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フィンランド語学習記 vol.348 − ベランダはどちら向き?

photo credit: CSI: Miami via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』にこんなスキットが出てきました。

− Missä kerroksessa se on?(それ[=あなたの部屋]は何階にありますか?)

− Kolmannessa.(3階にあります。)

− Onko sinulla parveke?(ベランダはありますか?)

− On. Länteen.(あります。西向きです。)

− No sehän on myös kiva asia.(では、それも良い点ですね。)

『suomea suomeksi 2』P.12

スキットの下から2行目に出てくる länteen は「西」を意味する länsi の入格の形。

主格 入格
pohjoinen pohjoiseen
etelä etelään
itä itään
西 länsi länteen

 

フィンランド語では方位の単語を入格の形にして「向き」を表します。

北・南・東と比べて、西だけは入格と主格のつながりがやや見えにくいですね。

それはよいとして、さきほどのスキットでちょっと気になるのは西向きのベランダを良いと評価していること。

日本の感覚だと一番人気は南向き、二番人気は東向き。西向きは、西日が当たるせいなのか、あまり人気がないような気がします。

このあたりフィンランドの住宅事情においては価値観が異なるのでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.347 − yksiö, kaksio, kolmio

Asunto, jossa on yksi huone, on yksiö.(一部屋の住居は yksiö です。)

Asunto, jossa on kaksi huonetta, on kaksio.(二部屋の住居は kaksio です。)

Asunto, jossa on kolme huonetta, on kolmio.(三部屋の住居は kolmio です。)

『suomea suomeksi 2』P.12

この yksiö, kaksio, kolmio は、フィンランド語で「1、2、3」を意味する yksi, kaksi, kolme から派生した単語。

ぴったりの日本語訳を見つけるのはなかなか難しいのですが、Wiktionary の英訳では single-room apartment, two-room apartment, three-room apartment となっていました。

なお three-room apartment を意味する kolmio は「三角形」という意味でも使われます。

部屋数と図形を同じ単語で表すというのは、ちょっと面白い仕組み。

フィン
yksiö 一部屋の住居
kaksio 二部屋の住居
kolmio 三部屋の住居 三角形
neliö 四部屋の住居 正方形

 

もっと部屋数の多い住居もあるのでしょうが、とりあえず neliö くらいまで覚えておけば大丈夫なのかなと思います。

フィンランド語学習記 vol.346 − 2冊目始まり

photo credit: Champagne via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』の2冊目はちょっとした読み物(lukuteksti)から始まります。

− Hei! Mutta kuinka sinä olet tässä bussissa?(やあ! でもなぜあなたがこのバスにいるんですか?)

Sinähän asut Lauttasaaressa. (あなたはラウッタサーリに住んでいますよね。)

Tämä bussi menee Rajamäkeen.(このバスはラヤマキへ行きます。)

Mistä sinä olet tulossa ja minne sinä olet menossa?(あなたはどこから来て、どこへ行くところなんですか?)

ちょっと面白い表現だなあと思ったのは最後の一文。

一語ずつ英訳をすると次のようになります。

フィン Mistä sinä olet tulossa
From where you are coming

 

フィン ja minne sinä olet menossa ?
and to where you are going ?

 

あなたはどこから来て、どこへ行くところなんですか?

何だか哲学的な問いを投げかけられているようで、ちょっと立ち止まって考えてしまいました。

私たちは語学に取り組むことで、いったいどこへ行こうとしているのでしょう?

フィンランド語学習記 vol.345 − 1冊目終わり

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』もようやく1冊目が終了。

目次を見ながらこれまでに習った文法項目を振り返ってみました。

 

格変化

格変化については「主格、属格、対格、分格、内格、出格、入格、接格、離格、向格、変格、様格」の12の格について、単数・複数の形を扱いました。

単数 複数
主格 〜は/が kukka kukat
属格 〜の kukan kukkien
対格 〜を kukan kukat
分格 〜を kukkaa kukkia
内格 〜の中で/に kukassa kukissa
出格 〜の中から kukasta kukista
入格 〜の中へ kukkaan kukkiin
接格 〜の表面で/に kukalla kukilla
離格 〜の表面から kukalta kukilta
向格 〜の表面へ kukalle kukille
変格 〜に(なる) kukaksi kukiksi
様格 〜として kukkana kukkina
具格 〜を使って kukin
共格 〜と共に kukkine
欠格 〜なしで kukatta kukitta

 

残りの「具格・共格・欠格」は主に書き言葉で使われる格とのこと。

まずは○の付いている12の格をしっかり押さえておきたいと思います。

 

動詞

動詞については、タイプ1〜5の動詞を扱いました。

タイプ1 2つの母音で終わる動詞
タイプ2 [dA]で終わる動詞
タイプ3 [lA, nA, rA, stA]で終わる動詞
タイプ4 [AtA, OtA, utA]で終わる動詞
タイプ5 [itA]で終わる動詞
タイプ6 [etA]で終わる動詞

 

タイプ6だけはまだ出てきていません。あまり使用頻度が高くないのでしょうか?

また動詞の活用としては、現在・過去・完了形を扱いました。

puhua(話す)
[現在語幹]puhu
[過去語幹]puhui

現在 過去
minä puhun puhuin
sinä puhut puhuit
hän puhuu puhui
me puhumme puhuimme
te puhutte puhuitte
he puhuvat puhuivat

 

現在完了 過去完了
minä olen puhunut olin puhunut
sinä olet puhunut olit puhunut
hän on puhunut oli puhunut
me olemme puhuneet olimme puhuneet
te olette puhuneet olitte puhuneet
he ovat puhuneet olivat puhuneet

さらに第3不定詞、動名詞(第4不定詞)の形も。

第3不定詞内格 〜している途中で puhumassa
第3不定詞出格 〜してから puhumasta
第3不定詞入格 〜しに puhumaan
第3不定詞接格 〜することによって puhumalla
第3不定詞欠格 〜せずに puhumatta
動名詞主格 〜すること puhuminen

 

文型

文型としては、所有文・存在文・命令文といった文も扱いました。

所有文 Minulla on kissa.(私は猫を飼っています。)
存在文 Pöydällä on kirja.(テーブルの上に本がある。)
命令文 Nuku.(寝なさい。)
Älä nuku.(寝るな。)

 

これから

考えてみると、比較級と最上級・受動形・分詞構文など未習の文法事項はまだまだたくさんあります。

そのあたりは来たるべき2冊目のテキストで扱っていくことになるのでしょう。

新しい世界を楽しみに、コツコツ復習も進めていきたいと思います。

熱意ある[-ista]の付く英単語

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例えば[-er][-ee]など、英語には人を表す接尾辞がいくつかあります。

スペイン語に由来するという[-ista]もそんな接尾辞の一つ。

-ista

(in nouns) a person who is very enthusiastic about something

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

単に何かをするだけではなく、そのことに熱意を持っていなければならないというのは面白い定義ですね。

主に外来語ではありますが、英語の辞書の中にもこの[-ista]で終わる単語をいくつか見つけることができます。

barista バリスタ
fashionista 流行好きの人
fatshionista 太っている流行好きの人
independentista 独立運動家

 

barista は今や日本語としてもよく使われる単語。コーヒーのプロフェッショナルは技術もさることながら、仕事への熱意を持っていなければならないということでしょうか。

fashionista から派生した fatshionista というのは不謹慎ながら「よく思い付くなあ」と逆に感心してしまいました。

この[-ista]という接尾辞、英語の語彙にはまだそれほど取り入れられていないのですが、上手く使えばもっとさまざまな分野に応用できそうな気がします。

未来の英語辞書にはより多くの[-ista]が掲載されているかもしれません。

バナナのイディオム

お手軽に食べられる果物の代表格と言えばバナナ。ちょっと小腹が空いたときや忙しいときの朝食にぴったりですよね。

今回はそんなバナナを使った英語のイディオムを集めてみました。

go bananas

(slang) to become angry, crazy or silly

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

go bananas は「かんかんに怒る」の意味。

これはバナナを前にした猿の興奮した様子に由来するとの説があるようです。猿が聞いたら「なんだと!」と怒ってしまいそうな表現ですね。

 

top banana

the most important or powerful person in a group or organization

「Merriam-Webster」

top banana は「最重要人物」の意味。

これは19世紀のイギリスで流行したバーレスク(burlesque)と呼ばれるコントの一つにおいて、3人のコメディアンのうちオチを言った人がバナナをもらうという筋書きがあったことに由来するのだそう。

またそこから派生した次のような表現も。

second banana

a someone who is not as important or powerful as another person

「Merriam-Webster」

second banana は「あまり重要ではない人」の意味。

いつの時代もスポットライトが当たる人はほんの一握りということでしょうか。

 

banana republic

a poor country with a weak government, that depends on foreign money

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

banana republic は「政情不安定な貧しい国」の意味。

中南米などのバナナの主要生産国はいわゆる発展途上国。とはいえ、ちょっと差別的な表現であることはたしかでしょう。

 

以上、バナナを使った英語のイディオムを集めてみました。

辞書をパラパラとめくってみれば、まだまだ他の表現も見つけることができます。想像以上に深く広がりのあるバナナの世界に触れてみてください。

 
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