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英語

How old is a ‘tween’?

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teenager

a person who is between 13 and 19 years old

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

英語でティーンエイジャー(teenager)と言えば、13〜19歳の若者のこと。

これは英語で[-teen]という語尾を持つ数字が13〜19であることに由来します。

11 eleven
12 twelve
13 thirteen
14 fourteen
15 fifteen
16 sixteen
17 seventeen
18 eighteen
19 nineteen
20 twenty

 

それでは13歳より若い人はみな child なのでしょうか?

そうとも言えますが、英語にはその間を埋める単語も存在します。

child → ○○ → teenager

その単語がこちら。

tween

a child between the ages of about 10 and 12

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

10〜12歳というと、日本では小学校の後半に当たる年齢。

マーケティングの世界では、child と teen の間の年齢層を指す用語として使われます。

Tweens as a marketing demographic are defined as in-between being a child and a teen.

Wikipedia「Tween」より

この tween はその綴りから推測できるとおり「間」を意味する between から派生した単語。

現在の用法が広まるきっかけになったのは、J・R・R・トールキンの『指輪物語』で、そこでは20〜33歳のホビットを表す単語として使われました。

人間より長い寿命を持つホビットは33歳で成人し、120歳まで生きるのだそう。

私たちはホビットほど長く生きられないかもしれませんが、20〜33歳が何かと何かの「間」であるというのは、案外現代日本の肌感覚に合っているような気もします。

beget − 連鎖するもの

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「ランダムハウス英和大辞典」の bear の項にこんな記述があります。

bear[bέər]

(1)〈女性・雌が〉〈子を〉産む.

◆男性が子をもうける場合は beget

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

(1)の意味はよいとして、気になったのはその次の部分。

男性が子をもうけるという意味の beget という動詞があるんですね。

この単語は初めて見ました。さっそくそちらも調べてみましょう。

beget[biɡét]

1 〈通例、父親、時に両親が〉〈子を〉もうける

2 (文語)生じさせる;(結果として)招く

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

日本語でも、子どもを「産む」ことができるのは女性だけですが、子どもを「もうける」ことは男女両方ともに可能です。

そういった意味で「もうける」というのは beget の上手い訳語なのでしょう。

また beget には、子ども以外のものを「生じさせる」という意味もあり、’X begets X’ という反復の形で使われることが多いようです。

a belief that power begets power(力が力を生むという信念)

Money begets money.(金は金を生む。)

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

A lie begets a lie.(うそはうそを生む。)

Cruelty begets cruelty.(残忍は残忍を生む。)

Disease begets disease.(病が病を生じさせる。)

「英和活用大辞典」

Violence begets violence.(暴力が暴力を生む。)

「ウィズダム英和辞典 第3版」

暴力の連鎖というのは、今の世界において断ち切ることが最も難しいものの一つでしょう。

それにしても beget の例文を調べていると、このように悪い意味の例文ばかりが出てきます。

一つくらい良い意味の例文はないのかな?と思い、あちこち探していたら一つだけ見つかりました。

Enthusiasm begets enthusiasm.(熱意は熱意を生むものだ。)

「英辞郎」

確かに熱意を持って何事かに取り組んでいる人を見ると、自分もやってやろうという気持ちになりますよね。

願わくば、こんな風に周囲の人にプラスの影響を与えられる存在でありたいものです。

ex

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大西泰斗さんの『一億人の英文法』をめくっていたら、こんな例文が出ていました。

I had an interesting conversation with my ex last night.

(昨夜、元カノと面白い会話をしたよ)

シンプルな一文の中に深遠な世界が広がっています。この二人はいったいどんな会話をしたのでしょう?

。。。

いや、今回取り上げたいのはそこではなく、文中にある ex という単語。

ex

a person’s former wife, husband or other partner

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

ex 二文字だけでこのような意味になるんですね。

OALD の語義には、元カノ(ex-girlfriend)、元カレ(ex-boyfriend)は明示されていませんが、other partner の中に含まれているのでしょう。

ちなみに「英辞郎」でこの ex を調べてみたら、次のような例文がのっていました。

Regarding the e-mails from your ex… You didn’t have to hide it from me. You never told me about him.

元彼からのメールのことだけどさあ… 別に隠すことなかったじゃないか。君、この人について全然僕に話さなかったよね。

“I saw you dating with your ex. What the hell is going on?” “I never did that! Not even once!”

「あなたが元彼女とデートしてるの見たわよ。一体何なの?」「そんなこと決してしていない!一度だってしてないよ!」◆浮気

冒頭の明るい例文とは対照的な修羅場(?)が表現されています。

同じ単語を使っても、そこからどんな文を組み立てるのかは人それぞれ。

みなさんだったら、この ex という単語から、どのような文を連想するでしょうか?

 

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ネコと王様

photo credit: Picture Zealot via photopin cc

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飛田茂雄さんの『探検する英和辞典』を読んでいたら、cat の項目に面白い表現がのっていました。

A cat may[can]look at a king.

ネコは(恐れ入る気配などまるでなく)平気で王様を見ることができる

『探検する英和辞典』より

解説によると、これで「あんたには負けないよ、こっちにも意地ってものがある」という意味になるのだそう。

ここでの cat は身分の高くない人の象徴。

身分にかかわらず、生きとし生けるものはみな平等であるという信条を表しています。

数ある動物の中からなぜネコが選ばれたのかはわかりませんが、権力と対峙する一匹狼、もとい一匹猫の心意気を感じることができる表現ですね。

また『探検する英和辞典』によると、この表現には次のようなバリエーションもあるのだとか。

A cat can laugh at a king.

A cat may shake hands with a king.

『探検する英和辞典』より

王様の方も、ネコに見られるだけでなく、笑われたり、握手を求められたり(?)とずいぶん振り回されています。

何だか王様に同情を感じてしまうのは私だけでしょうか?

 

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Where is ‘raccoon’ from?

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ビートルズの『ホワイト・アルバム』の中に、ポール・マッカートニー作の「Rocky Raccoon」という曲があります。

曲の出だしはこんな感じ。

Now somewhere in the black mountain hills of Dakota
There lived a young boy named Rocky Raccoon

ダコタの山中に住んでいる Rocky Raccoon 少年。名字の raccoon というのは「アライグマ」の意味。

raccoon

  1. アライグマ(北・中米、西インド諸島などに生息)
  2. アライグマの毛皮

『ウィズダム英和辞典 第3版』

おもしろい綴りの単語だなあと思って調べてみると、これはアメリカ先住民の言語から入ってきた言葉のよう。

From arocoun (1608), from Powhatan ärähkun, from ärähkuněm (“he scratches with his hands”).

「Wiktionary」

Powhatan(ポウハタン)というのは、インディアンの一部族の名前であり、その部族が話していた言語の名前でもあります。

このポウハタン語から英語に入った語彙は比較的多く、例えば persimmon(柿)などもポウハタン語に由来する単語なのだとか。

このポウハタン語の使い手であったポウハタン族は現在でもアメリカのバージニア州に残っているものの、残念ながらポウハタン語自体はもう使われていないよう。

今では raccoon のような借用語の中にだけ、ひっそりとその姿をとどめています。

Bob’s your uncle ってどんな意味?

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英語のイディオムには時々突拍子もない表現がありますが、その中でもおもしろいと思うのがこちら。

You want to go to the stadium? Go straight on until you reach the park, take the first left and Bob’s your uncle!

(スタジアムへ行きたいのかい? それならまっすぐ行って、公園に突き当たったら、左に曲がれば Bob’s your uncle さ!)

「Wiktonary」より

Bob とはいったい誰のことでしょう??

Wiktionary の定義を見てみましょう。

Bob’s your uncle

(UK, Canada, idiomatic) “No problem”, “the solution is simple”, “there you have it”, you have what you want, all will be well; indicates a desirable conclusion has been reached.

「Wiktionary」

Bob’s your uncle は「大丈夫/問題ない」の意味。

このフレーズの起源については諸説あるようですが、広く知られているのは1887年にイギリスの首相ロバート・ガスコイン=セシルが甥のアーサー・バルフォアに大臣の地位を譲ったことに由来するというもの。

A common explanation is that the phrase dates to 1887, when British Prime Minister Robert Cecil, Lord Salisbury decided to appoint his nephew Arthur Balfour to the prestigious and sensitive job of Chief Secretary for Ireland.

Wikipedia「Bob’s your uncle」より

つまり世襲に対する皮肉というか、「きみにはあの Bob おじさんが付いているんだから大丈夫」というニュアンスなのでしょう。

しかしこの説の信憑性はかなり怪しいよう。

個人的にも、これはちょっと出来すぎた説明のように聞こえます。

この手のフレーズというのは、例えば子どもの言葉遊びのような、もっとささいなきっかけから始まったのではないかと想像するのですが、果たしてどうでしょう?

そんなあれこれを考えるのは楽しいですが、真相はもちろん藪の中。

イディオムというのは、いったいどんなきっかけから生まれるのか?というのは考えてみると興味深いテーマです。

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