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セミの鳴き声のオノマトペ

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今の部屋は、窓のすぐ外に銀杏の木が生えているので、この季節はセミの鳴き声がうるさいくらい。

ミーン、ミンミンミンミー。

日本語にはそんなセミの鳴き声を表わすオノマトペ(擬音語)が実にたくさん存在します。

その一部を拾ってみると、

セミ 鳴き声
アブラゼミ ジージリジリジリ
クマゼミ シャー、シャー
ツクツクボウシ ツクツクボーシ、ツクツクボーシ
ニイニイゼミ チィー
ヒグラシ カナカナ
ミンミンゼミ ミーン、ミンミンミンミー

*鳴き声の表記は「兵庫県立 人と自然の博物館 ホームページ」より。

ツクツクボウシの「ツクツクボーシ」やヒグラシの「カナカナ」などは、言われてみれば、確かにそのように聞こえてくるから不思議なもの。

しかし日本語のわからない人にツクツクボウシの鳴き声を聞いてもらって、どんな風に聞こえるか表現してもらったなら、おそらく「ツクツクボーシ」とは全く違った音になることでしょう。

つまり、犬の「ワンワン」や猫の「ニャーニャー」という鳴き声が日本語の中にしか存在しないように、ツクツクボウシの「ツクツクボーシ」も日本語の中にしか存在しない擬音語の一つ。

そう考えると、セミの種類によってこれほど様々な鳴き声を使い分ける日本語というのは、本当に驚くべき言語だと思います。

果たしてこんな言語は日本語のほかにあるのでしょうか? 気になるところです。

abondon より前の英単語

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abandon

〜を見捨てる、遺棄する

「アンカーコズミカ英和辞典」

学生時代に単語帳を使って英語の勉強をした人の中には、この abandon という単語をよく覚えている人も多いのではないでしょうか。

アルファベット順に単語を配列してある単語帳では、たいていこの abandon が一番最初に登場します。

そのため、他の単語に比べて目にする頻度が高かったのではないでしょうか。

単語帳というのは、普通最初の1ページ目から読んでいく訳ですが、辞書を同じように1ページ目から読んでいく人は少ないでしょう。

しかし英和辞書をめくってみると、abandon より前にもいくつか魅力的な単語があることに気が付きます。

今回はそんな単語をいくつか拾ってみました。

aardvark

(動)ツチブタ(アフリカ南部の草原に生息する夜行性の哺乳類;長い舌でシロアリやアリを食べる)

「アンカーコズミカ英和辞典」

[aa]で始まる単語は珍しい、というか、そもそも英語には[aa]という文字の並びがほとんどありません。

一方、オランダ語や南アフリカ共和国の公用語であるアフリカーンス語には[aa]という文字の並びが普通にあり、この単語もアフリカーンス語に由来するのだそうです。

*アフリカーンス語は、オランダ語から派生した言語です。

 

aback

通例次の熟語に用いる

be taken aback(意外なことに)びっくりする、あっけにとられる(by, at)

「アンカーコズミカ英和辞典」

びっくりと言えば surprise ですが、こんな表現もあるんですね。

 

abacus

そろばん

「アンカーコズミカ英和辞典」

アバカスというのは、珠を用いた計算器具の総称。日本のそろばんもその一種ということになります。

 

abalone

アワビ

「アンカーコズミカ英和辞典」

アワビはいったいどの程度英語圏に流通しているのか? それはわかりませんが、食べる人もいるのでしょう。。。たぶん。

 

以上、今回は手持ちの辞書から abandon より前の英単語を拾ってみました。

これはぜひ単語帳にのせるべきだ!という単語はさすがに見つかりませんでしたが、それでも味わいのある単語たちが並んでいます。

たいていの辞書にはもう少し多くの単語が掲載されていると思いますので、興味のある人は確認してみてください。

 

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You’d be so nice to come home to

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ジャズのスタンダードナンバーの一つに「You’d be so nice to come home to」という曲があります。

意味は「あなたのもとへ帰ることができたら、とても素敵なことなのに」という感じ。

末尾の to がポイントで、日本人的な発想だとおそらく、

It would be so nice to come home to you.

と表現するところ、文末の you が主語の位置に出て、

You’d be so nice to come home to.

という形になっているんですね。

意味がつかめなくはないものの、自分ではこういう表現はできないなという文の形をしています。

この曲が最初に日本に紹介されたときには「帰ってくれたらうれしいわ」という邦題が付けられていたのだそう。

意味の上では、帰るのはあなたではなく私なので、これはいわゆる誤訳。

ただそれはそれで素敵なタイトルなのではないかと思います。

戦争中の1942年の曲ということもあり、「帰ってくれたらうれしいわ」なら女性の主人公、「あなたのもとへ帰ることができたら、とても素敵なことなのに」なら男性の主人公を思い浮かべてしまうというのも面白いところです。

三昧(さんまい)

photo credit: Maldives via photopin (license)

photo credit: Maldives via photopin (license)

宝くじにでも当たって、手元に1億円ほどあったなら、

ファーストクラスに乗って、南の島へ行き、マリンリゾートに泊まり、昼間っからワインを開けて、おいしいものを食べて、心の底からリラックスする。

そんな贅沢三昧に身を委ねるのもよいでしょう。

あるいはもう少しストイックな人なら、「贅沢三昧などもってのほか。そんな時間があったら、読書三昧!」と言うのかもしれません。

調べてみると、贅沢三昧や読書三昧の「三昧」というのは、サンスクリット語に由来するのだそう。

さんまい【三昧】

〔仏教で、正受・平等の意の梵(ボン)語の訳〕精神を集中して雑念を去ること。「ー境」〔=無我の状態〕

「新明解国語辞典 第七版」

贅沢三昧や読書三昧というのは、このおおもとの意味から派生した俗用なのだとか。

周囲の印象や評価はともかく、○○三昧の渦中にいる人というのは、おしなべて忘我混沌、無我夢中という感じ。

人生のある局面で、何もかも忘れて○○三昧な時間を過ごすことができたなら、それは最高の幸福なのかもしれません。

 
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know や knife の[k-]はなぜ発音しないのか?

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英語の綴り字と発音の関係というのは不思議なもの。

例えば、now は「ノウ」ではなく「ナウ」と発音するのに、know は「クノウ」ではなく「ノウ」と発音します。

そこには一見、秩序が無いようにも思えるのですが、少なくとも[kn-]で始まる単語の[k-]が黙字になるというのは、英語内の共通ルールになっています。

辞書の[kn-]のページを眺めてみれば、一語の例外もなく[k-]は読まないということがわかります。

knack こつ
knee
kneel ひざまずく
knife ナイフ
knight 騎士
knit 〜を編む
knob 取っ手
knock 〜をたたく

 

結局、言語というのは習慣なので、慣れてしまえばこれらの[k-]を読まないことに特に違和感は感じません。

ただ初めて英語を習う人の気持ちになってこれらの単語を眺めてみれば、そこには奇妙な申し合わせがあるようにも思えます。

そう思って調べてみると、古くはこれらの[k-]をきちんと発音していたということがわかりました。

つまり know はかつて「クノウ」であり、knife は「クナイフ」であったと。

ただ実際そのように発音してみると、とても言いにくい!ということがわかります。

そんなこともあり、[k-]の音は次第に消えていったのだそう。

音が消えてしまったのなら、それに伴って綴りが変わってもよさそうなものですが、どういうわけか英語の綴りというのは保守的で、文字だけがそのまま残ってしまいました。

そんな[k-]の文字はこれからも英語に残り続けるのか? あるいは数百年の後には消え去ってしまうのか?

人類の未来と同じように、文字の未来もまた想像するよりほかありません。

40度以上の日を表わす名称を考えてみる

8月に入り、更に暑い日々が続いています。

昨日は40度近くになった場所もあったとのこと。

気象庁では30度以上の日を「真夏日」、35度以上の日を「猛暑日」と呼んでいますが、そろそろ40度以上の日を表わす名称も必要になるのかもしれません。

そこで今回は候補になりそうな「○暑日」という表現を集めてみました。

 

炎暑日(えんしょび)

えんしょ【炎暑】

〔真夏の〕きびしい暑さ。

「新明解国語辞典 第七版」

「炎」の燃えさかるイメージは、猛暑日より一段上の暑さを表わすのにぴったりかもしれません。

 

酷暑日(こくしょび)

こくしょ【酷暑】

堪えがたいほどの(真夏の)きびしい暑さ。←→酷寒(コツカン)

「新明解国語辞典 第七版」

思いやりがない、むごいという意味の「酷」。暑さに堪える人々の心情を伝えたいなら、こんな表現もありでしょう。

 

激暑日(げきしょび)

げきしょ【激暑】

(真夏の)激しい暑さ。酷暑。

「新明解国語辞典 第七版」

「激」という文字にもそれなりの力強さはありますが、猛暑日の「猛」とどちらが強いかと問われれば微妙なところかもしれません。

 

極暑日(ごくしょび)

ごくしょ【極暑】

これ以上の暑さは無いと思われるほど暑いこと。また、その時節。←→極寒(ゴツカン)

「新明解国語辞典 第七版」

「極」という字を使ってしまえば、これでおしまい。いつの日か45度以上の日を表わす名称が必要になっても、これ以上の表現を見つけるのは難しそうです。

 

以上、今回は40度以上の日を表わす名称を考えてみました。

調べてみると35度以上の日を表わす「猛暑日」という用語が制定されたのは、2007年のこと。

10年も経たないうちに、それ以上の表現が必要になることがなければよいのですが。

 
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