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Kindle Paperwhite 購入記 − アカウントの統合について

Kindle Paperwhite を購入したので、その顛末を少々。

私が初めて Kindle(Kindle 3)を購入したのは2010年のこと。当時はまだ日本未発売だったため、いわゆるアメリカのアマゾン「Amazon.com」経由で購入し洋書専用のリーダーとして使ってきました。

私にとっての Kindle の最大のメリットは、

目が疲れない

この一点に尽きます。電子書籍リーダーとしては、iPad や同じ Amazon の Kindle Fire などもありますが、液晶画面で長時間本を読むのは目が疲れます。自分の場合、もともと目が弱いのか、長時間画面を見つめていることができないため、Kindle の E-Ink のスクリーンは大変助かります。

このスクリーンは初めての人が見ると、スクリーンの上に紙を貼り付けてあるんじゃないかと思うくらい、紙の書籍に近い質感があり、とても気に入っています。

ただし前述の Kindle 3 はまだタッチパネルを採用していなかったため、タッチパネルの電子書籍リーダーがほしいと思っていました。2011年に Kindle Touch が出た時は購入するかどうか迷ったのですが、Kindle 3 を購入したばかりということもあり見送り。今回 Paperwhite の発売に当たり、ようやく買い替えてみようという気になりました。

 

どのアカウントから購入するか(Amazon.com or Amazon.co.jp)

Kindle は基本的に洋書専用リーダーとして使っているため、当初は日本のアマゾン「Amazon.co.jp」ではなく、アメリカのアマゾン「Amazon.com」から購入しようと考えていました。というのは一時ネット上でも話題になりましたが、

  • 同じ本でも「Amazon.com」の方が「Amazon.co.jp」より安いことがある
  • 「Amazon.com」でしか取り扱っていない本がある

という噂があったのです。実際、自分でも調べてみたところ、たしかに「Amazon.com」の方がいくぶん安価な本もあるようでした。とはいえそんなに頻繁に購入する訳ではないので、多少の価格差はかまいません。しかし私が読みたい本は語学系の専門書が多いので、取り扱いが少ないというのは困ります。

そんな訳で「Amazon.com」からデバイスとコンテンツを合わせて購入し、そちらのアカウントで管理した方がよいだろうと思ったのです。

しかし「Amazon.com」経由で Paperwhite を注文しようとすると、このようなメッセージが。

あなたは日本に住んでいるので「Amazon.co.jp」経由で買ってください!とのこと。

つまり Kindle が日本未発売だったときは、日本からでも「Amazon.com」経由で購入できたのですが、今年日本でも Kindle が発売されたので「Amazon.co.jp」から買ってくださいということなのでしょう。それなら仕方ないかということで日本のアマゾンから購入しました。

しかしここで一つ疑問が。これまで私が「Amazon.com」から購入した電子書籍は、同じく「Amazon.com」から買った Kindle 3 と結びついています。

一方、今回「Amazon.co.jp」から購入した Paperwhite は、当然「Amazon.co.jp」のアカウントと結びついているので、このままだとこれまで「Amazon.com」から購入した電子書籍を Paperwhite で読むことはできません。

これを解決するには「Amazon.com」と「Amazon.co.jp」のアカウントを結合するという方法があるようです。

「Amazon.co.jp」のホームページを確認すると、このような記述が。

過去にAmazon.comでKindleコンテンツをご購入済みの場合、アカウントの結合を行うことでKindleライブラリが統合され、Amazon.comで購入済みのKindleコンテンツをAmazon.co.jpで管理することができます。

また、アカウントを結合する際に、Kindleコンテンツの購入先サイトをAmazon.co.jpに変更することにより、日本語のコンテンツを日本円で購入できるようになります。

一時期、アカウントの結合をしてしまうと「Amazon.com」からコンテンツを買うことができなくなってしまうという情報も流れていましたが、そんなこともないようです。(Amazon側が対応した?)

アカウントを結合した後、Kindleコンテンツの購入先サイトを選択することができます。Amazon.co.jpを購入サイトとして選択すると、選択している間は、 Amazon.comでKindleコンテンツを購入することはできなくなります。ただし、サイトの選択は、My Kindleのページでおこなうことができますので、購入したいサイトを選ぶことで、購入することができるようになります。同様に、Amazon.comを購入サイトとして選択すると、 Amazon.co.jpでKindleコンテンツを購入することはできなくなりますが、上記と同じ方法で、購入することができるようになります。

ということは、そもそも「Amazon.com」から Paperwhite を購入する必要もなかったのですね。アカウントの結合は「Amazon.com」側の「Your Account > Manage Your Kindle」へすすみ、下記メッセージの末尾 Learn more をクリックします。

そこで簡単にアカウントが結合できる。。。はずだったのですが、残念ながら結合ができませんとのメッセージが。

原因がわからないので、カスタマーサービスにメールを送って対応してもらうことに。担当の方と何度かメールのやりとりをし、結局手動でアカウントの結合をしてもらいました。居住国設定のシステムに若干の不具合があったようです。

考えてみると別々のアカウントを結合するなどというのは、かなりの難仕事なのかもしれません。間違ったアカウントを結合したりしたら大変なことになりますし。。。

ともあれ、これでようやく過去に購入した本も Paperwhite で読めるようになりました。次回は Kindle 3 と比較しつつ、Paperwhite の使用感などを書いてみたいと思います。

(注)上記「カスタマーサービスに連絡」からアカウントの結合を依頼するときは「お問い合わせ内容:その他」「詳細内容:アカウント結合」「さらに詳細の内容:アカウント結合のトラブル」を選択するようにとのこと。

 

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フィンランド語学習記 vol.19 − 疑問文の作り方について考える

photo credit: Colin_K via photopin cc

いよいよ年末も近くなりました。

フィンランド教室は年明けまで休みのため、最近はこれまでに習った文法や単語の復習をしています。

その中で、疑問文の作り方が気になったので、以下にポイントをまとめておきます。

Aki on suomalainen.(アキはフィンランド人です)
Onko Aki suomalainen?(アキはフィンランド人ですか?)

「はい/いいえ」で答えられる疑問文を作る場合は、動詞を文頭に出して、その語尾に[-ko/-kö]を付けるのがフィンランド語のルールでした。

このルールは一見すると、日本語に似ているようでもあり、英語に似ているようでもあります。話をわかりやすくするために「日本語/英語/フィンランド語」の yes/no 疑問文の作り方を比較してみましょう。

 

日本語 ⇒ 動詞に助詞「か」を付ける。

[平叙文]アキはフィンランド人です。
[疑問文]アキはフィンランド人です

 

英語 ⇒ 動詞を文頭に出す。(または助動詞を文頭へ置く。)

[平叙文]Aki is from Finland.
[疑問文]Is Aki from Finland?
[平叙文]Aki lives in Finland.
[疑問文]Does Aki live in Finland?

 

フィンランド語 ⇒ 動詞に語尾[-ko/-kö]を付け、かつ文頭に出す。

[平叙文]Aki on suomalainen.
[疑問文]Onko Aki suomalainen?

 

すなわちフィンランド語では、日本語的なルールと英語的なルールの二つが適用されているということになります。機能的な面から考えれば、どちらか一つのルールだけでも良さそうに思いますが、何か理由があるのでしょうか?

一方、疑問詞を使った疑問文では、次のような語順になります。

Millainen kaupunki Helsinki on?(ヘルシンキはどんな街ですか?)
*millainen=どんな kaupunki=街

こちらは動詞を主語の前に出さないという点で英語の語順と異なっています。これも慣れないと思いのほか難しくて、ついつい Millainen kaupunki onko Helsinki? などと言ってしまいそうです。

語の役割を主に語順で示す英語では当然語順の制約が厳しいため、*What kind of city Helsinki is? などと少し語順を間違えただけで、すぐに *ungrammatical になってしまいますが、フィンランド語の場合はどうなのでしょうか?

そのあたりの感覚は勉強不足のため残念ながらまだわからず。今後の進展(?)に期待することにしましょう。

『キャパの十字架』沢木耕太郎著 − 文藝春秋新年特別号より

photo credit: Kikasz via photopin cc

毎年クリスマスイブに放送する沢木耕太郎さんのラジオ番組「MIDNIGHT EXPRESS 天涯へ」は、冬の楽しみのひとつ。

今年の放送では、今年一年かけて取り組んできたというロバート・キャパに関する作品やその取材の裏話などをお話しされていました。

その作品「キャパの十字架」はまだ単行本にはなっていないのですが、発売中の文藝春秋・新年特別号に掲載されているということでさっそく購入してきました。

そして一気読み。ほんとうに面白い。面白い本といっても「感動した」「勉強になった」などなど様々な読後感があると思いますが、この作品はとにかく面白かったとしか言いようがないくらい、時間を忘れてのめりこみました。

本作の主人公であるロバート・キャパは、1936年に勃発したスペイン内戦や第二次世界大戦のノルマンディー上陸作戦の報道写真で世界的な名声をつかんだ、ハンガリー出身の戦場カメラマンです。

日本でもキャパに関する本は多く出版されていて、私もキャパの自伝「ちょっとピンぼけ」や、リチャード・ウィーランによる伝記「キャパ その青春」「キャパ その死」を読んだことがあります。

さて本作「キャパの十字架」はキャパの写真の中でも、おそらく最も有名な「崩れ落ちる兵士」を巡って展開します。キャパの名前を知らない人でも、どこかでこの写真を見たことがある人もいるのではないでしょうか。

銃弾に撃たれて、背中から崩れ落ちる兵士。この写真はあまりにも決定的瞬間であるが故にその真贋について様々な議論がありました。すなわち本当に撃たれたところを撮影したものではなく、演技(=やらせ)ではないかと言うのです。

「キャパの十字架」ではこの写真について、世界各地での文献調査や関係者の取材、撮影に使用されたカメラの構造に関する考察などを通して、著者独自の仮説に到達します。

著者の綿密な調査と執念、仮説を導きだす推理のプロセスはまさに推理小説のようで、ぐんぐん引き込まれてしまいます。

フィクションの推理小説でも、これだけ劇的な展開はなかなかないのではないでしょうか。近々、単行本も出るのかもしれませんが、年末年始に面白い本が読みたい方にはぜひおすすめです。

沢木さんの本を読んでよく思うのは、人間にとって何かを面白がる能力というのは、この世界を生き抜いて行く上で一番大切なものかもしれないということです。実際、それ一つがあれば、金銭や名声に恵まれなくても、満足のいく一生を送れると思うのですが、どうでしょうか。

沢木さんの本にはいつもそのような「熱」があり、読み終わった後には自分も少し熱が上がったような気がするのです。

 

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Pearson の学力調査に対するフィンランドのある反応

photo credit: Marcus Hansson via photopin cc

もしかして日本はフィンランドブームなのかもしれないと思う今日この頃ですが、フィンランドという名前が日本でメジャーになったのは、やはり教育関係のニュースがきっかけだったような気がします。

OECD(経済協力開発機構)によるPISAテストでフィンランドが上位を占め、その後日本のゆとり教育が見直されるきっかけになったのは、2003年のことでした。

それ以降、いわゆるフィンランドメソッド(?)に関する本が多数出版され、いちおう教育業界に身を置いている自分も何冊か読んだ記憶があります。

さて先日 Books from Finland のブログ記事を読んでいたら、Pearson の学力調査でフィンランドが1位になったとの記事がありました。日本も4位に入っているようです。

Good school, bad pupils, or vice versa? | Books from Finland

これは単一のテストの結果という訳ではなく、PISAを含む複数のテスト、また識字率や大学進学率など、複合的な指標を加味して算出したランキングのようです。

そしてこの記事で印象に残ったのは「2009年のPISAテストで順位が下がったのはショックだった」とか、「今、子どもたちの学習へのモチベーションは下がっている」など。どこかの国でも聞かれるような嘆き節?

そういえば、2009年のPISAテストでは上海が1位を独占したのでした。

なんとなくフィンランドというと、確固とした教育哲学があり、泰然自若というか、ランキングなどには一喜一憂しないというイメージがあったのですが、実際はそんなこともないのでしょうか。

もっとも1位の国には1位の国なりの悩みがあるのでしょう。200本のヒットを打ってもなぜ4割が打てないんだろうと思い、オリンピックで金メダルを取っても、4年後にまた金メダルを取りたいと思うのが人間です。だとすれば、人間というのはそれなりに平等であるのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.18 − わかることとできること

photo credit: Visit Finland via photopin cc

フィンランド語教室10週目のレポート。早いもので、年内の授業は今回で終わりです。

一段と冷え込む中、いつもの教室へ。東京も寒いですが、ヘルシンキは今の季節マイナス10度くらいなんだとか。

授業は格変化の練習から。

いちおう復習はして行ったものの、その場ですぐに変化形を作ってみようということになると、やはり時間がかかってしまいます。

「まず語尾が◯だから、語幹は変化しないな。語幹に[a]が含まれているから母音調和はなし。さて[k, p, t]は。。。」という具合に、頭の中でひとつひとつのプロセスを確認しなければなりません。

しかし時には既に覚えた変化形からの連想が働くこともあります。

例えば、

Helsinki(ヘルシンキ)
⇒ Helsingissä(ヘルシンキに)

という変化を知っていたので、

kaupunki(街)
⇒ kaupungissa(街に)

という変化形をすぐに言うことができたりします。このようなストックを増やしていけば、瞬間的に変化形を作ることもできるようになるでしょう。

それにしても改めて思うのは、語学において「わかること」と「できること」の間には深い溝があるなということです。

やはり大人になってから外国語を習得する場合、「わかること」なしに「できること」はあり得ないので、まずは仕組みを理解することは欠かせませんが、そこから会話などで使えるようになるためにはそれなりの修練が必要です。

とはいえやみくもに暗記しても仕方ないので、当面は、上の Helsinki/kaupunki のように「A が A’ になるのなら B は B’ になるはずだ」という連想を大切にしていこうと思います。

文法を終えた後は会話練習。

格語尾[-ssa](〜の中に)を付けて、自分の居場所を言ってみます。

Minä olen Japanissa.(私は日本にいます)
Minä olen Tokiossa.(私は東京にいます)
Minä olen Nerimassa.(私は練馬にいます)

日本の地名でも格変化して「〜ッサ」が付くため、繰り返し発音していると、なんだか沖縄弁のようにも聞こえてきておもしろいですね。

そして、年末年始の宿題は、ここまでに習った単語をすべて暗記してくること。

まだそれほどの量ではないので、正月休みなどを利用して、きちんと整理しておこうと思います。ここまでのフィンランド語の学習でわかったことは、単語の辞書形を覚えるなどというのはハードルが低い! 勝負はその先の変化形にあるのでしょう。

フィンランド語学習記 vol.17 − サーミの人々

photo credit: Visit Finland via photopin cc

フィンランド語教室9週目のレポート。

今回の授業ではサーミの人々についての話が出てきました。

先生曰く、フィンランド語とサーミ語はいちおう親戚同士の言語ということになっているものの、実際にはフィンランド語のネイティヴでもほとんどサーミ語を理解できないというくらい違った言語なのだとか。

ただしサーミ語は、フィンランド語・スウェーデン語とともにフィンランドの公用語に含まれるため、例えばサーミ語で裁判を受ける権利なども認められているそうです。

大型書店のフィンランド語コーナーを見に行くと、近くにサーミ語の本が置いてあるので、本をパラパラめくったりしたことはあるものの、詳しいことはわかりません。

サーミの人々の正確な人口はわかっていないものの、各種資料によると約10万人というところでしょうか? それにしてもこのような少数言語に関する学習書(!)が出ている日本という国はほんとにすごいと思います。

それはさておき、自分でもサーミの人々について少し調べてみました。

まずサーミ人というのは、フィンランドだけではなく、スカンジナビア半島北部(ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア)全域に住んでいる先住民族なのですね。

サーミ人が住んでいる地域は通常ラップランドと呼ばれていますが、やや蔑称に近いニュアンスもあるため注意が必要とのこと。そのため最近はラップ人(lappalainen)という呼び名は使用されず、サーミ人(saami)という呼び名が主流となっているようです。

そういえば前にも少し触れましたが、iPhoneの語学アプリ「EuroTalk」シリーズでは、このサーミ語もラインアップに入っています。どれくらい売れたのかわかりませんが、850円でサーミ語の基礎単語を学べ、音声まで聞けてしまうなんてすごい時代がきたものだと思います。

 
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