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フィンランド語学習記 vol.249 − 受け取ったり、受け取ってもらったり

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フィンランド語を勉強していて面白いなあと思うことの一つは、目的語の形がさまざまに変化すること。

例えばこんな文。

Minä pidän sinusta.(私はあなたが好きです。)
*minä(私は)、pitää(〜が好き)

この文で目的語の sinusta は出格という形になっています。

主格 sinä あなたは
出格 sinusta あなたの中から

 

つまり「あなたが好き」というのは、あなたから何かを受け取るようなイメージになるんですね。

あるいはこんな文。

Minä tutustui sinuun talvella.(私は冬にあなたと知り合った。)
*tutustua(〜と知り合う)、talvi(冬)

この文で目的語の sinuun は入格という形になっています。

主格 sinä あなたは
入格 sinuun あなたの中に

 

つまり「あなたに会う」というのは、あなたに何かを受け取ってもらうようなイメージになるんですね。

こんな風に動詞の種類によって、人と人のつながりを丁寧に示すフィンランド語というのは、暖かな言語だなあと思います。


フィンランド語学習記 vol.248 − 過去形の作り方(3)

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フィンランド語の過去形の作り方を紹介するシリーズの三回目です。

一回目と二回目のエントリーはこちらから。

フィンランド語学習記 vol.244 − 過去形の作り方(1) | Fragments

フィンランド語学習記 vol.247 − 過去形の作り方(2) | Fragments

一回目はタイプ1の動詞、二回目はタイプ2の動詞を扱いました。今回はタイプ3〜6の動詞を扱います。

タイプ1 2つの母音で終わる動詞
タイプ2 [dA]で終わる動詞
タイプ3 [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞
タイプ4 [AtA, OtA, utA]で終わる動詞
タイプ5 [itA]で終わる動詞
タイプ6 [etA]で終わる動詞

 

タイプ3はいったん後回しにして、まずはタイプ4の動詞から見ていきましょう。

 

1)タイプ4の動詞

タイプ4というのは、語尾が[AtA, OtA, utA]で終わる動詞。

これらの動詞は、語尾の[tA]を[si]に変えるとそのまま過去語幹になります。

現在語幹を経由する必要がないので簡単ですね!

tykätä(好む)
[現在語幹]tykkää
[過去語幹]tykkäsi

現在 過去
minä tykkään tykkäsin
sinä tykkäät tykkäsit
hän tykkää tykkäsi
me tykkäämme tykkäsimme
te tykkäätte tykkäsitte
he tykkäävät tykkäsivät

 

2)タイプ3、5、6の動詞

タイプ3というのは、語尾が[lA, nA, rA, stA]で終わる動詞。

タイプ5というのは、語尾が[itA]で終わる動詞。

タイプ6というのは、語尾が[etA]で終わる動詞。

これらの動詞は、まず現在語幹を求めます。

<現在語幹の求め方>

T3 tulla 末尾の[lA]が[e]になる tule
T5 valita 末尾の[tA]が[tse]になる valitse
T6 suureta 末尾の[tA]が[ne]になる suurene

 

次に過去形の印[i]を置き、その前にある[e]を消します。

T3 tule tuli
T5 valitse valitsi
T6 suurene suureni

 

それぞれの語形変化を示しておきます。

tulla(来る)
[現在語幹]tule
[過去語幹]tuli

現在 過去
minä tulen tulin
sinä tulet tulit
hän tulee tuli
me tulemme tulimme
te tulette tulitte
he tulevat tulivat
valita(選ぶ)
[現在語幹]valitse
[過去語幹]valitsi

現在 過去
minä valitsen valitsin
sinä valitset valitsit
hän valitsee valitsi
me valitsemme valitsimme
te valitsette valitsitte
he valitsevat valitsivat
suureta(大きくなる)
[現在語幹]suurene
[過去語幹]suureni

現在 過去
minä suurenen suurenin
sinä suurenet suurenit
hän suurenee suureni
me suurenemme suurenimme
te suurenette suurenitte
he suurenevat suurenivat

 
「ある、いる」を意味する動詞 olla は、現在形では不規則に変化しましたが、過去形では規則的に変化します。(それはそれでややこしい?)

olla(ある、いる)
[現在語幹]ole
[過去語幹]oli

現在 過去
minä olen olin
sinä olet olit
hän on oli
me olemme olimme
te olette olitte
he ovat olivat

 
*三人称 on – oli、ovat – olivat の関係に注意。

以上で過去形の作り方はおしまい。

一見複雑なようですが、英語のように不規則動詞(e.g., go – went – gone)がたくさんある訳ではないので、慣れてしまえば何とかなるような気がします。

今回のシリーズでは、動詞のタイプごとに過去形の作り方を見てきました。

しかしタイプは異なっても共通する部分はあるので、いずれ動詞全体をひとまとめにして「○○の場合は○○」と場合分けをしていくようなエントリーもまとめてみたいと思います。

それはさておき、練習を!


「静けさ」を表す英単語

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都会に住んでいると、完全な「静けさ」の中に身を置くのは難しいこと。

でも時にはそんな非日常の世界が恋しくなることはありませんか?

最近、鎌倉のお寺に時折出かけているのですが、お寺の魅力の一つは耳から入ってくる音の心地よさにあるのではないか、と思ったりします。

もちろん完全な無音ではありませんが、その「静けさ」は疲れた心と体を癒してくれます。

さてそんな「静けさ」を表す英単語には、どのようなものがあるのでしょう?

quiet

1. making very little noise

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

OALD によると、quiet は noise がほとんどない状態。

でも逆に言えば、少しくらいの noise が含まれていても、気にならない程度なら quiet なのだと思います。

Kita-kamakura is a quiet place.(北鎌倉は閑静な場所です。)

 

silent

3. where there is little or no sound

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

OALD によると、silent は sound がほとんどあるいは全くない状態。

quiet よりもさらに静寂に近づいた気がします。ただし自然界には真の無音状態というのは存在しないのだとか。

The empty school was silent.(誰もいない学校はしーんとしていた。)

 

still

1. not moving; calm and quiet

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

OALD によると、still は動きがなく穏やかで静かな状態。

川の流れの描写に使われることがよくあります。

Still water runs deep.(静かな川は流れが深い。)
*「賢者は黙して語らず」の意味

 

tranquil

quiet and peaceful

『Oxford Advanced Learner’s Dictionary』

tranquil はこれまでの三つとは異なりやや文語的な表現。

静かなだけではなく、穏やかでのどかなイメージです。

Hämeenlinna is a tranquil town.(ハメーンリンナはのどかな町です。)

 

以上、今回は「静けさ」を表す英単語を集めてみました。

こういう単語や例文を見ていると、それだけでざわついた心が少し落ち着いてくるような気がしませんか。

忙しいときには、そんな英単語セラピー(?)も効果的なので、勉強中の方はぜひ。


イトーヨーカドーのポイントが付くカードはお持ちではないですか?

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駅前のイトーヨーカドーにて、レジでの支払いの際に、

店員さん:イトーヨーカドーのポイントが付くカードはお持ちではないですか?
私:いえ。。。

この会話にどうも違和感があるのです。

帰り道、違和感の正体について考えていると、

「お持ちではないですか?」という否定疑問に対して「いえ」と否定の返事をしているのが、日本語的にはおかしいのではないかということに思い当たりました。

カードを持っていないのなら、ここは「はい」と答えるべきなのではないかと。

店員さん:イトーヨーカドーのポイントが付くカードはお持ちではないですか?
私:はい。

書き出してみると、「はい」と答えてもやはり持っていないという意味になりますよね。

要は「いえ」と答えても「はい」と答えても、カードを取り出す動作に移っていない以上、店員さんにはカードを持っていないものとして伝わるということなのでしょう。

素晴らしき日本語の以心伝心の世界。

なお英語の否定疑問では「はい」と「いいえ」が日本語と逆になるというのはよく知られた話。

Don’t you love me? 私のこと愛してないの?
Yes, I do. いや、愛しているよ。
No, I don’t. うん、愛してないよ。

 

イトーヨーカドーのレジで「いえ」と答えてしまうのは、英語の感覚に引きずられているのかな?とも思ったのですが、どうもそれだけではないような気がします。

「はい」と答えてしまうと、カードなんか持ってないけど、それがどうした!と開き直っているようなニュアンスを感じてしまうんですよね。

ここはやはり「いえ。。。(残念ながら、御社の素晴らしいカードを持ち合わせていないのです。)」と日本人らしい奥ゆかしさを演出しておきたいところ。

それにしても店員さんも、

イトーヨーカドーのポイントが付くカードはお持ちですか?

と肯定形で聞いてくれれば良いのにと思います。

それなら、引っかかることなく「いえ」と答えられるのに。

あえて否定疑問で聞く理由は何かあるのでしょうか?

もしかしたら内心「当社の素晴らしいカードを持ち合わせていないなんてことはないですよね?」という Don’t you love me? 的な気持ちが隠されているのかもしれません。

もしそうなら、よりいっそう「いえ。。。」と謙虚さを示しておく必要がありそうです。
ふう。


におう

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まずは問題をひとつ。

下線部に入る日本語を考えてみてください。

It smells good.(よい    がする。)
It smells bad.(ひどい    がする。)

??

??

正解はどちらも「におい」。

ただし「におい」を漢字に変換すると「匂い」と「臭い」という二種類の漢字があることがわかります。

その使い分けはどのようになっているのでしょう?

におう【匂う】

(一)においが鼻に感じられる。〔快く感じられるものも、不快に感じられるものもある〕…

…一般に快く感じられるものは「匂う」、不快に感じられるものは「臭う」と書く。

『新明解国語辞典 第七版』

快いものは「匂う」、不快なものは「臭う」という使い分けがあるんですね。

だとすれば、冒頭の穴埋めは、

It smells good.(よい匂いがする。)
It smells bad.(ひどい臭いがする。)

おそらくこのようにするのが自然でしょう。

しかし同じ単語なのに、使う漢字によって真逆のイメージを与えてしまうというのは、とてもおもしろい例だと思います。

こんな日本語はいったい他にあるのでしょうか?

 
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巡礼たちはカンタベリーへ向かう − went

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このところ、ひーひー言いながら、フィンランド語の「過去形」を練習しています。

しかしどんなに複雑であっても、フィンランド語の過去形というのは規則的。

「go の過去形は went!」のような無茶はありません。

The children go to school by bus.(子供たちはバスで学校へ行きます。)
The children went to school by bus yesterday.(子供たちはきのうバスで学校へ行きました。)

それにしても go → went というのは、かなり破天荒な変化。

もし今初めてこの go → went を習ったとしたら、間違いなく「なぜ?」と思いますが、実際にこれを習った中学生のときにはどのように感じていたのでしょう?

そのときの気持ちを思い出せたらおもしろいのですが、残念ながらそれは遠い記憶の彼方に消え去ってしまいました。

ただ改めて考えると、なぜ go の過去形は went になるのでしょう?

went

go(行く)の過去形

元来は wend の過去形

『アンカーコズミカ英和辞典』

なるほど。went はもともと wend という動詞の過去形なんですね。

wend

(文)(進路)を進む、たどる(go の過去形 went は元来はこの語の過去形)

The pilgrims wended their way to Canterbury. 巡礼たちはカンタベリーへの道をたどった。

『アンカーコズミカ英和辞典』

今ではすっかりニュートラルな単語になっている went ですが、遠い昔には固有のイメージを持っていたに違いありません。

移動するということ自体が、一つの大事業だった時代。

カンタベリーへ向かう巡礼たちの姿にバスで学校へ向かう子供たちの姿を重ねてみると、言葉がそんな風に時代を超えてつながっているのがとても不思議なことに思えてきます。

そしてまた1,000年の後には、現在では予想もつかないような変化を遂げているのかもしれません。


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