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Pilish の世界

photo credit: pumpkin pi via photopin (license)

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あなたの周りに、思わず「それって何の役に立つの?」と聞きたくなるような、風変わりな活動に没頭している人はいませんか?

よく観察すれば、この世界というのは酔狂な人で満ち満ちています。

今回はそんな世界の一端を覗いてみましょう。

次の文は Mike Keith の『Not A Wake』という作品に収録されている散文詩の書き出しです。

Now I fall, a tired suburbian in liquid under the trees,

Drifting alongside forests simmering red in the twilight over Europe.

この詩は円周率(π)の各桁の数字を文中の単語の文字数に対応させるという制約の下で書かれています。

【円周率】3.14159265358979323846…

円周率の最初の数字は3なので、本文の一語目は3文字の単語を使います。(=Now)

二番目の数字は1なので、本文の二語目は1文字の単語を使います。(=I)

三番目の数字は4なので、本文の三語目は4文字の単語を使います。(=fall)

どこまで行っても円周率の数字とともに歩む、このようなライティングスタイルは Pilish と呼ばれています。

それにしても、このようなスタイルでいったい何語くらい続けることができるのでしょう?

せいぜい100語くらい?と思われた方もいるかもしれませんが、何とこの作品『Not A Wake』は全部で10,000語もあるのだそう。

この作品が2010年に発表されるまでの記録は『Cadaeic Cadenza』という作品の3,835語だったそうですから、大幅な記録更新です。

(こんな分野で記録を競っている人たちがいるということ自体、驚異的なことですが。。。)

ただどんな記録であれ、破られない記録というものはありません。

円周率の数字がどこまでも続く以上、いつの日かこの10,000語という記録を破る作品も現れることでしょう。

 
Not A Wake

A woman needs a man like a fish needs a bicycle.

アイルランド出身のロックバンド U2 の1991年のアルバム『Achtung Baby』に入っている「Tryin’ to Throw Your Arms Around the World」という曲の中に次のようなフレーズが出てきます。

A woman needs a man like a fish needs a bicycle.

さて、この文はいったいどのように訳したら良いでしょう?

直訳すれば「魚が自転車を必要とするように、女性は男性を必要とする」となりますが、これでは意味がきちんと伝わりません。

この文の真意は「女性が男性を必要とするレベル=魚が自転車を必要とするレベル」ということなので、

「魚が自転車を必要としないように、女性は男性を必要としない」

というように否定形で訳すのが一般的。

なお、この男性にとって悲しいフレーズは、Irina Dunn というオーストラリアの女性作家の引用なのだそう。

一度聞いたら忘れられないインパクトのある表現ですね。

 
<おまけ>

“A woman needs a man like a fish needs a bicycle.” というフレーズを Google 翻訳で英訳してみると、

「女性は魚のような男が自転車を必要とする必要があります。」

と変換されました。一瞬??と思いましたが、たしかに like を接続詞ではなく前置詞と解釈すればこのように読めないこともありません。

いったいどのようなシチュエーションなのだろう?と想像してみるとおかしいですね。

しゃかりき

photo credit: Buddha Blur via photopin (license)

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年を重ねるにつれて、一つのことに無我夢中で打ち込むような機会が減ってきました。

あきらめが早くなったのか、あるいは力の抜き方が上手になったのか。

そんなことを考えているときに、ふと脳裏に浮かんできたのが「しゃかりき」という日本語。

しゃかりき

全力を挙げて取り組むこと(様子)。「ーにそのことに取り組む」

「新明解国語辞典 第七版」

日常的に使う言葉ではありませんが、汗だくになって頑張っている人の絵が思い浮かぶ、強い日本語だと思います。

この「しゃかりき」の語源を調べてみると、

しゃかりき=釈迦力
ということで、もともとはお釈迦様の力という意味なのだそう。

この頃は「シャカリキ」とカタカナで書かれることも多いので、何となくオノマトペ(シャカシャカと音を立てて動いている?)のようなイメージもあったのですが、お釈迦様の力というのはずいぶん意外な語源でした。

しゃかりきという言葉の質感とお釈迦様の包み込むような力というのはイメージとして異なるようにも思います。

ただ全速力で走っている人間も所詮はお釈迦様の掌で踊っている存在にすぎないと考えれば、あるいは辻褄が合うのかもしれません。

 
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That’s one small step for (a) man, one giant leap for mankind.

日本語を学ぶ英語ネイティブにとって最大の難関が漢字や敬語の使い方だとすれば、英語を学ぶ日本語ネイティブにとって最大の難関は冠詞の使い方ではないでしょうか。

かなり熟練した学習者であっても(特に話し言葉において)冠詞のミスをなくすのは至難の技だと思います。

ただし英語ネイティブなら絶対に冠詞の使い方を間違えないのかといえば、そんなことはありません。

英語ネイティブによる冠詞の間違いとして最も有名なものにアポロ11号の船長で人類初の月面着陸に成功したニール・アームストロングの次のフレーズがあります。

That’s one small step for (a) man, one giant leap for mankind.

(これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。)

このフレーズが引用されるとき、多くの場合は man の前の不定冠詞 a に括弧が付いています。

これはアームストロング船長が実際の発言で a を抜かしてしまったため。

上記のスピーチにおいては、mankind(人類)と a man(一人の人間=アームストロング)を対比しているため、どうしても冠詞の a が必要です。

文法的に間違った文をそのまま引用するのも問題ですが、実際の発言を改変するのも問題ということで、a に括弧を付けるという判断になったのでしょう。

こんな風に後世まで語り継がれるスピーチの中で、冠詞を忘れてしまったのは致命的、、、

と思いきや、アームストロング本人はこの括弧が気に入っていたというエピソードもあるようです。

そうだとしたら、ちょっと微笑ましい話だなと思います。

雨に降られて

photo credit: Maple Rain 1 via photopin (license)

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6月に入り、もう少しすれば梅雨がやってきます。

じめじめした空気も嫌なのですが、それ以上に嫌なのは傘を持たなければならないこと。

普段から傘を持ち歩くのが嫌いなので、曇り空でもつい傘を置いて出かけてしまいます。

結果、大雨に降られて、ずぶ濡れになってしまうことも。

その時は「今度こそ傘を持ち歩く!」と決意するものの、喉元過ぎれば熱さを忘れて、また同じことを繰り返してしまいます。

。。。

ところで、この「雨に降られる」というのは、日本語独特の受身表現。

降るというのはそもそも自動詞ですから、英語の受動態において「雨に降られる」という表現はできません。

ただイギリスでも、アメリカでも、オーストラリアでも、雨に降られることはある訳で、そのような状況を表したいときにはどうすればよいのでしょう?

(英語圏の人は雨に降られても気にしないという説もありますが、それはまた別の話。)

英語の場合は be rained とは言えない代わりに get caught in the rain という表現があります。

I got caught in the rain on the way home and I’m soaked.
(帰り道で雨に降られて、ずぶ濡れだよ。)

これはこれで「雨にやられた!」というニュアンスをよく伝える表現なのかなと思います。

それではこれからの季節、くれぐれも傘を忘れずに。Don’t get caught in the rain!

6と7の微妙な関係

photo credit: Lake Michigan via photopin (license)

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早いもので、今日から6月に入りました。

「祝日がない」「梅雨でじめじめ」など、ややしんどい月ではありますが、何とか乗り切っていきましょう。

今回はそんな6にまつわる英語のなぞなぞを一つ紹介します。

Why is 6 afraid of 7?(なぜ6は7を怖がっているのか?)

??

??

それでは正解。

まずは声を出して英語の数を数えてみましょう。

one, two, three, four, five, six, seven, eight, nine, ten……

注目するのは、このうち seven, eight, nine の部分。

seven eight nine
seven ate nine

 

すなわち、

7 ate 9.(7が9を食べたから。)

ということで、6は隣にいる7を怖がっているのですね。

You got it?

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