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フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.329 − marja

photo credit: Red currants via photopin (license)

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フィンランド語で「ベリー」は marja(マルヤ)。

日本でベリーと言っても、ストロベリー・ブルーベリーくらいしか馴染みがないようにも思うのですが、海外の市場やスーパーに行くとベリー類というのは実にいろいろな種類があるのだなあということがわかります。

フィンランドの森でも、さまざまなベリーが採れるようです。

フィン
kirsikka cherry さくらんぼ
lakka cloudberry クラウドベリー
(ホロムイイチゴ)
mansikka strawberry イチゴ
mustikka bilberry
blueberry
ビルベリー
ブルーベリー
puolukka lingonberry
cowberry
コケモモ
vadelma raspberry ラズベリー
viinimarja currant スグリ

 

こうして並べてみても、聞いたことがない名前もちらほら。

viinimarja の viini は「ワイン」の意味。

スグリと言われてもあまりピンと来ないのですが、ワインのベリーと言われると一度味わってみたいような気がしてくるから不思議なもの。とても素敵な命名だと思います。

フィンランド語学習記 vol.328 − jäädä

フィンランド語で「とどまる」は jäädä(ヤーダ)。

英語の stay に当たる単語です。

フィンランド語教室のテキスト「suomea suomeksi」には次のような文が出ていました。

Saat sinä jäädä kotiin, jos haluat.(家に残ってもいいよ、もし残りたいなら。)
*saada(〜してもよい)、koti(家)、jos(もし)、haluta(〜したい)

kotiin は「家」を意味する koti の入格の形。

jäädä+入格で「〜に残る」の意味になります。

あるいは入格の代わりに向格と結びつくケースも。

Lompakko jäi pöydälle.(財布はテーブルの上に残っていました。)
*lompakko(財布)、pöytä(テーブル)
pöydälle は「テーブル」を意味する pöytä の向格の形。

jäädä+向格でこちらも「〜に残る」の意味になります。

フィンランド語の入格は「〜の中へ」、向格は「〜の表面へ」を意味する格変化。

よって、その人(もの)がどこにいる(ある)のかによって使い分けなければなりません。

[入格]jäädä kotiin(家の中に残る)
[向格]jäädä pöydälle(テーブルの上に残る)

このあたりはフィンランド語の定番の使い分けなので、慣れてくればそれほど難しいことはないと思います。

フィンランド語学習記 vol.327 − バスは何人乗り?

引き続き、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』を読み進めています。

その中から、今回はこんな例文をご紹介。

Bussiin mahtuu 37 henkeä.(バスには37人乗ることができます。)
*bussi(バス)、mahtua(収容できる)、henki(人)

bussiin は「バス」を意味する bussi の入格の形。

[主格]bussi(バス)
[入格]bussiin(バスの中に)

mahtua+入格の形で「〜を収容できる」という意味になります。

フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』には、次のような疑問文の形がのっていました。

MAHTUA(verbi, intransit)

mahtua + N ill/all Kuinka monta henkeä mahtuu yhteen bussiin?

 

『Tarkista Tästä』P.80

yhteen は数字の1を意味する yksi の入格の形。(フィンランド語では数字も格変化します!)

つまりこの文は「一台のバスには何人乗ることができますか?」というような意味になっています。

そう言われてみると、バスの定員というのは一般に何人くらいなのでしょう? ほんとに37人? そんなことが少しだけ気になってしまいました。

フィンランド語学習記 vol.326 − インプットとアウトプットの格差

photo credit: shelf via photopin (license)

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ここ数日、フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』の総復習をしていました。

わからない単語の意味を調べながら、本文をどんどん読み進めていきます。

そんな中、改めて思ったのは、

  • 以前に比べるとかなりすらすらと文が読めるようになっているということ。
  • 一方、それらの表現を会話で使いこなすのは並大抵のことではないなということ。

そもそもアウトプットの際にそこまで正確性にこだわる必要はないのかもしれませんが、それでも複数分格のような形をぱっと言えるようになるにはまだまだ練習が必要だと感じます。

例えば、次のような文。

Liisan kirjahyllyssä on paljon mielenkiintoisia kirjoja.(リーサの本棚には、たくさんのおもしろい本があります。)

この文を構成する6つの単語のうち、原形をとどめているのはわずか2語のみ。残りの4つの単語は何らかの語形変化をしています。

Liisa Liisan 単数属格
kirjahylly kirjahyllyssä 単数内格
mielenkiintoinen mielenkiintoisia 複数分格
kirja kirjoja 複数分格

 

これが英語なら、”There are many interesting books in the Liisa’s bookshelf.” というシンプルな文になるところ。

このあたり、フィンランド語のアウトプットの難しさというものをひしひしと感じています。

フィンランド語学習記 vol.325 − 既習の格を数えてみれば

前回のフィンランド語のエントリーでは複数属格の作り方を扱いました。

フィンランド語学習記 vol.324 - 複数属格の作り方

フィンランド語の複数格変化の中では、この複数属格と複数分格がやや難しい形。逆に言えば、それ以外の格を作るのはそれほど難しい訳ではありません。

複数格変化が一通り終わったところで、これまでにいくつくらいの格を習ってきたのだろう?と思い、『フィンランド語文法ハンドブック』を開いて、既習の格に印を入れてみると。。。

単数 複数
主格 〜は/が talo talot
属格 〜の talon talojen
分格 〜を taloa taloja
内格 〜の中で/に talossa taloissa
出格 〜の中から talosta taloista
入格 〜の中へ taloon taloihin
接格 〜の表面で/に talolla taloilla
奪格 〜の表面から talolta taloilta
向格 〜の表面へ talolle taloille
様格 〜として talona taloina
変格 〜に(なる) taloksi taloiksi
欠格 〜なしで talotta taloitta
具格 〜を使って taloin
共格 〜と共に taloine-

 

なんと下の三つの格以外は作れるようになっているではありませんか。

しかも先生曰く「欠格・具格・共格」の三つは主に書き言葉で使われる格なのだそう。

ということは今◯の付いている格を使いこなせるようになれば、日常会話で使われる表現はある程度カバーできるということなのでしょう。

最初見たときには「なんだこれは!」と思った格の一覧表ですが、改めてみるとなかなか感慨深いものがあります。

とはいえ、もちろんフィンランド語学習の道のりはまだまだ道半ば。今月から4年目に突入するフィンランド語教室も引き続き頑張っていきたいと思います。

 

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フィンランド語学習記 vol.324 − 複数属格の作り方

今回のエントリーでは、フィンランド語の複数属格の作り方を見ていきたいと思います。

属格というのは「〜の」を意味する格変化の形。

その複数形である複数属格には[-en][-den/-tten][-ten]の三つの形があります。

[-en] isojen talojen 大きな家
[-den]
[-tten]
vieraiden maiden
vieraitten maitten
外国
[-ten] pienten saarten 小さい島

 

複雑なようではありますが、複数属格は複数分格から作ることができるため、複数分格の作り方をきちんと押さえていればそれほど難しいことはありません。

よってまずは vol.315〜318で作った複数分格の一覧をおさらいしてみましょう。

フィンランド語学習記 vol.315 − 複数分格の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.316 − 複数分格の作り方(2)

フィンランド語学習記 vol.317 − 複数分格の作り方(3)

フィンランド語学習記 vol.318 − 複数分格の作り方(4)

単数主格 複数分格
iso talo isoja taloja 大きな家
kesy karhu kesyjä karhuja おとなしい熊
oma kuva omia kuvia 自分の絵
vanha laiva vanhoja laivoja 古い船
pitkä pöytä pitkiä pöytiä 長いテーブル
pieni saari pieniä saaria 小さい島
siisti baari siistejä baareja きれいなバー
mukava satama mukavia satamia 気持ちのよい港
ikävä elämä ikäviä elämiä 寂しい人生
pimeä kahvila pimeitä kahviloita 暗い喫茶店
uusi kone uusia koneita 新しい機械
vieras maa vieraita maita 外国

 

これらの表現を以下の法則に当てはめていきます。

1)複数分格の語尾が[-a/-ä]のときは[-a/-ä]を[-en]に変える。
2)複数分格の語尾が[-ta/-tä]のときは[-ta/-tä]を[-den/-tten]に変える。
3ー1)単数主格が子音で終わる単語はそのまま[-ten]を付ける。
3ー2)単数主格が[-nen]で終わる単語は[-nen]を[-s]に変えて[-ten]を付ける。
4)単数主格が[-i]で終わる単語は。。。(複雑なので後述)

さっそく上記の法則を使って、複数属格の形を作っていきましょう。

 

複数属格[-en]

1)複数分格の語尾が[-a/-ä]のときは[-a/-ä]を[-en]に変える。  
単数主格 複数分格 複数属格
iso talo isoja taloja isojen talojen 大きな家
kesy karhu kesyjä karhuja kesyjen karhujen おとなしい熊
oma kuva omia kuvia omien kuvien 自分の絵
vanha laiva vanhoja laivoja vanhojen laivojen 古い船
pitkä pöytä pitkiä pöytiä pitkien pöytien 長いテーブル
mukava satama mukavia satamia mukavien satamien 気持ちのよい港
ikävä elämä ikäviä elämiä ikävien elämien 寂しい人生

 

このパターンが圧倒的に多いようなので、迷ったときにはとりあえず[-en]を付けておけば。。。

 

複数属格[-den/-tten]

2)複数分格の語尾が[-ta/-tä]のときは[-ta/-tä]を[-den/-tten]に変える。
単数主格 複数分格 複数属格
pimeä kahvila pimeitä kahviloita pimeiden kahviloiden
pimeitten kahviloitten
暗い喫茶店
uusi kone uusia koneita uusien koneiden
uusien koneitten
新しい機械
vieras maa vieraita maita vieraiden maiden
vieraitten maitten
外国

 

[-den]と[-tten]はどちらも使われる形。

アウトプットだけならどちらかを覚えれば良さそうですが、見たり聞いたりすることを考えると両方押さえておく必要がありそうですね。

 

複数属格[-ten]

3ー1)単数主格が子音で終わる単語はそのまま[-ten]を付ける。
3ー2)単数主格が[-nen]で終わる単語は[-nen]を[-s]に変えて[-ten]を付ける。

このグループの単語は上記ルールを適用した[-ten]の形と(1)のルールを適用した[-en]の形の両方を持っています。

単数主格 複数分格 複数属格
sisar sisaria sisarten
sisarien
姉妹
nainen naisia naisten
naisien
女性

 

なぜ、わざわざ二つの形が存在するのでしょう?? こんなときに言葉って難しいものだと感じます。

 

[-ten]または[-en]- 単数主格が[-i]で終わる単語の場合

単数主格が[-i]で終わる単語は、少々複雑ですが、以下のように場合分けしてみたいと思います。

4ー1)語幹をもとめる際に[-i]が[-e]に変わらない単語(=外来語)は、そのまま[-en]を付ける。
4ー2)語幹をもとめる際に[-i]が[-e]に変わる単語で、単数分格を作るときに[-ta/-tä] を付ける単語(=子音語幹を持っている単語)は、[-i]を外して[-ten]を付ける。
4ー3)語幹をもとめる際に[-i]が[-e]に変わる単語で、単数分格を作るときに[-ta/-tä] を付けない単語は、そのまま[-en]を付ける。

実際の変化を以下の例で見てみましょう。

単数主格 複数分格 複数属格
pieni saari pieniä saaria pienten saarten
pienien saarien
小さい島
siisti baari siistejä baareja siistien baarien きれいなバー

 

pieni saari には(4ー2)のルールが適用され、siisti baari には(4ー1)のルールが適用されています。

ただ pieni saari には pienien saarien という形もある。。。というのは(3)のルールと同様。

この他(4ー3)に該当する単語には lehti(葉、新聞)などがあります。

 

まとめ

最後にもう一度「単数主格」「複数分格」「複数属格」の関係を確認しておきたいと思います。

単数主格 複数分格 複数属格
iso talo isoja taloja isojen talojen 大きな家
kesy karhu kesyjä karhuja kesyjen karhujen おとなしい熊
oma kuva omia kuvia omien kuvien 自分の絵
vanha laiva vanhoja laivoja vanhojen laivojen 古い船
pitkä pöytä pitkiä pöytiä pitkien pöytien 長いテーブル
pieni saari pieniä saaria pienten saarten
pienien saarien
小さい島
siisti baari siistejä baareja siistien baarien きれいなバー
mukava satama mukavia satamia mukavien satamien 気持ちのよい港
ikävä elämä ikäviä elämiä ikävien elämien 寂しい人生
pimeä kahvila pimeitä kahviloita pimeiden kahviloiden
pimeitten kahviloitten
暗い喫茶店
uusi kone uusia koneita uusien koneiden
uusien koneitten
新しい機械
vieras maa vieraita maita vieraiden maiden
vieraitten maitten
外国

 

こうして並べてみると、

[-en]→ 複数属格

というくらいの理解から入ってもよいのかもしれません。

すばやく形を作ることはできなくても、まずはきちんと読み取れるようになりたいですね。

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