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whatʼs your poison?

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英語であれ、日本語であれ、単語の「意味」というのは時代とともに移り変わっていくことがあります。

例えば、こんな単語。

poison

noun

a substance that causes death or harm if it is swallowed or absorbed into the body

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

現代英語における poison はもちろん「毒」の意味。

ただしその語源をさかのぼってみると、元来は「飲み物」を意味する単語であったことがわかります。

poison (n.)

c. 1200, “a deadly potion or substance,” also figuratively, from Old French poison, puison (12c., Modern French poison) “a drink,” especially a medical drink, later “a (magic) potion, poisonous drink” (14c.), from Latin potionem (nominative potio) “a drinking, a drink,” also “poisonous drink” (Cicero), from potare “to drink” (from PIE root *po(i)- “to drink”).

Online Etymology Dictionary

「飲み物」から「毒」へ。

ここまで大幅に意味が変わってしまった単語も珍しいのではないでしょうか。

ただし現代英語においても、昔の意味が残っているのではないかと思われる表現が一つだけあります。

whatʼs your poison?

(informal, humorous) used to ask somebody what alcoholic drink they would like

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

whatʼs your poison? は酒席において「何のお酒にする?」と訪ねる表現。

現代英語においては一種のブラックジョークなのでしょうが、毒になる前の poison の痕跡を残す貴重な表現の一つでもあります。


昨日の出来事

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何気なくNHKのニュースを見ていたときのこと。

アナウンサーの人が「昨晩、北朝鮮が」と言っているのを聞いて、日本語には「昨晩・昨夜」という言い方はあるのに「昨朝」という言い方はないなと思いました。

もしもミサイルの発射が朝だった場合はどうするのか、、、まあ「昨日の朝」と言えばいいのでしょう。

いや、でも本当に「昨朝」という日本語はないのだろうか?と思い、辞書を引いてみると何とあっさり見つかりました。

さくちょう[昨朝](名)

〔文〕きのうの朝。(↔明朝)

「三省堂国語辞典 第七版」

とはいえ、文語を意味する〔文〕マークが付いていることからもわかるとおり、「昨晩・昨夜」のように日常会話の中で使われる表現ではありません。

ちなみに三省堂国語辞典には次のような表現も出ていました。

さくぎょう[昨暁](名)

〔文〕きのうの夜明け(がた)。

「三省堂国語辞典 第七版」

さくゆう[昨夕]ーユフ(名)

〔文〕きのうの夕方。

「三省堂国語辞典 第七版」

すなわち、昨日のどこかを意味する「昨◯」として三国に出ている単語は次の5つということになります。

  • さくぎょう[昨暁]
  • さくちょう[昨朝]
  • さくばん[昨晩]
  • さくや[昨夜]
  • さくゆう[昨夕]

上記のうち日常会話で普通に使われるのは「昨晩・昨夜」の二つだけですが、この二つに関しては日付をさらにさかのぼって、

  • いっさくばん[一昨晩]
  • いっさくや[一昨夜]

という単語も出ていました。

こうしてみると、やはり「昨◯」のグループにおいて、晩と夜だけは特別な地位を占めているということがわかります。

理由を推測するに、これは人が昨日のことを振り返るとき、朝や昼の出来事よりも、夜の出来事を話題にすることが多いからでしょうか?

平日においては「朝は出かける、昼は働く」ことが中心でしょうから、わざわざ語るような出来事があるのは夜だけというのはわからなくはありません。

あるいは晩や夜を特別視する全く別の理由があるのか。日本語の気になる使い方の一つです。


フィンランド語学習記 vol.491 − Kapkaupunki

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フィンランド語教室のクラスメイトからもらったフィンランド語のフリーペーパーに「世界の気温と天気」が出ていました。(天気は記号になっているので、ここでは気温のみ記します。)

Tokio 27 Agadir 24
Sydney 15 Las Palmas 22
Peking 23 Madeira 23
Hong Kong 26 Rio de Janeiro 21
Bangkok 28 Santiago 13
New Delhi 35 Toronto 26
Riad 45 New York 23
Jerusalem 27 Miami 29
Kairo 34 Vancouver 24
Kapkaupunki 17 Los Angeles 32

「HS METRO TORSTAINA 6.7.2017」

こうして見ると、世界には東京より暑い場所もたくさんあることがわかります。

サウジアラビアの首都リヤドは何と45度!

なおここで挙げられている都市の名前は、ほとんど英語名に近いので調べなくてもどこのことなのかわかります。

ただ一つ「これはどこ?」と思ったのが左下にある Kapkaupunki。

kaupunki はフィンランド語で「都市」の意味ですが、Kapkaupunki というのはいったいどこの都市なのでしょう?

??

調べてみると、これは南アフリカ共和国のケープタウン(Cape Town)のこと。

要は Cape Town の Town の部分がフィンランド語の kaupunki に置き換えられているということのようです。これは思い付きませんでした。

英語名や現地語名の方がわかりやすいケースは多いものの、この Kapkaupunki のようにフィンランド語の要素が入っている方が、言葉を学ぶ楽しみは増えるような気がします。


forehead

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「ひたい」は英語で forehead。

この forehead という単語はいったいどのように発音するでしょう?

「フォーヘッド」じゃないの?と思った方、もちろんそれも正解です。

ただし大抵の辞書には[h]を発音しない「フォリッド」という発音も併記されています。

forehead

Pronunciation /ˈfɒrɪd/ /ˈfɔːhɛd/

NOUN

The part of the face above the eyebrows.

Oxford Dictionaries

黙字の[h]と言えば honest, honor, hour のように、語頭の[h]をイメージする人が多いのではないでしょうか。

しかし探してみると、英語には語中に黙字の[h]が来るケースもあります。

(一般的な単語では「乗り物」を意味する vehicle など。)

なお forehead という単語の歴史を調べてみると[h]を読まない「フォリッド」の方がオリジナルの発音。

そこから綴りに引きずられて「フォーヘッド」と読む人が出てきたのだそうです。

つまり現代において often の[t]を発音する人が増えているのと同様の現象なのだと思います。

ただし often と異なり、forehead の中には一般語の head が含まれているので、その[h]を発音しないというのは何だか不自然にも感じます。

そんなこともあり、現在は「フォーヘッド」という発音がどんどん広まっているとのこと。

この動きに抗して、クラシカルな「フォリッド」はこの先も生き残ることができるのでしょうか?


ぐっすりと眠る夏

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みなさんは夏と冬では、どちらがぐっすりと眠れますか?

??

おそらくは冬と答える人の方が多いのではないかと思います。

少なくとも布団の中にいるのが心地よいのは、断然冬の方でしょう。

そんな冬の睡眠の究極の形といえば「冬眠」。

国語辞書で「冬眠」を引くと、こんな説明が出ています。

とうみん[冬眠](名・自サ)

①〘動〙動物が、土や穴の中にはいって活動をやめ、栄養をとらずに、冬をこすこと。

「くまがーにはいる」

(↔夏眠)

②〔団体が〕まったく活動していないこと。

「ー組合」

「三省堂国語辞典 第七版」

ここで「おっ」と思った人もいるかもしれません。

何と「冬眠」の対義語として「夏眠」という言葉が出ているではありませんか。

この寝苦しい夏をまるごと眠ってやりすごしてしまう動物がいるのでしょうか?

かみん[夏眠](名・自サ)

〘生〙生物が、夏の暑く乾燥した時期に、ねむったような状態になること。(↔冬眠)

「三省堂国語辞典 第七版」

どういうメカニズムになっているのかはわかりませんが、これほど夏が暑くなってしまうと、夏眠というのはなかなか合理的なシステムなのではないかと思います。

このまま温暖化が続けば、

「今年の夏休みの予定は?」
「夏眠。」

などという会話が交わされる未来がやって来るのかもしれません。

 
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balmy or barmy

17072601

多くの日本人は[l]と[r]の発音を苦手にしていると言われます。

そもそも日本語の音韻には[l]と[r]の区別がないので、これらの違いを聞き取ることが難しいですし、違いを聞き取れないから区別して発音するのも難しいという訳です。

今回はそんな[l]と[r]の使い分けに関するちょっと面白い例を一つ紹介してみたいと思います。

次の二つの単語はいったいどのように発音するでしょう?

balmy

ADJECTIVE

Characterized by pleasantly warm weather.

‘the balmy days of late summer’

Oxford Dictionaries

barmy

ADJECTIVE

British informal

Mad; crazy.

‘I thought I was going barmy at first’

Oxford Dictionaries

balmy は「さわやかな」、barmy は「ばかげた」の意味。

[l]と[r]の一文字違いでずいぶん異なった意味になっています。

しかしこの両者、発音記号はどちらも同じ /ˈbɑːmi/。

つまり[l]と[r]の文字は発音しないので、話し言葉においては両者を区別する必要はありません。

それで大丈夫なの?とも思いますが、実際の会話には文脈の支えがあるので、取り違えるケースは少ないのでしょう。(書き間違えるケースは多いにありそうですが。)

いずれにしても[l]と[r]の発音が苦手な人にとって、ありがたい単語であることは間違いないでしょう。


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