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「映画を見る」は英語で何と言う?

「映画を見る」は英語で see a movie。

。。。と思っていたのですが、この頃は watch a movie という言い方も増えているのだそう。

そもそも see と watch の違いとは何でしょう?

おおまかなイメージとしては、

see → 何かが自然と見える
watch → 何か動くものを見る

というような感じ。

この使い分けは、映画の場合、その映画をどこで見るのかということと深く関わってきます。

映画館の大きなスクリーンで映画を見るときには、その世界に包み込まれるような=そこで起こっていることが自然と見えるようなイメージになるので、see を用いるのが自然。

一方、テレビの画面で映画を見るときには、その小さな画像の中でちょこまかと動くものを見るというイメージになるため、watch を用いるのが自然ということに。

映画が登場した頃には「テレビで映画を見る」という選択肢はなかったので、おそらく see a movie という表現しか存在しなかったのだと思いますが、テレビやビデオ・DVDの普及とともに watch a movie という表現も市民権を得てきたのだと思います。

映画好きとしては、映画は watch よりも see というのが個人的な思いですが、これからの時代、この使い分けはどのように移り変わっていくでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.298 − 複数語幹の作り方(3)

一昨日・昨日のエントリーで「複数語幹の作り方」を一通りまとめました。

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.297 − 複数語幹の作り方(2)

今回はそこで扱うことができなかった例外的な変化について、触れておきたいと思います。

 

1)単数語幹を作る際、語尾の[-si]が[-te]に変化する単語

これまで複数語幹を作るときには「単数語幹の末尾に[i]を付ける」というのが通常の手順でした。

ただし単語によっては、この「単数語幹→複数語幹」という手順を踏むことができないものも存在します。

それは vesi(水)のように、単数語幹を作る際、語尾の[-si]が[-te]に変化する単語。

vesi(水)
[単数語幹]vete
[複数語幹]vesi

この場合は、単数語幹と複数語幹はつながりのない形になっています。

とはいえ、このパターンにおいては、辞書形がそのまま複数語幹になるので、改めて別の形を覚える必要はありません。

これは簡単なのか? 難しいのか? 判断に困ってしまいます。

 

2)omena

フィンランド語で「リンゴ」を意味する omena は複数語幹の形を二つ持っています。

omena(リンゴ)
[単数語幹]omena
[複数語幹]omenoi, omeni

こういった例外自体はおそらくどんな言語にもあるもの。

例えば、英語の複数形にも、

cactus(サボテン)
[複数]cacti, cactuses

のように二種類の複数形を持つ単語があります。

ただ少し気になるのは、なぜそれがリンゴなのだろう?ということ。そればかりは謎。

 

以上、今回は複数語幹を作る際に例外的な変化を伴うケースを二つ拾ってみました。

こういった例外というのは、外国語を学ぶ上でやっかいなものでもあり、同時におもしろいものでもあります。

せっかくなので、楽しみながら覚えることができたらよいですね。

フィンランド語学習記 vol.297 − 複数語幹の作り方(2)

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前回のエントリーで取り上げた「複数語幹の作り方」の続きです。

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

まずは前回のおさらいから。

a)フィンランド語のさまざまな複数格変化は「複数語幹」をもとに作る。

b)複数語幹を作るには単数語幹の末尾に[i]を付ける。

talo
[単数語幹]talo
[複数語幹]taloi
c)ただし[i]を置くことによって直前の母音に変化が起こることがある。

これをもとに前回は複数の印[i]の前に来る母音が1つの場合を見ていきました。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合(例、talo)
2)[i]の前に来る母音が2つの場合(例、maa)
今回は母音が2つの場合を見ていきます。

なお母音が2つというのは、正確に言うと長母音と二重母音の場合があります。

2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき
2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき

 

2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき

長母音というのは[aa][ee][ii][oo][uu][yy]のように同じ母音を伸ばす音。

[i]の前に来る母音が長母音のときには、その長母音は短くなります。

maa(国)
[単数語幹]maa
[複数語幹]mai

 

2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき

二重母音というのは[oi][ie]のように異なる母音の組み合わせ。

この場合は母音によって、変化が異なります。

2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき
2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき
2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき
2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

 

2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき

二重母音が[Vi]のときには、二文字目の[i]が消えます。(V はいずれかの母音)

voi(バター)
[単数語幹]voi
[複数語幹]voi

 

2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき

二重母音が[ie][uo][yö]のときには、一文字目の[i][u][y]が消えます。

tie(道)
[単数語幹]tie
[複数語幹]tei

 

2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき

二重母音が[ea][eä]のときには、二文字目の[a/ä]が消えます。

vaikea(難しい)
[単数語幹]vaikea
[複数語幹]vaikei

ただし! 外来語のときには、二文字目の[a/ä]が[o/ö]に変わります。

idea(考え)
[単数語幹]idea
[複数語幹]ideoi

 

2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

二重母音が[ia][iä][ua][yä]のときには、二文字目の[a/ä]が[o/ö]に変わります。

astia(食器)
[単数語幹]astia
[複数語幹]astioi

 

まとめ

以上、前回と今回のエントリーで複数語幹の作り方をまとめてみました。明日は複数語幹の例外的な形についてもう少しだけ触れてみます。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合
 1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
 1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
 1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
 1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
 1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき
  1ー5ー1)単語が二音節
   1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
   1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき
  1ー5ー2)単語が三音節以上
2)[i]の前に来る母音が2つの場合
 2ー1)[i]の前に来る母音が長母音のとき
 2ー2)[i]の前に来る母音が二重母音のとき
  2ー2ー1)二重母音が[Vi]のとき
  2ー2ー2)二重母音が[ie][uo][yö]のとき
  2ー2ー3)二重母音が[ea][eä]のとき
  2ー2ー4)二重母音が[ia][iä][ua][yä]のとき

フィンランド語学習記 vol.296 − 複数語幹の作り方(1)

15052801

このところ、フィンランド語教室で扱っているのが、いわゆる「複数語幹」と呼ばれる形。

この作り方が複雑で苦戦しています。

そこで今回のエントリーでは、この複数語幹の作り方を整理してみたいと思います。

 

複数語幹とは?

複数語幹というのは、フィンランド語の名詞・形容詞の複数格変化を作る際にもとになる形のこと。

例えば talo(家)の語幹は次のようになります。

talo(家)
[単数語幹]talo
[複数語幹]taloi

原則としては、単数語幹の末尾に[i]を付けることで複数語幹を作ります。

そしてこの複数語幹をもとに、さまざまな複数格変化を作ることができます。

単数 複数
主格 〜は/が talo talot
属格 〜の talon talojen
分格 〜を taloa taloja
内格 〜の中で/に talossa taloissa
出格 〜の中から talosta taloista
入格 〜の中へ taloon taloihin
接格 〜の表面で/に talolla taloilla
奪格 〜の表面から talolta taloilta
向格 〜の表面へ talolle taloille
様格 〜として talona taloina
変格 〜に(なる) taloksi taloiksi
欠格 〜なしで talotta taloitta
具格 〜を使って taloin
共格 〜と共に taloine-

*表は『フィンランド語文法ハンドブック』P.24 より

すなわちフィンランド語の複数の印は[i]なのですが、この[i]を置くことによって直前の母音に変化が起こることがあります。

今回のエントリーでは、そのルールを順番に見ていきたいと思います。

まずは複数の印[i]の前に来る母音の数で場合分けをします。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合(例、talo)
2)[i]の前に来る母音が2つの場合(例、maa)

 

1)[i]の前に来る母音が1つの場合

フィンランド語には全部で8つの母音があります。これらの母音を以下の5つのパターンに分類して見ていきます。

1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき

 

1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき

[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のときには、それらの母音は変化しません。

karhu(熊)
[単数語幹]karhu
[複数語幹]karhui

 

1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき

[i]の前に来る母音が[e]のときには、その[e]は消えます。

saari(島)
[単数語幹]saare
[複数語幹]saari

 

1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき

[i]の前に来る母音が[i]のときには、その[i]は[e]に変わります。

baari(バー)
[単数語幹]baari
[複数語幹]baarei
【注】1ー2の saari は古くからのフィンランド語なので単数語幹は saare と[-e]で終わる形になりますが、1ー3の baari は外来語なので単数語幹は baari とそのまま[-i]で終わる形になります。

 

1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき

[i]の前に来る母音が[ä]のときには、その[ä]は消えます。

pöytä(テーブル)
[単数語幹]pöytä
[複数語幹]pöyti

ただし! 三音節以上の単語の場合は例外あり。以下の(1ー5ー2)のパターンに合流します。

 

1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき

単語の音節の数によって変化が異なります。

1ー5ー1)単語が二音節
1ー5ー2)単語が三音節以上

 

1ー5ー1)単語が二音節

単語の最初の母音によって変化が異なります。

1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき

 

1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき

単語の最初の母音が[u][o]のときには、単数語幹末尾の[a]は消えます。

kuva(絵)
[単数語幹]kuva
[複数語幹]kuvi

 

1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき

単語の最初の母音が[u][o]以外のときには、単数語幹末尾の[a]は[o]に変わります。

laiva(フェリー)
[単数語幹]laiva
[複数語幹]laivoi

 

1ー5ー2)単語が三音節以上(語尾が[a]または[ä])

このパターンはかなり複雑で、[a/ä]が消えるものと[a/ä]が[o/ö]に変わるものに分かれます。

『フィンランド語文法ハンドブック』に書いてある原則は次のとおり。

-a/-ä で終わる3音節以上の語では、原則として名詞であれば -a/-ä は -o/-ö に変化し、形容詞であれば -a/-ä は消えてしまいます。

『フィンランド語文法ハンドブック』P.143

一方、教室では語尾の形を細かく分類し、[a/ä]が消えるものと[a/ä]が[o/ö]に変わるものを区別しました。

例えば[-la/-lä]で終わる単語の場合は[a/ä]が[o/ö]に変わるというようなルール。

kahvila(カフェ)
[単数語幹]kahvila
[複数語幹]kahviloi

ただこの部分は自分自身もまだ全貌をわかっていないので、詳細は別項へ持ち越したいと思います。

 

まとめ

長くなってしまったので、今回はここまで。(2)の母音が2つの場合は明日のエントリーで取り上げます。

1)[i]の前に来る母音が1つの場合
 1ー1)[i]の前に来る母音が[u][y][o][ö]のとき
 1ー2)[i]の前に来る母音が[e]のとき
 1ー3)[i]の前に来る母音が[i]のとき
 1ー4)[i]の前に来る母音が[ä]のとき
 1ー5)[i]の前に来る母音が[a]のとき
  1ー5ー1)単語が二音節
   1ー5ー1ー1)単語の最初の母音が[u][o]のとき
   1ー5ー1ー2)単語の最初の母音が[u][o]以外のとき
  1ー5ー2)単語が三音節以上
2)[i]の前に来る母音が2つの場合

 

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みいちゃんはあちゃん

15052701

日本語のカタカナ言葉というのは、もちろん外国語起源のものが多い訳ですが、中には出所不明なものもあります。例えば、

私、ミーハーなんです。

なんて言うときの「ミーハー」。

この言葉はいったいどこから来たのだろう?と思い、まずは辞書を調べてみると、広辞苑の見出し語になっていました。

みいはあ

(多く「ミーハー」と書く)世の中の流行にかぶれやすいこと。また、そのような人。みいちゃんはあちゃん。

「広辞苑 第五版」

語義はよいとして、最後の「みいちゃんはあちゃん」とはいったい誰なのでしょう?

何の説明もないということは、もしかしたら「みいちゃんはあちゃん」という見出し語もあるのかと思い、調べてみると。。。

みいちゃんはあちゃん

(一説に、女子の名が「み」「は」で始まるものが多いからという)流行やまわりの人の趣味などにすぐにかぶれる、軽薄な人。みいはあ。

「広辞苑 第五版」

「みよちゃん」「はなちゃん」など、やや古風な名前にはたしかに「み」「は」で始まるものが多いよう。

それにしても「ミーハー」が「みいちゃんはあちゃん」の略だったとは、今の今まで全く知りませんでした。それならば、

私、ミーハーなんです。

と言う代わりに、勇気を持って、

私、みいちゃんはあちゃんなんです。

と言ってみてもよいはず。

通じるかどうかはさておき、言葉のもたらすインパクトは「大」だと思います。

20世紀の100年間に英語話者の数はどれくらい増えたのか?

photo credit: World Map via photopin (license)

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中公新書『英語の歴史 ー 過去から未来への物語』のまえがきにこんな一節がありました。

(英語の)使用者数も、母語・公用語・外国語として英語を用いている人を合わせると、21世紀初頭現在、約15億 ー 世界人口の4分の1 ー にも及ぶ。100余年前の1900年には英語話者数が約1億2000万人であったことを考えると、驚くべき増加である。

『英語の歴史 ー 過去から未来への物語』まえがきより

この記述によると、この世界における英語話者の数というのは、20世紀のわずか100年の間に10倍以上になったことがわかります。

とはいえ、その間に世界の人口も爆発的に増加していますので、英語の広まりそのものを測定するため、おおまかな「英語話者数/世界人口」の割合を計算してみました。

英語話者数 世界人口 割合
1900年 1.2億 16億 7.5%
2000年 15億 60億 25%

 

1900年には世界の約13人に一人が英語を話していたのに対して、2000年には約4人に一人が英語を話しているという計算に。

人の歴史において、ある言語の話者数がこれほど急激に増加した例はあるのでしょうか?

そしてこの割合は今後どこまで増えるのでしょう?

国連の「世界人口白書」によると、世界の人口は2050年に96億人、2100年に109億人に達すると推計されています。

その頃には、もしかしたら世界の人口の半数近くが英語を話すというような英語一極集中の時代になるのかもしれません。

個人的には、思いもよらない言語が台頭してくる未来があったら面白いと思うのですが、おそらくその可能性は低いでしょう。

ただ何があるかわからないのが未来というもの。あるいはこれからの100年にびっくりするような変動が待ち受けているかもしれません。

 

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