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日本語

「手当」と「手当て」の違いとは?

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みなさんは「もうしこみ」という言葉を漢字でどのように書きますか?

  1. 申し込み
  2. 申込み
  3. 申込

これはもちろん正解や不正解のある問題ではありません。

どのように書いても意味は変わらないので、好みに応じて表記を選べばよいでしょう。

それでは「てあて」の場合はどうでしょう?

  1. 手当て
  2. 手当

この場合はさきほどの「もうしこみ」とは異なり、表記による意味の違いが生じてきます。

国語辞書を見てみましょう。

てあて[手当](名)

①基本給のほかに出す給与。

「期末ー・通勤ー」

②労働・ほねおりに対する礼金。

「月々のおー」

「三省堂国語辞典 第七版」

てあて[手当て](名・他サ)

①用意。準備。

「資金のーをする」

②けが・病気への基本的な対処。消毒・湿布など。処置。

「傷口をーする」

「三省堂国語辞典 第七版」

言われてみると、お金のてあては「手当」、傷のてあては「手当て」と書く方がたしかに自然。

こんな風に送り仮名によって意味の違いが生まれる日本語のペアというのは珍しいと思います。他の例はあるのでしょうか?

 
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「大陸」と「島」の違いとは?

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「大陸」と「島」の違いとは何でしょう?

「それは大きさの違いでしょう」と言われれば、もちろんそれまでの話。

ただそれ以外の言葉で定義できるような、明確な線引きが両者の間にあるのかどうかが気になります。

まずは辞書を引いてみました。

たいりく[大陸](名)

①〘地〙地球上の広大な陸地。

「三省堂国語辞典 第七版」

しま[島](名)

①四方が水でかこまれた陸地。

「三省堂国語辞典 第七版」

  • 大陸 = 広大な陸地
  • 島 = 水でかこまれた土地

三国らしい言葉の本質を捉えた語釈だと思いますが、これだけでは両者の違いがはっきりしません。

というのも全ての大陸は水に囲まれているし、世界には広大と形容できるような島も存在するからです。

では、ここで最も小さい大陸であるオーストラリアと最も大きい島であるグリーンランドの大きさを比べてみましょう。

  • オーストラリア → 8,600,000 km²
  • グリーンランド → 2,166,000 km²

オーストラリアの面積はグリーンランドの約4倍。思ったよりも差がありますね。

高緯度にあるグリーンランドはメルカトル図法の地図だとかなり拡大されるので、実際よりも大きな土地をイメージしてしまいがちです。

オーストラリア(8,600,000 km²)とグリーンランド(2,166,000 km²)の大きさを考えたときに、この両者の間に線を引くというのは合理的な考え方だと思います。

ただ境界が明示されている訳ではないので、結局は相対的に、

  • オーストラリアより小さい → 島
  • グリーンランドより大きい → 大陸

ということしか言えません。

これがもし、

たいりく[大陸](名)

地球上の5,000,000 km²以上の陸地。

「ペケペケ国語辞典」

みたいな定義があればすっきりする訳ですが、そんな風にきちっと割り切れないのが言葉の世界。

結局あらゆる言葉というのは「左に対する右」「右に対する左」のように相対的であり、そのような相対性の中で私たちは世界を捉えている。これは私たちの思考をめぐる不思議の一つです。

 
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マルキスト vs マルキシスト

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マルクスしゅぎ[マルクス主義](名)〔Marx= 人名〕

マルクスおよびエンゲルス(Engels)がとなえた科学的社会主義。唯物史観にもとづき、無産階級による革命をめざす。マルキシズム。共産主義。

「三省堂国語辞典 第七版」

国語辞書のこの項目を見たときに気になったことが一つ。

マルクス主義は英語でマルキシズム。

そしてその思想を信奉するマルクス主義者はマルキスト。

  • マルクス主義=マルキシズム
  • マルクス主義者=マルキスト

この二つは並べてみると、ちょっとおかしな関係であることに気付きませんか。

マルクス主義がマルキシズムなら、マルクス主義者はマルキシストとなるはず。

気になったので複数の英語辞書を調べてみたところ、発音はどれもマルキシスト(マルクシスト)となっていました。

Marxist

BrE /ˈmɑːksɪst/

NAmE /ˈmɑːrksɪst/

a person who follows the political and economic theories of Karl Marx

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

考えてみれば、英語の綴りは Markist ではなく Marxist なのですから、マルキシストの方が正しい発音のはず。

そう思って改めて「マルキスト」という表記について調べてみると、マルキシストという表記を併用しているケースも多くありました。

英語としてはマルキシストの方が正しいのですが、日本ではどういうわけかマルキストという呼び名が定着してしまったようです。

とはいえ、馴染みがあるのはやはりマルキストの方なので、今更「マルキストは間違い」と言われても困ってしまいます。

英語ではマルキシストだけど、日本語ではマルキスト/マルキシストの併用が可能ということにしておくのが、寛大な落とし所でしょうか。

 
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かちんこちん

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例えば、誰かに心ないことを言われて、ムカッ!としたとき。

「あー、○ちんと来る。」

この場合の○に入る文字は何でしょう?

おそらく多くの人はこの表現を連想したのではないでしょうか。

かちんと来る 句

神経をさかなでされて腹立たしい気分になる。

「三省堂国語辞典 第七版」

あるいはもしかしたら、こちらの表現を連想した人もいるでしょうか。

こちんと来る 句

相手のことばや態度に対し、腹立たしい気分になる。かちんとくる。こつんとくる。

「三省堂国語辞典 第七版」

私自身はこの「こちんと来る」という表現にはあまり馴染みがなく、不勉強なだけかもしれませんが、どこかで聞いたり読んだりした記憶がありません。

よって辞書でこの表現を見つけたときには「えっ? こんな言い方あるの?」という感じでした。語釈を見ると、

かちんと来る → 神経をさかなでされて
こちんと来る → 相手のことばや態度に対し

と微妙に異なっているのも気になるところ。

基本的には同じ意味の言葉と考えてよいのか、それとも微妙に異なるニュアンスがあるのか、気になる言葉の組み合わせです。

 
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「春色」は何と読む?

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例えば「色紙(いろがみ)」と「色紙(しきし)」のように日本語には同じ漢字でも音読み・訓読みの違いによって、意味が変わってしまう言葉があります。

これからの季節にぴったりの「春色」という単語もその一つ。

はるいろ[春色](名)

〔服装などで〕春らしい色。ピンクや黄色など、明るくやさしい色。(↔秋色)

「三省堂国語辞典 第七版」

しゅんしょく[春色](名)

〔文〕春のけしき。春光。(↔秋色)

「三省堂国語辞典 第七版」

「春色(はるいろ)」は色を指す言葉なのに対して、「春色(しゅんしょく)」は景色を指す言葉。

辞書で「色」を引くと、次のような意味が出ています。

いろ[色](名)

⑦そのものの特徴のあらわれたようす。けはい。

「秋のー」

「三省堂国語辞典 第七版」

日本語の「色」には「ようす、けはい」という意味があるんですね。

ここ数日は暖かく、春らしくなってきたなと感じますが、皆まだ薄手のコートなどを着ているので春色(はるいろ)の服を見ることはあまりありません。

そして桜が本格的に咲き始めていないので春色(しゅんしょく)を感じることもあまりありません。

外へ出た際に、春色という言葉が思い浮かぶような本格的な春の到来が待ち遠しいですね。

 
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英和辞典と中日辞典

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大型書店に行くと必ず立ち寄ってしまうのが辞書売り場。

そこで先日「なぜだろう?」と思ったことがあるので、書き留めておきたいと思います。

それは英語やフランス語やドイツ語の辞書は「英和」「仏和」「独和」という名称なのに対して、中国語の辞書は「中日」という名称になっていること。

日本語が「和」になったり「日」になったりするのには何か理由があるのでしょうか?

まずは「英和」や「中日」という表現が正式なものなのか確認するため、国語辞書を調べてみました。

えいわ[英和](名)

←英和辞典〔=英語の見出しに日本語で意味を書いた辞典〕。(↔和英)

「三省堂国語辞典 第七版」

ふつわ[▽仏和](名)

←仏和辞典〔=フランス語の見出しに日本語で意味を書いた辞典〕。(↔和仏)

「三省堂国語辞典 第七版」

どくわ[独和](名)

←独和辞典〔=ドイツ語の見出しに、日本語で意味を書いた辞典〕。(↔和独)

「三省堂国語辞典 第七版」

ちゅうにち[中日](名)

③←中日辞典〔=中国語の見出しに日本語で意味を書いた辞典〕。

「三省堂国語辞典 第七版」

「◯和」「◯日」で三国の見出し語になっていたのは上記の4つ。

また日本語の見出しで引く「和英」「和独」「和仏」「日中」も同様に見出し語になっています。

この他、三国の見出し語にはなっていないものの、書店には「西和」「伊和」「露和」「羅和」「韓日」などの名前が付いた辞書も並んでいます。

東アジアの言語は「和」の代わりに「日」を使うというルールでもあるのかなとも思いますが、例が中国語と韓国語の二つしかないため確かなことはわかりません。

いずれにしても「英日・中和」という表現に違和感を覚える程度には「英和・中日」という表現は私たちに浸透しています。

これは単なる慣例なのでしょうか?


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