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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.794 − 私はあなたに100ユーロの借金がある

フィンランド語で「借金」は velka(ヴェルカ)。

velka[ヴェルカ]

①借金

Olen sinulle sata euroa velkaa.
私はあなたに100ユーロの借金がある。

②義務

Olet minulle selityksen velkaa.
あなたは私に説明する義務がある。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

「借金がある/義務がある」という日本語をフィンランド語に訳すとき、最初に思いつくのは sinulla on / minulla on のような所有文。

しかしここでは olen sinulle / olet minulle という形になっています。

ただこの形だと「私=借金、私=義務」という意味にならないのかな?というのが不思議なところ。

少なくとも自分で作文するときには思いつかない形ですし、このあたりのフィンランド語の感覚は難しいなと思います。

 

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フィンランド語学習記 vol.793 − 少年は大きなソファーに座る

ここ最近『フィンランド語文法ハンドブック』の例文を使って、瞬間フィン作文の練習をしています。

これはつまり例文の日本語訳を見て、それを瞬間的にフィンランド語に訳す練習。会話に必要な反射神経を養うのに有効だと思います。

またこの練習を通して、漠然と例文を読んでいるだけでは気付かないフィンランド語の特徴に気付かされることもあります。

例えば次の日本語をフィンランド語に訳すとどのようになるでしょう?

少年は大きなソファーに座る(istua)。

「ソファーに」の部分はソファーの上に乗るイメージで sohvalla かな、それともソファーの中に沈み込むイメージで sohvassa かな、などと考えていたのですが、正解はこうでした。

Poika istuu isolle sohvalle.

ソファーに座るというのはソファーの上へ移動するイメージで sohvalle になるんですね。

座るということはソファーの上に静止しているのではなくソファーの上へ移動するのですから、改めて考えてみればこれは当然の語法なのかもしれません。

ただこういった感覚は何となく例文を見ているだけでは見過ごしてしまいがち。日→フィンに直すことで初めて理解できることもあるのかなと感じています。

 

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フィンランド語学習記 vol.792 − mus/mys 型の名詞の作り方

昨日紹介した[-us/-ys]と同様、フィンランド語の[-mus/-mys]は動詞から派生した名詞を作る際の接尾辞。

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』にこんな例が出ていました。

hakea(応募する) hakemus(応募)
kysyä(質問する) kysymys(質問)
sopia(約束する) sopimus(約束)
anoa(応募する) anomus(応募)
kokea(経験する) kokemus(経験)
tutkia(研究する) tutkimus(研究)
väsyä(疲れる) väsymys(疲労)

 

動詞から mus/mys 型の名詞を作る手順は、

  1. 語尾の[-A]を外す。
  2. 語尾に[-mus/-mys]を付ける。

以上の2ステップ。

昨日紹介した us/ys 型の名詞と比べるとかなりシンプルです。

それでは「こんな動詞は us/ys 型になり、こんな動詞は mus/mys 型になる」というような法則はあるのでしょうか?

両者を比較してみました。

us/ys 型 mus/mys 型
allekirjoittaa(署名する)
varata(予約する)
ehdottaa(提案する)
äänestää(投票する)
mitata(量る、計る)
opettaa(教える)
hakea(応募する)
kysyä(質問する)
sopia(約束する)
anoa(応募する)
kokea(経験する)
tutkia(研究する)
väsyä(疲れる)

 

mus/mys 型のグループに入っているのはタイプ1の動詞、一方 us/ys 型のグループに入っているのはタイプ1の動詞のうち[-AA]で終わるものとタイプ4の動詞です。

タイプ1 2つの母音で終わる動詞
タイプ2 [dA]で終わる動詞
タイプ3 [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞
タイプ4 [AtA, OtA, utA]で終わる動詞
タイプ5 [itA]で終わる動詞
タイプ6 [etA]で終わる動詞

 

一定の法則があるようにも思えますが、わずか13の動詞で結論を出す訳にもいかず。

もう少し例を集めて検証する必要がありそうです。

フィンランド語学習記 vol.791 − us/ys 型の名詞の作り方

フィンランド語の[-us/-ys]は動詞から派生した名詞を作る際の接尾辞。

フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 4』にこんな例が出ていました。

allekirjoittaa(署名する) allekirjoitus(署名)
varata(予約する) varaus(予約)
ehdottaa(提案する) ehdotus(提案)
äänestää(投票する) äänestys(投票)
mitata(量る、計る) mittaus(測量、計測)
opettaa(教える) opetus(教育)

 

ここに語形変化の法則はあるのでしょうか?

テキストには次のような式が紹介されていました。

verbi us/ys substantiivi
allekirjoit us allekirjoitus
allekirjoitan

 

これによると動詞から us/ys 型の名詞を作る手順は、

  1. 動詞の一人称単数形を求める。
  2. 語尾の[-An]を外す。
  3. 語尾に[-us/-ys]を付ける。

以上の3ステップ。

本当にこの手順で大丈夫なのか、さきほどの単語で検証してみました。

allekirjoittaa allekirjoitan allekirjoitus
varata varaan varaus
ehdottaa ehdotan ehdotus
äänestää äänestän äänestys
mitata mittaan mittaus
opettaa opetan opetus

 

確かにきちんと作れました。

何だか気持ちいいですね!

フィンランド語学習記 vol.790 − ensi

ensi viikolla(来週に)
ensi kuussa(来月に)
ensi vuonna(来年に)

フィンランド語の ensi は「次の」の意味。

ただし表現によっては「最初の」という意味にもなります。辞書には次のように出ていました。

ensi

①最初の

ensirakkaus
初恋

②次の

Matkustan ensi kesänä Suomeen.
私は次の夏にフィンランドへ旅する。

「パスポート初級フィンランド語辞典」

それにしてもなぜ「最初の」と「次の」を同じ単語で表すのでしょう?

しばらく考えてみたところ、さきほどの例文 Matkustan ensi kesänä Suomeen(私は次の夏にフィンランドへ旅する)は、今から来る最初の夏にフィンランドへ旅するということなので、意味としては「最初の」と「次の」にも重なっている部分はあるのかなと思い当たりました。

どこまでを同じことばで表し、どこからを違うことばで表すのかは、もちろん言語によって異なります。外国語を学ぶということは日頃あまり意識することのないこの「区分」を学ぶということでもあります。

フィンランド語学習記 vol.789 − りんごは木から遠くへは落ちない

『パスポート初級フィンランド語辞典』の omena(リンゴ)の項にこんな例文が出ていました。

omena

リンゴ

Omena päivässä pitää lääkärin loitolla.
一日一個のりんごで医者知らず
(「一日一個のりんごは医者を遠ざけておく」)

Ei omena kauas puusta putoa.
蛙の子は蛙
(「りんごは木から遠くへは落ちない」)

「パスポート初級フィンランド語辞典」

「りんごは木から遠くへは落ちない」が「蛙の子は蛙」の意味になる理由がよくわかりません。

念のため「蛙の子は蛙」を国語辞書で引いてみました。

かえるの子はかえる 句

  1. 平凡な親の子どもは、やはり平凡だ。
  2. 子どもの性質は親に似るものだ。

「三省堂国語辞典 第七版」

あれこれ考えてみた結果、ここでの「りんごは木から遠くへは落ちない」というのは、りんごが自分から離れた遠い世界に行くことはないというような意味なのでしょうか?

言語が変われば表現の方法もがらりと変わる面白い例ですね。

 

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