文を見てみましょう。

Onko jokin hätänä?(何か心配なことはある?)
Tässä täytyy olla jokin virhe.(何か間違いがあるに違いない。)

この二つの jokin は一見同じに見えますが、よく見ると一つ違いがあります。

わかりやすくするために英訳と並べてみましょう。

まずは一つ目の文。

フィン Onko jokin hätänä ?
Is anything wrong ?

 

この文では jokin は「何か」という主語の働きをしていることがわかります。

続いて二つ目の文。

フィン Tässä täytyy olla jokin virhe .
There must be some mistake .

 

この文では jokin は「何らかの」という形容詞の働きをしていることがわかります。

文構造をつかむためには、これらの用法の見極めが必要。

例えば、フィンランド語教室のテキストにはこんな文が出てきました。

Kalle syö jotakin.(カッレは何かを食べています。)
Pekka lukee jotakin lehteä.(ペッカは何か新聞を読んでいます。)
*syodä(食べる)、lukea(読む)、lehti(新聞、雑誌)

上の文では jotakin が単独で目的語になっていますが、下の文では(jotakin)lehteä が目的語になっています。

以上、今回はフィンランド語の不定代名詞 jokin についてまとめてみました。

英語の something と some、anything と any をフィンランド語では同じ単語で表していると考えるとわかりやすいのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.186 − いったいぜんたい

Question Mark Key on Computer Keyboard

フィンランド語のテキストを読んでいると、次のような文に出会いました。

Missähän täällä on kirjakauppa?(このあたりのどこに書店はありますか?)
*missä(どこに)、täällä(ここに、このあたりに)、kirjakauppa(書店)

よく見ると冒頭の疑問詞 missä の語尾に[-hän]という接尾辞が付いています。

これは疑問文に「丁寧さ/不確かさ」を付与する接尾辞。

「いったいぜんたい、どこに書店はあるのだろう?」というニュアンスを表しているんですね。

さらにテキストを読んでいると、次のようなまとめがのっていました。

Kohtelias tai epävarma kysymys: -han/-hän
(丁寧なまたは不確かな質問)

  1. Onkohan rouva Mäkinen tavattavissa?(マキネンさんはお手すきですか?)
  2. Missähän Pekka on?(ペッカはどこにいますか?)
  3. Rakastaakohan Liisa minua?(リーサは私を愛しているのだろうか?)

*rouva(夫人=Mrs.)、tavattavissa(会うことができる=available)、rakastaa(愛する)、minua(私を)

それぞれの文はおそらく次のようなニュアンスを内包しているものと思われます。

  1. (いったいぜんたい)マキネンさんはお手すきですか?(そちらの状況はわかりませんが。。。)
  2. (いったいぜんたい)ペッカはどこにいますか?(わからない。。。)
  3. (いったいぜんたい)リーサは私を愛しているのだろうか?(信じられない。。。)

たった三文字でこのような意味を付与できる接尾辞[-han/-hän]。上手く使えば表現の幅を広げることができそうです。

freedom と liberty の違いとは?

photo credit: donsutherland1 via photopin cc

photo credit: donsutherland1 via photopin cc

ニューヨークの「自由の女神」は英語で Statue of Liberty。

しかし「自由」という日本語から私たちが連想する単語は liberty より freedom の方かもしれません。

今回はそんな freedom と liberty の違いについて、調べてみました。

まずは freedom の語義から見てみましょう。

freedom

  1. the right to do or say what you want without anyone stopping you
  2. the state of being able to do what you want, without anything stopping you
  3. the state of not being a prisoner or a slave

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

「誰にも邪魔をされず、言いたいことを言い、やりたいことをやる権利」というのが、freedom の最初の語義。

言い放題、やり放題??

思わず「一定の責任を持って」と付け足したくなりますが、freedom の定義としてはこれでよいのでしょうか。

続いて liberty の語義。

liberty

  1. freedom to live as you choose without too many restrictions from government or authority
  2. the state of not being a prisoner or a slave
  3. the legal right and freedom to do sth

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

「政府や権力からの過度な制約なしに、選んだとおりに生きる自由」というのが、liberty の最初の語義。

without too many restrictions(過度な制約なしに)ということは、逆読みをすると、liberty に多少の制約はつきものということなのでしょう。

このあたりが freedom との主な違いなのかもしれません。

『ウィズダム英和辞典』の freedom の項には次のような解説がありました。

freedom は誰からも妨害されずに個人の意向に従って行動する自由をいう。liberty は(よりかたく)で、拘束や幽閉などからの自由、許可や権限にとらわれない自由について述べる際に好まれる。

『ウィズダム英和辞典 第3版』

やはり liberty の方には、一定の制約からの自由というニュアンスがあるんですね。

単純化を恐れずに言い切ってしまえば、

  • freedom = 野性的な自由
  • liberty = 社会的な自由

ということになるのかもしれません。

freedom も liberty も日本語にすると同じ自由。しかしその中にちょっとしたニュアンスの違いが隠されているというお話でした。

人もいろいろ、馬もいろいろ

14051201

まずは下記の英単語をご覧ください。

human
男性 man
女性 woman
子ども child
少年 boy
少女 girl

 

人には男性・女性の区別があり、大人・子供の区別がある。これは当たり前。

しかしこれが馬となるとどうでしょう?

実は馬の世界にも、人と同じように下記のカテゴリーを表す単語が存在しています。

  • 馬 = horse
  • 雄馬 = ??
  • 雌馬 = ??
  • 子馬 = ??
  • 雄の子馬 = ??
  • 雌の子馬 = ??

もちろん日常的に使う単語ではないのですが。。。

。。。

正解はこちら。

horse
雄馬 stallion
雌馬 mare
子馬 foal
雄の子馬 colt
雌の子馬 filly

 

stallion は「去勢されていない馬」の意味。「去勢馬」を意味する gelding と対を成します。

なお「子馬」というと pony を思い浮かべた人もいるかもしれませんが、pony は体高147cm以下の小形の馬のこと。

子馬ではなく「小馬」の方なんですね。

また foal は1歳未満の馬を指すのに対して、colt, filly は4歳くらいまでの馬を指すようです。

家畜としても競走馬としても歴史のある馬には、このようにさまざまな単語が存在しているんですね。

以上、人もいろいろ、馬もいろいろという小話でした。

フィンランド語学習記 vol.185 −『フィンランド語トレーニングブック』をやってみる

14051101

少し前に購入し、そのまま書棚に置いてあった『フィンランド語トレーニングブック』(白水社)を取り出してやってみることにしました。

この本はいわゆるフィンランド語文法の問題集。

左ページに文法解説、右ページに練習問題という構成で、全90課から成っています。

頭から順番にやっていくというのも考えましたが、当面はフィンランド語教室で新しい文法事項を習ったら、それに対応するページをやるというスタイルでいくことに。

まずは先日のエントリーにも書いた「内部格」を扱った課から始めてみました。

フィンランド語学習記 vol.184 − 内部格と外部格 | Fragments

この課には、内部格(内格、出格、入格)に関する練習問題が24題のっています。

近所のカフェでコーヒーを飲みながら、文法解説を読み、練習問題を解き、答え合わせをし、わからない単語を調べて合計30分程度。

これくらいなら空き時間に気軽に取り組むことができますね。

最近、フィンランド語を勉強しているときの悩みに、そのまま覚えたり、パターンプラクティスに使ったりできるような基本文のストックが少ないというものがあったのですが、このドリルはまさにその悩みを解消する一冊でした。

もっと早く始めておけばよかった!とやや後悔。

考えてみると、このような問題集が存在していること自体、大変ありがたいこと。感謝しつつ、コツコツと取り組んでいきたいと思います。

 

フィンランド語トレーニングブック
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 42,163

方位を表わすフィンランド語

photo credit: Alan Klim via photopin cc

photo credit: Alan Klim via photopin cc

きのうのエントリーでは方位を表わす英単語をまとめました。

方位を表わす英単語 | Fragments

引き続き、本日は方位を表わすフィンランド語について、まとめてみたいと思います。

 

四方位

フィン 方位角
North Pohjoinen
East Itä 90°
South Etelä 180°
西 West Länsi 270°

 

フィンランド語で「北」は pohjoinen(ポフヨイネン)、「東」は itä(イタ)、「南」は etelä(エテラ)、「西」は länsi(ランスィ)。

英語と異なるのは「北と南」「東と西」が韻を踏んでいないこと。

そして「北」の pohjoinen だけがずいぶん長い! フィンランドの人にとって「北」には何か特別な意味があるのでしょうか?

 

八方位

フィン 方位角
North Pohjoinen
北東 Northeast Koillinen 45°
East Itä 90°
南東 Southeast Kaakko 135°
South Etelä 180°
南西 Southwest Lounas 225°
西 West Länsi 270°
北西 Northwest Luode 315°

 

フィンランド語で「北東」は koillinen(コイッリネン)、「南東」は kaakko(カーッコ)、「南西」は lounas(ロウナス)、「北西」は luode(ルオデ)。

日本語や英語では四方(北、東、南、西)を組み合わせて、四隅(北東、南東、南西、北西)をつくりますが、フィンランド語ではそれぞれ独自の単語が準備されています。

これは世界的に見ても、珍しい仕組みのよう。覚えるのはちょっと大変ですが。。。

 

十六方位

フィン 方位角
North Pohjoinen
北北東 North-northeast Pohjoiskoillinen 22.5°
北東 Northeast Koillinen 45°
東北東 East-northeast Itäkoillinen 67.5°
East Itä 90°
東南東 East-southeast Itäkaakko 112.5°
南東 Southeast Kaakko 135°
南南東 South-southeast Eteläkaakko 157.5°
South Etelä 180°
南南西 South-southwest Etelälounas 202.5°
南西 Southwest Lounas 225°
西南西 West-southwest Länsilounas 247.5°
西 West Länsi 270°
西北西 West-northwest Länsiluode 292.5°
北西 Northwest Luode 315°
北北西 North-northwest Pohjoisluode 337.5°

 

さすがのフィンランド語も十六方位となると、独自の単語を持ち合わせていないようです。

さきほどの八方位を組み合わせて、北北東(pohjoiskoillinen)、東北東(itäkoillinen)、東南東(itäkaakko)、南南東(eteläkaakko)、南南西(etelälounas)、西南西(länsilounas)、西北西(länsiluode)、北北西(pohjoisluode)をつくります。

ただし「北」の pohjoinen だけは、pohjois- という接頭語の形になっているので要注意。

さらに三十二方位についても調べてみましたが、残念ながら見つけることができず。こちらはまたの機会に。

cialis viagra online accutane