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日本語

ぎゅっと詰まったカロリー

photo credit: trarsi Sweet via photopin (license)

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この前、キンドルである本を読んでいたら、成人男性の一日の摂取カロリーに関する話題が出てきました。

一般に食品のカロリーを表すときには kcal(キロカロリー)という単位を用います。

ただキンドルの文字を追っているときに kcal というアルファベットの間隔がずいぶん狭いなあと思って、よく見ると次のような記号が使われていました。

たしかに kcal ではあるのですが、アルファベット4文字が全角の1文字にまとまっています。

これを見て思い出したのが日本語の組文字。

組文字というのは、日本語のレイアウトで複数の文字を一文字の中に表示したもの。

現在では見かける機会は少ないものの、紙媒体などでスペースが限られているときには有効な表記方法なのだと思います。

ただもちろんどんな単語でも組文字にできるという訳ではなく、組文字として表示できる単語は限られています。

㌔ ㌦ ㍍ ㌫ ㍑ ㍿

それでもアルファベットとカタカナの両方でカロリーの組文字が用意されているということは、それだけカロリーというものが日本人の関心事であるということなのかもしれません。


虫歯のはなし

photo credit: wwarby Toothbrush via photopin (license)

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新年早々、またしても歯がズキンズキンと痛み出しました。

しかも今回の痛みはかなりハード。とりあえずは市販の鎮痛剤でしのいでいますが、早めに歯医者に行った方がよさそうです。12月に虫歯を治して、当分は行かなくてよいなと思ったばかりなのに。。。

それにしても「虫歯」というのは、かなり面白い日本語。

むしば【虫歯】

細菌のために侵されて、穴があいたり欠けたりした歯。齲歯(ウシ)。

「新明解国語辞典 第七版」

昔の人は、歯痛の原因が虫にあると考えたのでしょうか?

日本語を外国語として学んでいる人にとっては、少しぎょっとする表現かもしれませんね。

ところで歯痛の原因が虫だと言うなら、他の痛みについてはどうなのでしょう?

虫歯以外に、何らかの痛みを意味する「虫◯」という表現はあるのでしょうか?

そうは言っても、虫頭や虫腹という単語はないしなあ、、、と思いつつ、念のため調べてみたら次の単語を発見!

むしばら【虫腹】

回虫などのために腹が痛むこと。

「新明解国語辞典 第七版」

ただこの場合は、虫歯と違って本当に虫による腹痛を指すようです。

よってこれはやはり特殊であり「虫頭、虫肩、虫腰」などという表現はできないよう。

何でも虫のせいにしたら、虫もかわいそうですしね。

 
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夢について

17010201

この年末年始、あちこちで「夢」という単語をよく見かけたので、改めて新明解で「夢」を引いてみました。

ゆめ【夢】

  1. 睡眠中 当人の意識としては現実の生活のことであるかのような出来事の中に身を置いているが、目覚めてみるとそれが非現実のものであると気付く、一種の幻覚。
  2. 実際にはありそうにも思われないが、万一 実現すればいいなあと思っている(いた)事柄。
  3. 実社会や厳しい現実から遊離して暫時(ザンジ)享楽する、甘くて楽しい環境。

「新明解国語辞典 第七版」

うーむ、ネガティブ!

「夢」というのは、上記2にあるように、万に一つしか実現しないことを表すための言葉なのでしょうか?

もう少しポジティブな定義もほしいところですよね。

ところで「夢」という単語は、大きく分けると二つの意味を持っています。

一つは寝ているときに見る夢、もう一つは起きているときに見る夢(叶ってほしいと願う夢)です。

コントロールできない夢とできる夢という言い方もできるかもしれません。

考えてみれば、そもそもなぜこの二つを同じ単語で表すのだろう?という疑問も浮かんできます。

夢の対義語は「現(うつつ)」ということからもわかるように、両者の共通項は現実とは異なるということ。ただし後者の方は現実へたぐり寄せたい夢でもあります。

「現実とは異なる夢」と「現実へたぐり寄せたい夢」、もしも私が日本語の設計者なら、この二つに別々の単語を当てたいような気もします。

 
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母音交替は何のため?

photo credit: Glechikoff Andre intense relaxation via photopin (license)

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フィンランド語の kissa(ネコ)という単語の複数分格は次のような手順で作ります。

kissa 1)単数語幹を求める(=そのまま) kissa
kissa 2)複数の印[i]を置く kissai
kissai 3)[i]の前に来る母音が[a]のときは、
3ー1)音節の数を数える → 2音節
3ー2)単語の最初の母音を見る →[a][a]
→ 2音節の単語で、最初の母音が[o][u]以外のときには[i]の前の[a]が[o]に変わる
kissoi
kissoi 4)単数語幹が1つの母音で終わるときには、分格語尾[-a/-ä]を付ける kissoia
kissoia 5)母音が3つ並んだ場合(複数の印[i]が母音で挟まれた場合)は[i]が[j]に変わる kissoja

 

この[a]が[o]に変わる変化(母音交替)を見ると、母音交替というのはいったい何のためにあるのだろう?と考えてしまいます。

しかし母音交替という現象はフィンランド語に特有のものではなく、日本語にも存在します。例えば次のような表現を見てみましょう。

雨(あめ)+足(あし)=雨足(あまあし)
木(き)+陰(かげ)=木陰(こかげ)

「あめ」が「あま」になったり、「き」が「こ」になったり。ここで起こっているのは[e]→[a]、[i]→[o]という母音の変化です。

ただ「雨◯」「木◯」という熟語の全てにおいてこの変化が起こる訳ではありません。

雨風は「あまかぜ」ではなく「あめかぜ」ですし、木戸は「こど」ではなく「きど」です。

ここにはいったいどのような法則が隠されているのでしょう?

フィンランド語の母音交替を扱うときに音節の数を数えたり、単語の最初の母音を見たりするように、単語のここを見ればわかるというポイントがあるのでしょうか?

少しだけ考えてみたのですが、全く思い付かず。。。

日本語を学んでいる外国人はフィンランド語を学んでいる日本人と同じように、母音交替というのはいったい何のためにあるのだろう?と考えているのかもしれません。


ぬるいことは悪いこと?

photo credit: Kalense Kid kahawa via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 2』に次のような文が出てきました。

Olen aivan kyllästynyt haaleaan kahviin.
(ぬるいコーヒーには飽き飽きなのよ。)
*kyllästyä(飽きる)、haalea(ぬるい)

先生曰く haalea(ぬるい)という単語は基本的にマイナスの意味で使われるとのこと。

これを聞いたときに、日本語の「ぬるい」はどうなのだろう?という疑問が頭をよぎりました。

例えば、次のような表現を考えてみましょう。

ぬるいお茶(熱さが足りない)
ぬるいビール(冷たさが足りない)
ぬるい上司(厳しさが足りない)

日本語のぬるいには何かが足りないという含意があります。よってプラスかマイナスかと言われれば、フィンランド語の haalea と同じようにマイナスの意味で使われる単語ということになるのでしょう。

それでは「私はぬるい温泉が好き!」などという場合はどうでしょう?

この場合はもちろんプラスの意味。ただしこれはあくまで文脈の支えがあるからで、単に「ぬるい温泉」と言えば、マイナスの意味に捉える人の方が多いでしょう。(熱がりの人は別かもしれません。)

それでは文脈の支えなしに「ぬるい◯◯」がプラスの意味になることはあるでしょうか?

ぬるい味噌汁やぬるいコーラのように、もともと熱いことや冷たいことが求められているものに「ぬるい」を足せば、当然ながらマイナスの意味になってしまいます。

よって、ぬるいがプラスの意味になるためには、熱過ぎて困るものや冷た過ぎて困るもの、あるいはそもそも適温という概念がないものに付ければよいということになります。

例えば、次のような表現はどうでしょう?

ぬるいお灸(熱過ぎない)
ぬるいプール(冷た過ぎない)
ぬるい石(温かくて気持ちいい?)

このように考えていくと、日本語のぬるいは一概にマイナスの意味で使われるとは言い切れないのかもしれません。

あるいはこの世の中に完全な善人や悪人がいないように、どんなことばにも良いところと悪いところがあるということなのでしょうか。


漢字の中の女性

photo credit: DailyPic Woman resting in bed via photopin (license)

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ことばは、さまざまな理由で時代とともに移り変わっていきます。

例えば、過去に「看護婦・看護士」と呼ばれていた職業は、現在「看護師」に統一されています。

同様に「保母・保父」も「保育士」に統一されました。

このような人の職業を表すことばというのは、ポリティカル・コレクトネスの観点から、この数十年でいろいろと変化したように思います。

ただし日本語にはこのような変化の及ばない保守的な世界が一つあります。それは漢字の世界。

例えば、次の表現はどうでしょう。

かしましい【姦しい】

なんにんかのしゃべり声がして、うるさい。

「新明解国語辞典 第七版」

語義では「なんにんかのしゃべり声」となっていますが、うるさくしているのは男性でしょうか、女性でしょうか。

「姦」という漢字は女性差別だから、別の漢字に変えるべきだ!

、、、という議論はもしかしたらあるのかもしれませんが、少なくとも実際に漢字を変更するという事態には至っていません。

またここまであからさまな例ではなくても、私たちは日常的に次のような漢字を使っています。

姉・妹・妻・姑・妾・姪・娘・嫁・婆

ただ意味の上でこれらの対になる漢字には必ずしも「女」という字が入っている訳ではありません。

*調べてみたら「舅・甥」にのみ、男が入っていました。

そもそもおんなへんという部首はあるのに、おとこへんという部首は存在しないようです。

この非対称性はいったい何に由来しているのか?

なぜ女性「性」だけが明示されなければならないのか?

こういった漢字のあり方が私たちの深層意識に何らかの影響を及ぼしている可能性はあるのか?

そんなことを一度じっくりと考えてみるのもおもしろいのかもしれません。


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