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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.395 − juhlat

photo credit: In The Sky via photopin (license)

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juhla はフィンランド語で party, celebration の意味。

基本的には juhlat という複数形で使われることが多いようです。

フィンランド語教室のテキスト『Suomen mestari』には次のような juhlat の一覧が出ていました。

  • ristiäiset / nimijuhla
  • rippijuhlat
  • ylioppilasjuhlat
  • valmistujaiset
  • kihlajaiset
  • häät
  • syntymäpäivät
  • 50-vuotispäivät
  • hääpäivä
  • hautajaiset

意味がわからない単語もあるので、一通り意味を調べてみると、こんな感じに。

フィン
ristiäiset / nimijuhla 洗礼式
rippijuhlat 堅信のお祝い?
ylioppilasjuhlat 大学入学資格取得のお祝い
valmistujaiset 卒業パーティー
kihlajaiset 婚約パーティー
häät 結婚式
syntymäpäivät 誕生日
50-vuotispäivät 50歳のお祝い
hääpäivä 結婚記念日
hautajaiset お葬式

 

こうしてみると、祝い事というのはどの国でもあまり変わらないのかもしれません。

そんな中、このリストで一際目立つのは 50-vuotispäivät でしょうか。

日本では50歳が節目という感覚はあまりありませんが、フィンランドでは50歳の誕生日を盛大にお祝いするのが一般的なのだそう。

どのような人生だったとしても、半世紀を生き切ったということは、それだけで賞賛に値することなのだと思います。

フィンランド語学習記 vol.394 − tulkata と tulkita

前回のフィンランド語教室で tulkata と tulkita という動詞を習いました。

ただ手持ちの二冊の辞書には、tulkita の方しか出ていなかったので、Wiktionary を調べてみると次のような記述が。

tulkata

to interpret (to act as an interpreter, to translate orally)

「Wiktionary」

tulkita

  1. to interpret (to explain or tell the meaning of)
  2. to interpret (to apprehend and represent by means of art)
  3. (rare) to interpret (to act as an interpreter, to translate orally)
  4. to decode

「Wiktionary」

英訳にはどちらも同じ interpret という単語を当てていますが、tulkita の方が幅広い意味があることがわかります。

先生の説明によれば、tulkata は「通訳する」、tulkita は「解釈する」という日本語に近いのだそう。

ただ日本語では「通訳」と「解釈」は異なる概念ですが、英語ではどちらも interpret。

そのため、さきほどの英語版 Wiktionary の語義では、interpret の中身を補足説明しています。

なおフィン・英辞書アプリ『MOT Finnish-English』には次のような例文が出ていました。

Puheet oli tulkattu viittomakielelle.(The speeches had been interpreted into sign language.)

90-luvun artistit ovat yrittäneet tulkita Hendrixiä.(Artists from the ‘90s have tried to interpret Hendrix.)

こちらも英訳は同じ interpret ですが、日本語の感覚では少し意味が異なるようにも思います。

似ているようでビミョーに異なる二つの動詞、フィンランド語ネイティブの人にはどのように違って聞こえるのでしょうか?

 
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フィンランド語学習記 vol.393 − 夏休みはもう来週にも始まるだろう

ある休日、フィンランド語の文法書『Finnish: An Essential Grammar』を眺めていたら、tulee と tuulee の音の違いを説明するページにこんな例文が出ていました。

Ulkona tuulee.(Outside it is windy.)

Ulkona tuullee.(Outside it is probably windy.)

Ulkona ei tuule.(Outside it is not windy.)

Ulkona ei tuulle.(Outside it is not probably windy.)

??

l の文字が重なるだけで、なぜ probably の意味になるのだろう?

と思い、辞書や文法書を調べてみると、これは可能法現在形という形であるということがわかりました。

フィンランド語教室ではまだ扱っていないのですが、フィンランド語の動詞にはこのような形もあるんですね。

『フィンランド語トレーニングブック』の該当ページには、今の季節にぴったりな次のような問題も。

日本語を参考に可能法現在形に直しなさい。

Kesäloma (alkaa) jo ensi viikolla.(夏休みはもう来週にも始まるだろう。)

『フィンランド語トレーニングブック』P.199

正解は「始まる」を意味する動詞 alkaa を次のような形に直します。

Kesäloma (alkanee) jo ensi viikolla.(夏休みはもう来週にも始まるだろう。)

さきほどは tuulee → tuullee でしたが、今回は alkaa → alkanee ですから、単純に子音を重ねるだけではないようです。

こういう語形変化を見るとフィンランド語の動詞はずいぶん細かい表現ができるのだなと思うのですが、考えてみると、日本語にも「行く」に対して「行ける」、「飛ぶ」に対して「飛べる」のような可能動詞というものが存在します。

フィンランド語の可能法とは意味が異なるものの、文法的には少し似ているような気もします。。。どうでしょう?

 

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フィンランド語学習記 vol.392 − 形容詞の比較変化(4)

昨日のエントリーに続いて、形容詞の比較表現について。

フィンランド語学習記 vol.389 − 形容詞の比較変化(1)

フィンランド語学習記 vol.390 − 形容詞の比較変化(2)

フィンランド語学習記 vol.391 − 形容詞の比較変化(3)

フィンランド語の形容詞 suuri(大きい)の比較級・最上級は次のような形になりました。

原級 比較級 最上級
suuri(大きい) suurempi suurin

 

フィンランド語の比較級・最上級はここからさらに格変化をします!

今回はその変化を見ていきましょう。

 

形容詞の比較級の格変化

まずは比較級 suurempi の語幹を求めます。

suurempi(より大きい)

単数語幹 複数語幹
強形 suurempa suurempi
弱形 suuremma suuremmi

この語幹をベースに次のような形に変化します。

単数 複数
主格 〜は/が suurempi suuremmat
属格 〜の suuremman suurempien
分格 〜を suurempaa suurempia
内格 〜の中で/に suuremmassa suuremmissa
出格 〜の中から suuremmasta suuremmista
入格 〜の中へ suurempaan suurempiin
接格 〜の表面で/に suuremmalla suuremmilla
離格 〜の表面から suuremmalta suuremmilta
向格 〜の表面へ suuremmalle suuremmille
変格 〜に(なる) suuremmaksi suuremmiksi
様格 〜として suurempana suurempina

 

強形[-mp-]になっているのは主格の他に、1)複数属格、2)単数分格、3)複数分格、4)単数入格、5)複数入格、6)単数様格、7)複数様格の7つ。

これ自体は通常の kpt 変化のルール通りなので、語幹をしっかり押さえておけば何とかなりそうな気はします。

 

形容詞の最上級の格変化

まずは最上級 suurin の語幹を求めます。

suurin(もっとも大きい)

単数語幹 複数語幹
強形 suurimpa suurimpi
弱形 suurimma suurimmi

この語幹をベースに次のような形に変化します。

単数 複数
主格 〜は/が suurin suurimmat
属格 〜の suurimman suurimpien
分格 〜を suurinta suurimpia
内格 〜の中で/に suurimmassa suurimmissa
出格 〜の中から suurimmasta suurimmista
入格 〜の中へ suurimpaan suurimpiin
接格 〜の表面で/に suurimmalla suurimmilla
離格 〜の表面から suurimmalta suurimmilta
向格 〜の表面へ suurimmalle suurimmille
変格 〜に(なる) suurimmaksi suurimmiksi
様格 〜として suurimpana suurimpina

 

強形[-mp-]になっているのは、1)複数属格、2)複数分格、3)単数入格、4)複数入格、5)単数様格、6)複数様格の6つ。

「あれ、さっきは7つだったのでは?」と気が付いた人は鋭いです。

比較級と最上級で異なっているのは単数分格の作り方。

比較級の単数分格は単数語幹を経由して作るのに対して、最上級の単数分格は子音語幹を経由して作ります。

比較級 最上級
suurempi
→[単数語幹]suurempa
→[単数分格]suurempaa
suurin
→[子音語幹]suurin
→[単数分格]suurinta

 

まとめ

以上、今回は形容詞の比較級・最上級の格変化についてまとめてみました。

比較級・最上級に特有のルールがある訳ではなく、基本通りの格変化ではあるのですが、「そこまで格変化させなくても!」と思ってしまうのもまた事実です。

ここでは格変化のベースとなる語幹の形を再度確認しておきたいと思います。

原級 比較級 最上級
単数主格 suuri suurempi suurin
単数語幹 suure suurempa
suuremma
suurimpa
suurimma
複数語幹 suuri suurempi
suuremmi
suurimpi
suurimmi

 

こうして並べてみると、フィンランド語の美しい規則性のようなものも感じることができると思うのですが、いかがでしょう?

フィンランド語学習記 vol.391 − 形容詞の比較変化(3)

昨日のエントリーに続いて、形容詞の比較表現について。

フィンランド語学習記 vol.389 − 形容詞の比較変化(1)

フィンランド語学習記 vol.390 − 形容詞の比較変化(2)

今回はちょっと変わった比較級・最上級の形を見ていきたいと思います。

その前に基本的な比較級・最上級の作り方をもう一度おさらいしておきましょう。

 

形容詞の比較級・最上級の作り方(規則変化)

形容詞の比較級・最上級を求めるための手順は以下のとおり。

suuri(大きい)→比較級

suuri 1)単数語幹を求める suure
suure 2)kpt の変化を伴う単語では弱形の語幹を使用
*今回は kpt の変化なし
suure
suure 3)2音節の語では語末の[-a/-ä]が[e]に変化する
*今回は語末が[-e]なのでそのまま
suure
suure 4)語幹に比較級の印[-mpi]を付ける suurempi
suuri(大きい)→最上級

suuri 1)単数語幹を求める suure
suure 2)kpt の変化を伴う単語では弱形の語幹を使用
*今回は kpt の変化なし
suure
suure 3ー1)語末の長母音は短母音に変化する
3ー2)語末の[-e][-a/-ä]は消える
3ー3)語末の[-i][-ii]は[-e]に変化する
*今回は(3ー2)のルールを適用
suur
suur 4)語幹に[-in]を付ける suurin

結果として、suuri(大きい)の比較級・最上級は次のような形になります。

原級 比較級 最上級
suuri(大きい) suurempi suurin

 

形容詞の比較級・最上級の作り方(不規則変化)

Every rule has its exceptions.(規則あれば例外あり)という訳で、どのような規則にも例外は存在します。

英語の比較級・最上級にも、いわゆる不規則変化というものがありました。

原級 比較級 最上級
good(良い) better best
bad(悪い) worse worst
many(多くの) more most
little(少しの) less least

 

それではフィンランド語の場合はどうなのでしょう?

調べてみると、フィンランド語の比較級・最上級にもいくつかの不規則変化があるようです。

原級 比較級 最上級
hyvä(良い) parempi paras
parhain
lyhyt(短い) lyhyempi
lyhempi
luhyin
lyhin
pitkä(長い) pitempi pisin
uusi(新しい) uudempi uusin

 

こうしてみると、hyvä – parempi – paras(parhain)の変化だけがずいぶん独特な印象。

その他はちょっとした誤差(?)のような気もします。

とはいえ、杓子定規にもとのルールを当てはめることはできないので、これらの形はそのまま覚えるしかありません。

ただいかにも比較変化で使いそうな単語ばかりなので、おそらく使っているうちに自然と馴染んでくるのではないでしょうか。(楽観的?)

続いて明日のエントリーでは、比較級・最上級の格変化を見ていきたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.390 − 形容詞の比較変化(2)

photo credit: Again via photopin (license)

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昨日のエントリーに続いて、形容詞の比較変化について。

フィンランド語学習記 vol.389 − 形容詞の比較変化(1)

今回は比較級・最上級を用いた文章表現を見ていきたいと思います。

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』から suuri(大きい)という形容詞を使った文を4つ抜き出してみました。

Ruotsi on suurempi kuin Suomi.(スウェーデンはフィンランドより大きい。)
Ruotsi on Suomea suurempi.(スウェーデンはフィンランドより大きい。)
Kumpi on suurempi, Ruotsi vai Suomi?(スウェーデンとフィンランドは、どちらが大きいですか?)
Suomen suurin kaupunki on Helsinki.(フィンランドの一番大きな都市はヘルシンキです。)
原級 比較級 最上級
suuri(大きい) suurempi suurin

 

以下にそれぞれの文を見ていきましょう。

Ruotsi on suurempi kuin Suomi.(スウェーデンはフィンランドより大きい。)

suurempi は suuri(大きい)の比較級。kuin は英語の than に当たる単語。

文全体は英語の ‘Sweden is larger than Finland.’ と同じ並びになっています。

Ruotsi on Suomea suurempi.(スウェーデンはフィンランドより大きい。)

さきほどの文と意味は同じですが、構造が異なっています。

比較級 suurempi の前に来ている Suomea は分格の形。

英語には存在しない形なので、やや違和感はあり。何となく分格(Suomea)よりも属格(Suomen)にしたくなってしまいます。

Kumpi on suurempi, Ruotsi vai Suomi?(スウェーデンとフィンランドは、どちらが大きいですか?)

kumpi は英語の which に当たる単語。

文全体は英語の ‘Which is larger, Sweden or Finland?’ と同じ並びになっています。

Suomen suurin kaupunki on Helsinki.(フィンランドの一番大きな都市はヘルシンキです。)

suurin は suuri(大きい)の最上級。

文全体は英語の ‘Finland’s largest city is Helsinki.’ と同じ並びになっています。

 

こうして一つ一つの文を見てみると、文の作り方は英語によく似ている印象。

比較級と最上級の形を求めることさえできれば、文章表現はそれほど難しくないのかなという印象を受けました。

続いて明日のエントリーでは、ちょっと変わった比較級・最上級の形を見ていきたいと思います。

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