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英語

「悲しみ」を意味する grief と sorrow の違いとは?

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Grief makes one hour ten.(悲しみは1時間を10時間にする。)

− William Shakespeare, King Richard II

『世界文学の名言』(IBCパブリッシング)より

When sorrows come, they come not single spies, But in battalions!(悲しみがやってくるときは、斥候ひとりでは来ず、大挙してやってくる!)

− William Shakespeare, Hamlet, Prince of Denmark

『世界文学の名言』(IBCパブリッシング)より

「悲しみ」を表わす一般的な英単語は sadness。

それよりも深い「悲しみ」を表わす単語に grief と sorrow があります。

その本質的な違いとは何でしょう?

sorrow

1. a feeling of great sadness because sth very bad has happened

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

grief

1. a feeling of great sadness, especially when sb dies

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

さまざまな喪失感を表す sorrow に対して、grief の方は人の死を暗示します。

どちらも日本語にすると同じ「悲しみ」になってしまいますが、それぞれの単語が喚起する感情は微妙に異なるもの。

個人的には grief には立ち上がれないような痛みを感じるのに対して、sorrow の方には人生の底流を成すような悲哀を感じます。

せっかく存在する二つの単語、上手に使い分けられるようになりたいですね。

「パーカー」は英語で何と言う?

photo credit: 0_chris via photopin cc

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parka

a long warm jacket with a hood(= a part to cover your head)

『Macmillan Dictionary』

英語には anorak, igloo, kayak などエスキモー語に由来する単語がいくつか存在します。実は parka もその中の一つ。

「パーカー」と言うと、日本ではフード付きのスウェット(首元にひもあり+ポケットあり)を指すのが一般的。しかし英語圏では少々事情が異なるようです。

百聞は一見に如かずということで、Google画像検索で見てみましょう。

parka(←クリック)

日本のパーカーよりは、ウインドブレーカー(?)に近い印象ですね。

それでは日本でパーカーと呼んでいるようなフード付きのスウェットはいったい何と言うのでしょう?

hoodie

a piece of clothing with a hood that you wear on the top part of your body, usually made of thick cotton…

『Macmillan Dictionary』

hoodie というのは、あまり馴染みのない単語。

こちらもGoogle画像検索で見てみましょう。

hoodie(←クリック)

こちらはたしかに日本のパーカーに近い印象ですね。

ところで上記の hoodie の語義の続きにはこんな記述もありました。

Some people think that young men wear hoodies because they are trying to hide their face when they carry out criminal activities.

(若者が hoodies を着るのは、犯罪行為の際に顔を隠そうとするためだと考える人もいる。)

なるほど。英語圏ではこんなマイナスイメージもあるんですね。

たしかにそう言われてみると、映画などに出てくる若い犯罪者は hoodies を着ているようなイメージもあります。

一種のステレオタイプのような気もしますが、実際のところは果たしてどうなのでしょうか?

半分の英単語[semi-]

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英語で「半円」は semicircle(セミサークル)。

semicircle の[semi-]は「半分」を意味する接頭辞。

今回はこの[semi-]を使った単語を集めてみました。

semiautomatic 半自動式の(小銃)
semicircle 半円
semiconductor 半導体
semiconscious 半ば意識的な
semidarkness うす暗がり
semifinal 準決勝
semiprofessional 半ば職業的な、セミプロの
semitropic, semitropical 亜熱帯の

*『ウィズダム英和辞典 第3版』より

semidarkness(うす暗がり)など、日本語では特に「半分」を意識しない表現にも[semi-]が使われているのはおもしろいですね。

また[semi-]以外にも「半分」を意味するこんな接頭辞があります。

[hemi-] hemisphere 半球
[demi-] demigod 半神

 

「半円」は semicircle なのに、「半球」は hemisphere というのは何だか不思議な感じ。

この違いは起源の違いに基づくもので、もともと[semi-]はラテン語起源、[hemi-]はギリシア語起源の接頭辞。

そして[demi-]もラテン語起源の接頭辞であり、現代フランス語でも使われます。

例えば、デミタスコーヒーのデミタス(demitasse)は「小さなカップ」の意味、デミグラスソースのデミグラス(demi-glace)は「半分煮詰める」の意味なのだとか。

以上、今回は「半分」の英単語をまとめてみました。

さまざまな接頭辞が雑多に使われているのは、いかにも英語らしいという感じがします。

forty winks(40回のまばたき)

winter girl high-key

まずはクイズを一問。

次の文はどんな意味でしょう?

I had 40 winks this afternoon.

「40回のまばたき」とは?

??

??

正解はこちら。

I had 40 winks this afternoon.(午後にひと眠りしました。)

forty winks(40回のまばたき)というのは「短い時間眠る」という意味の英語のイディオム。

ちなみに人のまばたきの回数は、1分間に平均15〜20回なのだそうです。

ということは「40回のまばたき」にかかる時間はせいぜい2〜3分程度。昼寝に十分な時間とはとても言えません。。。(そもそもまばたきしながら眠れるんですか?という突っ込みはナシで。)

それにしてもなぜ30回や50回ではなく40回なのでしょう?

これについて少し調べてみたものの、はっきりした答えはわからないまま。

ただもしかしたら関係があるかもしれないと思ったのが、同じ wink を使った次の表現。

I could not sleep a wink last night.(昨晩は一睡もできませんでした。)

まったく眠れなかったことを「まばたきすらできない」という比喩で伝えているんですね。

ここから類推するに、1回もまばたきができなかったときのことを考えれば、40回もまばたきができたのなら十分に眠っているだろうと。。。

しかしなぜ40回なのかはわからずじまい。

他の言語に似たような表現はあるのでしょうか?

なぜか気になってしまう英語表現の一つです。

イギリス国歌「God Save the Queen」の save に三単現の[-s]が付かないのはなぜか?

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イギリスの国歌と言えば「God Save the Queen(神よ女王陛下を守り給え)」。

この「God Save the Queen」は、なぜ「God Saves the Queen」ではないのか?というのが今回のテーマ。

たしかに God が主語ならば、三単現の[-s]が付いていないのはおかしいような気もします。

この問題、文法的には二つの面から説明できるようです。

 

1)仮定法

一つ目の説明は「God Save the Queen」という文は直接法ではなく仮定法であるというもの。

直接法=あることを事実として述べる

仮定法=あることを仮定のこととして述べる

『ロイヤル英文法』より

つまりここでは「神が女王を守ってくれる(直接法)」ではなく「神が女王を守ってくれたら(仮定法)」と言っているのだと。

三単現の[-s]というのは、実は仮定法ではなく直接法であることも示しています。

つまり、より正確には三単現直の[-s]と言うべきなんですね。

 

2)May の省略

二つ目の説明は「God Save the Queen」という文は文頭の助動詞 May が省略された形であるというもの。

助動詞 may にはいわゆる祈願の may と呼ばれる用法があります。

May you both have long and happy lives!(あなたたち2人が長く幸せに暮らしますように)

『ウィズダム英和辞典 第3版』

助動詞の後に来るのは動詞の原形なので、save に[-s]が付かないのも納得。

 

以上、今回は「God Save the Queen」の save に三単現の[-s]が付いていない文法的な理由を挙げてみました。

なおセックス・ピストルズ(Sex Pistols)の「God Save the Queen」の歌詞には、We love our Queen, God saves という一節があります。

こちらは[-s]が付いているので「守ってくれる」という意味の直接法になっています。

How many times a week do you eat curry soup?

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最近はまっているものといえばスープカレー。

暑くてあまり食欲がないときでもカレーなら問題なし。カレーのスパイスは熱中症や夏バテの予防にもなるそうです。

さて今日の問題は「あなたは週に何回スープカレーを食べるのか?」ということ。

「食べません」

などと言わず、下線部に当てはまる単語を考えてみてください。(それぞれ単語一語で)

  • How many times a week do you eat curry soup?(あなたは週に何回スープカレーを食べますか?)
  • I eat curry soup                 a week.(私は週に1回スープカレーを食べます。)
  • I eat curry soup                 a week.(私は週に2回スープカレーを食べます。)
  • I eat curry soup                 a week.(私は週に3回スープカレーを食べます。)

??

??

正解はこちら。

  • I eat curry soup  once  a week.(私は週に1回スープカレーを食べます。)
  • I eat curry soup  twice  a week.(私は週に2回スープカレーを食べます。)
  • I eat curry soup  thrice  a week.(私は週に3回スープカレーを食べます。)

once, twice はよいとして thrice とは??

現代の英語では「3回」と言いたいときには three times を使います。

しかし古い英語には once, twice と韻を踏む thrice という単語が存在しました。

thrice

adv.(old use or formal)three times

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

*「4回」を一語で表わす単語は存在せず、four times を用います。

この thrice という単語、めったに見ることはありませんが、死語というほどでもありません。普通の学習英和辞典にも見出し語として収録されています。

気になるのは once, twice は今でも使われているのに、thrice はなぜ使われなくなってしまったのかということ。

スープカレーもほどほどにということなのか? あるいは他の理由があるのか?

そんなことが気になってしまう thrice という単語の紹介でした。

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