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フィンランド語 /
フィンランド語で「成功する」は onnistua(オンニストゥア)。
英語の succeed に当たる動詞です。
ただこの動詞は語法がなかなか難しい感じ。
フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』を調べてみると、三種類の構文がのっていました。
ONNISTUA(verbi, intransit)
onnistua + N ine |
Onnistuin tentissä. |
N nom + onnistua + V -mAAn |
Minä onnistuin saamaan liput. |
N gem + onnistuu + V 1. inf |
Minun onnistui saada liput |
『Tarkista Tästä』P.94
以下に一つずつ見ていきたいと思います。
1)onnistua + 内格[-ssA]
一つ目の構文は onnistua の後に名詞の内格[-ssA]を置く形。
Onnistuin tentissä.(私は試験に合格した。)
*tentti(テスト)
tentissä は「テスト」を意味する tentti の内格[-ssA]の形。
[主格]tentti
[内格]tentissä
これはシンプルな構文ですね。
2)主格 + onnistua + 第3不定詞入格[-mAAn]
二つ目の構文は onnistua の後に動詞の第3不定詞入格[-mAAn]を置く形。
Minä onnistuin saamaan liput.(私はチケットを取ることができた。)
*saada(得る)、lippu(切符、チケット)
saamaan は「得る」を意味する saada の第3不定詞入格[-mAAn]の形。
[辞書形]saada
[第3不定詞入格]saamaan
第3不定詞については、こちらの記事にまとめてあります。
[参考]フィンランド語学習記 vol.199 − 第3不定詞とは?
3)属格 + onnistuu + 不定詞
三つ目の構文は、以下の三つのルールから成っています。
- 主語は属格になる。
- 動詞は三人称単数形になる。(現在:onnistuu/過去:onnistui)
- onnistuu/onnistui の後に動詞の不定詞を置く。
Minun onnistui saada liput.(私はチケットを取ることができた。)
これはやや複雑な構文ですね。
まとめ
以上、今回は onnistua を使った三種類の構文をまとめてみました。
もう一度、各構文の形をおさらいしておきましょう。
Onnistuin tentissä.(私は試験に合格した。)
Minä onnistuin saamaan liput.(私はチケットを取ることができた。)
Minun onnistui saada liput.(私はチケットを取ることができた。)
動詞とその意味を一対一対応で覚えるだけでなく、構文を覚えることで、文単位でのアウトプットができるようになりたいものです。