コーヒー日記 vol.8 − デロンギのコーヒーグラインダーを買ってみる
2年ほど前にポーレックスのコーヒーミルを買って以来、自宅でコーヒーを淹れる際には手回しでガリガリと挽いてきました。
しかし先日とうとう電動のコーヒーミルを購入。
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電動のコーヒーミルには数千円から数万円まで、様々な価格帯の商品があります。
今回購入したデロンギの「コーン式コーヒーグラインダー」は Amazon で八千円程度とかなりリーズナブル。
しかし使い勝手は良く気に入っています。
このコーヒーグラインダーでは、挽き目(粒度)を14段階から選ぶことができ、粗い方から細かい方へ Coarse → Medium → Fine → Extra Fine というラベルが付いています。
英語で「粗い」は coarse、「細かい」は fine なんですね。
電動のミルはあっという間に挽けるので忙しい朝などにはとても便利。ただ手動のミルにはもちろん手動なりの味わいがあります。
今回、電動のミルを導入した最大の理由は挽き目を客観的に設定できるということ。
手動のミルだとどうしても、ばらして洗った後に、だいたいこんなところかなという感じで、適当に挽き目を決めることになります。
しかし今回買ったような電動のミルでは挽き目を設定する目盛りが付いているので、挽き目を毎回一定にすることもできますし、粗くしたり細かくしたりして味の違いを検証するのも自由。
なお試しに挽き目を Medium で挽いてみると、これまで手動のミルで挽いていたときよりもぐっと細かい粒になったので、自分がこれまでかなり粗く挽いていたこともわかりました。
いずれにせよ挽き目による味の違いを検証してみたい!と思っているようなこだわりのある人にとっては、電動ミルを選ぶメリットは大きいと言えるでしょう。
以上、コーヒーの話はここまで。ここからいつものように言葉の話に移ります。
「コーヒーミル」と「コーヒーグラインダー」の違いとは?
ここまで手動のミル・電動のミルと書いてきましたが、今回購入した商品の名前は「コーヒーミル」ではなく「コーヒーグラインダー」となっています。両者には何か違いがあるのでしょうか?
もとになっている英語の定義を英語辞書で調べてみました。
mill
noun
3 (often in compounds) a small machine for crushing or grinding a solid substance into powder
a pepper mill「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
grinder
noun
1 a machine or tool for grinding a solid substance into a powder
a coffee grinder「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」
英語辞書を見る限り、両者の明確な違いは示されていません。
何となく「ミル=手挽き、グラインダー=電動」というイメージもあるのですが、商品名にミルと付いた電動ミルもたくさんあるので、そこまで厳密に区別されている訳ではないのでしょう。
またミルは「ミル」と単体で使っても意味を共有できるのに対して、グラインダーは「コーヒーグラインダー」のように何を挽くのか示さないと収まりが悪いように感じます。
実際、国語辞書を調べてみると、ミルは「こなひき機」と出ているのに対して、グラインダーは別の意味になっています。
ミル(名)〔mill〕
こなひき機。
「コーヒーー」
「三省堂国語辞典 第七版」
グラインダー(名)〔grinder〕
回転させて使う、まるい形のといし(砥石)。研磨機。
「三省堂国語辞典 第七版」
よってここから類推する限り、日本語においては「グラインダー」より「ミル」の方が汎用的な単語ということになるのでしょう。
三省堂国語辞典 第七版
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カテゴリ: 辞書/辞典/その他, 教育
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