Munchausen syndrome
人というのは、多かれ少なかれ他人の関心を得たいもの。
こんなに頑張っている自分をねぎらってもらいたい。こんなにつらい自分をいたわってもらいたい。
ただしそれがエスカレートしてしまうと、こんな精神疾患に行き着いてしまう人も。
Munchausen syndrome
〔精神医学〕ミュンヒハウゼン症候群:病気のふりをしたり自己誘導的に病気となって、入院・手術・治療を求める病的虚言症
「ランダムハウス英和大辞典 第2版」
ミュンヒハウゼン症候群というのは、ただ他人の関心を得たい、そのために病気のふりをすること。
もっとひどい場合には、自分を傷つけたり、毒物を摂取したりして、本当に治療が必要な状況を作り出すこともあるのだそう。
このミュンヒハウゼン症候群自体は精神疾患の一つですが、その根っこにある「いたわってもらいたい、心配してもらいたい、同情してもらいたい」という気持ち自体は誰もが持っているものだと思います。
そういう意味では、精神疾患には至らないとしても、ミュンヒハウゼン症候群の「種」のようなものは全ての人の中に眠っているものなのかもしれません。