どこかで聞いたことがあるようなゾンカ語の数詞について
ゾンカ語という言葉をご存知でしょうか?
ゾンカ語は、インドと中国の間、ヒマラヤの南面に位置するブータン王国の公用語。母語話者は約20万人、ブータンの共通語としての話者は約60万人とのこと。
以前購入した白水社の『日本語の隣人たちⅡ』という本にこのゾンカ語が紹介されているのですが、その数詞を見ていたらおもしろいことに気が付きました。
まずは1から10。
1 | ci:(チー) |
---|---|
2 | ‘nyi(ニィー) |
3 | sum(スム) |
4 | zhi(ジ) |
5 | nga(ンガ) |
6 | dru(ドゥ) |
7 | tö:n(テーン) |
8 | gä:(ゲー) |
9 | gu(グ) |
10 | cutham(チュタハム) |
この音、どこかで聞いたことがあると思いませんか?
??
そう、日本語の数詞に響きが似ているのです。
特に1-5のあたりはそっくりではないかと。
さらに11から20。
11 | cuci(チュチ) |
---|---|
12 | cunyi(チュニィ) |
13 | cusum(チュスム) |
14 | cuzhi(チュジ) |
15 | cenga(チェンガ) |
16 | cudru(チュドゥ) |
17 | cupduen(チュブドゥェン) |
18 | copge(チョブゲ) |
19 | cugu(チュグ) |
20 | nyishu(ニィシュ)、kheci(ケヘチ) |
こちらも11-15のあたりはそっくり。それに20がニィシュというのは!!
偶然にしては出来すぎていると思うのですが、実際のところはどうなのでしょう?
もし何か知っている人がいたら、ぜひ教えてください!
白水社
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