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フィンランド語学習記 vol.814 − u/y 型の名詞の作り方

以前のエントリーでフィンランド語の動詞から名詞を作る方法を紹介しました。

フィンランド語学習記 vol.791 − us/ys 型の名詞の作り方
フィンランド語学習記 vol.792 − mus/mys 型の名詞の作り方

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』を読み進めていくと、また別のパターンが出ていたので紹介してみます。今回出ていたのはこんなパターン。

palvella(サービスする) palvelu(サービス)
käsitellä(扱う) käsittely(扱うこと、処理)
kylpeä(入浴する) kylpy(入浴)

 

テキストには動詞から名詞を求める次のような式が紹介されていました。

verbi u/y substantiivi
palvel- u palvelu
palvelevat

 

これによると動詞から名詞を作る手順は、

  1. 動詞の三人称複数形を求める。
  2. 語尾の[-evAt]を外す。
  3. 語尾に[-u/-y]を付ける。

以上の3ステップ。

ただし palvelu(サービス)と kylpy(入浴)の場合は動詞より名詞を先に覚えたので、palvella(サービスする)と kylpeä(入浴する)という動詞を見たときには「なるほどこんな動詞もあったのか!」という印象でした。

明日はまたもう一つ別のパターンを紹介してみます。

フィンランド語学習記 vol.813 − 親知らず

viisas[ヴィーサス]

賢い、賢明な

viisaudenhammas
⦅歯⦆親知らず

「パスポート初級フィンランド語辞典」

フィンランド語で「親知らず」は viisaudenhammas。直訳すれば「賢い歯」ということになります。

これを見て英語にも同様の表現があったはずと思い調べてみると、こんな見出し語が見つかりました。

wisdom tooth

any of the four large teeth at the back of the mouth that do not grow until you are an adult

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

日本語では「親知らず」という名称が一般的ですが、viisaudenhammas / wisdom tooth に類する「知恵歯」という表現もあるようです。日国に両者の言葉の由来が出ていました。

おやしらずば【親不知歯】

〘名〙ヒトの三二本の歯のうち、最も遅く生える上下左右四本の歯。二〇~二五歳ごろに生えるので、昔は親と死別していることが多いところから、この名がある。第三大臼歯。知歯ちし。親知らず。

「精選版 日本国語大辞典」

ちえば【知恵歯】

〘名〙親不知歯おやしらずばのこと。成人し知恵がついてからはえるところからいう。第三大臼歯。知歯ちし

「精選版 日本国語大辞典」

こうして並べてみると「親知らず」は日本的、「知恵歯」は西洋的な表現なのかなという気もします。「親知らず」はおそらく日本語独特の表現なのでしょう。

さらに世界の言葉を探してみれば、「へえー、こんな呼び名があるんだ」と驚くような独特な呼称が見つかるのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.812 − さまざまな秋

「秋」はフィンランド語で syksy(シュクシュ)。

この syksy を『パスポート初級フィンランド語辞典』で引いてみると次のようなフレーズリストが出ていました。

syksyllä
秋に
tänä syksynä
この秋に
ensi syksynä
次の秋に
viime syksynä
昨秋に
syksyisin = joka syksy
毎年の秋に
syksystä kevääseen
秋から春まで
syksyksi
秋までに、秋へ向けて、秋のために

「パスポート初級フィンランド語辞典」

単に「秋に」と言いたいときには接格[-llA]の形を使いますが、「この秋に、次の秋に、昨秋に」などと言いたいときには様格[-nA]の形を使います。

接格[-llA] 様格[-nA]
kevät(春) keväällä(春に) tänä keväänä(この春に)
kesä(夏) kesällä(夏に) tänä kesänä(この夏に)
syksy(秋) syksyllä(秋に) tänä syksynä(この秋に)
talvi(冬) talvella(冬に) tänä talvena(この冬に)

 

この使い分けはフィンランド語の難しい点の一つ。たくさんの例文に触れて慣れていくのがベストでしょうか。

Syksyllä päivät lyhenevät ja viilenevät verrattain hitaasti, mutta toisinaan viileneminen voi olla varsin nopeaa.

秋には日は短くなり、比較的ゆっくりと涼しくなる。しかし時にはかなり速く涼しくなることもある。

Wikipedia「syksy」より

 

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フィンランド語学習記 vol.811 − 動詞の瞬間活用練習

最近、フィンランド語の基本動詞をすばやく次の形に活用する練習に取り組んでいます。

  • 一人称単数現在形
  • 三人称単数過去形
  • 三人称単数条件法現在形
  • 能動過去分詞
  • 受動現在形

例えば nukkua(眠る)、tavata(会う)という動詞なら次のような形に。

nukkua(眠る)[タイプ1]

一人称単数現在形 nukun
三人称単数過去形 nukkui
三人称単数条件法現在形 nukkuisi
能動過去分詞 nukkunut
受動現在形 nukutaan
 

tavata(会う)[タイプ4]

一人称単数現在形 tapaan
三人称単数過去形 tapasi
三人称単数条件法現在形 tapaisi
能動過去分詞 tavannut
受動現在形 tavataan
 

この5つの形は『パスポート初級フィンランド語辞典』の中で動詞の代表的な活用例として掲載されているもの。

もちろんフィンランド語の動詞には他にも無数の変化がありますが、この5つを基本形として覚えておけば、ここをベースに他の形を作ることができます。

そういう意味でまず最初にこの5つを覚えるのは合理的と言えるでしょう。 練習時に気を付けているポイントはじっくり考えて作るのではなく一瞬で作れるようにすること。思い付くのに一秒以上かかった場合は不正解扱いにしています。

動詞の中でもさきほどの nukkua, tavata のように強形語幹と弱形語幹の切り替えを伴う動詞の活用は不正確になりがち。間違った音を聞いたときに不自然と感じられる感覚を身に付けるべく、コツコツ練習しています。

 

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レモンみ

先日電車に乗った際、缶チューハイ「新STRONG ZERO」の中吊り広告のこんなコピーが目にとまりました。

レモンまるごとのレモンみ!

一瞬、誤植かと思ってしまったのですが、そんなはずはなく。

あー、あの「み」のことかと気付くまでに数秒かかってしまいました。

─み[(味)](接尾)

①感じさせるもの。感じ。味わい。

「赤ー・黄色ー・真剣ー・野性ー」

②〔ある状態の〕ところ。部分。

「深ー・弱ー」

表記②は、ふつう仮名書きにする。

「三省堂国語辞典 第七版」

三国によると接尾辞「ーみ」の第一義は「感じさせるもの」。すなわち、

  • 野性味=野生を感じさせるもの
  • レモンみ=レモンを感じさせるもの

ということになります。

議論になりそうな日本語ですが、「レモンみ」という日本語には味覚に直接訴えるような独特の喚起力があります。これからますます市民権を得てくる言葉かもしれません。

ちんぷんかんぷんな言語たち

英語で「ギリシア語」を意味する Greek にはこんな意味があります。

Greek [ɡríːk]

3 ⦅話⦆ (言葉・文章など)全く意味の分からぬもの、ちんぷんかんぷん

talk Greek
訳の分からぬことをしゃべる
This contract is Greek to me.
この契約書は私にはちんぷんかんぷんだ。

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

一方、フィンランド語の辞書を眺めていたらこんな表現を見つけました。

heprea[ヘプレア]

ヘブライ語

Se on minulle hepreaa.
それは私にはチンプンカンプンだ。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

なるほど。英語話者にとってのちんぷんかんぷんはギリシア語だけど、フィンランド語話者にとってのちんぷんかんぷんはヘブライ語なんですね。

。。。と思ったのですが、調べてみるとヘブライ語を使った同様の表現は英語にもあるようです。

Hebrew [híːbruː]

3 ⦅話⦆ 訳の分からない言葉

It’s Hebrew to me.
私には全くちんぷんかんぷんだ。

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

ギリシア語やヘブライ語以外の言語を使った同様の表現はないのかな?と思い、探してみましたか見つからず。

英語圏の人にとって、ちんぷんかんぷんの代表はこの両言語ということでしょうか。やはりラテン文字ではないという点が大きいのかもしれません。

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