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英単語3,000語を短期間で効率的に覚える方法

GREという試験をご存知でしょうか?

主に言語力を測定するVerbal Reasoning/Analytical Writingと数学力を測定するQuantitative Reasoningから成る、北米の大学院に進学するための試験です。

このうちQuantitative Reasoningは、いわゆる中学数学の内容を押さえておけば、ほぼ満点が取れてしまうという、日本の標準ではきわめてやさしい試験です。

Analytical WritingはTOEFLなどでも見られるアカデミックエッセイのライティングテストで、要求される文字数が多いので書き慣れていない人にはかなり大変です。

そして最大の難関はVerbal Reasoningで、これが一筋縄ではいきません。Verbalというくらいですから言語能力を測る試験なのですが、アメリカの試験ですから、当然「言語能力=英語力」ということになります。

そしてここで問われているのは、あくまで「国語」としての英語力なのであって「第二言語/外国語」としての英語力ではないことは言うまでもありません。

そのため我々日本人が挑む場合は満点などまず不可能。かなり英語に習熟した人でも、5割得点することすら、なかなか難しいというシロモノなのです。

しかも中心となるのはなぜか単語力のテストで、英検1級レベルまたはそれ以上の単語を、約3,000語は覚えなければならないと言われています。

 

例えばこんな問題が出題されます。

PERFIDY
◯ preciseness
◯ magnanimity
◯ respect
◯ diplomacy
◯ faithfulness
これはAntonym Questionsの一例。perfidyの対義語を5つの選択肢から選びます。

 

繰り返しますが、これはあくまで英語ネイティブ用のテストなので、ネイティブスピーカーですら、解答に迷うような問題が並んでいるのです。

さてここで問題。未知の単語3,000語をテスト対策として、ある一定の期間内に最も効率よく覚えたいというとき、あなたならどのような手段を取るでしょうか?

昔、試験勉強でやったように、一語一語ノートに書きとるという方法もありますが、3,000語はあまりに高い壁です。1日に20語ずつ覚えても、全て終えるまでには約半年かかります。しかも半年経った頃には最初の頃覚えた単語などすっかり忘れているかもしれません。。。

私がこの難関に出会ったとき、さすがに書き取り方式で覚えようとは思いませんでした。というのもGREのテスト対策としては、スペルを綴れるようになる必要はないため、あくまで「単語」と「意味」を結びつける作業に注力するのが効率的だったからです。

英検などの問題集によくあるような選択問題を解き、わかるものとわからないものを選別しながら覚えていくのがよいと思ったのですが、残念ながら3,000語分の練習問題は市販されていません。目の前には3,000語のリストがあるのみです。

そこで3,000語を登録すれば、自動的に選択問題を生成してくれるようなソフトウェアはないものか?と探し始めたのでした。そこで見つけたのが、今回紹介する「Parthenon」というソフトウェアです。

このソフトは、エクセルに「単語」と「単語の意味」を入力すれば、それをデータベースとして、自動的に選択問題を生成してくれます。

 

こんな感じで3択問題を出題してくれます。「英語⇒日本語」「日本語⇒英語」の両方が選択可能。

 

3,000語をエクセルに入力するのは大変なので、インターネット上で誰かが公開していたGREの必須単語リスト(4,000語くらいあった)をコピーし、エクセルにそのまま貼り付けました。

そして早速、問題演習開始。このソフトでは過去の解答履歴に基づいて、間違えた問題は繰り返し、正解した問題は時間をおいて再度出題してくれます。また全てにおいて正確という訳ではないのですが、音声読み上げ機能も付いているので、記憶を補助してくれます。

私はこれを毎日20~30分繰り返すことで、かなりの単語を覚えることができました。その結果、本番のテストでは800点中540点! いや540点なんて大したことないと思われるかもしれませんが、これでもなかなかのものなのです。

大量の単語を短期間に覚えなければならない!という方は、ぜひお試しください。

フィンランド語学習記 vol.5 − 自己紹介をしてみる

フィンランド語教室2週目のレポート。

授業はフィンランド人の先生と日本人の先生が隔週で行うため、今週は日本人の先生の回。主に文法を扱います。

まず取り上げたのはこんな表現。

Minä olen 〜.(私は〜です)
Sinä olet 〜.(あなたは〜です)
Hän on 〜.(彼/彼女は〜です)

「olen, olet, on」は英語のbe動詞「am, are, is」に当たる単語で、主語に合わせて活用します。

続いて挨拶の練習。

Hyvää Päivää! Minä olen〜.(こんにちは、わたしは〜です)
Kuka sinä olet?(誰ですか、あなたは?)
Hyvää Päivää! Minä olen〜.(こんにちは、わたしは〜です)
Hauska tutustua.(知り合えて光栄です)
Samoin.(こちらこそ)

「知り合えて光栄です」の[ハウスカ トゥトゥストゥア]は語感が楽しいですね。

授業ではまずこれらの表現を暗記。その後、このやり取りをクラスのメンバーと行い、全員の名前を覚えてしまおうという趣旨。なかなかアクティブでやりがいがあります。

それから今回面白いと思ったのは、フィンランド語では疑問文でも文末のイントネーションを上げないということ。そんなにたくさんの言語を知っている訳ではありませんが、これはかなり珍しい特徴ではないでしょうか?

日本語でも文末のイントネーションを上げない例はありますが、そもそも意味が変わってしまいます。

フィンランド語を勉強してるんですか?(↗)
(含意:えっ、フィンランド語なんていう珍しい言葉を勉強しているの? この人、物好きだなあ。。。)
フィンランド語を勉強してるんですか。(↘)
(含意:フィンランド語のような趣のある言葉を勉強しているなんて、この人は教養人に違いない。。。と、深く感心する。)

まあ、後者の例はあまりなさそうですが、イントネーションの有無によって文の含意が変わることはたしかです。もしかすると、言語学的に深みのあるテーマなのかもしれません。

次回の授業までにきっちり復習をしてくることを約束して、今回の授業は終了。一人ぶつぶつと練習しながら、帰りの夜道を歩きました。

 

それにしても今回の授業では、初歩の語学を教室で習うというのはこんなに面白いものだったのかと新鮮な驚きがありました。

おそらく生徒全員が完全なビギナーで、とりあげる単語や文法のほとんどが新しい知識であるということが大きいのかもしれません。

次回のクラスが楽しみです。

フィンランド語学習記 vol.4 − 教室へ通ってみる

これまでアプリや書籍でフィンランド語に触れてきたものの、もう少し世界を広げてみたいと思い、今月からフィンランド語の教室へ通ってみることにしました。

教室へ通うメリットは様々あるでしょうが、個人的には以下の2点が大きいと思っています。

 

学習のペースメーカーになってくれる。

何事も継続するためには、意志の力に頼るのではなく、上手に仕組化することが必要だと思います。定期的に教室へ通うことで、学習の仕組化はだいぶ楽になります。

 

他の学習者と知り合うことで刺激になる。

英語であれば、教室へ通わなくとも様々な情報共有の機会があると思いますが、あまりメジャーではない言語の場合、その言語を学習している人と知り合うのはなかなか難しいものがあります。そのため教室へ通い、人のつながりを作っておくことは、長期間の学習を続ける上で気持ちの支えになってくれます。

 

さて迎えた授業初日。語学の教室に通うのはずいぶん久しぶりなので、行く前はかなり緊張しました。

小雨の中、住宅街の一角に教室を発見。まずは受付で教科書を購入します。教科書は『Suomea Suomeksi』というタイトルで、表紙の一角に日本語で「フィンランド語をフィンランド語で」と書いてあります。

おそらくそのような意味のタイトルなのでしょう。中を見てみると、内容はすべてフィンランド語。これだけでずいぶん身が引き締まります。

また副教材としてフィンランド語の単語集もついてきます。こちらは対訳の日本語付き。

教室へ入るとすでに先生は来ていて、全員が揃うまで雑談風の会話。一人一人にフィンランド語を学ぶことにしたきっかけと目的を聞いて行きます。

ムーミンが好きなのでとか、F1が好きなのでとか、いろいろな理由がありました。もうフィンランドに行ったことがあるという人も、これから行きたいという人も、また将来ヘルシンキ大学に留学したいという人もいました。

私はとりあえずアキ・カウリスマキの映画が好きなので。。などと言ってみましたが、あまり知っている人はいない様子。まあたしかにメジャーではないので、仕方ないところでしょう。

なお初日の授業は9名の人が参加していました。授業が始まり、まずは挨拶ということで以下のフレーズが紹介されます。

Hyvää iltää!(こんばんは)
Hyvää huomenta!(おはよう)
Hyvää päivää!(こんにちは)
Hyvää yötä.(おやすみ)

夜の授業なので「こんばんは」から始まります。

ここでのポイントは日本語にない [y, u, ö, ä]の発音であるとのこと。やはり生でネイティブの先生の発音を聞くのは、アプリで聞くのとは違います。

ただし[ä]の音と[a]の音がどう違うのかが、はっきりとわからず。。。これは次回までの課題。

またその後は[r]の発音を徹底的に練習します。これはもともと得意な人と苦手な人がいる様子。自分はそれほど苦労せずに発音できました。

なお先生によると、上記のフレーズは挨拶としてはややフォーマルな感じもあり、職場で毎日顔を合わせるような人に対しては、

Hei!(こんにちは、さようなら)
Moi!(こんにちは、さようなら)

などが用いられるそうです。また、

Hei Hei!
Moi Moi!

など2回重ねて使うこともできます。

また Hei! の方が昔からある挨拶で、Moi! はもともとヘルシンキ周辺で使われていたものが全国に広まったとのお話。どちらかというと若者ことばという印象もあるようでした。

授業は教科書の最初にのっている発音のページを全員で読み、9時過ぎに散会。

次回はもう少し本格的に文法なども扱うとのこと。楽しみ!

Freerice − 英単語の問題に答えて、お米を寄付できる学習サイト

Freericeというウェブサービスを知っていますか?

このサイトでは、学習者向けに英単語の意味を選ぶ4択問題を出題してくれます。

それだけならよくある学習サイトですが、このサイトのおもしろいところは、1問正解するごとに世界食糧計画(WFP)を通して発展途上国の人々へ米10粒が寄付されるというその仕組み。複数のスポンサーがこのサイトに出資しており、必要な寄付米をまかなってくれているのだそうです。

1問10粒なら、100問で1,000粒。世界中にユーザーがいることを考えれば、なかなかのものではないでしょうか。

つまりFreericeは学びながら、そして楽しみながら、寄付ができてしまうという素晴らしいサービスなのです。

Freerice

Level 1[expensive]の意味を選ぶ問題。

 

Freerice2

正解するごとにお米がたまっていきます。

 

レベルは60段階に分かれており、レベル1はかなりやさしいですが、60となるとチンプンカンプン。それもそのはず、これは英単語といっても、英語ネイティブを想定した英単語テストなので、ノンネイティブにはかなり難易度の高い語彙が多いのです。

しかし(特に低レベルのものは)十分にノンネイティブの英語学習に役立つレベルですので、ぜひ試してみてください。

レベル1からスタートすると一定の問題数を正解すれば自動的に上のレベルに上がります。またいきなりレベル60からスタートすることもできますが、その場合は不正解の度にどんどんレベルが下がって行きます。

つまり自分のレベルに合わせてソフトが難易度を自動調整してくれるため、自分に合った難易度で学習をすすめることができます。

また英単語以外に、英語以外の外国語や美術・文学・算数・化学・地理などのテーマを選択することもできます。

Freericeはブラウザベースのサービスなので、何かの空き時間にちょっとやってみるという使い方に向いているかもしれません。

なお画面の上の方に「Ranking」という項目があったのでクリックしてみると、トップの人はなんと約48,000,000粒(!)も寄付しているようです。1問正解するごとに10粒なので、4,800,000問も正解したのでしょうか? いやはや、すごいですね。

フィンランド語学習記 vol.3 −『フィンランド語のしくみ』を読んでみる

前回のエントリーで紹介した「Euro Talk」というアプリを使い、日常単語200くらいはほぼ頭に入れることができました。

そこで次の段階として『フィンランド語のしくみ』(白水社)を購入。

フィンランド語のしくみ

帯には「寝ながら読める外国語!」と書いてあります。またしても楽なところから攻めようということで。

この本、寝ながら読めるというだけあって練習問題は一切なし。うなずきながら、どんどん読み進められるようになっています。

もちろんそれだけで外国語が身に付く訳はないのですが、「Euro Talk」である程度日常単語を仕入れているので、本の中に出てくる例文などは無理なく読み進めることができました。

あ、この単語知ってる!といった、当たり前と言えば当たり前の喜びを味わうことができるのです。

ここまでにわかったフィンランド語の特徴として、

  • 冠詞がない(素晴らしい!)
  • 名詞の性がない(素晴らしい!)

ということが挙げられます。これは非常に素晴らしい。

しかも文字と音声が一対一の対応になっているので、単語をローマ字読みすれば、それだけでほとんど通じてしまいます。

わかりやすく英語の例で言うと、make を「メイク」と読むようなことはなく、そのまま「マケ」と読んでしまえば良いのですね。これも大変にありがたい。

しかしもちろん良いことばかりではなく、フィンランド語には名詞・形容詞の格変化が多いという特徴もあります。

例えば英語の一人称は I, my me, mine の4種類。

フィンランド語の場合は、なんとこの変化が15種類(!)もあるのだそうです。これは恐ろしい。。。

しかしまだ始めたばかりなので、恐ろしい面はなるべく見ないように、陽のあたる世界(冠詞がない!)を歩いて行くことにしたいと思います。

P.S. この本のコラムで紹介されていたフィンランド人の名字 Aho, Ahonen, Ahokainen にはびっくりしました。あほかいねんって。

 

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フィンランド語学習記 vol.2 −「Euro Talk」を使ってみる

さてフィンランド語を学んでみよう!と思い立ったものの、基礎知識はゼロ。入門書の一冊でも買ってくるという手はありますが、まずはより手軽なところからとりかかることに。

手持ちの iPod touch から「Euro Talk」というアプリを850円で購入しました。

以前、同じシリーズのフランス語のアプリを試したことがあり、なかなかよくできているなあと思っていたので、この機会にフィンランド語のものも使ってみることに。

このソフトは日常よく使う単語を、以下の9つのカテゴリーに分けて、無理なく覚えられるように工夫がされています。

例えば「基本単語」のカテゴリーを選び、その中の「電話」という日本語をタップすると、電話のイラストとフィンランド語のスペルを見ながら、発音が聞けるという仕組み。

電話は puhelin なのですね。

また3種類のゲームを通して、記憶の定着度を測ることもできます。

こちらは読み上げられた単語を4つの絵から選択するゲーム。

余談になりますが、この Euro Talk シリーズはずいぶんマイナーな言語までカバーしており、フィンランド北部で話されているサーミ語なんてものまで存在しています。
(どれくらいダウンロードされたのか知りたいですね。)

ざっと見ただけでも全部で100言語以上あるので、気軽に少数言語に触れてみたい人には、おすすめのアプリです。

さっそく日常の挨拶などを聞いてみましょう。

Hyvää huomenta.(おはよう)
Hyvää päivää.(こんにちは)
Hyvää iltaa.(こんばんは)

おお〜、これは全然聞いたことない(当たり前か)。

そして様々な単語を聞いているうち、これはなかなか一筋縄ではいかないぞ、ということがわかってきました。

フランス語などのヨーロッパ言語をかじったことがある人は覚えがあると思いますが、それらの言語には英語を連想させる単語がかなりの量含まれています。しかしこのフィンランド語には、それがどうも少ないのです。

luottokortti(クレジットカード)

この手の単語はもう少し万国共通っぽくならないものでしょうか。

ちなみにフランス語では、une carte de credit。これなら何となくわかるのですが。

ちょっと目先を変えて、数を数えてみましょう。

yksi(1)
kaksi(2)
kolme(3)

最初の1からして、やや固い感じの綴りに見えてきました。

しかし、そもそも「いち」という音と文字が「1」と結びついているのは単なる偶然であって、「1」は「わん」でも「あん」でも「ゆくし」でも「がらがらどん」でもよい訳です。

とはいえ、すべてがこのように恣意的で、日本語や英語の知識が全く動員できない言語の体系を身に付けるということになると、とんでもなく骨の折れる作業になりそうです。まさに言語の恣意性、ルール無用の世界。

しかしよく見ていると、こんな単語もありました。

Kahvi(コーヒー)
Auto(車)

こういうのがたまに出てくると、なんだかほっとします。まあ人間そんなものでしょう。

そんなこんなで、日常単語をどんどんどんどん聞いていきます。完璧に覚えるというよりは、今後どこかで聞いたときに「あ、この単語聞いたことがあるな」というくらいの記憶を作れれば合格ということで。

ずいぶん甘い基準なのですが、最初からあまり追い込むのは禁物。のんびりとやっていくことにします。

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