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smile − 微笑みの英単語

You’ll find that life is still worthwhile, if you just smile.

− Charles Chaplin −

笑顔が魅力的な人に出会うと、その日一日は幸せな気分でいられるような気がします。

それなら自分もなるべく笑顔でいたいと思うのですが、それがそう簡単ではありません。

たった一日の中でも、さまざまな気持ちの浮き沈みがあるのが、人間というもの。それを乗り越えて、少しでも穏やかな気持ちでいられる時間を増やしたいものです。

さて「微笑み」や「笑顔」という日本語を Google 翻訳に入れると smile と変換されます。しかし英語にはこの smile の類義語がずいぶんたくさんあることをご存知でしょうか。

今回はそんな smile の仲間たちをいくつか紹介してみたいと思います。

 

beam

a wide and happy smile

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

beam は「光線」の意味。そこから派生して「笑顔」という意味にもなります。

happiness を周囲にお裾分けしているイメージでしょうか。

 

grin

a wide smile

grin は「歯が見えるような笑顔」の意味。こんな慣用句もあります。

grin like a Cheshire cat(わけもなくにやにや笑う)

Cheshire cat(チェシャ猫)は、「不思議の国のアリス」にも出てくる架空の猫の名前。いつもにやにやと笑っているのだとか。

 

dimple

a small hollow place in the skin, especially in the cheek or chin

dimple は「えくぼ」の意味。動詞として使えば「笑って、えくぼができる」という意味になります。

 

twinkle

an expression in your eyes that shows you are happy or amused about sth

twinkle は星などの「きらめき」の意味。そこから派生して目の「輝き」の意味にもなります。

 

simper

to smile in a silly and annoying way

simper は「にやにや笑い、作り笑い」の意味。相手にあまり良い印象は与えません。

 

smirk

to smile in a silly or unpleasant way that shows that you are pleased with yourself, know sth that other people do not know

smirk も「にやにや笑い、作り笑い」の意味。

オンライン英語辞書の「Wordnik」に、先述の simper との違いが解説されていました。

Simper and Smirk both express smiling; the primary idea of the first is silliness or simplicity; that of the second is affectation or conceit.

(Simper と Smirk は両方「微笑み」を表す。前者は主に愚かさや単純さ、後者は主に気取りやうぬぼれを意味している。)

smirk の方には、相手に対して得意げに微笑むというニュアンスがあるんですね。

 

以上、smile のさまざまなバリエーションを取り上げてみました。

一口に smile といっても、実にさまざまな smile があります。

今日あなたが受け取った smile は、果たしてどんな種類の smile だったでしょうか?

シルボ・ゴメーロ − 口笛の言語

言語

人間が音声または文字を用いて思想・感情・意志などを伝達したり、理解したりするために用いる記号体系。また、それを用いる行為。ことば。

『広辞苑』より

数え方にもよりますが、この世界には約3,000の言語があると言われています。

それらの言語はまず音声を持っており、その他に文字や手話やボディー・ランゲージなど、さまざまな伝達の形式を持っています。

しかしこの広い世界には、なんと口笛による言語があるのだとか。

シルボまたはシルボ・ゴメーロ(スペイン語: el silbo gomero)とは、スペイン領カナリア諸島のラ・ゴメラ島で話される口笛言語である。

口笛の音をスペイン語の各音に対応させることで、口笛だけでコミュニケーションを取るという形態をとっている。

Wikipedia「シルボ」より

口笛によるコミュニケーションというと、例えば羊飼いの口笛のようなシンプルなものを思い浮かべるかもしれません。

しかしそれらは通常の言語のように、形態素と音素に分解できるような二重文節(double articulation)を持っている訳ではありません。

口笛は難しい。
形態素 口 笛 は 難しい
音素 k u c h i b u e w a m u z u k a s h i i

 
この意味で、羊飼いの口笛はヒトの自然言語とは異なります。

しかしシルボ・ゴメーロは複数の母音と子音を異なる周波数にのせて表現することで、ヒトの言語(スペイン語)を口笛に移し替えた本格的な言語なのだとか。

そんなシルボ・ゴメーロを実際に使っている動画があったので貼っておきます。こんな風に話すことができたら、何だか楽しそうだと思いませんか?

フィンランド語学習記 vol.99 − ja ja ja

photo credit: Sushicam via photopin cc

フィンランド語教室41週目のレポート。

本日からついに2年目に突入!

1か月ほど休みを挟んだので、復習から始めるのかなと思いきや、新しい単元にどんどん入っていきます。

読み進める文章にもたくさんの動詞が出てきて、ずいぶん本格的になってきたなあという印象。

ついていくのは正直大変ですが、何とか頑張りたいと思います!

さて授業中の小話で、フィンランド語の動詞に[-ja]を付けると「その動作を行う人」の意味になるということを教えてもらいました。

opiskella(勉強する) opiskelija(学生)
opettaa(教える) opettaja(先生)
ajaa(運転する) ajaja(運転手)
laulaa(歌う) laulaja(歌手)

 
ちなみにフィンランド語の[ja]は「ジャ」ではなく「ヤ」と発音します。

これは英語の[-er]のような接辞だと思えば、わかりやすいでしょう。(teacher、driver、singer など)

[ja]と言えば、先日のフィンランド映画祭で観た『ミス・ジーンズ・フィンランド』のヒロイン役を演じたシンガーソングライター Sanni さんのデビューシングルが『Prinsessoja ja astronautteja』というタイトルでした。

よく見ると[ja]が3つも入っています。

そのまま訳すと「お姫様と宇宙飛行士」。子どもの憧れの職業(?)を並べたものでしょうか。

真ん中の ja は「と」の意味。英語の and に当たります。

prinsessoja と astronautteja の[-ja]も、人を表す[-ja]なのかと思っていたのですが、調べてみたら全然違いました!

[単数主格]prinsessa
[複数分格]prinsessoja
[単数主格]astronautti
[複数分格]astronautteja

複数分格語尾の[-ja]なんですね。分格とは?という話を始めると長くなってしまう(かつ全体像をきちんと把握していない)ので、今回は省略。

いずれにせよ複数形ですので、正確には「お姫様たちと宇宙飛行士たち」というニュアンスなのかもしれません。

ちなみに Sanni さんのデビューアルバム『Sotke Mut』は日本の iTunes でも購入することができます。

最近はすっかりこればかり聞いています。さきほどの『Prinsessoja ja astronautteja』が気に入った人はぜひチェックしてみてください。

Sotke Mut

単語学習に関する二つのポイント − 文脈と類義語

先日のフィンランド語に関するエントリーで、osata と voida という二つの動詞の区別が難しいという話を書きました。

osata (能力的に)できる
voida (可能性として)できる

 
「能力=osada」「可能性=voida」と覚えようとしても、すぐにどちらがどちらかわからなくなってしまいます。

似たような単語は丸暗記をするよりも、文脈の中で覚えたほうがよいのかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.98 − 似ているような、似ていないような | Fragments

その後、白井恭弘先生の『英語はもっと科学的に学習しよう』という本を読んでいたら、このあたりのことについて示唆に富む記述があったので、ここにメモしておきます。

言語知識にとって大事なのは、その前やあとにどのようなものがくるか、その情報なのです。言語を知っているということは、その言語の予測文法(expectancy grammar)を知っているということです。このことを考えれば、単語は文脈の中で覚えたほうが有意味学習になりますし、その後の応用もきくということがわかります。

あとは、最近の研究で、類義語をまとめて覚えるとあとから混乱してしまうというものがあります。類義語をまとめて覚えるのは、あまり効率がよくないのです。それよりは派生語を覚えるようにしたほうがいいでしょう。

P.161-162

今のところ、フィンランド語の語彙数はまだ少ないこともあり、単語帳を作成する際には例文をのせていません。

しかし実際に使える知識にするためには、そろそろ前後の単語とセットにしたり、「文」という単位で暗記したりする必要があるのかもしれません。

また類義語をまとめて覚えると混乱するというのも覚えておきたいポイントです。

試しに『フィン・日ポケット辞典』で「できる」を調べてみたところ、こんなにたくさんの単語がのっていました。

  • jaksaa
  • kyetä
  • mahtaa
  • osata
  • pystyä
  • pärjätä
  • saattaa
  • taitaa
  • voida
  • kykenevä

これらをまとめて覚えてしまおうとすれば、相当な混乱が生じることでしょう。

同じ(似たような)意味の単語が複数あるときには、使用頻度の高い単語をまず覚えて、それから周辺の単語を覚えていく。そして文脈の力を借りて、その微妙な違いを理解するという手順を踏めば、おそらく問題ないのではないかと思います。

今後の単語学習に生かしていきたいポイントです。
 

ノンネイティブスピーカーのための英語

BACHELOR OF EDUCATION DEGREE GUIDE」という教育系学位紹介のためのウェブサイトが TESL(Teaching English as a Second Language)に関するインフォグラフィックを公開しています。

縦にずいぶん長いので、まずはざっと見てみてください。

Teaching English As a Second Language
Image source: www.bachelor-of-education.org

このインフォグラフィックによると、現在の世界の英語話者は7億6500万人以上。

そのうちネイティブスピーカーは3億3500万人、ノンネイティブスピーカーは4億3000万人。

すなわち現在の世界ではノンネイティブの人口がネイティブの人口を上回っているということになります。このことはいったい何を意味しているのでしょう?

インフォグラフィックの中程には次のような一文もあります。

Worldwide, English is the language spoken by the largest number of non-native speakers.

(世界中で、英語はノンネイティブスピーカーの数が最も多い言語である。)

英語を使って海外の人とコミュニケーションをとるときに、その相手が英語のネイティブスピーカーであるよりも、ノンネイティブである可能性の方が高い、そんな世界に私たちは生きているのです。

だから完璧な英語を話す必要はないとか、それでもきちんとした英語を話さないと真に対等な関係を築くことはできないとか、あるべきリンガ・フランカ(共通語)の姿についてはさまざまな意見があることと思います。

しかしもう少しミクロな視点で見たときに、一人一人の英語学習者が「英語というのはノンネイティブのための言語でもある」ということを知っておくのは大切なことではないでしょうか?

そんなことをつらつらと考えてしまいました。

さきほどのインフォグラフィックには、それ以外にも第二言語としての英語に関する多彩な情報がのっていますので、じっくり見てみると何か新しい発見があるかもしれません。

フィンランド語学習記 vol.98 − 似ているような、似ていないような

いよいよ今週からフィンランド語教室が再開します!

そのため最近は前期の内容をガンガン復習しているところ。

既習の動詞が30個ほどあるので、まずはその意味をきちんと押さえ直しています。

その中で、どうも紛らわしいのが osata と voida という2つの動詞。それぞれの意味は次のとおり。

osata (能力的に)できる
voida (可能性として)できる

 
「能力=osada」「可能性=voida」と覚えようとしても、すぐにどちらがどちらかわからなくなってしまいます。

似たような単語は丸暗記をするよりも、文脈の中で覚えたほうがよいのかもしれません。

そこで実際の用例を確認するため、iPhone のフィンランド語辞書アプリ『MOT Finnish-English』から例文を引いてみました。

1)Hän ei osaa ajaa autoa.(He can’t drive a car.)
2)Hän osaa puhua englantia todella hyvin.(She can speak English very well.)
3)En voi ymmärtää tätä.(I can’t understand this.)
4)Tupakointi voi aiheuttaa syöpää.(Smoking can cause cancer.)
5)Voinko auttaa?(Can I help you?)
*osata, voida の活用形は太字で表記

細かい単語はさておき、今回は英訳の部分を見てみてください。

1・2はそれぞれ運転する能力、英語を話す能力を表しており、一方の3・4・5は理解する可能性、発ガンの可能性、手伝う可能性を表しています。

(3は能力とも解釈できそうですが。。)

こうして例文を並べてみると「能力的にできる」「可能性としてできる」というのが、どういうことなのかよくわかります。

とはいえ、英語でも日本語でも一つの単語で表していた概念を、改めて別々の単語で表すというのはかなり難しいことですね。

英語を習い始めたとき、日本語の「見る」に「look at/see/watch」という3種類の単語を当てるのが、ずいぶん難しかったことを思い出しました。

しかしフィンランド語の方から改めて英訳を眺めてみると、車の運転能力と発ガン可能性を同じ単語で表すなんて不思議だと思いませんか?

その気になれば運転はいつでもできますが、タバコを吸ったらいつでもガンができる訳ではないのです。

今まで当たり前だと思っていたものが、急に違和感を持って見えてくる、これもまた外国語学習に伴うおもしろさの一つなのかもしれません。

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