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日々のこと

ミルクホール

photo credit: Tea for One via photopin (license)

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小雨の降る祝日。家でのんびりしようかなとも思ったのですが、何となく外を歩きたくなり鎌倉駅方面へ。

鎌倉小町にある「ミルクホール」という喫茶店でブランチをいただいてきました。

いつも賑わっている小町通りから、脇道に入って、さらに奥まった一画にこの喫茶店はあります。

外観がちょっと独特な雰囲気のため、ドアをすっと空けて入るのをためらってしまったのですが、えいっと入ってみると中はお客さんで賑わっていました。

店内は大正時代を思わせるようなレトロな雰囲気が再現されていて、絵画やアンティークを楽しむことができます。

なお「ミルクホール」というのは、明治・大正時代にポピュラーだった飲食店の名称で、文字通りミルクなどの飲み物を中心に提供したお店のことなのだとか。

そのころはミルクというものを外でいただく時代だったんですね。

メニューはいろいろあって、目移りしてしまいますが、自家製パン・スモークチキン・サラダ・コーヒーのブランチセットを注文。

特に自家製のパンはとても香ばしくて絶品でした。食後は持参した本を開いて、のんびりと午後の時間を過ごします。

お店を出て普段は通らない裏道の方を歩いてみると、路地や周囲の建物に昔ながらの風情があって、観光地としての鎌倉とは違った一面を垣間見ることができました。

しばらく散歩の後、鎌倉駅西口の「たらば書房」さんで本を二冊買い込み帰宅。

最後まで細々と雨の降り続けるしっとりとした一日でした。

鳥と未来

photo credit: Freedom via photopin (license)

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この頃、休みの日になると、敢えて何もしない時間を作るようにしています。

今よりずっと若い頃には、朝起きてその日一日何の予定もないことがわかると、もの悲しい気持ちになっていました。

しかし今では、そんな日が何よりも貴重に思えるから不思議なもの。

先日の休みには、藤沢から江ノ電に乗って鎌倉高校前という駅で下車。そこから海沿いに歩いて七里ヶ浜へ。

七里ヶ浜・行合橋交差点近くのセブンイレブンでコーヒーを買って、砂浜で波を見ながらぼーっとしていました。

ふと顔を上げると、秋晴れの空を鳥が二羽すーっと飛んでいきます。

そこで頭をよぎったのは、鳥というのは、人間のように過去を振り返ったり、未来に思いを馳せたりするのだろうかということ。

普通に考えれば鳥にそんな意識はないように思うのですが、例えば渡り鳥というのは未来を思い描くからこそ、目的地にたどり着くことができるのではないだろうかと思ったり、いやいや単に習性に従っているだけだろうと思ったり。

そんなどうでもいいことを考えていたら、あっという間に一時間が過ぎ、肌寒くなってきたので、江ノ電に乗って七里ヶ浜を後にしました。

ひっからずに、さらさらと

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さらさら

  1. 停滞すること無く、流れるように進んでいく様子。
  2. 細かい粒状(細い線状)のものが、よくかわいていて、粘ったりくっついたりしない様子。

「新明解国語辞典 第七版」

早いもので、鎌倉に引っ越してきてもうすぐ半年になります。

鎌倉でお気に入りの場所の一つは、家から歩いて20分くらいのところにある円覚寺というお寺。

散歩も兼ねて、休みの日に時々訪ねて行きます。

そのときの楽しみの一つが拝観券の裏にのっている「禅のこころ」というタイトルの短い文章。

原稿用紙一枚分くらいの分量で、ちょっとほっこりとするような内容が書いてあります。

前回訪問時の拝観券には、こんな文章がのっていました。

さらさらと

世界は広い。小さいことに

何もくよくよすることはないのです。

何にもひっかからずに、サラサラと

することがさとりなのです。

(中略)

天気には、洗濯物を干せばいい。

雨が降ったら、本でも読もう。

さとりとは、

ひっかからずに、さらさらと。

さとりとは、ひっかからずに、さらさらと。

そんな風にすいすいとこの世の中を渡っていくことができたら、素晴らしいことですね。

首痛対策にノートパソコン用の机上台のすすめ

photo credit: My Glass via photopin (license)

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最近、このブログを書いているときに困っているのが首の痛み。

今は MacBook Air を使っているのですが、ノートパソコンだとどうしてもディスプレイを見下ろす形になってしまい、首に負担がかかってしまいます。

とはいえ、ディスプレイを適切な高さに上げようとすると、今度はキーボードの位置が不自然に高くなってしまいます。

キーボードの位置はそのままに、ディスプレイの高さを上げるのが理想ですが、接合部を分離する訳にもいきません。

さてどうしたものかと思っていたのですが、先日よいアイディアを思い付きました。

それはノートパソコンを机上台の上に置いて、ワイヤレスのキーボードをその下に置くというもの。

机上台は Amazon でハイタイプ(高さ16cm)のものを購入。

 

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たまたま使っていないワイヤレスキーボードがあったので、それを引っ張り出して、接続してみたらとてもよい感じになりました。

顔は正面(やや下)を見ながら、手元に置いたキーボードを操作できるので、意識すればずっとよい姿勢をキープすることができます。

なぜもっと早く導入しなかったのだろうと後悔するくらい快適になりました。

同様の悩みをお持ちの方にはおすすめの方法。ぜひお試しください。

「北光社」の思い出と「北書店」訪問記

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新潟の本好きの人にとって「北光社」という名前には特別な響きがあるのではないでしょうか。

北光社というのは、新潟の古町という繁華街の一角にあって、残念ながら2010年の冬に閉店してしまった老舗書店の名前。

子どもの頃には、新潟駅前からバスに乗って古町へ行き、いくつかのお店とともに北光社に行くのが楽しみでした。

当時は書店に行くというのが最大のエンターテインメント。本棚を見ているだけで、一日飽きずに過ごすことができます。

新潟市街には紀伊国屋書店という大型書店もあるのですが、北光社には他の書店にはない大人の魅力があったように思います。

また棚にも一つ面白い特徴があって、それは文庫の棚が作家ごとになっているということ。

大型書店などの棚を思い浮かべてもらうとわかると思うのですが、普通、書店の文庫棚というのは「岩波文庫」「新潮文庫」「文春文庫」など、出版社ごとに分けられています。

北光社では、異なる出版社の本も作家ごとにまとめて並べてあるので、好きな作家の作品を漏れなくチェックすることができました。

今思うとあの陳列は大変だったに違いないと思うのですが、当時の自分にとっては北光社へ行く大きな理由の一つになっていました。

そんな思い出のある北光社も、残念ながら2010年に閉店してしまいます。

その最後の店長であった方が、北光社の閉店後に「北書店」という新しい個人書店を開いていると聞いて、ぜひ一度行かなければ!と思っていたのですが、なかなか機会もなく。今回ようやく実現しました。

友達に車を出してもらい、新新バイパスから、桜木インターで降りて、白山公園の前を通って、新潟市役所の前へ。

(このあたり地元の人しかわからない情報ですみません。)

市役所の向かい、大学病院も向こうに見えるマンションの1階に北書店はありました。車を市役所の駐車場に停めて、歩いていきます。

それほど大きくない店内は、郷土本のコーナー、本や書店に関する本のコーナー、詩集のコーナーなど、いくつかのコーナーに分かれていて、置いてある本の趣味があまりにも自分にぴったりなのでびっくり。

そして『うらおもて人生録』のような、自分が愛してやまない本が、さりげなく面陳してあるという。。。そんなディテールにも感動!

わざわざ県外から見に来る人もいると聞いて「さもありなん」と思います。

そして自分ももちろん何か買って帰ろうと思い、二冊をチョイス。

どちらも普通の街の書店ではなかなか見つけることのできない、小さな出版社の本です。

 

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短い時間の滞在でしたが、とても素敵な時間を過ごすことができました。また来ます!

それは遅れてやってくる

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コーヒーを買うときには、お店で豆を挽いてもらうというのが、これまでのパターン。

しかし先日実家に帰った際に、挽いていないコーヒー豆とコーヒーミルが置いてあったので、初めて自分でコーヒーの豆を挽いて、コーヒーをいれてみました。

もともとそんなにコーヒーにこだわりを持っていた訳でもないですし、味オンチなので、そのときは「ふーん、こんなものか」と思い、取り立てて味の違いは感じず。

ところが、その日の夜、ふとコーヒーの味を思い出して「もしかしてあれはすごくおいしかったのでは?」という気持ちが唐突に訪れました。

考えてみると、自分が何かを好きになるときというのは、いつもこんな感じで感動が遅れてやってくるのです。

一目惚れならぬ時間差惚れという感じ。

念のため、翌日再度自分でコーヒーの豆を挽いて、コーヒーをいれてみると「これはおいしい!」と再認識。

さっそく自分でもコーヒーミルを購入することにしました。

それにしても、感動というのはなぜこんな風にいつも遅れてやってくるのでしょう。

これは自分だけのことなのか、他の人も似たような経験をしているのか。。。果たして??

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