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寄る辺なさのようなもの

photo credit: before summer via photopin (license)

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漢数字だけで成り立っている四字熟語はあるだろうか?

と思って調べてみたら、たった一つだけ見つけることができました。

三三五五

あちらに三人、こちらに五人というように、集まっているさま、歩いてゆくさま。また、物が散在している様子。

「四字熟語の時点」

調べてみると、この三三五五という表現は、李白の「採蓮曲」という詩の一節に由来するのだそう。

春の川辺にやって来て、やがて立ち去っていく若者たちの様子を三三五五と表現しています。

それにしても、なぜ李白は三と五という数字を選んだのでしょう?

これは想像に過ぎませんが、もし二や四という偶数を使うと、何となくカップルや家族を想像してしまうような気がします。

そこで三や五という奇数を使うことで、若者たちの寄る辺なさのようなものを表現しようとしたのかもしれません。

もちろん真実はわかりませんが、この数字の並びからそんなことを想像してしまいました。

 
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フィンランド語学習記 vol.362 − 楽しい旅でしたか?

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先日のフィンランド語教室でこんな表現を習いました。

− Oliko sinulla mukava matka?(楽しい旅でしたか?)
− Oli. Oikein kiva.(はい。とても楽しかったです。)
*mukava(快適な)、matka(旅)、kiva(愉快な)

一つ目の文はいわゆる所有文の形。

直訳すれば「あなたは楽しい旅を持っていましたか?」という表現になっています。

最初は変わった表現だなと思いましたが、考えてみると英語でも ‘Did you have a good trip?’ のように have を使って同じ意味を表します。

英語の have というのは日本語の「持っている」よりも幅広い意味で使われます。だとするとフィンランド語の所有文もおそらく「所有」という言葉から連想するより幅広い意味で使われるのかもしれません。

また旅の感想を聞くときに、フィンランド語と英語では「あなた」が主役になるのに対して、日本語では「旅」が主役になる。同じ意味を表すのに、なぜこのような違いが生まれるのか? これも言葉の不思議の一つだと思います。

フィンランド語学習記 vol.361 − もし来たくないのなら

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi』に次のような文が出てきました。

No ei sinun ole pakko tulla mukaan, ellet halua.(いっしょに来なくてもいいよ、もし来たくないのなら。)
*pakko(義務)、tulla mukaan(いっしょに来る)、haluta(〜したい)

今回取り上げてみたいのは中程にある ellet という表現。

この ellet は「もし〜なら」を意味する接続詞 jos と否定動詞の et が結びついた形。

ellet = jos et

さきほどの文の後半に単語を補ってわかりやすくすると次のようになります。

ellet halua
jos (sinä) et halua (tulla mukaan)

 

これは二人称単数(sinä)の場合なので、その他の人称の場合には次のような形に。

jos en ellen
et ellet
ei ellei
emme ellemme
ette ellette
eivät elleivät

 

用法は英語の unless に似ていますが、人称によって形が変わるというところがポイント。

少し面倒ですが、人称語尾の特徴は残っているので比較的覚えやすい表現だとは思います。

左足が二本あったなら

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「左手と右手のどちらが大切?」と聞かれたら、おそらく右利きの人は右手、左利きの人は左手と答えることでしょう。

それでは「左足と右足のどちらが大切?」と聞かれたら、いったい何と答えますか?

サッカーをやっている人は除いて、多くの人にとって日常生活で利き足を意識する機会というのはあまりないように思います。

ただ利き足がどちらであれ、もし二本の足がどちらも左足になってしまったら、かなりバランスが悪いということは想像できるはず。

英語にはそんな空想を掻き立てる面白い表現があります。

have two left feet

to be not at all graceful when you move, dance, or play sport

I tried dancing classes, but I’ve got two left feet.

Macmillan Dictionary

have two left feet は「不器用である」という意味。とりわけダンスが下手という意味で使われます。そう言われてみると、ぎこちなく踊っている人の姿が浮かぶような、コミカルな表現だと思います。

なお右利きの人は何となく利き足も右と思ってしまいがちですが、実際には手と足の「利き」は異なることもあるようです。その簡単な見極め方の一つは、あぐらをかいたときに上に来る方の足が利き足であるというもの。

私の場合、手は左利きなのに足は右利きでした。意識したことがないという人は一度チェックしてみてはいかがでしょう?

cafe vivement dimanche に行ってみる − コーヒー日記 vol.2

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鎌倉の書店に行くと、大体どの書店にも鎌倉本のコーナーがあります。

一口に鎌倉本と言っても、そこに置かれているのは鎌倉の観光ガイドであったり、鎌倉の出版社が出している本であったり、鎌倉ゆかりの文人についての本であったり、内容はさまざま。

そんな中、去年の夏に某書店の鎌倉本コーナーでたまたま手に取って、ジャケット買いした一冊がこちら。

鎌倉のカフェで君を笑顔にするのが僕の仕事

鎌倉市小町の老舗喫茶店 cafe vivement dimanche のマスター堀内さんの半自伝本で、1994年のオープン以来のお店の歴史が語られています。

そのこだわりやストーリーが面白く一気に読みきってしまいました。

。。。とはいえ実際のお店 cafe vivement dimanche に行ったことはなかったので、本を読んだ2週間後くらいにふらりと行ってみることにしました。

お店は人通りの多い小町通りから、脇道に入ってすぐのところにあります。入り口にはちょっとシュールな感じの看板。

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いただいたメニューにはずいぶん多くの種類のコーヒーがあって、どれを頼んだらよいのかわからなかったので、何となく定番っぽい「ヴェラ・クルーズ」というコーヒーを頼んでみることに。

待つこと数分。白いカップに入ったコーヒーがやってきます。

一口飲むと、味覚に自信のない私でも「あ、これは今までに飲んだことのあるコーヒーとは違う」とすぐにわかりました。単においしいだけでなく、後味がいつまでも口の中に残る感じが新鮮。

そのときのインパクトが忘れられず、それからよくお店に通うようになり、様々なコーヒーを飲み比べているうちに、コーヒーの産地・銘柄に関する知識が少しずつ増えていって、コーヒーの世界にどっぷりはまる大きなきっかけになりました。

人気店なので週末などは混み合っていますが、コーヒー好きの人なら一度はぜひ!

 

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堀内 隆志
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