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日曜日のぬくぬく

photo credit: Alexander Rentsch Phini the cat #II via photopin (license)

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朝、布団から出るのがおっくうな季節になってきました。

意志が弱いので、休みの日は際限なく布団の中でぬくぬくしてしまい、そのままお昼になってしまうことも。

そんな魅惑の言葉「ぬくぬく」を辞書で引いてみました。

ぬくぬく

  1. ほどよく体があたたまって快い状態。「ふとんにーとくるまっている」
  2. これといった苦労も知らず、いかにものんきそうに見える様子。〔非難・羨望(センボウ)の気持ちを込めて言うことが多い〕「親の遺産でー(と)暮らしている」

「新明解国語辞典 第七版」

用例にも「ふとんにーとくるまっている」とあるくらいですから、これは日本人共通の性向なのかもしれません。ただこの感覚を英語で表現することはできるのでしょうか?

辞書を調べていたら、次のような表現を見つけました。

猫は暖炉のそばでぬくぬくと寝ていた

The cat was lying snug(ly) [snug and warm] by the fireside.

「ウィズダム和英辞典 第2版」

この snug に「ぬくぬく」を当てている辞書は他にもありました。

なお上記例文の snug は形容詞ですが、be snugged in one’s bed のように動詞として使うこともできるようです。

それにしても、これらの表現で英語のネイティブスピーカーにあの「日曜日のぬくぬく」の質感をどこまで伝えることができるのでしょう?

もちろんどんな内容であっても100%過不足なく伝えられる翻訳などというものはありません。ただあの感覚はもしかしたら万国共通なのではないか?という幻想を抱いてしまったりもします。

 
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男らしい人、男のような人、男っぽい人

16121201

「男らしい人」というのは、男性に対して使う言葉。

「男のような人」というのは、女性に対して使う言葉。

「男っぽい人」というのは、男性・女性の両方に対して使える言葉。(ただ女性に対して使うケースの方が多いでしょう。)

男性 女性
男らしい人  ◯
男のような人  ◯
男っぽい人  ◯  ◯

 

男性にとっては「男らしい人」「男っぽい人」のいずれも褒め言葉になります。

それでは女性にとってはどうでしょう?

あなたが女性で、次のようなセリフを言われたと想像してみてください。

「あなたは男のような人だ。」
「あなたは男っぽい人だ。」

おそらく「男のような人」を褒め言葉と受け取る人は少ないでしょう。

一方「男っぽい人」は、その人のセルフイメージや価値観次第で褒め言葉になる可能性はありそうです。

それではもしも次のように言われたらどうでしょう?

「あなたは男らしい人だ。」

文脈にもよりますが、もしかしたら三つの中ではこれが一番褒め言葉になっているのかもしれません。

冒頭では男性に対して使う言葉と分類していたのですが。。。日本語は難しいですね。

「太った・やせた」は英語で何と言う?

photo credit: __MaRiNa__ Ready via photopin (license)

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今日は簡単そうで、意外に間違いやすい英語表現を扱ってみたいと思います。

「太った・やせた」は英語でどのように表現するでしょう?

??

もしかしたら、こんなフレーズが浮かんだ人もいるかもしれません。

I’ve gained my weight.
I’ve lost my weight.

実はこれらの英文には一つ間違いがあります。

正しい表現は次のとおり。

I’ve gained weight.
I’ve lost weight.

「太った・やせた」と言いたいときには、my, your などの代名詞は必要ありません。

理屈で考えるとわからなくもないのですが、とっさに言おうとするとつい代名詞を付けてしまいがち。weight を無冠詞のまま置いておくことに、何となく収まりの悪さを感じてしまうのかもしれません。

それでは「3キロ太った・3キロやせた」は英語でどのように表現するでしょう?

??

もしかしたら、こんなフレーズが浮かんだ人もいるかもしれません。

I’ve gained weight … 3 kilos.
I’ve lost weight … 3 kilos.

weight と 3 kilos のまとめ方が難しいですよね。

正しい表現は次のとおり。

I’ve gained 3 kilos.
I’ve lost 3 kilos.

「◯キロ太った・◯キロやせた」と言いたいときには、weight は必要ありません。

日本語だと「体重」を主語にすることが多いので、このシンプルな表現が案外出て来ないように思います。

みなさんはいかがでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.430 − 真っ白、真っ黒

photo credit: `James Wheeler Peaceful Winter via photopin (license)

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先日のフィンランド語教室にて、おもしろい単語を習ったので書き留めておきたいと思います。

vitivalkoinen

snow-white (white as snow, extremely white)

「Wiktionary」

sysimusta

pitch black

「Wiktionary」

vitivalkoinen はフィンランド語で「白」を意味する valkoinen に接頭辞の[viti-]を加えた単語。

sysimusta はフィンランド語で「黒」を意味する musta に接頭辞の[sysi-]を加えた単語。

[viti-] valkoinen vitivalkoinen
[sysi-] musta sysimusta

 

Wiktionary によると、viti は雪、sysi は木炭の意味。

先生曰く、これらの接頭辞を用いた vitivalkoinen(雪のように白い)、sysimusta(木炭のように黒い)という表現は日本語の「真っ白、真っ黒」に近いニュアンスがあるとのこと。

そのような話をしていたときに、「そもそも真っ白、真っ黒の真って何だろう?」という話題になったのですが、どうもよくわからず。帰宅後、念のために辞書を引いてみました。

まっしろ【真っ白】

白以外の何物でもない様子だ。

「新明解国語辞典 第七版」

まっくろ【真っ黒】

  1. 黒以外の何物でもない様子だ。
  2. ひどくよごれて、黒ずみが目立つ様子だ。

「新明解国語辞典 第七版」

おそらく「真っ白、真っ黒」というのは「混じりけなしに白い、混じりけなしに黒い」くらいの意味なのでしょう。

ただ日本語の場合「真っ◯」と言える色は限られています。

標準的な色名ではおそらく「真っ白、真っ黒、真っ赤、真っ青、真っ黄色、真っ茶色」の6つだけではないでしょうか。

フィンランド語にせよ、日本語にせよ、このような色の接辞というのはおもしろい研究対象になりそうですね。

フィンランド語学習記 vol.429 − katsoa, katsella

photo credit: Alireza Borhani Letter via photopin (license)

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フィンランド語教室のテキスト『suomen mestari 2』に次のようなスキットが出てきました。

Myyjä: Päivää. Tarvitsetteko apua?
Olga: No jaa, ehkä. Katselemme tässä kahvinkeittimiä, koska ikivanhassa keittimessämme kahvi ei enää kuumene kunnolla.

ざっと意訳するとこんな感じでしょうか。

店員:こんにちは。何かお手伝いしましょうか?
オルガ:はい。私たちはここでコーヒーメーカーを見てるんです。私たちのコーヒーメーカーがかなり古くなってしまって、コーヒーがきちんと熱くならないんです。

「コーヒーメーカーを見ている」の「見る」には katsella という動詞が使われています。

先生曰く、この katsella は以前に習った katsoa(見る)という動詞から作られているとのこと。

katsoa と katsella はどちらも「見る」という意味なのですが、katsella の方が長い時間見ているニュアンスがあるのだそうです。

[-ella]という接尾辞にそのような意味が含まれているということだったので、帰宅後に Wiktionary を調べてみると、次のような項目を見つけました。

-ella (front vowel harmony variant -ellä)

Forms frequentative verbs. The resulting verb often describes a more or less leisurely or long-lasting activity, or an activity that is not overly goal-oriented.

「Wiktionary」

つまり[-ella]は「急がない/長く時間続く/目的志向ではない動作」に用いられるということなんですね。

また念のため katsoa と katsella についても調べてみました。

katsoa

  1. To look, have a look, take a look (+ at).
  2. To watch.

「Wiktionary」

katsella

To watch.

「Wiktionary」

英語ではどちらも to watch になってしまいますが、katsella の方には次のような注釈が付いていました。

Usage notes

Katsella expresses less attentive watching than katsoa.

なるほど。katsella=less attentive ということは、例えばテレビを見るなら「katsoa=きちんと見る」「katsella=他のことをしながら見る」というようなニュアンスなのかもしれません。

こんな細かい違いのために動詞を使い分けるなんて、フィンランド語というのは実に繊細な言語ですね。

頭痛の熊

できることなら、いつでも機嫌良くしていたい。

そして自分の回りの人にも、機嫌良くいてもらいたい。

そういう思いはあっても、ままならないのが人間の心というもの。

もしもあなたの身の回りにどうしようもなくイライラしている人がいたら、こんなラベルを貼ってしまうのはどうでしょう?

like a bear with a sore head

British informal

(of a person) very irritable:

‘he’ll be like a bear with a sore head when he gets up’

Oxford Dictionaries

like a bear with a sore head(頭痛の熊のように)は「とても機嫌が悪い」という意味のイディオム。

本当に熊に頭痛があるのか? それはわかりませんが、機嫌の悪い様子がびんびん伝わってくる面白い表現だと思います。

人間に襲いかかるような熊も、もしかしたら単に頭が痛かっただけなのかもしれません。

熊にも熊の事情があると考えて、機嫌の悪い人をやり過ごしましょう。

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