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Twitter から広がる世界 − from OALD

今月リリースされた Oxford Advanced Learner’s Dictionary(OALD)の第9版には、昨今のSNS人気を反映して、Twitter(tweet)の派生語がいくつか収録されているそうです。

さっそくオンライン版の辞書から、それらの単語を拾ってみました。

Twitterati

people who are very enthusiastic about using the Twitter social networking service and use it a lot

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

Twitterati は「ツイッター愛好者」の意味。

もとになった単語は「文学愛好者」を意味する literati。文学よりもツイッターの時代?

tweetup

a meeting arranged by sending messages using the Twitter social networking service

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

tweetup は「ツイッターで呼びかけた集まり」の意味。

メールなどで呼びかけるより、より多くの人を巻き込む力があるのかもしれません。

tweetable

suitable to send out as a message on the Twitter social networking service

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

tweetable は「ツイッターで送るのに適している」の意味。

実際にツイートするかどうかはさておき、言いたいことを「ツイートできるくらい簡潔に」まとめておくのは大切なことかもしれませんね。

tweetheart

  1. a person who uses Twitter™ who is very popular with other users
  2. a person somebody has met by using Twitter™ and has a romantic relationship with

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

tweeheart は「ツイッター上の人気者」または「ツイッターがきっかけで出会った恋人」の意味。

「恋人」を意味する sweetheart との一文字違い。「座布団一枚!」と言いたくなるような単語です。

Twitterverse

all the messages that are sent using the Twitter social networking service, viewed as a network of people communicating with each other

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

Twitterverse は「ツイッターで送られたメッセージの総体」の意味。

そのネットワークを一つの宇宙(universe)に例えています。

世界中から発信されたたわいのないおしゃべり。そのデータがすべて蓄積されているというのは考えてみるとすごいことですよね。

以上、Oxford Advanced Learner’s Dictionary(OALD)第9版より、Twitter(tweet)の派生語を紹介してみました。

この中にはおそらく次の版では消えてしまう単語もあるでしょう。それでも「今」を表す単語として、この時代の辞書にきちんと記録しておくというのは面白い試みだと思います。

Linguistic Distance − 言語と言語の距離

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私たち日本語の母語話者にとって、英語を学ぶというのは決してやさしいことではありません。

しかしちょっと想像力を働かせてみれば、英語の母語話者にとって、日本語を学ぶというのは同じくらいあるいは更に難しいということに思い当たるのではないでしょうか。

その主要な理由は、二つの言語の間の「距離」にあります。

日本語と英語というのは、文字・単語・文法・発音のどれをとっても似ているところがありません。

しかも日本語を外国語として学ぶ場合には、漢字という高い壁が立ちはだかっています。

それだけに日本語の読み書きが上手な外国人に出会うと「すごい!」と思ってしまいますよね。

それでは英語の母語話者にとって比較的やさしい言語・難しい言語のリストを作るとしたらどのようになるのでしょう?

アメリカの国防総省語学研修所外国語センター(Defense Language Institute Foreign Language Center)では、外国語を英語の母語話者から見た難易度によって4つのカテゴリーに分けています。

*4が最も難しい。

カテゴリー1 スペイン語、フランス語、ポルトガル語
カテゴリー2 ドイツ語、インドネシア語
カテゴリー3 ダリー語、ペルシア語、ロシア語、ヒンディー語
ウルドゥー語、ヘブライ語、セルビア・クロアチア語
タガログ語、トルコ語
カテゴリー4 アラビア語、中国語、韓国語、日本語、パシュトー語

 

インドネシア語はやや異質ですが、カテゴリー1・2にはラテン文字のヨーロッパ系言語が並んでいます。

やはり言語を学ぶ上で文字の問題というのは大きいのでしょう。

だとすれば、逆に日本語から見たときカテゴリー1に当てはまる言語というのは存在しないような気もするのですが、それでも比較的学びやすい言語を選ぶとすれば、韓国語や中国語あたりになるのでしょうか。

フィンランド語はいったいどのあたりに位置するのか?というのも個人的には気になるところ。

日本語を左端、英語を右端に置いて、その間にフィンランド語を置いたら、どちらかというと日本語寄りになるような気もするのですが、果たしてどうでしょう?

フィンランド語学習記 vol.272 − 秋生まれ、十月生まれ

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昨日のエントリーでは、現在完了形を使って「あなたはいつ生まれましたか?」と尋ねるフレーズを紹介しました。

フィンランド語学習記 vol.271 − 生まれる

ではそのように聞かれたときには、いったいどう答えたらよいのでしょう?

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』には、次のようなスキットが出ています。

− Milloin sinä olet syntynyt?(あなたはいつ生まれましたか?)
− Syksyllä, lokakuussa.(秋に、十月に。)
*syksy(秋)、lokakuu(十月)

フィンランド語で「秋」は syksy(シュクシュ)、「十月」は lokakuu(ロカクー)。

ただしそれぞれの単語は文中で異なる格になっているので注意が必要。

季節を答えるときには接格[-llA]、月を答えるときには内格[-ssA]の形を用います。

[接格]syksyllä
[内格]lokakuussa

秋生まれでない人は下の表から自分の季節を拾ってみてください。

主格 接格
kevät keväällä
kesä kesällä
syksy syksyllä
talvi talvella

 

十月生まれでない人は下の表から自分の月を拾ってみてください。

主格 内格
一月 tammikuu tammikuussa
二月 helmikuu helmikuussa
三月 maaliskuu maaliskuussa
四月 huhtikuu huhtikuussa
五月 toukokuu toukokuussa
六月 kesäkuu kesäkuussa
七月 heinäkuu heinäkuussa
八月 elokuu elokuussa
九月 syyskuu syyskuussa
十月 lokakuu lokakuussa
十一月 marraskuu marraskuussa
十二月 joulukuu joulukuussa

 

以上の単語を使って、自分の生まれた季節と月を表してみましょう。

− Milloin sinä olet syntynyt?(あなたはいつ生まれましたか?)
                    ,                     .(○○に、○○に。)

自分の場合は、九月生まれなので、

Syksyllä, syyskuussa.

となります。

同じような音が並ぶので、何だか早口言葉のような感じ。何度読んでもすらすら言えません!

フィンランド語学習記 vol.271 − 生まれる

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昨日のエントリーでは、フィンランド語の現在完了形について紹介しました。

フィンランド語学習記 vol.270 − 現在完了形

そこでは英語とフィンランド語の現在完了形を似たものとして扱いましたが、中には使い方が異なる点もあります。

例えば、前回のフィンランド語教室では次のような例文を習いました。

現在完了形 Milloin sinä olet syntynyt? (あなたはいつ生まれましたか?)
過去形 Milloin Sibelius syntyi? (シベリウスはいつ生まれましたか?)

 

上の文は現在完了形を使っているのに対して、下の文は過去形を使っています。

この違いはいったい何でしょう?

先生曰く、日本語にすると同じ「生まれた」でも、フィンランド語では生きている人には現在完了形、亡くなった人には過去形を使うのだそう。

(シベリウスは1957年に亡くなっています。)

存命の人いうのは、この世に生を享け、その「生」という状態が現在に至るまで継続している。フィンランド語ではそのように考えるんですね。

フィンランド語と同じように現在完了形がある英語でも、ここは ‘When were you born?’ と過去形を使うところなので、この完了形はやや不思議な感じ。

実際の会話で使うときには、つい過去形を使って相手を亡くなったことにしてしまいそうな気がします。

気を付けていきましょう!

フィンランド語学習記 vol.270 − 現在完了形

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先日のフィンランド語教室では「現在完了形」を扱いました。

英語を学んだことのある人なら、馴染みのある文法項目だと思います。

ただし日本語ネイティブの私たちにとっては、その本質的な概念をつかむのは案外難しいところもあります。

まずはその作り方から見ていきましょう。

 

現在完了形の作り方

フィンランド語の現在完了形は「olla+過去分詞」で表します。

Minä olen opiskellut suomea kaksi vuotta.(私は2年間フィンランド語を勉強しています。)
Minä olen käynyt Suomessa aikaisemmin.(私は以前フィンランドを訪れたことがあります。)
*opiskella(勉強する)、käydä(訪れる)、aikaisemmin(以前)

olla は英語のbe動詞に当たる単語なので、英語なら受動態になる組み合わせですが、フィンランド語では現在完了形になるんですね。

過去分詞の作り方は、以前過去形の否定文を扱った際に習いました。下記の記事に作り方をまとめてあります。

フィンランド語学習記 vol.257 − 過去形の否定文の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.258 − 過去形の否定文の作り方(2)

フィンランド語の過去分詞で一番多いのは語尾が単数なら[-nut/-nyt]、複数なら[-neet]になる形。

puhua(話す)
→ puhunut / puhuneet
syödä(食べる)
→ syönyt / syöneet

それも含めて動詞のタイプごとの過去分詞の語尾の形を再掲しておきます。

 語尾 語尾の処理 過去分詞 (単数) 過去分詞 (複数)
T1 VA [A]を外す -nut/-nyt -neet
T2 dA [dA]を外す -nut/-nyt -neet
T3 lA [lA]を外す -lut/-lyt -leet
nA [nA]を外す -nut/-nyt -neet
rA [rA]を外す -rut/-ryt -reet
stA [tA]を外す -sut/-syt -seet
T4 AtA [tA]を外す -nnut/-nnyt -nneet
OtA [tA]を外す -nnut/-nnyt -nneet
utA [tA]を外す -nnut/-nnyt -nneet
T5 itA [tA]を外す -nnut/-nnyt -nneet
T6 etA [tA]を外す -nnut/-nnyt -nneet

 

現在完了形の意味

英語の現在完了形を扱うときには、①完了・結果、②経験、③継続の三つの用法に分けて理解するのが一般的。

それではフィンランド語はどうなっているのでしょう?

まずはいつもお世話になっている『フィンランド語文法ハンドブック』を開いてみました。

現在完了形を日本語話者の観点から見ると、大きく3つに分類することができます。1つは文字通り「完了」を表している場合で「(もう)〜してしまった、〜してしまっている」といった意味になります。

現在完了形は「経験」を表すこともできます。「(今までに)〜したことがある」というような場合です。

現在完了形の3つめの働きは「継続」です。「(ずっと)〜している」というような意味を表すことになります。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.115-116

この解説を見る限り、少なくとも意味の上では、英語の現在完了形と大きな違いはないようです。

ただ私たちは現在完了形を理解するとき、便宜上このように意味を分類して理解しますが、ネイティブスピーカーの頭の中では、いったいどのように処理されているのでしょう?

そんなことが気になったので、英語で書かれたフィンランド語の文法書『Finnish: An Essential Grammar』も調べてみました。現在完了形については次の記述があります。

The perfect tense is used for past actions whose influence is in some way still valid at the moment of utterance: the perfect is the tense of ‘present relevance’.

(現在完了形とは、過去の出来事の影響が何らかの形で発話の瞬間にも及んでいるときに用いられる。つまり完了形というのは「現在関係」時制なのだ。)

『Finnish: An Essential Grammar』P.227

何と現在完了形の意味に関する説明はたったこれだけ。この後には「olla+過去分詞」などの形に関する説明が続きます。

考えてみると、例えば日本語の助動詞「た」には、①過去、②完了、③存続など、さまざまな意味がありますが、日本語ネイティブである私たちはいちいちその違いを意識している訳ではありません。

英語やフィンランド語の現在完了形もおそらくはそれと同じで、ネイティブスピーカーにとっては「過去に何かが起こり、その影響が現在に及んでいる」というくらいの理解なのでしょう。

ノンネイティブである私たちにとっても「過去⇒現在」という完了形の本質を押さえておくことは、決して無駄なことではありません。

まずは幹の部分を押さえ、それから枝葉に降りていくのが文法理解の王道と言えるのではないでしょうか。

「空白」の時間を作る

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All men’s miseries derive from not being able to sit in a quiet room alone.

− Blaise Pascal

情報過多の時代、何も考えずにぼーっとする時間を作ることは思いのほか難しくなっています。

家に帰れば、テレビを付ける、スマホをいじる、パソコンを立ち上げる。

反射的にそのような行動をとってしまう人も多いのではないでしょうか。

そこから入ってくる大量の情報。そして情報は更なる情報への渇望を産み、気が付けば順番を待つ情報は長蛇の列。

これは例えるなら、流しの上に洗い物がいっぱいの状態。

こういった状態というのは、知らず知らずのうちに心の奥の方を圧迫しています。

そんな反省から最近は意図的に一日の中に「空白」の時間を作るようにしています。例えば次のような方法で。

 

1)座禅

一つ目の「空白」の時間は座禅。

去年の秋頃から、度々鎌倉のお寺に通って座禅会に参加していたのですが、今ではなるべく家でも座るようにしています。

座るのは主に寝る前の時間。間接照明で部屋を薄暗くし、10分程度静かに座っています。

基本的には頭に浮かぶ様々な想念を手放そうとするのですが、難しいときには思うままにすることもあります。

「○○するべき」とあまり堅苦しく考えずに、頭の中をざっと片付けてから、布団に入るようにしています。

 

2)散歩

二つ目の「空白」の時間は散歩。

考えが煮詰まっていたり、理由もなくもやもやした気分のときには、とりあえず外に出てみます。

今の時期は寒いのでなかなか大変ですが、それでも無心に歩いていると、いつのまにかすっきりした気分になるから不思議なもの。

ある意味では、座禅と散歩の心の状態というのはよく似ています。散歩というのは歩く座禅のようなものとも言えるでしょう。

 

以上「空白」の時間を作るための自分なりの二つの方法について書いてみました。

他にもこんな方法が有効というのがあれば、教えていただけたら嬉しいです。

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