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英語

Young or Old?

ある日、フィンランド語の基本文を復習していると、こんな表現が出てきました。

Kuinka vanha sinä olet?(あなたは何歳ですか?)
*kuinka(どのくらい)、vanha(古い)、sinä(あなたは)

フィンランド語では「あなたはどのくらい古いですか」という言い方で相手の年齢を尋ねます。

年齢を尋ねること自体の是非はさておき、直訳してしまうと何だか不躾な言い方ですね。

しかし改めて考えてみると、英語でも全く同じ言い方をすることに気付きました。

How old are you?

おそらく、英語のネイティブスピーカーがこのフレーズを口にするとき、「old=古い、老いている」と意識している訳ではないでしょう。

私たちが「〜歳」と言うときのように、中立的な表現なのだと思います。

しかし例えば、すごく元気なお年寄りに出会ったとき、こんな風に聞いてみたらどうでしょう?

How young are you?

もしかしたら、こんな風に答えてくれるかもしれません。

I’m 90 year young!

言葉はいきものなので、時には少し規範文法から外れて遊んでみるのもありだと思います。もしかしたら怒られてしまうかもしれませんが。

そして最後によく知られたことわざをちょっと改造。

You’re never too young to learn.

こちらの方が前向きな感じがしませんか?


Google 翻訳の今と未来 − from Google I/O 2013

今月15日から17日の3日間、米サンフランシスコで Google の開発者向け会議「Google I/O 2013」が開催されました。

そこでは話題の Google Glass や Android についてのセッションに混じって、Google Translate(Google 翻訳)についてのセッションも行われたようです。

このセッションでは、Google 翻訳の開発に7年間携わってきたチームリーダーの Josh Estelle 氏が Google 翻訳の今と未来を様々な視点から語っています。

CNET でその時の模様が詳しくレポートされていますので、一部を紹介してみましょう。

Google Translate provides a billion translations a day for 200 million users,

(Google 翻訳は1日あたり、2億人のユーザーに10億回の翻訳を提供している。)

1日10億回とはとんでもない数字です。このトラフィックの大半は、英語を含む翻訳だと推察されますが、徐々に他の言語への広がりも出てきているようです。

92 percent of the usage is from people outside the United States. The Internet is famously English-centric, but it’s expanding gradually to other languages, helped in part by technological change such as right-to-left text support in browsers, and Web addresses that can be written in non-Roman alphabets.

(利用数の92%はアメリカ合衆国以外の人々である。インターネットは知られているように英語中心の世界ではあるが、徐々に他の言語にも広がりつつある。このことはブラウザ上で右から左へのテキスト入力をサポートしたり、ウェブアドレスをローマ字以外のアルファベットで表記したり、といった技術革新によっても支えられている。)

Google 翻訳は、右から左へ書くアラビア語や、漢字を擁する中国語や日本語にももちろん対応しています。

何気なく使ってはいるものの、このあたりはヨーロッパ系言語とは全く異なる技術を必要としているのかもしれません。

The service now works in 71 languages; the last five added are Bosnian, Cebuano, Hmong, Javanese, and Marathi,

(このサービスは、今や71の言語で利用できる。最近付け足された5つの言語は、ボスニア語、セブ語、ミャオ語、ジャワ語、マラーティー語である。)

ミャオ語? 全然聞いたことのない言葉の名前が出てきました。

Google 翻訳は、Web上のテキストをデータベースとしてシステムを構築するため、マイナーな言語であれば、それだけシステムを構築するためのハードルは上がります。

そんな中、これだけ広範な言語をカバーしているというのは、驚くべきことではないでしょうか。

またこの71の言語というのは、単に英語と紐付けされているだけでなく、あらゆる組み合わせで利用することができます。

私が最もよく利用しているのは、英語圏の人にとっては全く縁のなさそうな「日本語←→フィンランド語」という組み合わせなので、このテクノロジーにはずいぶん助けられているということになります。

またプレゼンターの Estelle 氏は Google Translate が目指す未来として、次の4つを挙げています。

 

More languages(より多くの言語)

これは楽しみ。エストニア語やアイスランド語はもうサポートされていますが、サーミ語はまだのようです。いつの日か?

 

Better quality(よりよい品質)

これは最も大切な要素でしょう。しかし完璧な機械翻訳が生まれたら何だか怖い気がするのは、私だけでしょうか?

 

Ubiquity(どこでも使えるように)

Google 翻訳には、すでに Android や iPhone のアプリも存在しています。機会があれば、そのうちレビューをしてみたいと思います。

 

Real-time communication(同時性のコミュニケーション)

例えば、Skype などで、AさんとBさんがそれぞれ違う言語で話をし、機械同時通訳の助けを借りながらコミュニケーションをするというような未来は来るのでしょうか?

そのような技術があれば、語学への応用もできそうです。

というより、このテクノロジーは語学の必要ない未来を目指しているのかもしれません。

そう考えるとやや複雑な気持ちになります。

 

なおこのセッションに興味のある方は、こちらから動画を見ることができます。(英語字幕あり)

機械翻訳の歴史や、Google 翻訳の方程式(?)にも触れた、大変興味深い内容になっていました。

私個人は最新のテクノロジーを追うタイプの人間ではないのですが、この分野だけはこの先どこまで進化することができるのか、なるべく先の方まで見届けたいと思っています。


最も長い英単語

Portrait of Francis Bacon, by Frans Pourbus

紙媒体では世界最大の英語辞典「オックスフォード英語辞典」には、約600,000語の見出し語が収録されているそうです。

実際の英単語の数は、それよりもはるかに多いでしょう。こうしている間にも日々新しい単語は生まれています。

それでは数ある英単語の中で、最も長い単語は何でしょうか?

interesting? internationalization? いやいやもっと長い単語は存在します。

 

Honorificabilitudinitatibus(27文字)

これはシェークスピアの戯曲の中で最も長い単語だそうです。

Love’s Labour’s Lost(恋の骨折り損)という作品に登場します。

意味は Wiktionary によると、the state of being able to achieve honors(名誉を勝ち取ることができる状態)。

この単語は文字を並び替えると、こんなラテン語のアナグラムを作ることができます。

hi ludi, F. Baconis nati, tuiti orbi(これらの戯曲はF・ベーコンの作りて世に残すものなり。)

そのため、シェークスピアの作品は実は同時代の哲学者フランシス・ベーコンによって書かれたという「シェークスピア=ベーコン説」の根拠になっているのだとか。おもしろいですね。

 

Supercalifragilisticexpialidocious(34文字)

1964年の映画『メリー・ポピンズ』の中で歌われる楽曲の名前です。

カタカナ表記をすれば「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」。

Wiktionary に発音のサウンドファイルがアップされていました。

こちらは「英辞郎」から意味を引いてみましょう。

素晴らしい、信じられない ◆称賛の表現。子どもが英語で一番長い語として使う。

ということで、子どもにとって最も長い単語として認定しておきましょう。

 

Pneumonoultramicroscopicsilicovolcanoconiosis(45文字)

これは辞書に登場する最も長い単語だそうです。

日本の英和辞書にも普通に掲載されています。

サウンドファイルはこちら。

こちらも「英辞郎」から意味を引いてみましょう。語源にも触れていて、非常にわかりやすい説明になっています。

塵肺症◆【語源】pneumono(肺)+ ultra(超)+ micro(微細な)+ scopic(見る)+ silico(石英)+ volcano(火山)+ coni(ほこり)+ osis(病気の状態)

 

Lopado­­temacho­­selacho­­galeo­­kranio­­leipsano­­drim­­hypo­­trimmato­­silphio­­parao­­melito­­katakechy­­meno­­kichl­­epi­­kossypho­­phatto­­perister­­alektryon­­opte­­kephallio­­kigklo­­peleio­­lagoio­­siraio­­baphe­­tragano­­pterygon(183文字)

古代ギリシア・アテナイの喜劇作家アリストパネスの戯曲『女の議会』に登場する料理の名前です。

文学作品に登場した最も長い単語ということで紹介しました。

この料理は、日本語版 Wikipedia の項目にもなっています。

ありとあらゆる種類の食材を含んだ料理 – Wikipedia

いったいどんな料理なのか? 気になる人はチェックしてみてください。料理の具材も紹介されています。

 

Methionylthreonylthreonylglutaminylargin­yl…isoleucine(189,819文字!)

いきなり文字数が爆発しました。当然、全文(全語)はのせられません。

これは Titin というタンパク質の化学名なのだそうです。

化学名というのはやや反則な気もしますが、これが今のところ、最も長い英単語として認定(?)されているようです。

しかし、ここまでの話をひっくり返すようですが、厳密な文法においては「最も長い単語」というのは存在しません。

なぜなら数詞や名前のように、意図すれば無限に長くできる単語が存在するためです。

しかしここでは、Methionylthreonylthreonylglutaminylargin­yl…isoleucine が最長!ということで認めてしまいましょう。

なおどうしても189,819文字全てを読みたい!という人はこちらからご覧ください。

また何と、この単語を3時間半かかって全て読み上げたという驚くべき動画がありました。

ぼーっと聞いていると、お経を聞いているような感じです。

動画をスキップして見るとわかるのですが、読んでいる間に、画面左手の花はどんどんしおれ、読み上げのお兄さんのひげがだいぶ伸びています。

この企画は思い付いたとしても、なかなか実行できる人はいないでしょう。素晴らしい実行力だと思います。。

 

以上、今回は最も長い英単語の話を紹介しました。目がチカチカすることを除けば、なかなか楽しい世界です。


数字を理解するための Google Chrome 拡張機能『Dictionary of Numbers』

Wikipedia の Finland のページを見ると、フィンランドの人口は 5.4 million と出ています。

この数字をどうとらえるかは人それぞれだと思いますが、例えば他の国や街の人口と比較することで何かが見えてくるかもしれません。

今回紹介する Google Chrome の拡張機能『Dictionary of Numbers』を導入すると、そのような比較が簡単にできてしまいます。

先ほどの例で言えば、Wikipedia の Finland のページで、5.4 million people の部分にマウスを合わせると、このような一覧がポップアップ表示されます。

するとフィンランドの人口は、スペインのバルセロナの人口と同じくらいなのか、とわかるという具合。

この他、検索窓に直接気になる数字を入力して、比較対象を表示するという使い方もできます。

具体的な使い方は、こちらの動画で詳しく紹介されていますので、ご覧になってみてください。

この拡張機能は、残念ながら今のところ日本語には対応していません。

しかし英語のサイトをよく閲覧する人にとっては、気軽に使える楽しい機能だと思います。

なお、先述の Wikipedia の Finland のページにはフィンランドのGDP(国内総生産)がのっていたので、そこにマウスを合わせてみると、こんな表示が。

私たちの日常では、NASA のスペースシャトル計画の予算と一国のGDPを比べてみるような視座はなかなか得られないので、そういう意味でもおもしろい拡張機能ではないでしょうか。

興味のある方は、こちらからダウンロードしてみてください。


ある英語辞書において最もよく調べられた単語とは?

さて、目の前に世界中で使われている一冊の学習英英辞書があるとします。

収録語数は約10万語としましょう。

その10万語の中には、世界中の英語学習者によって無数に意味を調べられた単語もあれば、残念ながらほとんど注目を集めることなくページの片隅にひっそりと眠っている単語もあることでしょう。

そういった単語を想像することはできたとしても、「この辞書で最もよく調べられた単語は何でしょう?」という問いに明確に答える術はありません。

しかし現代では、その問いに答える方法が一つあります。

それはオンライン辞書の検索履歴をデータベースとして残すこと。

Merriam-Webster Online では、「過去24時間」「過去7日間」「過去4か月」の3つのカテゴリーで、最もよく検索された単語を紹介しています。

ここでは、直近のニュースやトレンドに最も左右されていないと思われる「過去4か月」のトップ10を見てみましょう。

1 pragmatic 実用的な
2 disposition 気質、性質
3 didactic 教訓的な
4 opportunity 機会
5 paradigm 理論的枠組
6 holistic 全体論の
7 esoteric 難解な、深遠な
8 comradery 友情
9 integrity 正直さ、完全
10 ubiquitous 遍在する

 
栄えある一位は pragmatic でした。

こうして見ると、学術的な単語がずいぶん多いようです。このリストに特に意外性はないですし、ある意味調べたくなるような単語たちが並んでいます。

(しかしこの次の11位は、なぜか marriage なのですが。)

もちろんこれは一定の期間(この場合は4か月)に検索された単語のリストですので、時間とともにランキングも移り変わっていくのでしょう。

これとは逆に、最も検索されていない単語のリストがあったら、見てみたいような気もします。

せっかくデータベースに登録したのに、誰からも一度も検索されていないなどという単語があったら、ぜひ探し出してあげたいと思うのは私だけでしょうか。


死をめぐる表現 − Euphemisms for Death

フランスの美術家マルセル・デュシャンの墓碑銘には「死ぬのはいつも他人ばかり」と刻まれているそうです。

今を生きている人間にとって、死というのは基本的に他人事であり、自分自身の死について思いを馳せる機会は滅多にありません。

別の言い方をすれば死というのは一つのタブーであり、私たちの日常からは徹底的に隠蔽されています。

そのことは、逆に死についての言語表現を豊かにしてきました。

英語で「死ぬ」という動詞は die ですが、それ以外に pass away などの婉曲表現(euphemism)もよく用いられます。

また Concise Oxford Thesaurus で die の類義語を調べてみると、以下のような長いリストが掲載されていました。

  • pass on
  • lose one’s life
  • expire
  • breathe one’s last
  • meet one’s end
  • meet one’s death
  • lay down one’s life
  • perish
  • go the way of all fresh
  • go to one’s last resting place
  • go to meet one’s maker
  • cross the great divide
  • give up the ghost
  • kick the bucket
  • croak
  • buy it
  • turn up one’s toes
  • cash in one’s chips
  • shuffle off this mortal coil
  • snuff it
  • peg out
  • pop one’s clogs
  • bite the big one
  • buy the farm
  • decease
  • depart this life

フォーマルなものからインフォーマルなもの、直接的なものから婉曲的なもの、荘厳なものから不謹慎にも笑ってしまうものなど、様々なレンジの表現が並んでいます。

よく知られているところでは、kick the bucket でしょうか。

語源については、首つり自殺をする際にロープを首にかけ、足下のバケツを蹴りとばすところから来ているという説や、他にも諸説あるようです。

私のお気に入りは bite the big one で、無理に訳せば「でかいのを噛んじゃったよ!」みたいな感じでしょうか。これは北米のスラングですね。

同じく北米のスラングである buy the farm については、Wiktionary に語源がのっていました。

US slang, from the WWII era (first printed record in the US Air Force in the 1950’s). Similar expressions like buy the plot and buy the lot also existed, although buy the farm is the only one to have survived. Probably related to older British slang buy it, buy one or buy the packet, both seemingly ironic references to something that one does not want to buy. May come from the common reflection that once someone had finished his service he would go home and buy a farm to settle on.

第二次世界大戦の時代から使われている米国のスラング(最初の印刷記録は1950年代の米空軍記録)。buy the plot、buy the lot などの類似表現も存在したが、buy the farm がただ一つ生き残った表現である。おそらくイギリスの古いスラング buy it、buy one、buy the packet に関係しており、それらは「買いたくないもの(=死)」を買ったことへの皮肉な言及のようにも思える。また退役した軍人が、故郷へと帰り、そこで暮らすために農場を買ったという、ありふれた連想に由来しているのかもしれない。

Wiktionary「buy the farm」より <筆者一部意訳>

すなわち「戦死した」ことを、「退役した=故郷で農場を買った」という婉曲表現で伝えているのだと思います。こうして語源を見てみると、なかなか奥深いものがありますね。

たった一つの万国共通の現象について、これだけの表現を与える人間の想像力はすごいと改めて思います。


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