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フィンランド語学習記 vol.461 − kuolla

17041801

フィンランド語で「死ぬ」は kuolla(クオッラ)。

この kuolla を辞書で引いてみると、次のような例文が出ていました。

Hän kuoli syöpään.

(He died of cancer.)

「MOT Finnish-English」

「◯◯で亡くなる」と言うときに、英語では前置詞の of, from を使いますが、フィンランド語では入格の形になっています。

[主格]syöpä
[入格]syöpään

入格はもともと「〜の中へ」を意味する格。

この形が標準なのかどうかを確認するため、語法書の『Tarkista Tästä』を調べてみました。

KUOLLA(verbi, intransit)

kuolla + N ill Hän kuoli syöpään.
Isä kuoli tuberkuloosiin.
Ystäväni on kuollut aidsiin.

 

『Tarkista Tästä』P.63

やはり「〜で亡くなる」と言うときには kuolla の後に来る単語は入格の形になるようです。

なお例文の意味は次のとおり。

Hän kuoli syöpään.(彼はガンで亡くなりました。)
Isä kuoli tuberkuloosiin.(父は結核で亡くなりました。)
Ystäväni on kuollut aidsiin.(私の友人はエイズで亡くなりました。)

以下の単語が入格の形になっています。

フィン
syöpä cancer ガン
tuberkuloosi tuberculosis 結核
aids aids エイズ

 

日本語の「〜で」、英語の of, from、フィンランド語の入格。

人が亡くなる原因の示し方は言語によってずいぶん違うものだなと思います。

推測か、計算か

17041701

guess

VERB

Estimate or conclude (something) without sufficient information to be sure of being correct.

Oxford Dictionaries

estimate

VERB

Roughly calculate or judge the value, number, quantity, or extent of.

Oxford Dictionaries

「推測する」を意味する guess。

「見積もる」を意味する estimate。

似ているようで、微妙に意味の異なるこれらの単語。

この2つを組み合わせると、こんな単語ができあがります。

guesstimate (also guestimate)

NOUN

informal

An estimate based on a mixture of guesswork and calculation.

‘a rough guesstimate of public expenditure’

Oxford Dictionaries

guesstimate は推測と計算によって何かを見積もること。

例えば、誰かの見積もりの甘さを指摘したいときに「これじゃあ、まるで guesstimate だ」と批判したり、自分の見積もりに自信がないときに「これは estimate ではなく guesstimate なのです」と予防線を張ったりすることもできるでしょう。

一種の語呂合わせではあるのですが、使い方によっては便利な単語なのかも知れません。

More tasty

17041601

セブンイレブンで買った「直火で焼いた小丸せんべい」のパッケージに次のような英語が書いてありました。

  • Seven Premium is ever evolving.
  • More tasty, more affordable.
  • SNACK

内容はともかく、一つ気になったのが二行目の More tasty という英語。

tasty の比較級は tastier なのでは?と思ったので、念のため辞書を調べてみました。

tasty

(tastier, tastiest)

  1. (approving) having a strong and pleasant flavour

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

OALD には tasty の比較級・最上級として tastier, tastiest のみが示されています。

さらに他の辞書も調べてみたところ、ひとつだけ more tasty, most tasty をのせている辞書を発見しました。

tasty

tastier; tastiest

[also more tasty; most tasty]
  1. having a good flavor : pleasing to the taste

Merriam-Webster Learner’s Dictionary

tastier, tastiest を標準としつつ、 括弧付きで more tasty, most tasty ものせています。

おそらくストレートに「文法的にどちらが正しいのか?」と聞かれれば、その答えは tastier, tastiest ということになるのでしょう。

ただ実際の会話においては more tasty, most tasty を好む人もいるのかもしれません。

またお菓子のコピーとしては tastier より more tasty の方がキレがよいというのもわからなくはありません。あるいは確信犯なのでしょうか?

フィンランド語学習記 vol.460 − サイクリング

17041501

フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』を読んでいたら、次のような文が出てきました。

Nyt hän on ruvennut pyöräilemään.

on ruvennut は「〜を始める」を意味する動詞 ruveta の現在完了形。

フィン
ruveta start 〜を始める

 

語法書の『Tarkista Tästä』で ruveta の用法を調べてみると ruveta+[-mAAn]で「〜し始める」という意味になるようです。

RUVETA(verbi, intransit)

ruveta + V -mAAn Hän rupesi tekemään harjoituksia.
Kaarlo on ruvennut opiskelemaan japania.

 

『Tarkista Tästä』P.118

もう一度、さきほどの文に戻りましょう。

Nyt hän on ruvennut pyöräilemään.

文末の pyöräilemään は「自転車に乗る」を意味する動詞 pyöräillä の第3不定詞入格の形。

pyöräillä は「自転車」を意味する polkupyörä の派生語です。

フィン
polkupyörä bicycle 自転車
pyöräillä ride a bicycle 自転車に乗る
サイクリングをする

 

すなわち、冒頭の文は次のような意味になります。

Nyt hän on ruvennut pyöräilemään.
(今、彼はサイクリングを始めました。)

何か新しいことを始めるときに使えそうな文型なので、覚えておきたいと思います。

あれあれ病?

lilac

年を重ねると、人や物の名前を忘れることが増えてきます。

えーと、あれあれ。
あれだよあれ。

こんなセリフばかり呟くようになったら、本当に要注意。

今回はこのような状態を表すのにぴったりの英単語を一つ紹介してみたいと思います。

lethologica

NOUN

The inability to remember a particular word or name.

‘he would grope for the words and he often apologized for his lethologica’

Oxford Dictionaries

lethologica は「特定の単語や名前を思い出せないこと」を意味する英単語。

もちろん日常的に使われている単語ではありませんが、誰でも心当たりのある状況を一語でぴたっと捉えた、かゆいところに手が届くような単語ではないでしょうか。

日本語でこれに近い単語はあるだろうか?と考えてみたものの、健忘症では強すぎますし、なかなかしっくりくる言葉が見つかりません。

いっそ「あれあれ病」というのはどうでしょう?

タミル語の数字

photo credit: Daniel Kulinski One minute too late via photopin (license)

photo credit: Daniel Kulinski One minute too late via photopin (license)

アジアには、数字を表すための独自の文字を持っている言語が多くあります。

例えば、南インドのタミル語。

0〜9に対応するタミル文字は次のようになっています。

0
1
2
3
4
5
6
7
8
9

 

細かいので、ちょっと拡大してみましょう。

௦ ௧ ௨ ௩ ௪ ௫ ௬ ௭ ௮ ௯

ゼロ以外は書き順を迷ってしまいそうな文字が並んでいます。

またタミル語にはもう少し大きい単位の数字も。

10
100
1000

 

こちらも少し拡大。

௰ ௱ ௲

数字なんて[0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9]を使えば簡単なのに。。。

[10, 100, 1000]なんて1と0を組み合わせて作れば簡単なのに。。。

そんな考えが一瞬頭をよぎったものの、改めて考えてみればこれは日本語の漢数字も同じこと。

それどころか私たちがタミル語の数字を見たときに感じる距離感を、日本語学習者は数字だけでなく、あらゆる文字(漢字)に対して感じているはずです。

そう考えると日本語に取り組む人というのは本当にすごい!と改めて思います。

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