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フィンランド語学習記 vol.151 − 夜にはグラス一杯のワインを

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フィンランド語教室54週目のレポート。

以前のエントリーで「朝食・昼食・夕食」の言い方を取り上げました。

フィンランド語学習記 vol.149 − 夕食をめぐって | Fragments

フィン
aamiainen breakfast 朝食
lounas lunch 昼食
päivällinen dinner 夕食
illallinen supper 夕食

 
今回はより具体的に「朝には〜を食べる」という言い方を扱ったので、そのあたりの表現をまとめておきます。

− Mitä sinä syöt aamulla?(朝には何を食べますか?)
− Tavallisesti syön yhden sämpylän ja kananmunan.(普段はパンを一つと卵を一つ食べます。)
*mitä(何)、syödä(〜を食べる)、aamulla(朝には)、tavallisesti(普通は)、yksi(一つの)、sämpylä(丸パン)、kananmuna(鶏卵)

一行目の aamulla は「朝」を意味する aamu の接格の形。

[主格]aamu(朝)
[接格]aamulla(朝に)

接格はもともと「〜の上に」を表す格変化。ここでは単に「朝に」と捉えておいた方がわかりやすいでしょう。

さて朝に(aamulla)食べるのはもちろん朝食(aamiainen)。昼に(keskipäivällä)食べるのはもちろん昼食(lounas)。

この二つはわかりやすいものの、その後は夕方に(iltapäivällä)食べる夕食(päivällinen)と晩に(illalla)食べる夕食(illallinen)に分かれます。

フィン フィン
aamulla 朝に aamiainen 朝食
keskipäivällä 昼に lounas 昼食
iltapäivällä(16-) 午後に
夕方に
päivällinen 夕食
illalla(20-) 晩に illallinen 夕食

 
これらの単語を使って、自分の飲習慣(?)を表してみると次のようになりました。

Juon kaksi kuppia teetä aamulla.(朝はカップ二杯のお茶を飲みます。)
Juon kupin kahvia päivällä.(昼はカップ一杯のコーヒーを飲みます。)
Juon lasin viinia illalla(夜はグラス一杯のワインを飲みます。)

実際にはカップでワインを飲んでいたりするのですが、作文くらいはきちんとしておきましょう。

アキ・カウリスマキ監督『白い花びら』@渋谷区総合文化センター大和田

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昨日のエントリーの続き。

ヴィクトル・シェストレム監督『風』@渋谷区総合文化センター大和田 | Fragments

昨日は渋谷区総合文化センター大和田・さくらホールにて、ヴィクトル・シェストレム監督の『風』とアキ・カウリスマキ(Aki Kaurismäki)監督の映画『白い花びら』を見てきました。

『白い花びら』は、1999年に製作された全編モノクロームのサイレント映画。古き良き時代の映画にオマージュを捧げた一作ということになるのでしょう。

カウリスマキはこの映画の制作にあたり、過去の多くのサイレント映画を研究したそうなので、その中には昨日紹介したシェストレム監督の『風』もあったかもしれません。

映画の原題は Juha(ユハ)。これは主人公の名前。

キャベツ作りを生業とする農夫のユハは、フィンランドの片田舎で妻のマルヤとつつましい暮らしを送っています。

新婚で幸せそうな二人。しかしある日、都会からオープンカーに乗った伊達男シュメイッカがやってきて、マルヤは誘惑されてしまい。。。

映画の原作はフィンランドの古典小説で、このカウリスマキ作品以外にも何度か映像化されているのだとか。

どうしようもない人間の弱さを描いた作品で、生きている限り誰にでも起こりうる悲劇を描いています。ユハ、マルヤ、シュメイッカの3人はそれぞれが人間の一種の典型として描かれているのかもしれません。ストーリーはまるで違いますが、なんとなくフェリーニの『道』を思い出しました。

シュメイッカ役のアンドレ・ウィルム(André Wilms)とマルヤ役のカティ・オウティネン(Kati Outinen)は、カウリスマキの近作『ル・アーブルの靴磨き』では仲の良い夫婦を演じているのに、この映画では真逆の関係になっているのがおもしろいですね。

サイレント映画なので、もちろん台詞を含めた音声は一切なし。ただしときどき字幕で状況説明や登場人物の台詞は示されます。

また今回の上映では、ノルウェーのバンド、ハンツヴィル(Huntsville)による生演奏も行われました。

個性的なエレクトロニカサウンド。最初の方は「演奏している」ことを意識して、映画の画面とバンドの様子を交互に見ていたりしたのですが、途中からストーリーに引き込まれてしまい、完全にBGMになっていました。

映画の中盤にハンツヴィルがふっと演奏を止めるところがあって、そこで「あっそうそう、生演奏だったんだ」と思い出したくらい。映画の世界観とすっかり融合して心地よい空間を作り出していたように思います。

サイレント映画+生演奏という組み合わせもいいなあと思った日曜日でした。

ヴィクトル・シェストレム監督『風』@渋谷区総合文化センター大和田

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今日は渋谷区総合文化センター大和田・さくらホールにて、ヴィクトル・シェストレム(Victor Sjöström)監督のサイレント映画『風』を見てきました。

思い返してみても、劇場でサイレント映画を見るのは初めて。

この日はアキ・カウリスマキ監督の『白い花びら』と合わせてサイレント映画の二本立てという企画。

正直カウリスマキ作品の方がお目当てだったので、初めは「どんなものかな?」と半信半疑だったのですが、結果見に来て大正解!でした。

『風』(原題:The Wind)は、1928年のアメリカ映画。

監督のシェストレムは、当時のスウェーデン映画界の巨匠。ハリウッドに招かれてこの作品を監督しました。

リリアン・ギッシュ演じる主人公のレティは故郷のバージニアから、いとこのビバリーを頼って風の吹きすさぶテキサスへやってきます。

行きの列車で出会ったお調子者のロディに騙されたり、近くに住むカウボーイのライジと気の進まない結婚をしたり。。。

物語自体はよくあるメロドラマのよう。しかしこの映画の本当の主役は全編を通して吹き続ける風・風・風。

なんとカリフォルニアの砂漠に8台のプロペラ機を持ち込んで撮影されたのだとか。この風が映画全編に異様な迫力を与えています。

また今回の上映では、サイレント映画ピアニストの柳下美恵さんによるピアノの生演奏(伴奏)も行われました。

サイレント映画を見たことがなかったので、何となく「映画は映画、音楽は音楽」で流れて行くというイメージがあったのですが、実際には柳下さんが物語の展開を見ながら即興で音を付けていきます。

物語が盛り上がるところは音楽も盛り上がり、沈黙すべきところは沈黙するという具合で、これにはびっくり。すごいテクニックです!

ところで監督のヴィクトル・シェストレムという名前を聞いたことがない人でも、イングマール・ベルイマン監督の『野いちご』に主演していた老紳士と言えば、古い映画好きなら「ああ、あの人!」と思い出す人も多いのではないでしょうか。

『野いちご』の撮影当時はすでに78歳で、映画の完成後2年ほどで亡くなってしまったとのこと。最後の作品は役者として残したんですね。

「きゃりーぱみゅぱみゅを知っていますか?」をフィンランド語に訳してみる

photo credit: Kerri Lee Smith via photopin cc

photo credit: Kerri Lee Smith via photopin cc

きのうのエントリーでは、次の文を英語に訳してみました。

あなたはきゃりーぱみゅぱみゅを知っていますか?

本日は同じ文をフィンランド語に訳してみたいと思います。

まずフィンランド語で「知っている」は tietää(ティエター)。

否定形の En tiedä.(I don’t know.)というのはよく出てくる表現です。

ということで「知っている=tietää」と覚えていたのですが、動詞のプリントを見ていたらもう一つ tuntea(トゥンテア)という動詞に出会いました。

tietää(知っている)
tuntea(知っている)

どちらも同じ「知っている」。全く同じ意味なら二つも単語は必要ありません。

違いは何だろう?と思い、いろいろと調べてみると Wiktionary にこんな記述を発見。

The English verb “to know” can be translated into Finnish with either tietää or tuntea. The difference is that tietää expresses usually superficial knowledge on something, e.g. knowledge on the existence of the thing in question, whereas as tuntea expresses more personal, subjective, detailed or deeper knowledge.

(英語の動詞 know は、フィンランド語では tietää か tuntea に訳される。違いは tietää が何かの表面的な知識(話題になっているものの存在を知っているなど)を表すのに対して、tuntea はより個人的で主観的、詳細で深い知識を表す。)

なるほど!

ということは、これらの動詞を使って冒頭の文をフィンランド語に訳すと次のようなニュアンスになるのかもしれません。

Tiedätkö Kyary Pamyu Pamyu?(きゃりーぱみゅぱみゅって人がいるのを知ってる?)
Tunnetko Kyary Pamyu Pamyu?(きゃりーぱみゅぱみゅがどんなことをしている人なのか知ってる?)

もちろん正確な意味は文脈によるのでしょう。しかし知っている度合いによって動詞そのものを使い分けるというのはなかなか新鮮ですね。

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