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日本語

カンパは何語?

photo credit: DonkeyHotey US Dollar Coin - Illustration via photopin (license)

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日本語の外来語には時々、意外な国の言葉が紛れ込んでいることがあります。

最近、辞書を眺めていて「へえー」と思ったのがこちら。

カンパ

〔←ロ kampaniya〕

広く大衆に呼びかけて資金の募集運動をすること。また、資金を提供すること。

「新明解国語辞典 第七版」

「被災地支援のためのカンパをお願いします」などというときのカンパはロシア語の kampaniya という単語に由来するのだそうです。

日本語における外来語というと英語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・ポルトガル語・オランダ語あたりが多い印象。ロシア語というのはちょっと珍しいのではないでしょうか。

なお Wiktionary でロシア語の綴りを調べてみると、次のような語義が出ていました。

кампа́ния

  1. campaign (series of operations undertaken to achieve a set goal)
  2. crusade
  3. (military) sequence of military operations pursuing some goal

「Wiktionary」

当然かもしれませんが、現代日本語のカンパとはやや意味が異なるよう。

また気になったのは語源の欄に次のような説明が出ていたこと。

Borrowing from Polish kampania.

ということはカンパの真の語源はポーランド語なのでしょうか?

手持ちの英語・ポーランド語辞書を調べてみるとたしかに kampania という単語がのっていました。

kampania

rzecz. ź mil, pol

campaign

「Duży Słownik Szkolny Angielsko-Polski Polsko-Angielski」

カンパの本当の起源がどこにあるのか、これだけでは確かなことはわかりません。ただ、一つの言葉が国境を超えて微妙に綴りや発音を変えながら伝播していくその様子はおもしろいものだと思います。

 
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日曜日のぬくぬく

photo credit: Alexander Rentsch Phini the cat #II via photopin (license)

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朝、布団から出るのがおっくうな季節になってきました。

意志が弱いので、休みの日は際限なく布団の中でぬくぬくしてしまい、そのままお昼になってしまうことも。

そんな魅惑の言葉「ぬくぬく」を辞書で引いてみました。

ぬくぬく

  1. ほどよく体があたたまって快い状態。「ふとんにーとくるまっている」
  2. これといった苦労も知らず、いかにものんきそうに見える様子。〔非難・羨望(センボウ)の気持ちを込めて言うことが多い〕「親の遺産でー(と)暮らしている」

「新明解国語辞典 第七版」

用例にも「ふとんにーとくるまっている」とあるくらいですから、これは日本人共通の性向なのかもしれません。ただこの感覚を英語で表現することはできるのでしょうか?

辞書を調べていたら、次のような表現を見つけました。

猫は暖炉のそばでぬくぬくと寝ていた

The cat was lying snug(ly) [snug and warm] by the fireside.

「ウィズダム和英辞典 第2版」

この snug に「ぬくぬく」を当てている辞書は他にもありました。

なお上記例文の snug は形容詞ですが、be snugged in one’s bed のように動詞として使うこともできるようです。

それにしても、これらの表現で英語のネイティブスピーカーにあの「日曜日のぬくぬく」の質感をどこまで伝えることができるのでしょう?

もちろんどんな内容であっても100%過不足なく伝えられる翻訳などというものはありません。ただあの感覚はもしかしたら万国共通なのではないか?という幻想を抱いてしまったりもします。

 
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男らしい人、男のような人、男っぽい人

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「男らしい人」というのは、男性に対して使う言葉。

「男のような人」というのは、女性に対して使う言葉。

「男っぽい人」というのは、男性・女性の両方に対して使える言葉。(ただ女性に対して使うケースの方が多いでしょう。)

男性 女性
男らしい人  ◯
男のような人  ◯
男っぽい人  ◯  ◯

 

男性にとっては「男らしい人」「男っぽい人」のいずれも褒め言葉になります。

それでは女性にとってはどうでしょう?

あなたが女性で、次のようなセリフを言われたと想像してみてください。

「あなたは男のような人だ。」
「あなたは男っぽい人だ。」

おそらく「男のような人」を褒め言葉と受け取る人は少ないでしょう。

一方「男っぽい人」は、その人のセルフイメージや価値観次第で褒め言葉になる可能性はありそうです。

それではもしも次のように言われたらどうでしょう?

「あなたは男らしい人だ。」

文脈にもよりますが、もしかしたら三つの中ではこれが一番褒め言葉になっているのかもしれません。

冒頭では男性に対して使う言葉と分類していたのですが。。。日本語は難しいですね。


藍色と洋紅色

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有島武郎の童話「一房の葡萄」の主人公は絵を描くのが好きな小学生。

学校のある横浜の港の風景を描こうとするものの、手持ちの絵具ではどうしても表現できない色があることに気が付きます。

けれどもあの透きとおるような海の藍色と、白い帆前船などの水際近くに塗ってある洋紅色とは、僕の持っている絵具ではどうしてもうまく出せませんでした。いくら描いても描いても本当の景色で見るような色には描けませんでした。

物語の鍵になっている藍色と洋紅色の絵具。藍色はわかるのですが、洋紅色というのがいったいどんな色なのか想像できません。

いわゆる普通の紅色と何が違うのでしょう?

国語辞書には次のように出ています。

ようこう【洋紅】

食品・化粧品などの染色や、絵の具に使う紅色の色素。⇒カーマイン レッド

「新明解国語辞典 第七版」

カーマインという英名が出てきたので、英英辞書も調べてみました。

carmine

a dark red colour

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

dark red というのはワインのような色ということでしょうか?

どうもピンと来ないので、色検索のサイトで調べてみると、、、

16120302

なるほど、洋紅色(カーマイン)というのはこんな感じの色だったんですね。

たしかに赤ともピンクとも朱色とも違う、独特の風味を持った色合い。

一房の葡萄の「僕」がこの色に強く惹かれたのも、さもありなんという感じでしょうか。

 
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一房の葡萄
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(2012-09-27)

コロッケは2枚でよろしいですか?

近所のイトーヨーカドーで、コロッケを2つ買ったときのこと。

レジで会計をしているときに、店員さんが一言。

「コロッケは2枚でよろしいですか?」

この一言を聞いて、ふつふつと沸き上がってきた疑問が二つ。

一つ目の疑問は、そこにあるコロッケは明らかに2つなのに「2枚でよろしいですか?」という質問は何を意味しているのか?ということ。

「実は1つ買うつもりだったのに、2つ持ってきてしまった!」とか「実は3つ買うつもりだったのに、2つしか持ってこなかった!」という人がいるのでしょうか?

何を確認しようとしているのかが、いまいちよくわからないのです。

そして二つ目の疑問は、そもそもコロッケは1枚、2枚と数えるのか?ということ。

自分の感覚では、コロッケは1個、2個だと思っていたので、コロッケ2枚という表現には何となく違和感がありました。

しかし改めて考えてみると、これがアジフライやトンカツならば1枚、2枚の方がしっくりきます。平べったいものが「枚」になるのなら、コロッケを枚と数えても特に問題はないように思えてきました。

ただここで問題になるのは、そのとき買ったコロッケは普通の野菜コロッケと俵型のカニクリームコロッケであるということ。俵型のコロッケはさすがに1枚、2枚とは言いづらい。。。

ということは、冒頭の店員さんの質問、

「コロッケは2枚でよろしいですか?」

に対しては、

「はい。野菜コロッケ1枚、カニクリームコロッケ1個でお願いします。」

と答えるのが、もっともスマートな対応ということになるでしょう。

普通に受け流されてしまうと思いますが。。。


「はぐ」と「むく」の違いとは?

今日は「はぐ」と「むく」の違いについて考えてみたいと思います。

はぐ【剝ぐ】

  1. 皮をはがす。
  2. 身につけているものや表面にあるものをとりさる。
  3. とりあげる。うばう。

「角川必携国語辞典」

むく【剝く】

外側をおおっているものをはがしとる。

「角川必携国語辞典」

「はぐ」も「むく」も漢字で書くと同じ「剝」という字を使うんですね。

この語義を見る限り、漢字だけでなく意味も重なっているように思います。

ただし次のような言い方には、違和感を感じる人が多いでしょう。

りんごの皮をはぐ。
動物の皮をむく。

違和感を感じるということは、やはり「はぐ」と「むく」には何らかの違いがあるということ。

さきほどの『角川必携国語辞典』には次のような使い分けがのっていました。

はぐ」は、「取る皮」を利用するための行為。「うさぎの皮をはぐ」。「むく」は、おおっているものをとり除いて残るなかみに目的がある。「みかんの皮をむく」。

「角川必携国語辞典」

なるほど! はぐは皮の方、むくは中身の方が大切だということなんですね。これは納得。

英語で表現すればどちらも peel になってしまうので、これも日本語の細やかさの一つなのでしょうか。

 
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