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フィンランド語学習記 vol.331 − ディクテーションをやってみる

先日は久しぶりのフィンランド語教室。

いつものようにテキストの『suomea suomeksi』を読んでいくのかなと思いきや、今回はディクテーションの練習から始まりました。

もらったプリントには次のような指示と地図のイラストがのっています。

Turistit ovat infopisteessä. Kuuntele ohjeet ja päättele ohjeiden ja kartan perusteella, mihin he menevät.

Tourists are given some directions, starting at the information center. Listen to the directions, look at the map and figure out where the tourists are going.

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この教材のもともとのタスクは、アナウンスを聞いて、インフォメーションセンターを出発した観光客がどこへ向かうのかを当てるというもの。

ただし今回の授業ではアナウンスの内容を一語も漏らさず書き取ることに挑戦しました。

正直これまでは、ディクテーションのような練習はあまり好きではなかったのですが、教室でクラスメイトといっしょにやってみると案外楽しいものだということがわかりました。

また十回くらい繰り返し聞いて、それでも何と言っているのかわからない箇所であっても、ひとたび正解を知ると、もうそのようにしか聞こえなくなるという現象は面白いものだと思います。

一人だとなかなかやらない練習ではあるのですが、機会があればぜひまた挑戦してみたいと思います。

フィンランド語学習記 vol.330 − 前置詞でもあり後置詞でもある

10月期のフィンランド語教室は仕事のため初回の授業を欠席してしまいました。

ただこの頃は初めての文章であっても、辞書さえあれば何とか自力で読み進めることができます。

さっそく取り組んでみると、最初に出てきたのはこんな文。

Liisa asuu kerrostalossa aivan lähellä keskustaa.(リーサは町の中心の近くにあるマンションに住んでいます。)
*kerrostalo(マンション)、lähellä(〜の近くに)、keskusta(町の中心)

この文では「〜の近くに」を意味する lähellä は前置詞として使われており、後に来る keskustaa は分格の形になっています。

[主格]keskusta(町の中心)
[分格]lähellä keskustaa(町の中心の近くに)

この lähellä という単語、以前出てきたときには次のような文で使われていました。

Se on ihan keskustassa, Aleksanterinkadulla, Stockmannin tavaratalon lähellä.(それはストックマンデパートの近く、アレクサンダー通りの、町の中心にあります。)
*tavaratalo(デパート)

この文では「〜の近くに」を意味する lähellä は後置詞として使われており、前に来る Stockmannin tavaratalon は属格の形になっています。

[主格]Stockmann tavaratalo(ストックマンデパート)
[属格]Stockmannin tavaratalon lähellä(ストックマンデパートの近くに)

つまり同じ lähellä という単語でも、前置詞として使われることも後置詞として使われることもあるということ。

前置詞のときには分格と結びつき、後置詞のときには属格と結びつくというのはフィンランド語の基本ルールのとおり。。。とはいえ、なかなかややこしい単語の一つです。

フィンランド語学習記 vol.329 − marja

photo credit: Red currants via photopin (license)

photo credit: Red currants via photopin (license)

フィンランド語で「ベリー」は marja(マルヤ)。

日本でベリーと言っても、ストロベリー・ブルーベリーくらいしか馴染みがないようにも思うのですが、海外の市場やスーパーに行くとベリー類というのは実にいろいろな種類があるのだなあということがわかります。

フィンランドの森でも、さまざまなベリーが採れるようです。

フィン
kirsikka cherry さくらんぼ
lakka cloudberry クラウドベリー
(ホロムイイチゴ)
mansikka strawberry イチゴ
mustikka bilberry
blueberry
ビルベリー
ブルーベリー
puolukka lingonberry
cowberry
コケモモ
vadelma raspberry ラズベリー
viinimarja currant スグリ

 

こうして並べてみても、聞いたことがない名前もちらほら。

viinimarja の viini は「ワイン」の意味。

スグリと言われてもあまりピンと来ないのですが、ワインのベリーと言われると一度味わってみたいような気がしてくるから不思議なもの。とても素敵な命名だと思います。

Break a leg!

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例えば、あなたが役者だとして、ステージに上がる前にこんな風に言われたとします。

Break a leg!

意味を知らなければ「むむっ」と思ってしまうところ。

辞書を引いてみると、こんな意味がのっています。

break a leg!

(informal) used to wish sb good luck

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

これはステージに上がる前の役者やミュージシャンに向けて、幸運を祈るための表現。

しかしなぜ「脚を折る」ことが幸運につながるのでしょう? その起源についてはっきりしたことはわかっていないようです。

諸説のうち、面白いなと思ったのはアメリカ大統領のリンカーンにまつわるもの。

Lincoln theory

One popular, but false, etymology derives the phrase from the 1865 assassination of Abraham Lincoln. The story goes that John Wilkes Booth, the actor turned assassin, claimed in his diary that he broke his leg leaping to the stage of Ford’s Theatre after murdering the President. While Booth’s roles as an actor are not well remembered, wishing an actor to “break a leg” is to wish them a performance worthy of remembrance.

Wikipedia「Break a leg」より

リンカーンは1865年フォード劇場での観劇中に、俳優の John Wilkes Booth に狙撃されました。その Booth が逃走の際、舞台から飛び降りて脚を折ったことにひっかけて、この事件のように人々の記憶に残る演技を!と祈るために break a leg という表現を使うようになったという説。

しかし実際に break a leg という表現が広まり出したのが1920年代であることから、この説の信憑性は低いと見られているようです。もしこんな説が本当だったなら、リンカーンも草葉の陰で泣いているかもしれません。

 
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フィンランド語学習記 vol.328 − jäädä

フィンランド語で「とどまる」は jäädä(ヤーダ)。

英語の stay に当たる単語です。

フィンランド語教室のテキスト「suomea suomeksi」には次のような文が出ていました。

Saat sinä jäädä kotiin, jos haluat.(家に残ってもいいよ、もし残りたいなら。)
*saada(〜してもよい)、koti(家)、jos(もし)、haluta(〜したい)

kotiin は「家」を意味する koti の入格の形。

jäädä+入格で「〜に残る」の意味になります。

あるいは入格の代わりに向格と結びつくケースも。

Lompakko jäi pöydälle.(財布はテーブルの上に残っていました。)
*lompakko(財布)、pöytä(テーブル)
pöydälle は「テーブル」を意味する pöytä の向格の形。

jäädä+向格でこちらも「〜に残る」の意味になります。

フィンランド語の入格は「〜の中へ」、向格は「〜の表面へ」を意味する格変化。

よって、その人(もの)がどこにいる(ある)のかによって使い分けなければなりません。

[入格]jäädä kotiin(家の中に残る)
[向格]jäädä pöydälle(テーブルの上に残る)

このあたりはフィンランド語の定番の使い分けなので、慣れてくればそれほど難しいことはないと思います。

next week と the next week の違いとは?

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今日10月26日は週の初めの月曜日。

職場に行って、同僚のAさん・Bさんに次のように言われたとします。

A: I’ll be busy next week.
B: I’ll be busy for the next week.

この二つの表現の微妙な意味の違いとは何でしょう?

??

正解はこちら。

A: I’ll be busy next week.(来週は忙しいんだ。)
B: I’ll be busy for the next week.(今日から一週間は忙しいんだ。)

next week は「来週」の意味なので、Aさんが忙しいのは来週の一週間。(週の初めを月曜と考えれば)11月2日から11月8日まで。 *もっとも週末は休みかもしれませんが。

M T W T F S S
10/26 10/27 10/28 10/29 10/30 10/31 11/1
11/2 11/3 11/4 11/5 11/6 11/7 11/8

 

一方、the next week は「次の週」の意味なので、Bさんが忙しいのは今日からの一週間。すなわち10月26日から11月1日まで。

まとめると、AさんとBさんが月曜日(10/26)にさきほどのセリフを言った場合は、期間が重なりません。

A: I’ll be busy next week.(11月2日〜11月8日)
B: I’ll be busy for the next week.(10月26日〜11月1日)

しかし、AさんとBさんが金曜日(10/30)にさきほどのセリフを言った場合は、かなりの期間が重なります。

A: I’ll be busy next week.(11月2日〜11月8日)
B: I’ll be busy for the next week.(10月30日〜11月5日)

以上、the のあるなしでカレンダーが動いてしまうという面白い例を一つ紹介してみました。

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