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英語

zoanthropy

photo credit: Frits Ahlefeldt-Laurvig, Hiking.org Any news from the jungle? via photopin (license)

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カフカの「変身」は次のような一節で始まります。

ある朝、グレーゴル・ザムザがなにか気がかりな夢から目をさますと、自分が寝床の中で一匹の巨大な虫に変わっているのを発見した。

フランツ・カフカ『変身』高橋義孝訳(新潮文庫)より

もしもこんな風にあなたが何かの動物に生まれ変わることができるとしたら、いったいどんな動物を選びますか?

コアラになって、ユーカリの木の上でのんびりするのもよし、

シロクマになって、北極の氷の上でのんびりするのもよし、

なぜか牧歌的な絵ばかりが浮かんでしまうのですが、もちろんコアラやシロクマにも彼らなりの悩みや苦労はあるのでしょう。

しかしある朝、目が覚めてグレゴール・ザムザのように本当に自分の姿がコアラやシロクマに変わってしまっていることに気が付いたなら、あなたは zoanthropy に罹患しているのかもしれません。

zoanthropy

NOUN

rare [mass noun] A form of madness involving the delusion of being an animal, with correspondingly altered behaviour.

Oxford Dictionaries

zoanthropy は「獣化妄想」を意味する英単語。

精神障害の一種で、自分のことを動物だと思ってしまう妄想なのだそう。

まさに事実は小説より奇なり。人間をやめてしまった先にはいったいどのような世界が広がっているのでしょう? 小手先の想像力など及ばない圧倒的な狂気の世界がそこにあるのかもしれません。

 

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post-truth − Oxford Dictionaries Word of the Year 2016

photo credit: NASA's Marshall Space Flight Center Fiery South Atlantic Sunset via photopin (license)

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Oxford Dictionaries では毎年その年に注目を集めた英単語を Word of the Year として選出しています。

2016年の Word of the Year に選ばれたのは post-truth でした。

Word of the Year 2016 − Oxford Dictionaries

post-truth(ポスト真実)というのはいったいどのような意味なのでしょう?

辞書の定義は次のようになっています。

post-truth

ADJECTIVE

Relating to or denoting circumstances in which objective facts are less influential in shaping public opinion than appeals to emotion and personal belief:

‘in this era of post-truth politics, it’s easy to cherry-pick data and come to whatever conclusion you desire’

‘some commentators have observed that we are living in a post-truth age’

Oxford Dictionaries

語義をそのまま訳せば「客観的な事実が、感情へのアピールや個人的な信念ほど世論形成に影響を与えない状況」ということになるでしょうか。

2016年を象徴する出来事と言えば、6月の Brexit そして11月のアメリカ大統領選挙。

その両者の底流にあるものを怖いくらいにぴたりと捉えた、イメージ喚起力のあることばだと思います。

それにしても post-truth という単語が一つあるだけで、私たちは知らぬ間に post-truth の時代を生きているのかもしれないと想像することができるのですから、ことばというものが秘めているその可能性の大きさに驚かずにはいられません。


nought と naught の違いとは?

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まずは次の例文を見てみましょう。

A million is written with six noughts.

All our efforts have come to nought (= have not been successful).

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

ここからわかるように nought という単語には「数字のゼロ」「何もない」という二つの意味があります。

nought

  1. [countable, uncountable] (British English) (also zero North American English, British English) the figure 0
  2. (also naught) [uncountable] (literary) used in particular phrases to mean ‘nothing’

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

ただややこしいことに、英語にはこの nought と一文字違いの naught という単語も存在します。

イギリス英語においては nought = zero、naught = nothing というのが標準的な使い分け。

nought naught
zero ×
nothing

 

一方、アメリカ英語においては、そんな細かいことを言わずにどちらをどちらの意味に使ってもいいじゃないかというおおらかなルールになっているようです。(ただし綴りとしては naught の方が好まれるとのこと。)

イギリス英語の知識が必要な人は、nought は綴りの中に0が入っているから「ゼロ」と覚えておけば間違いないと思います。

 
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最高の英単語

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言語や語学好きの人と話をしていると、まれに「好きな英単語は何?」という話題になることがあります。

はい、まあずいぶんとマニアックな話題ではあるのですが、、、

そんなときに挙げたくなるのが、いわゆる最高の英単語。

bestest

ADJECTIVE

informal (in children’s use) the very best:

‘you’re the bestest friend I’ve ever had’

Oxford Dictionaries

best の最上級 bestest です。

もちろん規範的な立場から語れば、「best はそもそも good / well の最上級なのだから、best の最上級などというのはあり得ない!」ということになります。

ただ考えてみれば、ことばの「あるなし」というのは時や場所や使う人によって異なるあいまいなもの。

何よりもこうして辞書にのっているのですから、一つの立派な英単語として認めてあげてもよいのではないでしょうか。


テレビ・ラジオの冠詞問題について

photo credit: kasiQ radio via photopin (license)

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この前「Radio Suomipop」というインターネットラジオを聞いていたときに、ふと思い出したのがテレビ・ラジオの冠詞問題。例えば、

watch TV
listen to the radio

と言うとき、TV には冠詞が付かないのに、radio には定冠詞の the が付きます。

TV については、テレビの受信機という「もの」を指すときには TV にも冠詞を付ける。一方、テレビ放送という「中身」を指すときには冠詞を付けないというのが一般的な説明でしょうか。

つまり watch TV と言うときには、テレビの受信機ではなくテレビ放送を見ているので無冠詞になるのだということ。

この説明には一定の説得力がありますが、「それではなぜ radio には the を付けるのか?」と聞かれたときには返答に困ってしまいます。

ただ改めて考えて見ると、私たちはテレビを見ているときと比べて、ラジオを聞いているときにはあの小さい箱(モノとしてのラジオ)を多少なりとも意識しているようにも思うのです。

だとすれば、モノとしての手触りのないインターネットラジオについては無冠詞の listen to internet radio という表現が主流になっているのではないか?と思い、少し調べてみたのですが、実際には冠詞のある listen to the internet radio という表現の方が主流のようでした。

言葉というのはそう簡単に変わらないということなのか、そもそも上記の仮説が間違っているのか。いずれにしても一筋縄では行かない英語表現の世界です。


One of the most difficult words to translate − from TED-Ed

photo credit: David Kutschke Sunset over Piran via photopin (license)

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日本語の代名詞は実に多様ですが、例えば二人称の「あなた」や「おまえ」や「きみ」は英語に訳せば、すべて you になってしまいます。

そんな英語の代名詞 you を他の言語に訳すときの難しさを、英語話者の立場から紹介している動画「One of the most difficult words to translate」が TED-Ed にアップされていました。

現代英語の二人称に単数と複数の区別はありませんが、例えばフランス語やロシア語やフィンランド語の二人称には単数と複数の区別があります。

そして複数形を一人の人に対する敬称として使うこともできます。

単数 複数
(敬称)
フランス語 tu vous
ロシア語 ты вы
フィンランド語 sinä Te

 

また動画によると、スロヴェニア語には2人限定の二人称代名詞があるのだそう。

つまりスロヴェニア語というのは「単数・双数・複数」の区別がある言語なんですね。

ということは、英語をスロヴェニア語に翻訳するときには、you が出てくるたびに相手が一人なのか二人なのか三人以上なのかを判断しなければならないということ。

英語をスロヴェニア語に翻訳するのは、普通に考えればスロヴェニア語のネイティブスピーカーでしょうが、彼らは英文を読めばパッと人数のビジュアルが頭に浮かぶものなのでしょうか? 何だか気になります。


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