cialis viagra online accutane

英語

道具を揃え、そして使うこと − これまでの英語学習の過程を要約してみる

あけましておめでとうございます。

いよいよ2013年がスタート。今年はどんな年になるでしょうか。

このブログもスタートして3か月。当初は英語と外国語学習法の話題を中心に書いていこうと思っていたのですが、途中からはすっかりフィンランド語の話題が多くなりました。もちろんそれが楽しくなったということなので、それはそれでよし。今年はより幅広い話題を取り上げていく予定ですので、今後ともよろしくお願いいたします。

 

さて、大晦日に池袋の街を歩いていたときのこと。ふとこんな疑問が頭に浮かびました。

自分がこれまで英語を学んできた過程を「要約」するとどのようになるだろう?

振り返ってみると、中学・高校で6年間英語を学び、大学は英文科。その後も英語を教えたり、英語圏で3年半ほど過ごしたりしていますので、英語との付き合いはずいぶんと長くなりました。

そこでこれまでの英語学習の過程を要約し、そのポイントを、フィンランド語を学習しているもう一人の私にアドバイスできれば何かの役に立つかもしれません。

もちろんそこには様々な試行錯誤があったのですが、大きく括ってしまえば、2つの段階に分けられるように思います。

  • 道具を揃える段階
  • 道具を使う段階

 

道具を揃える段階

英語に限らず、外国語をきちんと身に付けるためには、まず「単語」と「文法」という道具を揃えなければなりません。

私の場合、中学・高校の6年間はこの道具を揃える段階だったと言えるでしょう。もちろん当時は全く意識していませんでしたが、この準備期間はそれなりに大きなものでした。

どうせ揃えるなら「使用頻度の高い単語」や「体系的な文法知識」といった後々まで役に立つ道具を揃える方がよいと思います。ただし英語やフランス語などのメジャーな言語ではよい道具を揃えることはそれほど難しくありませんが、マイナーな言語になればなるほどそれは大変な作業になってきます。そのため信頼できるメンターを見つけることも大切です。

 

道具を使う段階

ある程度の道具を揃えたら、その道具を使ってターゲットとする外国語で本を読んだり、会話をしたりする段階に移ります。

私の場合、初めて海外に行ったときに、英語を「使う」ということは「学ぶ」こととは全く違うことなのだと強く意識させられました。そして英語を学ぶことより、英語で何かを学ぶことを中心に据えるようになります。例えば洋書を本格的に読み出したのがこの時期でした。それまでは教科書と問題集があるばかりで、英語で本を読もうなどという発想自体がなかったのです。

ここで大切なのは「ある程度の道具を揃えたら、使う段階に移る」という点で、道具を揃えるだけのコレクターになってはいけません。道具は使い込むほどに磨かれます。

 

まとめ

第二言語習得理論では、人が外国語(第二言語)を身に付けるプロセスは複雑すぎるため、単一の理論では説明ができないとよく言われます。それはもちろんそのとおりなのですが、実用的なレベルではシンプルに考えることもできるはずです。

英語に関しては、中学・高校である程度の道具を揃えることができますので、そこから先はその道具を「使う」ことが肝心です。この段階ではできるだけ多くインプット(reading, listening)を行い、時にはアウトプット(writing, speaking)も合わせて行う必要があるでしょう。

一方、英語以外の外国語に関しては、学習を思い立った時点で、ほとんどの人が道具集めから始めることになります。このブログの「フィンランド語学習記」は道具集めに際してのいわゆる「道草」ですが、今年もその道草を楽しみつつ、学習をすすめていきたいと思います。


英和辞書を読んでみる − with の場合

わからない単語があれば辞書を引く。これは当然。しかしわかる単語だって辞書を引いてもよいのです。

例えば with と聞いて、みなさんはどのような意味を思い浮かべるでしょうか?

多くの人は「〜といっしょに」という意味を思い浮かべるのではないかと思います。

このような基礎単語を辞書で調べる機会はあまりないと思いますが、あえて辞書を引いてみると、例えば次のような語義が出てきます。

  1. [対立]〜と、〜を相手に
    fight with [against] the enemy
    敵と戦う
  2. [随伴・同伴]〜と共に、〜と一緒に
    tea with lemon
    レモンティー

「ジーニアス英和大辞典」

現代では with の主要な意味は、2の[随伴・同伴]なのでしょうが、ジーニアスではあえて[対立]の意味を最初にのせています。

ちなみにジーニアスの凡例を見てみると下記の記述がありました。

語義を掲げる順序は、現代の使用頻度順を原則としながら、意味の関連・展開がわかりやすい順序となるように工夫した。

つまり with の場合、使用頻度以外に[対立]の意味を最初に持ってくる理由があったということになります。

これは種明かしをすれば簡単で with のもともとの意味が against であったという歴史的な流れに基づいているのだと思います。

一方、リーダース英和辞典では、最初に出てくるのは[同伴]の意味です。

このあたりは各辞書のこだわりが感じられて面白いところではないでしょうか。

また with といえば、柳瀬尚紀さんの『辞書はジョイスフル』というエッセイで、何と with 一語に11ページ(!)を割いている辞書というのが紹介されています。

その辞書の名前は『熟語本位英和中辞典』。11ページもの説明があるとはいえ、核となる説明はいたってシンプルです。

主なる意味は第一、合同、共同(誰と共に遊ぶなど)。(より)第二、所持、所有(金を持てる人など)。(より)第三、道具、機關(金を以て買ふなど)。

まず合同の意味があり、そこから所持の概念が派生し、次に所持したものを道具として用いるという解説の流れは非常にわかりやすいです。

この辞書の素晴らしさは、何と言ってもその日本語表現の豊かさにあります。パラパラと読んでみるだけでも、こんな風に訳すのか!という驚きがたくさんあります。

『熟語本位英和中辞典』の奥付を見ると第一刷は1933年となっています。80年も前の辞書が未だに残っているというだけで、この辞書への評価がわかると思います。

前述の柳瀬さんのエッセイでも強調されていますが、英語を身に付けるには前置詞をきちんと理解することが欠かせません。深い鉱脈が眠っているこの前置詞という分野、じっくりと辞書を読み込んでみれば、知っていると思っていた単語の中にも意外な発見があるかもしれません。

 

辞書はジョイスフル (新潮文庫)
柳瀬 尚紀
新潮社
売り上げランキング: 133,151

 

熟語本位 英和中辞典 新増補版
斎藤 秀三郎 豊田 実
岩波書店
売り上げランキング: 142,133

TEDTalks − ダン・アリエリー「我々は本当に自分で決めているのか?」

現代の英語学習者はネット上でさまざまな映像コンテンツを見つけることができますが、その中でも非常にクオリティが高いのが TEDTalks ではないでしょうか。

こんなサービスが自分の学生時代にあったら、どんなによかっただろうと思わずにはいられません。

TEDTalks は毎年カリフォルニアで行われている学術やエンターテインメントに関するカンファレンス(TED Conference)の模様を動画配信しているウェブサイトです。

クオリティが高いというのは、何よりもまずそこで行われているプレゼンテーションの質が高いということです。

講演者は著名人から一般の人々まで様々ですが、とにかくみなプレゼンテーションの技術が圧倒的に高いです。冒頭のつかみから、全く聴衆を飽きさせずにクライマックスまで持っていく技術には感心してしまいます。

また TEDTalks では多くの動画で字幕を表示することができます。英語のインプットを行う目的なら、補助的に英語の字幕を示して理解度を高めることもできます。

多くの動画で日本語の字幕を表示することもできますし、動画によっては数十言語もの字幕が準備されていますので、英語の講演にフィンランド語の字幕を表示するなどということもできてしまいます。

プレゼンテーション(動画)は長いものでも20分程度。短いものでは5分程度のものもありますので、すきま時間での視聴も可能です。

その中から、今回は一本のプレゼンテーションを紹介しましょう。

ダン・アリエリー(Dan Ariely)はイスラエル出身の行動経済学者で、現在はカリフォルニアのデューク大学で教鞭を執っています。

ある日、彼は雑誌「エコノミスト」のウェブサイトで次のような広告を見つけます。

  • ウェブ版の購読(59USドル)・・・①
  • 印刷版の購読(125USドル)・・・②
  • 印刷版およびウェブ版のセット購読(125USドル)・・・③

この選択肢をぱっと見たときに①のウェブ版が一番安いのはよいとして、②の印刷版と③のセット版が同価格というのが何だかひっかかります。

というか、この選択肢であれば、わざわざ②の印刷版のみを選択する人はまずいないでしょう。①か③の選択になるはずです。

実際、アリエリーがMITの学生にどれを選ぶか実験をしたところ、

①=16人、②=0人、③=84人

という結果が出たそうです。③の選択肢には「ウェブ版=無料特典」というイメージもあるため、この結果に特に驚きはないでしょう。

しかしこの実験はここで終わりではなく、次に②を選択肢から外して、①と③の二択で選ばせるという実験をしました。

するとどのような結果が出たでしょうか。

①=68人、③=32人

つまり最初の三択では②がおとりの効果(=③を魅力的に見せる効果)を持ったために、③の人気が高まりましたが、おとりのない二択では単純に価格の安い方を選択したということです。

この実験は彼の著書「予想どおりに不合理」にも登場します。この本では上記のような実験を多数紹介することで人間の行動の不合理を浮き彫りにしています。

 

 
学術的な内容でありながら、一級のエンターテインメントでもある素晴らしい本ですので、動画を見て興味を持った方はぜひ読んでみてください。おすすめです!


英単語3,000語を短期間で効率的に覚える方法

GREという試験をご存知でしょうか?

主に言語力を測定するVerbal Reasoning/Analytical Writingと数学力を測定するQuantitative Reasoningから成る、北米の大学院に進学するための試験です。

このうちQuantitative Reasoningは、いわゆる中学数学の内容を押さえておけば、ほぼ満点が取れてしまうという、日本の標準ではきわめてやさしい試験です。

Analytical WritingはTOEFLなどでも見られるアカデミックエッセイのライティングテストで、要求される文字数が多いので書き慣れていない人にはかなり大変です。

そして最大の難関はVerbal Reasoningで、これが一筋縄ではいきません。Verbalというくらいですから言語能力を測る試験なのですが、アメリカの試験ですから、当然「言語能力=英語力」ということになります。

そしてここで問われているのは、あくまで「国語」としての英語力なのであって「第二言語/外国語」としての英語力ではないことは言うまでもありません。

そのため我々日本人が挑む場合は満点などまず不可能。かなり英語に習熟した人でも、5割得点することすら、なかなか難しいというシロモノなのです。

しかも中心となるのはなぜか単語力のテストで、英検1級レベルまたはそれ以上の単語を、約3,000語は覚えなければならないと言われています。

 

例えばこんな問題が出題されます。

PERFIDY
◯ preciseness
◯ magnanimity
◯ respect
◯ diplomacy
◯ faithfulness
これはAntonym Questionsの一例。perfidyの対義語を5つの選択肢から選びます。

 

繰り返しますが、これはあくまで英語ネイティブ用のテストなので、ネイティブスピーカーですら、解答に迷うような問題が並んでいるのです。

さてここで問題。未知の単語3,000語をテスト対策として、ある一定の期間内に最も効率よく覚えたいというとき、あなたならどのような手段を取るでしょうか?

昔、試験勉強でやったように、一語一語ノートに書きとるという方法もありますが、3,000語はあまりに高い壁です。1日に20語ずつ覚えても、全て終えるまでには約半年かかります。しかも半年経った頃には最初の頃覚えた単語などすっかり忘れているかもしれません。。。

私がこの難関に出会ったとき、さすがに書き取り方式で覚えようとは思いませんでした。というのもGREのテスト対策としては、スペルを綴れるようになる必要はないため、あくまで「単語」と「意味」を結びつける作業に注力するのが効率的だったからです。

英検などの問題集によくあるような選択問題を解き、わかるものとわからないものを選別しながら覚えていくのがよいと思ったのですが、残念ながら3,000語分の練習問題は市販されていません。目の前には3,000語のリストがあるのみです。

そこで3,000語を登録すれば、自動的に選択問題を生成してくれるようなソフトウェアはないものか?と探し始めたのでした。そこで見つけたのが、今回紹介する「Parthenon」というソフトウェアです。

このソフトは、エクセルに「単語」と「単語の意味」を入力すれば、それをデータベースとして、自動的に選択問題を生成してくれます。

 

こんな感じで3択問題を出題してくれます。「英語⇒日本語」「日本語⇒英語」の両方が選択可能。

 

3,000語をエクセルに入力するのは大変なので、インターネット上で誰かが公開していたGREの必須単語リスト(4,000語くらいあった)をコピーし、エクセルにそのまま貼り付けました。

そして早速、問題演習開始。このソフトでは過去の解答履歴に基づいて、間違えた問題は繰り返し、正解した問題は時間をおいて再度出題してくれます。また全てにおいて正確という訳ではないのですが、音声読み上げ機能も付いているので、記憶を補助してくれます。

私はこれを毎日20~30分繰り返すことで、かなりの単語を覚えることができました。その結果、本番のテストでは800点中540点! いや540点なんて大したことないと思われるかもしれませんが、これでもなかなかのものなのです。

大量の単語を短期間に覚えなければならない!という方は、ぜひお試しください。


Freerice − 英単語の問題に答えて、お米を寄付できる学習サイト

Freericeというウェブサービスを知っていますか?

このサイトでは、学習者向けに英単語の意味を選ぶ4択問題を出題してくれます。

それだけならよくある学習サイトですが、このサイトのおもしろいところは、1問正解するごとに世界食糧計画(WFP)を通して発展途上国の人々へ米10粒が寄付されるというその仕組み。複数のスポンサーがこのサイトに出資しており、必要な寄付米をまかなってくれているのだそうです。

1問10粒なら、100問で1,000粒。世界中にユーザーがいることを考えれば、なかなかのものではないでしょうか。

つまりFreericeは学びながら、そして楽しみながら、寄付ができてしまうという素晴らしいサービスなのです。

Freerice

Level 1[expensive]の意味を選ぶ問題。

 

Freerice2

正解するごとにお米がたまっていきます。

 

レベルは60段階に分かれており、レベル1はかなりやさしいですが、60となるとチンプンカンプン。それもそのはず、これは英単語といっても、英語ネイティブを想定した英単語テストなので、ノンネイティブにはかなり難易度の高い語彙が多いのです。

しかし(特に低レベルのものは)十分にノンネイティブの英語学習に役立つレベルですので、ぜひ試してみてください。

レベル1からスタートすると一定の問題数を正解すれば自動的に上のレベルに上がります。またいきなりレベル60からスタートすることもできますが、その場合は不正解の度にどんどんレベルが下がって行きます。

つまり自分のレベルに合わせてソフトが難易度を自動調整してくれるため、自分に合った難易度で学習をすすめることができます。

また英単語以外に、英語以外の外国語や美術・文学・算数・化学・地理などのテーマを選択することもできます。

Freericeはブラウザベースのサービスなので、何かの空き時間にちょっとやってみるという使い方に向いているかもしれません。

なお画面の上の方に「Ranking」という項目があったのでクリックしてみると、トップの人はなんと約48,000,000粒(!)も寄付しているようです。1問正解するごとに10粒なので、4,800,000問も正解したのでしょうか? いやはや、すごいですね。


cialis viagra online accutane