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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.457 − どこから来て、どこへ行く?

17040101

フィンランド語を学んでいると「この構文は日本語に似ているな」あるいは「この構文は英語に似ているな」というように、無意識のうちに自分のよく知っている言語の方に引き寄せて理解しようとしている自分に気が付くことがあります。

そんな無意識の姿勢に気付かされるのは、日本語にも英語にも全く似ていない文に出会ったとき。

Mihin sinä olet menossa?(どこへ行くところですか?)

Mistä sinä olet tulossa?(どこから来るところですか?)

「ニューエクスプレス フィンランド語」P.131

menossa は「行くこと」を意味する名詞 meno の内格[-ssA]の形。

tulossa は「来ること」を意味する名詞 tulo の内格[-ssA]の形。

内格は英語の in に当たる格なので、上記の文を逐語的に英訳すれば次のようになるでしょうか。

Where you are in ‘going’ to?
Where you are in ‘coming’ from?

*自然な英文なら次のようになるでしょう。

Where are you going?
Where are you coming from?

要はフィンランド語には英語の be+〜ing のような明確な進行形(進行相)がないので、このような形を用いるということ。(目的語の形によって進行相を示すこともあります。)

逐語的な発想では絶対に思い付かないので、フレーズとして覚えるしかありません。

こういった表現に出会うのが外国語の学習において最も面白いことであり、かつこういった表現を使いこなすのが外国語の学習において最も難しいことなのだと思います。

 

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フィンランド語学習記 vol.456 − 二番目や三番目に大きい

photo credit: Jori Samonen Pikku Kallahti via photopin (license)

photo credit: Jori Samonen Pikku Kallahti via photopin (license)

きのうのエントリーで次のような文を紹介しました。

Helsinki on maailman suurin kaupunki.
(ヘルシンキは世界で一番大きな都市だ。)
フィンランド語学習記 vol.455 − ヘルシンキは世界で一番大きい都市?
もちろんこの文は事実を正しく伝えていないので、次のように書き換えておきましょう。

Helsinki on Suomen suurin kaupunki.
(ヘルシンキはフィンランドで一番大きな都市だ。)

また二番目や三番目に大きい都市は次のように表すことができます。

Espoo on Suomen toiseksi suurin kaupunki.
(エスポーはフィンランドで二番目に大きな都市だ。)

Tampere on Suomen kolmanneksi suurin kaupunki.
(タンペレはフィンランドで三番目に大きな都市だ。)

Vantaa on Suomen neljänneksi suurin kaupunki.
(ヴァンターはフィンランドで四番目に大きな都市だ。)

Turku on Suomen viidenneksi suurin kaupunki.
(トゥルクはフィンランドで五番目に大きな都市だ。)

これらの文で suurin の前に置かれているのは序数の変格の形[-ksi]。

基数ではなく序数の変格である点に注意しましょう。

基数 序数
主格 変格 主格 変格
kaksi kahdeksi toinen toiseksi
kolme kolmeksi kolmas kolmanneksi
neljä neljäksi neljäs neljänneksi
viisi viideksi viides viidenneksi

 

序数のそのまた変格となると作るのも大変。こんがらがってしまわないように注意が必要です。


フィンランド語学習記 vol.455 − ヘルシンキは世界で一番大きい都市?

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』の復習をすすめています。

今、読んでいるのは比較級・最上級の導入に当たる単元。

今回はテキストの中に出てきたちょっと楽しいスキットを紹介してみます。おそらくお母さんと男の子の会話でしょうか。

− Mitä sinä opit koulussua tänään, pikku-Kalle.
− Helsinki on maailman suurin kaupunki.
− Eikä ole! Ei Helsinki ole maailman suurin kaupunki.
− No siinä tapauksessa minä en oppinut mitään.
フィン
oppia learn 学ぶ
koulu school 学校
pikku little 小さな
maailma world 世界
suuri large 大きい
siinä tapauksessa in that case その場合には

 

会話らしく訳してみると、次のような感じに。

− 今日は学校で何を学んだの、カッレ。
− ヘルシンキは世界で一番大きい都市だってこと。
− 違う! ヘルシンキは世界で一番大きい都市ではないでしょ。
− それなら、僕は何も学んでないよ。

カッレくんのすっとぼけた感じが面白いです。

文法的には “Helsinki on maailman suurin kaupunki.” の suurin の部分が最上級の形になっています。

念のため形容詞の最上級の作り方をおさらいしておきましょう。

suuri(大きい)

suuri 1)単数語幹を求める suure
suure 2)kpt の変化を伴う単語では弱形の語幹を使用
*今回は kpt の変化なし
suure
suure 3ー1)語末の長母音は短母音に変化する
3ー2)語末の[-e][-a/-ä]は消える
3ー3)語末の[-i][-ii]は[-e]に変化する
*今回は(3ー2)のルールを適用
suur
suur 4)語幹に[-in]を付ける suurin

このように[-i]で終わる形容詞の最上級の求め方は以下の2つのパターンに分かれます。

 

【原則】語幹が[-e]になる単語

そのまま[-n]を付けます。

suuri(大きい)→ suurin
pieni(小さい)→ pienin

 

【外来語系】語幹が[-i]になる単語

[-e-]を挟んで[-n]を付けます。

siisti(清潔な)→ siistein

これから未知の単語が出てきたときには、どちらのパターンなのか見極めていく必要がありそうです。


フィンランド語学習記 vol.454 − 春分

17032001

何度かの寒の戻りを挟みつつ、日ごとに春めいてきたこの頃。桜の開花も近づいてきました。

三連休の最終日となる本日3月20日は春分の日。

しゅんぶん【春分】

二十四(節)気の一。陽暦三月二十一日ごろ。昼と夜の長さが等しくなる。

「新明解国語辞典 第七版」

昼と夜の長さが等しくなるこの「春分」のことをフィンランド語では何と言うのでしょう?

Wiktionary には次のような単語が出ていました。

kevätpäiväntasaus

(Calendar terms) Vernal equinox.

「Wiktionary」

Verbal equinox というのは英語で「春分」の意味。

フィンランド語の kevätpäiväntasaus はずいぶん長い単語ですが、これは次の3つの単語から成る複合語。

フィン
kevät spring
päivä day
tasaus equalisation 均等化

 

フィンランド語の春分は春の「一日の均等化」という表現になっています。

特に意識しなければ「あれ? 今日は何の日だっけ?」などと言いつつ、過ぎてしまうこともあるこの春分の日。

春の日差しを感じながら、昼の長さが最も短い冬至から最も長い夏至へ向かう道程の折り返し地点にいるのだということを、立ち止まって意識してみるのはどうでしょうか。


フィンランド語学習記 vol.453 − ekologinen

17031301

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 3』を読み進めています。

前回のエントリーにも書きましたが、文章の内容や出てくる単語はかなり難しくなってきました。

フィンランド語学習記 vol.452 − 単語の切れ目を探す

未知の単語に関しては、短くても長くても、とにかく辞書で調べるよりほかありません。

Kappale 1 には[-nen]の付く形容詞がいくつかまとめられていたので、英訳を調べてみました。

フィン フィン
ekologinen
ympäristöystävällinen
ecological
environmentally friendly
←→ epäekologinen unecological
hyödyllinen useful ←→ hyödytön useless
tarpeellinen necessary ←→ tarpeeton
turha
unnecessary
useless
säästäväinen prudent ←→ tuhlaavainen prodigal
kotimainen domestic ←→ ulkomainen foreign

 

この中では ekologinen のような単語は、英語の知識があれば、その綴りから容易に意味を推測することができます。

学習者としては、文章を読むときにこのような単語が多く含まれていると楽なのですが、一方ではちょっと味気ない感じもします。

外国語として日本語を学んでいる人も、カタカナ語の氾濫に対して同じようなことを感じているのでしょうか?

フィンランド語の文章を読みながら、そんなことがふと頭をよぎりました。


フィンランド語学習記 vol.452 − 単語の切れ目を探す

17030701

フィンランド語教室で使っているテキストの一つ『suomen mestari』が3冊目に入りました。1・2冊目と比べると、出てくる文章はかなり難しくなった印象。

授業の前に知らない単語の意味は調べるようにしていますが、最近は辞書を引いても載っていないこともよくあります。

ただその場合には、探している単語が、

  • 辞書形ではなく変化形である。
  • 複数の単語から成る複合語である。

という二つの可能性を考慮する必要があります。

特に探しているのが「長い単語」である場合は、後者の可能性(複合語)が高いかもしれません。

例えば『suomen mestari 3』の Kappale 1 には次のような単語が出てきます。

  • ympäristönsuojelu
  • sähkönkulutus
  • elektroniikkalaite
  • huonelämpötilä
  • ilmastonmuutos

これらの単語は小さな辞書には載っていないことが多いでしょう。ただある程度フィンランド語の知識があれば、単語の切れ目を探して二つに分割することができるはず。

  • ympäristö(環境)+suojelu(保護)=ympäristönsuojelu(環境保護)
  • sähkö(電力)+kulutus(消費)=sähkönkulutus(電力消費)
  • elektroniikka(電子技術)+laite(機器)=elektroniikkalaite(電子機器)
  • huone(部屋)+lämpötilä(温度)=huonelämpötilä(室内温度)
  • ilmasto(気候)+muutos(変化)=ilmastonmuutos(気候変動)

これらの単語の構造を「A+B=C」と表現すれば、Cが辞書に出ていないとしても、AとBは出ている可能性があります。

よって長い単語が出てきたら、まずはじーっと見つめて単語の切れ目を探す。それが意味をつかむための突破口になるかもしれません。


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