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フィンランド語学習記 vol.89 − 文房具の名前

思い付いたアイディアや to do を書き留めたいとき、いつのまにか iPhone や Mac などのデジタルデバイスを用いることが多くなりました。

しかし最近、やや目が疲れ気味なこともあり、手書きのノートを使用していたら、手書きのよさを再認識。

手を使って書き綴っていると、より思考が整理されていく感覚があり、頭の中がすっきりします。

そんな訳でこのところ、どこへ行くにも一冊のノートを持ち歩くようにしています。

ノートにきちんとまとめるのはどうも苦手なので、基本的には思い付いたことをどんどん書いていくアイディア出しのツールという感じです。

そんな「ノート」は、フィンランド語で何と言うのかな?と思って調べてみたら、 lehtiö(レフティオ)でした。

せっかくなので、他の文房具の名前もまとめてみたいと思います。

フィン
1 kynä pen ペン
2 kuulakärkikynä ballpoint pen ボールペン
3 lyijykynä pencil えんぴつ
4 pyyhekumi eraser 消しゴム
5 viivoitin ruler 定規
6 lehtiö notebook ノート
7 sakset scissors はさみ
8 kirjekuori envelope 封筒

 
1)kynä というのは、フィンランド語教室でもよく使う単語。

2)kuulakärkikynä は、kuula(玉)+kärki(先端)+ kynä(ペン)という組み合わせ。英語の ballpoint pen と構造は同じです。構造はわかりやすいものの、長い単語ですねー。

4)pyyhekumi は、pyyhe(タオル、布切れ)+ kumi(ゴム)という組み合わせ。きれいにするためのゴムということなのでしょう。

7)sakset には、フィンランド語の複数の印[-t]が付いています。英語の scissors と同じく、はさみは二つのパーツから成っているという考え方なんですね。

8)kirjekuori の kirje は「手紙」の意味。kuori 一語でも「封筒」の意味はあるようですが、さまざまな意味があるようなので、 kirjekuori と言った方がわかりやすいのかもしれません。

単語はカテゴリーごとに覚えるのが効果的!ということなので、文房具の名前もまとめて単語カードに追加したいと思います。

新語はどこからやって来るのか? − Case of ‘QUIZ’

photo credit: Orykeene ~* via photopin cc

スクラブル(Scrabble)というゲームをやったことはありますか?

アルファベットのコマを組み合わせて単語を作る、英語圏の国々ではかなりポピュラーなゲームの一つです。

このゲームで、Q や Z のコマが手元にあると、いつも作りたくなるのが QUIZ という単語。

スクラブルでは、アルファベットごとに得点が定められており、使用頻度の低い文字を使って単語を作ると高得点を獲得することができます。

その得点は次のとおり。

1点 A, E, I, L, N, O, R, S, T, U
2点 D, G
3点 B, C, M, P
4点 F, H, V, W, Y
5点 K
8点 J, X
10点 Q, Z

 
ご覧のとおり、Q と Z には最高の10点が与えられています。

そんな訳で手元に Q と Z のコマを持っていると QUIZ を作る絶好のチャンス!と思うのですが、大抵はそれらのカードを抱えたままゲームは終了。

なかなか思いどおりにはいきません。

しかしスクラブルの得点はさておき、quiz という単語の響きには何となく人を魅了するものがあります。

そんな quiz の語源は謎に包まれており、Wiktionary の語源の欄には次のような記載が。

The true etymology is unknown.(本当の語源はわかっていない。)

ただしこの quiz という単語が広まったきっかけについては、ある有名な説があります。

The story goes that a Dublin theatre proprietor by the name of Richard Daly made a bet that he could, within forty-eight hours, make a nonsense word known throughout the city, and that the public would supply a meaning for it. After a performance one evening, he gave his staff cards with the word ‘quiz’ written on them, and told them to write the word on walls around the city. The next day the strange word was the talk of the town, and within a short time it had become part of the language.

(この話は、リチャード・ダリーという名のダブリンの劇場所有者が、ある賭けを行ったことに端を発する。それは「48時間以内に無意味な単語を街中に広め、その単語に意味を与えることはできるか?」というものであった。ある晩の公演後、彼は「quiz」と書かれたカードをスタッフに渡し、それを街中の壁に書くように指示した。翌日、その不思議な単語は街の話題となり、瞬く間に英語の一部となった。)

『Oxford Dictionaries』

実際にこのようなできごとがあったのだとしたら、とても愉快な話だと思います。

現代でも次々に新語は生まれていますが、さすがに48時間以内に巷間に広めるというのは難しいでしょう。

あるいはインターネットやソーシャルメディアをうまく利用すれば実現可能なのでしょうか?

また48時間は無理だとしても、「あなたが考えた単語が◯◯辞書に掲載されたら、◯◯プレゼント!」というようなコンテストがあったら、ぜひ参加してみたいものです。

おそらく数年がかりのコンテストになってしまうと思いますが。。。いかがでしょう?

日本の国民の祝日(Public Holidays)を英語で言ってみる

海外のカレンダーを見て感じることの一つは、祝日が少ないということ。例えばニュージーランドの祝日は下記のとおり。

1 New Year’s Day 元日 1月1日
2 Day after New Years Day 元日の翌日 1月2日
3 Waitangi Day ワイタンギ・デー 2月6日
4 Good Friday 聖金曜日 3〜4月
5 Easter Monday イースター・マンデー 3〜4月
6 ANZAC Day アンザック・デー 4月25日
7 Queen’s Birthday 女王誕生日 6月の第1月曜日
8 Labor Day 労働記念日 10月の第4月曜日
9 Christmas Day クリスマス 12月25日
10 Boxing Day ボクシング・デー 12月26日

*この他に地方ごとの祝日が1日あります。

よく見ると6月の Queen’s Birthday から、10月の Labor Day まで4か月以上も祝日がありません。

夏休みは短く、有給休暇もなかなか取れないと言われる日本ですが、こと祝日に関しては世界の中でも比較的多い部類に入るようです。

そんな日本の祝日を英語で表すと、どのようになるのでしょうか? 以下に一覧を見てみましょう。

1 New Year’s Day 元日 1月1日
2 Coming of Age Day 成人の日 1月の第2月曜日
3 National Foundation Day 建国記念の日 政令で定める日
4 Vernal Equinox Day 春分の日 春分日
5 Shōwa Day 昭和の日 4月29日
6 Constitution Memorial Day 憲法記念日 5月3日
7 Greenery Day みどりの日 5月4日
8 Children’s Day こどもの日 5月5日
9 Marine Day 海の日 7月の第3月曜日
10 Respect for the Aged Day 敬老の日 9月の第3月曜日
11 Autumnal Equinox Day 秋分の日 秋分日
12 Health and Sports Day 体育の日 10月の第2月曜日
13 Culture Day 文化の日 11月3日
14 Labour Thanksgiving Day 勤労感謝の日 11月23日
15 The Emperor’s Birthday 天皇誕生日 12月23日

 
この中でいかにも日本的なのは、Respect for the Aged Day(敬老の日)でしょうか?

世界の祝日カレンダーをのぞいてみても、同様の祝日は見当たりません。敬老の日は日本独自の祝日なんですね。

Health and Sports Day(体育の日)は、東京オリンピックの開会式が行われた日。もしまた東京にオリンピックが招致されることになったら、さらに祝日が増える。。。ということはさすがにないでしょうか?

Constitution Memorial Day(憲法記念日)は日本国憲法が施行された日であり、Culture Day(文化の日)は日本国憲法が公布された日。文化の日はまた明治天皇の誕生日でもあります。

冒頭に紹介したニュージーランドの祝日を見ると、Waitangi Day(ワイタンギ・デー)や ANZAC Day(アンザック・デー)ってどんな日?と聞きたくなります。

私たちはニュージーランドの人なら知っていて当然と思ってしまう訳ですが、翻って日本の祝日を見てみると意外にその由来や趣旨を説明できないものが多くはないでしょうか?

英語表現を覚えるだけでなく、このあたりの説明ができると「さすが!」と一目置かれるようになるかもしれません。

「あい」と「あゐ」の違いとは?

photo credit: eclectic echoes via photopin cc

日本語にはさまざまな同音異義語があります。「愛」と「藍」もその組み合わせの一つ。

あい【愛】

  1. 親子・兄弟などがいつくしみ合う気持ち。また、生あるものをかわいがり大事にする気持ち。「―を注ぐ」
  2. 異性をいとしいと思う心。男女間の、相手を慕う情。恋。「―が芽生える」
  3. ある物事を好み、大切に思う気持ち。「芸術に対する―」
  4. 個人的な感情を超越した、幸せを願う深く温かい心。「人類への―」
  5. キリスト教で、神が人類をいつくしみ、幸福を与えること。また、他者を自分と同じようにいつくしむこと。→アガペー
  6. 仏教で、主として貪愛(とんあい)のこと。自我の欲望に根ざし解脱(げだつ)を妨げるもの。

あい〔あゐ〕【藍】

  1. タデ科の一年草。高さ50~80センチ。茎は紅紫色で、葉は長楕円形。秋、穂状に赤い小花をつける。葉・茎から藍染めの染料をとり、京都・大坂・阿波が産地として知られた。果実は漢方で解熱・解毒に使う。古く中国から渡来したとされる。たであい。あいたで。《季 花=秋》「この村に減りし土蔵や―の花/秋郷」
  2. 濃青色の天然染料の一。1や木藍(きあい)などの葉や幹から得られる。インジゴ。
  3. 藍色(あいいろ)。

『大辞泉』

それぞれの語義はさておき、ここで注目したいのは、藍の方の仮名には「あい」と「あゐ」の二種類が当てられていること。

現在ではもちろん「あい」と表記しますが、昔は「あゐ」と表記していたんですね。

調べてみると、平安時代のころまでは、「い」はア行のイ、「ゐ」はワ行のヰとして区別されていたのだそうです。(ゐのカタカナはヰ)

これはつまり、「い」は[i]、「ゐ」は[wi]と発音されていたということを意味しています。

次のように五十音を並べてみると「ゐ」の位置付けがよくわかるのではないでしょうか。

w r y m h n t s k
a
i
u
e
o

 
あゐ(藍)のほか、「ゐ」を使う(使った)単語には次のようなものがあります。

  • あぢさゐ(紫陽花)
  • ゐど(井戸)
  • ゐなか(田舎)
  • くれなゐ(紅)

これらの単語も昔は「あじさうぃ」「うぃど」「うぃなか」「くれなうぃ」と読んだのでしょうか?

そうだとすると、心なしか外国語のような音にも聞こえます。ウイスキーに「ヰスキー」という字を当てたのは、まさにぴったり。

この時代の会話が録音されていたら、どんなにおもしろいだろうと思いますが、それはかなわない夢ですね。

Mondegreen − 聞き間違いのはなし

photo credit: final gather via photopin cc

ふと、隣からこんな話が聞こえてきます。

I work every day for better health.(私は健康のために毎日働いています。)

仕事で健康に? 訝しく思って耳をそばだてていると、こちらの聞き間違いだったようです。

I walk every day for better health.(私は健康のために毎日歩いています。)

英語には、このような聞き間違い(mishearing)を表す「mondegreen」という単語があります。

mondegreen

1. A form of error arising from mishearing a spoken or sung phrase

2. (rare) A misunderstanding of a written or spoken phrase as a result of multiple definitions.

「Wiktionary」

今回はこの「mondegreen」にまつわる話を紹介してみたいと思います。

 

mondegreen の例

mondegreen の実例として、よく挙げられるものの一つにポピュラー・ソングの歌詞があります。

◯ There’s a bad moon on the rise.

× There’s a bathroom on the right.

“Bad Moon Rising” by Creedence Clearwater Revival

「不吉な月」を眺めるよりは「お風呂場」でのんびりする方がよさそうですね。

◯ ‘Scuse me while I kiss the sky.

× ‘Scuse me while I kiss this guy.

“Purple Haze” by Jimi Hendrix

「空にキスをする」のと「男にキスをする」のでは、ずいぶんムードが違います。

◯ The answer, my friend, is blowin’ in the wind.

× The ants are my friends, blowin’ in the wind.

“Blowin’ In the Wind” by Bob Dylan

有名な「友よ、その答えは風に吹かれている」の一節が、「アリたちは友人だ」になってしまいました。

以上、3つの例をご紹介しましたが、実際にこのように聞こえるものでしょうか? 気になる方は試してみてください。

http://www.youtube.com/watch?v=rpAn1tbqDfQ

 

mondegreen の語源とは?

ところで気になるのは mondegreen という単語の成り立ちです。なぜ green なのでしょう?

mondegreen の初出は1954年。アメリカの Sylvia Wright という作家が、ある雑誌に紹介したスコットランドのバラッド(物語詩)がきっかけなのだとか。

Ye Highlands and ye Lowlands,
Oh, where hae ye been?
They hae slain the Earl O’ Moray,
And Lady Mondegreen.
高地の人々、低地の人々
ああ、あなたたちはどこに?
彼らはマレー伯を殺した
そしてモンダグリーン夫人も

 
Wright さんが子どものころ、お母さんがこの詩を朗読してくれたのだそうです。

そしてその朗読は、上記のように聞こえたそうなのですが、この4行目が実は And laid him on the green.(そして彼を芝生の上に横たえた)の聞き間違いだったというのです。

ここから mondegreen という単語が聞き間違いを表すようになったのだとか。

これはなかなかおもしろい話ですね。

こういった新語が次々に生まれてくるところが、ことばの魅力の一つなのかもしれません。

See you later, alligator.

みなさんは一番最初に習った英単語を覚えていますか?

おそらく多くの人にとっては「Hello」「Thank you」といった挨拶や、「book」「pen」といったものの名前なのではないでしょうか。

あるいは、そもそも最初に習った英単語なんて覚えていないという人が大半なのかもしれません。

私の場合は、記憶違いでなければ、一番最初に習った英単語は alligator(ワニ)でした。

なぜ alligator なのかというと、幼稚園に通っていたころ、英語教師だった祖父にもらった英語の絵本に alligator という単語がのっていたのです。その絵本で初めての英語を教えてもらったことを今でもよく覚えています。

その絵本は A-Z の各アルファベットで始まる英単語を、Aから順番にイラスト付きで紹介していくというものでした。

そこで、最初のAで始まる単語が alligator だったという訳なのです。

いま考えてみると、Aで始まる単語なら「apple」「airplane」「angel」など、他にも候補がありそうなものですが、その絵本はどういうわけかAのページに alligator を採用していました。

そんな懐かしい英単語 alligator を改めて辞書で調べてみました。何か新しい発見はあるでしょうか?

 

alligator vs crocodile

alligator

a large reptile similar to a crocodile, with a long tail, hard skin and very big jaws, that lives in rivers and lakes in N and S America and China

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

なるほど。alligator は南北アメリカと中国に住んでいるんですね。

ここで気になるのは alligator と crocodile の違いです。なんとなく下表のような分類のイメージがあったのですが、実際はどうなのでしょう?

alligator ワニ
crocodile クロコダイル

 
試しに Google 翻訳に「ワニ」と入力してみると次のように変換されました。

gator

(米・くだけて)= alligator

『ウィズダム英和辞典』

alligator を略して、gator と呼ぶこともできるんですね。やはり「ワニ」は alligator(gator)で良かったんだと納得。

しかし念のため Google 翻訳にひらがなで「わに」と入力してみると、今度は次のように変換されました!

alligator ワニ
crocodile わに

 
さすがにこれはおかしいですね。alligator と crocodile の違いは、Wikipedia によると下記のとおり。

アリゲーター科 Alligatoridae

口を閉じた際には、下顎の歯は外からは見えない。鼻面は、やや丸みを帯びている。

クロコダイル科 Crocodylidae

アリゲーター科と違い、口を閉じた際に下顎の前から4番目の歯が外から見える。鼻面は、やや尖っている。

Wikipedia「ワニ」より

ずいぶん細かい違いだなあという気がしますが、おそらく当のワニたちにとっては重要な違いなのでしょう。

 

まとめ

今回は alligator にまつわる話をいくつか書いてみました。

この alligator という単語には、冒頭に紹介したとおり、子どもの頃の思い出につながる懐かしい響きがあります。めったに使う単語ではないので、少しスポットライトを当ててみました。

それでは、See you later, alligator.

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