フィンランド語学習記 vol.338 − käydä の使い方
フィンランド語の käydä(訪れる)という動詞の使い方について、最近学んだ内容をまとめておきたいと思います。
この käydä に限らず、フィンランド語の動詞を使いこなすためには、後に続く単語の形も含めた「語法」をしっかり押さえておかなければなりません。
käydä に関しては、以前に次のような使い方を習いました。
käydä+内格 | käydä Helsingissä(ヘルシンキを訪れる) |
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käydä+分格 | käydä koulua(学校に通う) |
「käydä+内格」の形については、次のエントリーにもまとめてあります。
フィンランド語学習記 vol.206 − ヘルシンキに行ったり、ヘルシンキを訪れたり
さらに今回フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』を読んでいると、次のような文が出てきました。
(時々、彼女はヴィルタネン家の大きな犬といっしょに散歩に行くこともあります。)
*joskus(時々)、kävellä(歩く)、suuri(大きな)、koira(犬)、kanssa(〜といっしょに)
ここでは「歩く」を意味する動詞 kävellä が第3不定詞内格[-mAssA]の形になっています。
[第3不定詞内格]kävelemässä
これで käydä の使い方に、新しいパターンが加わったことになります。
käydä +内格 | käydä Helsingissä(ヘルシンキを訪れる) |
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käydä +分格 | käydä koulua(学校に通う) |
käydä +第3不定詞内格 | käydä kävelemässä(散歩に行く) |
改めてフィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』を調べてみると、ちょうどこの三つの使い方が掲載されていました。
KÄYDÄ(verbi, intransit)
käydä + N ine/ade Minä voin käydä kaupassa tänään.
Kävin viikonloppuna Turussa.
Oletko käynyt Imatralla?
Me käymme sunnuntaina kesämökilläkäydä + V -mAssA Käy ostamassa jäätelöä!
Kävisitkö hakemassa postin?
Huom! Käykää istumaan!
KÄYDÄ(verbi, transit)
käydä + O par Mohammed käy koulua Maunulassa.
Suomi käy kauppaa Ison-Britannian kanssa.
Balkanilla käytiin sotaa monta vuotta.
『Tarkista Tästä』P.67
おそらく käydä に関してはこの3つの形が基本になるということなのでしょう。とはいえ、上記の文の中で、
なんて、普通に使いそうな表現ではありますが、とっさに第3不定詞内格[-mAssA]の形を作るのはかなり大変そう。
まずは基本的な例文をしっかり覚えることから始めたいと思います。