cialis viagra online accutane

フィンランド語

フィンランド語学習記 vol.265 − 教室へ行く前の勉強法

15010801

冬休み中だったフィンランド語教室も昨日から再開。

教室へ行く前に1時間ほどかけて、これまでに習った文法事項のおさらいをしました。

復習の方法は二つあって、

一つは『フィンランド語トレーニングブック』の該当ページを読み直すこと。

フィンランド語トレーニングブック

この本は文法のドリルではありますが、分格の作り方や過去形の作り方のような文法のルールがコンパクトにまとめられているので、既習の文法事項を思い出したいときにはとても便利です。

*初出の文法事項を理解したいときには、文法の解説書である『フィンランド語文法ハンドブック』から入った方がよいでしょう。もちろんその後『フィンランド語トレーニングブック』などのドリルで手を動かすことも忘れずに!

そしてもう一つの方法は、このブログの該当ページを読むこと。

例えば、過去形の作り方ならこんな感じ。

フィンランド語学習記 vol.244 − 過去形の作り方(1)

このような記事では、上手くいっているかどうかはさておき、学んだ内容を「人に説明する」ことを目指しています。

そのため、忘れた頃に読み直してみると「自分が自分に説明してくれる」という面白い体験をすることができます。また何より自分の言葉でまとめた内容はわかりやすく、すっと頭に入ってきます。

(もちろん本当は自分以外の読者にわかりやすく書かなければならないのですが。。。)

ほとんどの人にとっては、ノートがこの役割を果たしているのだと思いますが、ブログなどにアウトプットすることで、知識を整理・定着しやすくなるということはあるのかもしれません。

 

フィンランド語トレーニングブック
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 233,596

 

フィンランド語文法ハンドブック
吉田 欣吾
白水社
売り上げランキング: 245,422

フィンランド語学習記 vol.264 − jouluaatto

14122401

フィンランド語で「クリスマス・イヴ」は jouluaatto(ヨウルアーット)。

フィン
joulu Christmas クリスマス
aatto eve 前夜

 

joulu は「クリスマス」、aatto は「前夜」の意味。

クリスマス・イヴというのは、もともと12月24日の「夜」を指す言葉。

しかし現在の日本では、24日全体を指して使われることの方が多いような気がします。

フィンランドでも狭義には24日の夜を指すのだと思いますが、「クリスマス・イヴは祝日です」と言うようなときには24日全体を指している訳ですね。

この aatto を使う日には、他にどのようなものがあるのでしょう?

フィン
jouluaatto Christmas Eve クリスマス・イヴ
uudenvuodenaatto New Year’s Eve 大晦日
vappuaatto May Day Eve メーデー前夜
juhannusaatto Midsummer Day Eve 夏至祭前夜

 

クリスマスや新年はわかりますが、メーデーや夏至祭にも aatto があるんですね。

子どもの頃を思い返してみると、イベント前夜というのは、イベント当日と同じくらい、あるいはそれ以上にわくわくした気持ちに包まれて過ごしたものです。

イブという単語には、あの頃の胸の高鳴りにつながるような、そんな魅力的な響きがあります。

フィンランド語の aatto にそんなイメージがあるのかどうかはわかりませんが、そういう気持ちというのは案外万国共通なのではないか。単語を集めながらふとそんなことを考えました。

フィンランド語学習記 vol.263 − 外は何度ですか?

photo credit: timo_w2s via photopin cc

photo credit: timo_w2s via photopin cc

いつのまにか、2014年も残りわずか。

本格的な冬に突入し、冷え込む夜が続いています。

先日のフィンランド語教室で『Suomen Mestari』というテキストを読んでいたら、こんな質問のフレーズが出てきました。

Kuinka monta astetta ulkona on?(外は何度ですか?)
*kuinka monta(いくつ)、aste(度)、ulkona(外で/に)

テキストには、さまざまな温度の答え方ものっています。

On +30 astetta. On kuuma. On helle.(30度です。暑いです。猛暑です。)
*kuuma(暑い)、helle(猛暑)

涼しいイメージのフィンランドですが、夏には30度を超える日もあるよう。日本の「猛暑日」は35度以上の日を指しますが、フィンランドなら30度で十分猛暑なのでしょう。

On +20 astetta. On lämmin.(20度です。暖かいです。)
*lämmin(暖かい)

冷房いらずの暖房いらず。これくらいの気温は快適ですね。

On +2 astetta. On viileä.(2度です。涼しいです。)
*viileä(涼しい)

2度が涼しい? フィンランドの人にとっては、今の東京などまだまだ暖かいのかも。

On -15 astetta. On kylmä. On pakkasta.(マイナス15度です。寒いです。氷点下です。)
*kylmä(寒い)、pakkanen(氷点下)

マイナス15度を「寒い」の一言で片付けてよいのかどうかは意見の分かれるところでしょう。「氷点下」であるのは間違いありませんが。。。

以上、フィンランド語テキストのちょっとした表現から、フィンランドの人の温度感覚がわかって面白かったというお話でした。

マイナス15度は未知の世界ですが、冬のフィンランドにもぜひ行ってみたいですね。

フィンランド語学習記 vol.262 − 5時前に、5時より後に

14121601

前回のフィンランド語教室では「○時前に」「○時より後に」という表現を習いました。

英語なら単に before〜、after〜 ですから、それって習うほどのものなの?と思われるかもしれません。

しかし!フィンランド語の場合はこれが複雑。

例えば「5時前に」「5時より後に」という表現を見てみましょう。

ennen viittä(5時前に)
viiden jälkeen(5時より後に)
*ennen〜(〜の前に)、viisi(5)、〜jälkeen(〜の後に)

フィンランド語では、ennen+分格で「〜の前に」、属格+jälkeenで「〜の後に」という意味になります。

主格 viisi
分格 ennen viittä
属格 viiden jälkeen

 

なおフィンランド語で数詞の分格や属格を作るためには、まず語幹の形を覚えておく必要があります。

フィンランド語の語幹の求め方には法則性がありますが、数詞の場合は例外的な変化もあるので、そのまま覚えてしまった方がよいかもしれません。

主格 語幹
yksi yhte [-ksi]→[-hte]
kaksi kahte [-ksi]→[-hte]
kolme kolme そのまま
neljä neljä そのまま
viisi viite [-si]→[-te]
kuusi kuute [-si]→[-te]
seitsemän seitsemä [-n]→×
kahdeksan kahdeksa [-n]→×
yhdeksän yhdeksä [-n]→×
kymmenen kymmene [-n]→×

 

語幹を求めたら、そこから分格・属格の形を作ってみましょう。

ennen+分格
(○時前に)
語幹 属格+jälkeen
(○時より後に)
1 ennen yhtä yhte yhden jälkeen
2 ennen kahta kahte kahden jälkeen
3 ennen kolmea kolme kolmen jälkeen
4 ennen neljää neljä neljän jälkeen
5 ennen viittä viite viiden jälkeen
6 ennen kuutta kuute kuuden jälkeen
7 ennen seitsemää seitsemä seitsemän jälkeen
8 ennen kahdeksaa kahdeksa kahdeksan jälkeen
9 ennen yhdeksää yhdeksä yhdeksän jälkeen
10 ennen kymmentä kymmene kymmenen jälkeen

 

英語なら数詞の前に before と after を置くだけなのに、フィンランド語のこの手数にはびっくり。

とりあえずは理屈で組み立てるしかないのですが、これがすらすらと言えるようになる日は訪れるのでしょうか??

フィンランド語学習記 vol.261 − poika と vaaka

14121301

フィンランド語で「少年」は poika(ポイカ)。

この poika を「少年の」という意味で使うときには、属格という形を作ります。

主格 poika(少年)
属格 ??(少年の)

 

その作り方をもう一度おさらいしてみましょう。

 

1)属格の印[-n]を付ける

フィンランド語の属格は語尾に[-n]を付けて作ります。

poika
→ poikan

ポイカン!

 

2)[k, p, t]の変化により、語中の[k]が消える

単語の最後の音節に[k]が入っているときには、語形変化の際にその[k]が消えることがあります。

poikan
→ poian

kpt 変化の詳細は下記のエントリーにまとめてあります。

フィンランド語学習記 vol.75 − kpt/子音階程交替

 

3)三重母音禁止のルールにより、語中の[i]が[j]に変化(!)

poian
→ pojan

[i]の下の部分がにょきっと伸びるイメージ。これはびっくり!

 

以上の手順により、poika の属格は pojan となります。

主格 poika(少年)
属格 pojan(少年の)

 

以上を踏まえた上で、もう一つ別の単語を見てみましょう。

フィンランド語で「秤」は vaaka(ヴァーカ)。

(この語感もおもしろいのですが、それはまた別の話。)

この vaaka の属格はどのような形になるでしょうか?

主格 vaaka(秤)
属格 ??(秤の)

 

こちらも先ほどの手順に沿って見ていきましょう。

 

1)属格の印[-n]を付ける

vaaka
→ vaakan

 

2)[k, p, t]の変化により、語中の[k]が消える

vaakan
→ vaaan

 

3)三重母音禁止のルールにより、単語の途中にアポストロフィを挿入(!)

vaaan
→ vaa’an

たしかにアポストロフィで区切れば三重にはなりませんが。。。これもびっくり!

 

最初に紹介した「poika → pojan」の変化から類推すると、「vaaka → vajan」になるのかな?と思ったのですが、そうはならないんですね。

よって、vaaka の属格は vaa’an となります。

主格 vaaka(秤)
属格 vaa’an(秤の)

 

しかし vaaan を vaa’an と書いたところで、発音は同じなのでは?と思ったのですが、vaa’an の方はアポストロフィのところで一旦区切って発音するよう。

vaa’anの発音

イメージとしては、

  • vaaan(ヴァーーン)←ダメ
  • vaa’an(ヴァーアン)

こんな感じでしょうか。

以上、ちょっと面白い poika と vaaka の語形変化のお話でした。

フィンランド語学習記 vol.260 − Itsenäisyyspäivä

photo credit: pni via photopin cc

photo credit: pni via photopin cc

フィンランド語で「独立記念日」は itsenäisyyspäivä(イツェナイスュースパイヴァ)。

フィン
itsenäisyys independence 独立
päivä day

 

本日12月6日はフィンランドの独立記念日。

調べてみると、フィンランドがロシア帝国から独立したのは、第一次世界大戦中の1917年のこと。

この年にロシアでは革命(2月革命、10月革命)が起こり、その混乱に乗じて、フィンランド議会は独立を宣言しました。

12月6日というのは、議会がその独立宣言を採択した日に当たっているようです。

なお独立したのが1917年ということは、今年2014年は独立97周年。

3年後の2017年には100周年になるので、盛大な催しがあるのでしょうか。

またフィンランドの12月の祝日には、この独立記念日の他にクリスマス休暇があります。

フィン
12月6日 Itsenäisyyspäivä Independence Day 独立記念日
12月24日 Jouluaatto Christmas Eve クリスマスイブ
12月25日 Joulu Christmas クリスマス
12月26日 Tapaninpäivä St. Stephen’s Day 聖スティーヴンの日

 

この時期フィンランドでは、一年のハイライトに向けて、いよいよカウントダウンという感じなのかもしれません。

そしてそれは日本もまた同じ。来るべき年に向けて、残すところ1か月弱となりました。

cialis viagra online accutane