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『世界 ポエマ・ナイヴネ』

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2015年最後の一冊としてポーランドの詩人チェスワフ・ミウォシュ(Czesław Miłosz)の『世界 ポエマ・ナイヴネ』という詩集を読みました。

原題は『Świat − poema naiwne』となっています。

世界 ポエマ・ナイヴネ

たまたま書店で手に取った一冊だったので、まずはこの詩人についての予備知識はなにもない状態で読み始めました。

春の情景と学校帰りの子どもたちを描いた「道」から、世界の根源に触れる「太陽」まで、20編の美しい世界が広がっています。

愛は 見知らぬものごとを見るように

自分自身を見つめること なぜなら

自身もまた数あるものごとのうちの一つにすぎないのだから

「愛」より

巻末には、解説や訳者あとがきという形でミウォシュという詩人についての説明が付されています。

それによるとこの詩集は1943年、ミウォシュが31歳のときにナチス占領下のポーランド・ワルシャワで書かれたのだとか。

そのように聞くと当時の世相を反映したレジスタンス的な内容を想像してしまいますが、ここで展開されている世界は思いのほか明るいもの。

一読しただけでは、戦争という背景に思いが及ぶことはないかもしれません。

しかし二回目・三回目と読んでみると、詩人が「世界」へ向けた祈りのようなものを各編の隅々から感じることができます。

一年のしめくくりにふさわしい素敵な一冊でした。

それではみなさん良いお年をお迎えください。

 

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ツバメコーヒーさんへ

昨日から新潟に帰省中。友人に車を出してもらい燕市方面へドライブしてきました。

さすがに快晴とはいきませんが、今年は暖冬なのか、雪の気配は全くありません。

国道116号に沿ってゆるゆると南下。

前から行ってみたいと思っていた「ツバメコーヒー」さんへおじゃましました。

新潟県燕市吉田のカフェ ツバメコーヒー

美容室に併設されたカフェなので、「ツバメコーヒー」という看板はわりと小さめ。初めて行く方は注意していないと見逃してしまうかもしれません。

美容室とカフェが併設された店内には、雑貨や本も売られていて華やかな雰囲気。30日だというのに店内はしっかり賑わっていました。

ドリップコーヒーは中煎り・深煎りを選ぶことができます。マイルドな中煎りを注文し、座り心地の良さそうな椅子を選んでゆったり待つこと数分、熱々のコーヒーが届きました。

一口飲んでみると、上手く表現できないのですが、味が舌先から頭の方にすっと抜けるような独特の香味があります。

「これはおいしい!」

と思って、おみやげ用の豆も購入してしまいました。

またこのお店の一面は本棚になっていて、さまざまな本が置いてあります。

昔、夢中になって読んだヒッチコックとトリュフォーの映画術の本が置いてあって、おおーと懐かしい気持ちになりました。

、、、

続いては「ストックバスターズ」というハウスウェア・キッチンウェアのアウトレットショップへ。

燕といえば洋食器や刃物の生産地として有名ですが、ここはそんな名産品を含む様々な商品のアウトレットを地元の企業から集めて販売しているお店なのだそう。

ちょうどマグカップがほしいと思っていたので、よさそうなものを2つ選んで購入しました。(1つ200円!)

帰りは岩室の温泉に立ち寄って帰宅。ちょっとした小旅行という感じで、リラックスした時間を過ごすことができました。

2015年も残りあとわずかです。


「老舗」は何と読む?

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鎌倉界隈にはいわゆる「老舗」の喫茶店がたくさんあります。休みの日にそんなお店を訪ね歩くのが最近の楽しみになっています。

今回はこの「老舗」という単語について。

しにせ【老舗・老肆】

〔為(シ)似せ、つまり父母の方針を守って踏み外さぬようにする意〕先祖代代の事業を守って(繁盛して)いる店。

「新明解国語辞典 第七版」

「老舗」という漢字を「しにせ」と読むのは考えてみると不思議な感じがしませんか。

「老舗」という漢字のどこにもそのような音のイメージはありません。ただしその漢字を当てるからには、そこには何らかの理由があるはず。

この場合も「老」「舗」という一文字単位のイメージと、老舗という言葉の「意味」は重なり合っています。おそらくそのような理由によって生まれた一種の当て字なのでしょう。

ところでこの「老舗」を「ろうほ」と読む人がいたら、間違いを指摘したくなりますが、たいていの辞書には「ろうほ」という読み方も掲載されています。

ろうほ【老舗】

「しにせ」の漢字表記の字音に従って読んだ文字読み。

「新明解国語辞典 第七版」

日常会話で使われているのを聞いたことはありませんが、こんなストレートな読み方もあるんですね。

辞書をパラパラとめくっていて偶然目にした思わぬ発見でした。

 
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火をつける人

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焚き火やキャンドルの炎の揺らめきを眺めていると、それだけで張り詰めていた気持ちがふわっと緩くなって心が落ち着く。そんな経験はないでしょうか?

しかしこの世界にはそんな炎の魔力に翻弄されてしまう人たちも存在します。

arson

the crime of deliberately setting fire to something, especially a building

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

arsonist

a person who commits the crime of arson

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

arsonist は「放火犯」の意味。

彼らは火を付けることによって、怨恨を晴らしたり、私欲を満たしたりします。

彼らにとっての火というのはあくまで犯罪の手段なので、代わりに銃や刃物を選ぶこともあるでしょう。

pyromania

a mental illness that causes a strong desire to set fire to things

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

pyromaniac

  1. (specialist) a person who suffers from pyromania
  2. (informal, humorous) a person who enjoys making or watching fires

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

pyromaniac は「放火魔」の意味。

彼らは「火」そのものに魅入られてしまった人々。

おそらく「なぜ火を付けたのか?」と問われても、明確に答えることはできないでしょう。

、、、

火を手段として用いるのか、それとも火そのものが目的なのか。

もちろん社会的にはどちらも許容されない行為ではあるものの、人間心理を考える上では興味深い対比なのではないかと思います。

 
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「無」について考える

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鎌倉円覚寺の横田南嶺管長の法話を集めた『いろはにほへと』という本を読んでいたら、次のような一節に目が止まりました。

学生:無とはなんですか?

老師:辞書を調べると、「無」には実は自然・草が生い茂るという意味もあります。花が咲き、鳥がさえずるなど、天地自然の様子のことです。

『いろはにほへと 三』P.20

このあたりの仏教的、哲学的な議論をするための知識は残念ながら持ち合わせていないのですが、これを読んでいて「無」の辞書的な定義が気になったので、辞書をいくつか調べてみました。

まずは「広辞苑」から。

む【無・无】

  1. ないこと。存在しないこと。欠けていること。
  2. ㋐或るものがないこと。特定存在の欠如。何らかの有の否定。 ㋑いかなる有でもないこと。存在一般の欠如。一切有の否定。 ㋒万有を生み出し、万有の根源となるもの。有と無との対立を絶したものとされ、インド思想に見られ、老子などに説かれ、西洋にも古くからある。絶対無。

「広辞苑 第五版」

考えてみると、私たちが「◯◯がない」と言うときには、通常何かの存在を前提としています。

例えば「お金がない」と言うときにはお金というものがどこかに存在しなければならない訳で、もともとお金というものが存在しなかったならば「お金がない」という概念自体も存在しなくなってしまいます。

つまり「◯◯がない」という表現は「あるものがない」という意味で使われるということ。

しかし「もともと◯◯が存在しない」のだとすれば、「ある」も「ない」も消えてしまい、未分化の状態が立ち現れてくるということなのでしょうか。

続いて「デジタル大辞泉」の定義を。

む【無/×无】

  1. 何もないこと。存在しないこと。
  2. 哲学の用語。 ㋐存在の否定・欠如。特定の存在がないこと。また、存在そのものがないこと。 ㋑一切の有無の対立を超え、それらの存立の基盤となる絶対的な無。
  3. 禅宗で、経験・知識を得る以前の純粋な意識。「ーの境地」

「デジタル大辞泉」

こちらには、3番目の意味として禅宗における「無」がのっています。

人が生まれ落ちたときに明確な意識があるのだとすれば、誰もがみな一度はここで述べられているような「経験・知識を得る以前の純粋な意識」というものを持っていたということになるのでしょうか。

そうだとすれば、それがいったいどのようなものであったのか、思い出すことができないというのはとても残念なこと。

ただそういう境地に思いを馳せてみるというのはすごく面白いことだと思います。

わかっているつもりの言葉でも、改めて辞書を調べてみると、思いがけない世界が広がっているものですね。

 

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アルファベットの必要最小数は?

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英語のアルファベットは a から z までの26文字。

しかし!

こんなことを言ってしまうのは一生懸命やっている文字に対して失礼なのですが、本当にアルファベットは26文字も必要なのでしょうか?

例えば c と k のようにどちらか一つに絞ってもよさそうなペアもありますし、x や z のようにほとんど使われない文字もあります。

あるいは q だって、k で代用することもできるでしょう。

そのように考えていくと、

ある言語を構成するアルファベットというものを必要最小限に絞ったなら、いったい何文字くらいになるのだろう?

という疑問が生じてきます。

そんな思考実験へのヒントになるのが、パプアニューギニアのブーゲンビル島で使われているロトカ語(Rotokas language)いう言語。

この言語で使われるアルファベットは、

a e g i k o p r s t u v

以上のたった12文字。

内訳をみてみると、日本語とも共通する[a, e, i, o, u]の母音はしっかり入っていて、子音がわずか7文字という構成。

日本語の「行」に置き換えて考えてみると、いわゆる「あ行、か行、さ行、た行、ら行、が行、ば行、ぱ行」のみが存在するということになります。

最初に12文字と聞いたときにはかなり少ないようにも感じたのですが、これだけの枠があればかなり多様な表現ができるはず。

ただしこちらのサンプルテキストを見てみると、ずいぶん繰り返しているなあーという印象も。

Vo tuariri rovoaia Pauto vuvuiua ora rasito pura-rovoreva. Vo osia rasito raga toureva, uva viapau oavu avuvai. Oire Pauto urauraaro tuepaepa aue ivaraia uukovi. Vara rutuia rupa toupaiva. Oa iava Pauto oisio puraroepa, Aviavia rorove. Oire aviavia rorova.

omniglot.com

やはり言語というのは必要以上の文字があった方がよいのか、それとも単に慣れの問題なのか、、、それは想像するよりほかありません。


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