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その他の言語

Merkel-Raute

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ドイツ語の知識はほとんどないのですが、そんな中で知っている数少ない単語の一つが「菱形、斜方形」を意味する Raute(ラウテ)という単語。

Raute は英語の rhombus に当たる単語です。

Raute rhombus 菱形、斜方形

 

なお「菱形」を意味する英単語には diamond もありますが、こちらは鋭角が60度の斜方形を指すことが多いようです。

そのあたりの事情は以前のエントリーに書いたことがあります。

「平行四辺形」は英語で何と言う? − 四角形の名前

さてこの Raute という単語、一時期よくニュースなどで取り上げられていました。

ドイツの首相、アンゲラ・メルケルのハンドジェスチャーが Merkel-Raute と呼ばれ、ずいぶん話題になっていたからです。

聞いたことがないという人は Google 画像検索で Merkel-Raute と検索すると、手を菱形にしたメルケル首相のさまざまな写真を見ることができます。

もともと意識的にこの形を作っていた訳ではなく、手のやり場に困ったときに何となく手が菱形になってしまったのだそう。

こんなジェスチャーをする人には、それだけでうっかり好感を持ってしまいそうになります。

政治の本質とは関係のない話ですが、メルケル首相のように長く権力の座に留まる人というのはこういった無意識の愛嬌のようなものがあるのだろうなと思いました。


iPhone のエストニア語のキーボード

普段使っている iPhone の英語のキーボードは次のように文字が並んでいます。

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一方、フィンランド語のキーボードは次のように文字が並んでいます。

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上段右に[å]、中段右に[ö, ä]の文字が入っているのがわかるでしょうか。

英語と比べると3文字増えているので、キーボードの幅が少しだけ狭くなっています。

またフィンランド語と親戚関係にあるエストニア語のキーボードは次のように文字が並んでいます。

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一瞬、飾り付きの文字がない!と思うのですが、実は飾り文字はそれぞれの文字の中に隠されていました。

[u, o, a, s, z]の5つの文字をタップすると次のように飾り文字の選択肢が出てくる仕組みになっています。

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フィンランド語のように29文字程度なら一画面に文字を収めた方が効率的ですが、文字がさらに多くなるとこのような仕組みにした方が効率的なのだと思います。

他の言語のキーボードも見てみると、ヨーロッパの言語ではこの仕組みを採用している言語も多いということがわかりました。

英語のように一画面で完結できる言語は恵まれているということになるのでしょう。

キーボードから見えてくる言語事情というのもなかなか面白いものがあります。


タミル語の数字

photo credit: Daniel Kulinski One minute too late via photopin (license)

photo credit: Daniel Kulinski One minute too late via photopin (license)

アジアには、数字を表すための独自の文字を持っている言語が多くあります。

例えば、南インドのタミル語。

0〜9に対応するタミル文字は次のようになっています。

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9

 

細かいので、ちょっと拡大してみましょう。

௦ ௧ ௨ ௩ ௪ ௫ ௬ ௭ ௮ ௯

ゼロ以外は書き順を迷ってしまいそうな文字が並んでいます。

またタミル語にはもう少し大きい単位の数字も。

10
100
1000

 

こちらも少し拡大。

௰ ௱ ௲

数字なんて[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]を使えば簡単なのに。。。

[10, 100, 1000]なんて1と0を組み合わせて作れば簡単なのに。。。

そんな考えが一瞬頭をよぎったものの、改めて考えてみればこれは日本語の漢数字も同じこと。

それどころか私たちがタミル語の数字を見たときに感じる距離感を、日本語学習者は数字だけでなく、あらゆる文字(漢字)に対して感じているはずです。

そう考えると日本語に取り組む人というのは本当にすごい!と改めて思います。


ナンバーサインとシャープ

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次の2つの記号の違いは何でしょう?

#♯

よーく見ると、左の記号は縦棒が斜めで横棒がまっすぐ、右の記号は逆に縦棒がまっすぐで横棒が斜めになっています。

左の記号は「#205」のように番号を示すときに使うナンバーサイン(number sign)。

右の記号は半音上げる意味の音楽記号シャープ(sharp)。

今、パソコンからこの記事を読んでいる人は手元のキーボードを見てみてください。標準的なキーボードにおいて、数字の3と同じキーに割り当てられているのはシャープではなくナンバーサインの方。

そんなこともあり(音楽を仕事にする人でない限り)私たちが普段使っているのはナンバーサイン。ただ実際には、この2つの記号が混同されてしまうケースもあるようです。

例えば、昔の押しボタン式電話機やスマホの電話アプリのキーパッドの右下にあるのはナンバーサインのはずですが、音声案内などでは「シャープを押してください」と言われることがあります。

 

あのアナウンスを聞いたら「違う! これはシャープではなくナンバーサインだっ!!」と前のめりに訂正してもよいのですが、機械相手にそんなことをしてもむなしいので、心の中でそっと「これはナンバーサインだよ。。。」と呟いておくのがベストかと思います。


惑星記号の世界

photo credit: NASA on The Commons Neptune via photopin (license)

photo credit: NASA on The Commons Neptune via photopin (license)

ユニコードにはいわゆる通常の文字の他に、さまざまな記号が登録されています。

例えば、次のような記号。

☉ ☿ ♀ ♁ ☽ ☾ ♂ ♃ ♄ ⛢ ♆ ♇

これらは惑星記号と呼ばれるもの。

一つ一つの記号が太陽系の惑星(および太陽・月)を表しています。対応関係は次のとおり。

太陽
水星
金星
地球
☽☾
火星
木星
土星
天王星
海王星
冥王星

 

太陽(☉)・月(☽☾)のように図柄から星をイメージできるものもあれば、水星(☿)・天王星(⛢)のように図柄からはなかなかイメージできないものもあります。

また金星(♀)・火星(♂)はいわゆるメス・オスの記号と同じですが、これはもともと金星・火星の記号であったものを、スウェーデンの博物学者カール・フォン・リンネの発案によって、メス・オスの記号として使い始めたのだそう。つまり記号の歴史としては惑星記号の方が古いんですね。

木星(♃)・土星(♄)は何だかエキゾチックな趣のある記号ですが、それぞれ数字の4と5がもとになっているという説もあるようです。(地球を除くと太陽系で木星が4番目、土星が5番目の惑星であることから。)たしかによーく眺めてみると、数字の4と5のように見えるような、見えないような。

そんな楽しい惑星記号の世界。こんな風に、私たちの身の回りにあるもっと様々なものを記号として表すことができたら面白いのではないでしょうか。


とてもふしぎな三つの言葉

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沼野充義さんの『世界は文学でできている~対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義』という本を読みました。

その中で紹介されていたポーランドの詩人ヴィスワヴァ・シンボルスカ(Wisława Szymborska)の「とてもふしぎな三つの言葉」という詩がとても印象に残ったので紹介してみたいと思います。

TRZY SŁOWA NAJDZIWNIEJSZE

Kiedy wymawiam słowo Przyszłość,

Pierwsza sylaba odchodzi już do przeszłości.

Kiedy wymawiam słowo Cisza,

Niszczę ją.

Kiedy wymawiam słowo Nic,

Stwarzam coś, co nie mieści się w żadnym niebycie.

 

とてもふしぎな三つの言葉

「未来」と言おうとすると「み」はもう過去のものになっている

「静けさ」と言うと静けさをだいなしにしてしまう

「何もない」と 言うと何もない中に収まらない何かが生まれる

ポーランド語で「言葉」は słowo(スウォヴォ)。この詩の中に3回出てきます。

またタイトルになっている「三つの言葉」というのは przyszłość(future)、cisza(silence)、nic(nothing)の三つ。

この3語のアンサンブルが、独特の空気感を生み出しているように思います。

単なる言葉遊びではなく、その奥に深い含蓄があるように思うのですが、どのように感じられますか?

 

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