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フィンランド語学習記 vol.371 − 楽器の名前

photo credit: Piano via photopin (license)

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基本的に宵っ張りなので、家でゆっくり音楽を聴く時間は午前1時以降。

そんな時間には、どうしてもピアノのようなシンプルな音色に身を委ねたくなります。

先日も夜遅くにクラシックのピアノ曲を聴きながら、フィンランド語の復習をしていたところ、

そういえばピアノはフィンランド語で何と言うのだろう?

と思い、調べてみると、

フィン
piano piano ピアノ

 

となっていました。

ピアノは英語でもフィンランド語でも piano なんですね。

だとすると、楽器の名前にはフィンランド語固有の単語は少ないのかな?と思い、その他の楽器の名前も調べてみました。

フィン
kitara guitar ギター
rumpu drum ドラム
trumpetti trumpet トランペット
urut organ オルガン
viulu violin バイオリン

 

この中でいわゆる外来語っぽくない単語というのは urut くらいでしょうか。

ただこのようなメジャーな楽器ではなく、もっとマイナーな楽器の中にフィンランド語らしいフィンランド語が隠れているということはあるでしょう。

フィンランドにはカンテレ(kantele)という民族楽器もあります。

日本の琴に似ているカンテレの穏やかな音色も静かな夜にはぴったりかもしれません。

バイパスとまわり道

実家のある新潟に帰省したときには、大抵バイパス道路を使って家に帰ります。

このバイパスというカタカナ語を日本語に直すとしたら、いったいどのような日本語に直しますか?

バイパスというと、信号などで止まることなく車がひゅんひゅん走るイメージなので「高速道路」のような単語をイメージするかもしれません。

しかし手元の英語辞書には次のような語義が出ていました。

bypass

  1. (自動車用の)迂回路、バイパス
  2. (ガスなどの)側管、補助管;〔電〕分路、分流
  3. 〔医〕バイパス(形成手術)

「ウィズダム英和辞典 第3版」

bypass というのはもともと都市の中心部を避けるための「迂回路」の意味。

ただ「迂回」というのはまわり道をすることですが、実際にはバイパスを通ったほうが早く目的地に着きます。

まわり道なのに時間は短い、まさに「急がば回れ」ということわざを一語で体現するのがこのバイパスという単語。

そんなイメージを日々の生活にも広げてみれば、何か大きな失敗をしたときに目の前の渋滞に向かって突き進むよりは一旦まわり道をした方がよいというケースは多々あります。

解決の糸口が見えないときには、未来へ向かって迂回路というバイパスをかける、そんなイメージを強く持ってみてはどうでしょう?

 
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The golden age was never the present age.

photo credit: The tower top via photopin (license)

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忙しい毎日を過ごしていて、ふと立ち止まったときに、

「今、自分が2016年を生きている」という事実に軽い驚きを感じることがあります。

子供の頃には、21世紀というのは遠い未来のように思えました。

しかしその未来を今まさに生きているという実感のないままに、変わらない日常を過ごしています。

そんな21世紀の2016年の3月11日という日に来し方を振り返ってみれば、自分にとっての黄金時代はもう過ぎ去ってしまったと感じる人もいるかもしれません。

辞書で黄金時代(=golden age)という表現を調べてみると、次のような語義がのっていました。

golden age

golden age (of something) a period during which something is very successful, especially in the past

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

この語義によると黄金時代というのは主に過去を表す言葉だということになっています。

人間というのは結局ノスタルジーの生き物なので、未来よりも過去を振り返ってあの時はよかったという思考にとらわれがちであるのかもしれません。

また英語にはこんなことわざがあります。

The golden age was never the present age.
(黄金時代が現代であったためしはない。)

黄金時代というものが過去に確かにあったのなら、今生きているこの一瞬一瞬、一日一日も未来から見た黄金時代であるかもしれないのに、なかなかそのように感じられないというのはヒトの思考の不思議なところであるように思います。

 
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フィンランド語学習記 vol.370 − 空を眺めながら

photo credit: Silky via photopin (license)

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晴れた日には空をぼーっと眺めながら、そこに浮かんでいるものを一つ一つフィンランド語に直していく、そんな語学も楽しいかもしれません。

フィンランド語で「空」は taivas(タイヴァス)。

その広大なカンヴァスの上を、昼夜さまざまなものが行き交います。

フィン
aurinko sun 太陽
ilmapallo balloon 気球
kuu moon
lentokone airplane 飛行機
lintu bird
pilvi cloud
tähdenlento shooting star 流れ星
tähti star

 

このリストを見て面白いなと思ったのは「飛行機」の lentokone と「流れ星」の tähdenlento に同じ lento というパーツが使われていること。

lentokone(飛行機)は lento(飛行)+ kone(機械)という組み合わせ。

一方、tähdenlento(流れ星)は tähti(星)+ lento(飛行)という組み合わせになっています。

*tähden は tähti の属格[-n]

考えてみれば、両方とも空をひゅーんと飛んでいくものなので、同じパーツを使っていても何ら不思議ではありません。しかし日本語的な発想では結びつかない組み合わせなので、ちょっと斬新な感じがします。

見上げる空の一つ一つに個性があり、それを認識する言葉の一つ一つにもまた個性があります。

the world is your oyster

16030901

3月は卒業の季節。そして4月からは新しい世界へ一歩を踏み出すという人も多いと思います。

そんな若い人たちへのはなむけに、こんなフレーズをひとつ。

the world is your oyster

there is no limit to the opportunities open to you

With talent like that, the world is her oyster.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

oyster というのは食欲をそそるあの牡蠣のこと。

ただし the world is your oyster は「あらゆる機会はあなたの前に開かれている」という意味のイディオムになります。

もともとはシェークスピアの『ウィンザーの陽気な女房たち』に出てくる Pistol という登場人物がこの世界を牡蠣に見立てて言う、

Why then the world’s mine oyster / Which I with sword will open.

というセリフに由来する表現なのだそう。

世界が牡蠣のようなものならば、この剣で世界をこじ開けてみせよう。

そんな覚悟を持って、新しい世界へ一歩を踏み出してほしいと思います。

 
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億劫ならば仕方ない

photo credit: DSC01283 via photopin (license)

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段々と春めいてきた今日この頃。外の空気が気持よく感じられる日も増えてきました。

しかしせっかく休みの日になっても出かけるのが億劫で、ついついベッドの上でごろごろしてしまうことも。

おっくう【億劫】

〔「おくこう」の変化。もと、長い時間がかかり、すぐには出来ない意〕手足や頭を働かせることがめんどうな様子。何もやりたくない気持。

「新明解国語辞典 第七版」

この億劫という言葉には、数字の「億」が含まれています。

ということは、億劫というのは 一億の劫という意味なのでしょうか?

劫というのはいったい何のことなのでしょう?

調べてみると、劫というのはもともと仏教の用語で「ものすごく長い時間」を表す単位なのだそう。どれくらい長いのかというと、

一劫=43億2000万年

であるとのこと。

億劫はその一億倍ということなので、43億2000万年×1億=???

というとんでもない時間になります。

例えば、外へ出る支度をするのが億劫だなあということは、つまり支度をする時間が43億2000万年×1億にも感じられるということ。

それほどまでに億劫であるのなら、ベッドの上でごろごろしてしまうのも仕方ないと思うのですが、いかがでしょうか。

 
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