cialis viagra online accutane

women はなぜ /wímɪn/ と発音するのか?

14050701

英語は綴り字と発音の整合性があまりない言語。

その中でも不思議な発音をする単語の一つがこちら。

women /wímɪn/

[o]の文字に[i]の音を当てる単語というのは、ほかにあるのでしょうか?

なぜこのような音になったのか調べてみると、そのカギは語源にあるようです。

woman (n.)

“adult female human,” late Old English wimman, wiman (plural wimmen), literally “woman-man,” alteration of wifman (plural wifmen) “woman, female servant” (8c.), a compound of wif “woman” (see wife) + man “human being” (in Old English used in reference to both sexes; see man (n.))…

『Online Etymology Dictionary』

ちょっと込み入っているので、順番に見ていきましょう。

1)現在の woman, women は古英語(old English)においては wifman, wifmen という形でした。

この時点では、現在の women の発音と同じように wi- と綴っていたんですね。

2)wifman, wifmen から /-f-/ の音が脱落し、wiman, wimmen となります。

3)単数形において、発音が /wi-/ から /wʊmən/ へ変化し、それに伴って綴り字も woman となります。

4)複数形においては、発音は /wi-/ から変化しなかったものの、単数形に合わせて綴り字だけは women となりました。

以上が現在の women 誕生の経緯。

なお women の発音においては、前半の[wo-]を /wi-/ と発音する部分にのみスポットが当てられがちですが、後半の[-men]も、男性の men とは発音が異なるので要注意。

men /mén/
women /wímɪn/

こちらのサイトにいくつか発音例がのっていますので、気になる方は確認してみてください。

よく聞いてみると「ウィミン」に聞こえるものと「ウィメン」に聞こえるものの両方があるような気がします。

「パン」はそもそも何語なのか?

White bread and brown bread

ある朝のこと、出勤前に食パンを食べていると、ふとこんな疑問が浮かんできました。

パンというのはそもそも何語なのだろう?

あまりにも身近すぎて考えたことがありませんでした。

英語で「パン」は bread なので、少なくとも英語でないことだけはたしかです。

調べると、Wikipedia にはこんな記述が。

・・・日本では、古くは「蒸餅」、「麦餅」、「麦麺」、「焙菱餅」、「麺包」とも表記したが、現代日本語ではポルトガル語のパン(pão)に由来する「パン」という語を用い、片仮名表記するのが一般的である。

Wikipedia「パン」より

なるほど。パンはポルトガル語から来ていたんですね。

それにしてもパンの日本語表記はおもしろい。

「蒸餅」「麦餅」はまだしも、「麦麺」なんて言われたら、絶対にパンのことだとはわからないでしょう。そば(蕎麦)の一種かと思ってしまいそうですね。

さらに調べると、ポルトガル語のパン(pão)は、ラテン語の pānis という単語に由来するのだとか。

pānis

  1. bread, loaf (figuratively)
  2. food or nourishment in general, whether physical or spiritual
  3. a mass in the shape of a loaf

『Wiktionary』

こうして見ると、1の「パン」という意味のほかに、2の「栄養のある食物」という意味に目が行きます。

パンというのは滋養物の代名詞だったんですね。

たかがパン一枚でも、その日一日をスタートするための貴重な原動力。ありがたくいただきたいと思います。

「ぶり」の使い方を考えてみる

14050501

いきものがかり、1年ぶりのシングルをリリース。

日本語でよく使うこのような「ぶり」。

今回はこの「ぶり」の用法を整理してみたいと思います。

ぶり【振り】

〔時間を表わす語に付いて〕(期待される)その事態が実現するまでに、予測される以上のそれだけの時間が経過することを表わす。

『新明解国語辞典 第七版』

「ぶり」には思ったよりも時間がかかってしまったというニュアンスがあるんですね。

たしかに1年かかるのが当然のときに、1年ぶりと言うことはありません。

「1年ぶりの誕生日」などと言ったらおかしなことに。

また日本語では「○○ぶり」と言われたときに、いったいどれくらいの期間が空いたのかよくわからなくなってしまうケースもあります。

今日は3日ぶりの青空だなあ。

Q: この場合、前回晴れたのはいつでしょう?

A: 今日が5月5日だとすると、前回晴れたのは5月2日。5月3日と4日の二日間は雨(曇り)だったということになります。

読売ジャイアンツ、2年ぶりの日本一!

Q: この場合、前回日本一になったのはいつでしょう?

A: 今年が2014年だとすると、前回日本一になったのは2012年。2013年は日本一を逃したということになります。

つまり2年ぶりとは言っても、日本一を逃したのはわずか1回なんですね。

ここで冒頭の例に戻って、

いきものがかり、1年ぶりのシングルをリリース。

とは言えても、

読売ジャイアンツ、1年ぶりの日本一!

と言うことはできません。

野球の日本一というのは、どう頑張っても1年に1回しかなれないもの。

2013年と2014年に日本一になれば、間に1年空いたとしても連続日本一。

このようなときに「ぶり」を使ってしまうと、おかしな表現になってしまいます。

日本語ネイティブならこのあたりは感覚的に使い分けていると思うのですが、きちんと説明しようとするとなかなか難しいですね。

recently と lately の違いとは?

14050401

そういえば最近、おいしいアイスクリーム屋さんを見つけてね。。。なんて「最近」の話をしたいとき、

recently と lately のどちらを使ったらよいか迷うことはありませんか?

似ているようで微妙に違うこの二つの英単語。

今回はそのニュアンスの違いを明らかにしてみたいと思います。

まずは辞書の定義から。

recently

not long ago

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

こちらは非常にシンプル。

lately

recently; in the recent past

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

おっと、recently に戻ってしまいました。。。これでは違いはわかりません。

続いて辞書の中からいくつか例文を拾ってみました。

  • We received a letter from him recently.
  • I haven’t seen them recently.
  • Have you seen her lately?
  • She had lately returned from India.

さまざまな例文を見て一つわかったのは、recently+過去形という組み合わせはよくあるのに対して、lately+過去形という組み合わせはほとんどないということ。

これに関しては次のような記述も発見。

lately

過去形で用いるのは結果が現在まで継続している場合に限る:He lately moved into the apartment. 彼は最近そのアパートに引っ越した。

『ジーニアス英和辞典 第四版』

総合すると、次のような使い分けがあるのではないかと思います。

  • recently = おもに過去の一点に起こったことを示す。
  • lately = おもに現在とつながりのあることを示す。

すなわち冒頭の会話に戻ると、

By the way, I found a good ice cream shop recently.(そういえば最近、おいしいアイスクリーム屋さんを見つけてね。)

(ぺちゃくちゃ)

I haven’t weighed myself on the scale lately.(最近は体重を量ってないのよー。)

などというように使い分けられるのではないでしょうか。

英語の国名の形容詞を分類してみる

photo credit: coyote-agile via photopin cc

photo credit: coyote-agile via photopin cc

英語で「スイス」は Switzerland。

Swiss という単語もありますが、こちらは「スイスの」という形容詞。

名詞 形容詞
スイス Switzerland Swiss

*Swiss は「スイス人」という名詞にもなります。

英語の国名の形容詞には、さまざまな語形のタイプがあります。

今回は語末の形によって、それらの単語を分類してみました。

 

1)-ish

名詞 形容詞
イングランド England English
アイルランド Ireland Irish
スペイン Spain Spanish
ポーランド Poland Polish
スウェーデン Sweden Swedish
フィンランド Finland Finnish
デンマーク Denmark Danish
トルコ Turkey Turkish

 

このタイプはヨーロッパの国に多いようです。

多くの形容詞はそのまま「〜人」という名詞にもなりますが、フィンランド人は Finn、デンマーク人は Dane となるので要注意。

 

2)-ese

名詞 形容詞
日本 Japan Japanese
中国 China Chinese
台湾 Taiwan Taiwanese
ベトナム Vietnam Vietnamese
ネパール Nepal Nepalese
ポルトガル Portugal Portuguese

 

このタイプはアジアの国に多いようです。

ポルトガルだけは、はるばるヨーロッパからこのグループに参加。

 

3)-an

名詞 形容詞
アメリカ America American
カナダ Canada Canadian
メキシコ Mexico Mexican
キューバ Cuba Cuban
ブラジル Brazil Brazilian
ドイツ Germany German
イタリア Italy Italian
ノルウェー Norway Norwegian
ロシア Russia Russian
モンゴル Mongolia Mongolian
韓国 Korea Korean
インド India Indian
マレーシア Malaysia Malaysian
インドネシア Indonesia Indonesian
オーストラリア Australia Australian

 

このタイプは南北アメリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニアとあらゆる地域にまたがっています。

おそらく最大勢力なのではないでしょうか。

 

4)-i

名詞 形容詞
イラク Iraq Iraqi
イスラエル Israel Israeli
オマーン Oman Omani

 

このタイプは中東にぽつぽつと。

イスラエルも単語の上では仲良しですね。

 

5)-ch

名詞 形容詞
フランス France French

 

ありそうでないのがこの形。

フランスと同じくくりにしてよいのかわかりませんが、もう一つの[-ch]はこちら。

名詞 形容詞
オランダ Netherlands Dutch

 

なおオランダには Holland という単語もあります。(正式な国名は The Netherlands)

 

6)-k

名詞 形容詞
ギリシャ Greece Greek

 

微妙なところで止まる感じ?

 

7)-ic

名詞 形容詞
アイスランド Iceland Icelandic

 

調べる前にどんな形になるのかな?と考えてみたものの思い付かず。そう来たかーという感じです。

さきほどの Greek と仲間にしてもよいのかもしれません。

 

8)-ine

名詞 形容詞
アルゼンチン Argentina Argentine
フィリピン Philippines Philippine

 

小文字で argentine と書くと「銀の、銀白の」という意味の形容詞になります。

 

9)-iot

名詞 形容詞
キプロス Cyprus Cypriot

 

一度くらい行ってみたいですねー、キプロス。

 

10)-in

名詞 形容詞
モンテネグロ Montenegro Montenegrin

 

一度くらい行ってみたいですねー、モンテネグロ。

 

11)そのまま

名詞 形容詞
チェコ Czech Czech
ニュージーランド New Zealand New Zealand

 

そのままが許されるなら、他もそのままでいいじゃないか!という意見も出そうなところ。

それにしても Iceland は Icelandic になるのに、New Zealand は New Zealand のままなのはなぜでしょう?

 

12)ぐっと短くなる

名詞 形容詞
タイ Thailand Thai
スイス Switzerland Swiss

 

ここでようやく冒頭に挙げたスイスが登場。短くなるのは嫌いではありません。

この他、中央アジア・南アジアの「何とかスタン」の国々もこの仲間。

名詞 形容詞
アフガニスタン Afghanistan Afghan
カザフスタン Kazakhstan Kazakh
ウズベキスタン Uzbekistan Uzbek
トルクメニスタン Turkmenistan Turkmen
キルギス Kyrgyz(Kyrgyzstan) Kyrgyz

 

ただし Pakistan(パキスタン)だけは Paki ではなく、Pakistani となります。(グループ4の中東国の仲間に)

*キルギスは1993年に国名を Kyrgyzstan から Kyrgyz Republic に変更しています。(通称としてはまだ Kyrgyzstan も使えるとのこと。)

以上、今回は英語の国名の形容詞を語末の形によって分類してみました。

日本語ならすべて「〜の」で済んでしまうのに、このバラエティーはすごいですね。

探検するにはなかなか面白い世界です。

八十八夜

photo credit: maaco via photopin cc

photo credit: maaco via photopin cc

今日はひさしぶりに実家のある新潟へ。

新幹線で関越トンネルを抜けて、緑色の景色を見ると、ほっとした気持ちになります。

東京もこの頃暑いですが、新潟も暑い。春を通り過ぎて一気に夏になってしまったかのよう。

家に着いてNHKのニュースを見ていたら、今日5月2日は八十八夜なのだとか。

はちじゅうはちや【八十八夜】

立春からかぞえて八十八日目の日。五月一、二日ごろ。農家で、種まきなどの適期とする。

『新明解国語辞典 第七版』

りっしゅん【立春】

二十四(節)気の一。陽暦二月四日ごろ。暦の上で、春が始まるとされる日。〔八十八夜・二百十日などは、この日から起算する〕

『新明解国語辞典 第七版』

春が始まってから今日で八十八日。季節が変わる節目の日ということなのでしょう。

夏も近づく八十八夜♪というのは茶摘みの歌ですが、新潟は田植えの季節。

この時期の田園風景はどこにも負けないくらい美しいと思います。

八十九日目の明日は天気も良さそうなので、そんな風景を楽しみに山の方へドライブに行ってみようかと。

みなさんもよい休日をお過ごしください。

cialis viagra online accutane