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「足の裏」は英語で何と言う?

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ローラー式のフットマッサージャーを気持ちよく足の裏に当てて、ほわ〜と夢見心地になっていたときのこと。

そういえば「足の裏」は英語で何と言うのだろう?という疑問が頭に浮かびました。

「体」というのは私たちにとって最も身近なものでありながら、案外外国語で言えない部分が多い、そんな不思議な分野の一つ。

マッサージ終了後にさっそく辞書を調べてみると、こんな単語が見つかりました。

sole

NOUN

1. The undersurface of a person’s foot.

‘the soles of their feet were nearly black with dirt’

1.1. The section forming the underside of a piece of footwear (typically excluding the heel when this forms a distinct part)

Oxford Dictionaries

現代の日本で sole というと靴底の方を思い浮かべる人も多いと思いますが、もともとは足の底を意味する単語だったんですね。

さて足の裏と言えば、自分はかなりの扁平足なので、扁平足の英語表現も合わせて調べてみました。

flatfoot

NOUN

A condition in which the foot has an arch that is lower than usual.

Oxford Dictionaries

土踏まず(arch)がないのではなく、通常より低い(lower than usual)という表現に優しさを感じます。

「僕は扁平足なんだ」と言いたいときには、

I have flatfeet.
I’m flat-tooted.

などの表現が使えます。この場合は単数(foot)と複数(feet)の使い分けに注意ですね。

フィンランド語学習記 vol.488 − käskeä

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フィンランド語教室のテキスト『suomea suomeksi 2』に次のような文が出てきました。

Liisa käski Pekan mennä pankkiin.
(リーサはペッカに銀行へ行くように言った。)

käski は「命令する」を意味する動詞 käskeä の三人称単数過去形。

そして注意すべきは käski の後に来ている Pekan が属格の形[-n]であるということ。

今回はさらに käskeä という動詞の全体像を確認するため、フィンランド語の語法書『Tarkista Tästä』を引いてみました。

KÄSKEÄ(verbi, transit)

käskeä + N gen + V 1. inf Käskin hänen mennä ulos.
käskeä + O par + V -mAAn Käskin häntä menemään ulos.
Hän käskee Mattia lähtemään pois heti.
käskeä + N ill/all Hän käski minut huoneeseen.
Poliisi käski miehen pihalle.
Johtaja käski meidät puheilleen.

 

『Tarkista Tästä』P.66

これによると käskeä という動詞を使って、

käskeä+人(属格)+動詞の原形
käskeä+人(分格)+第3不定詞入格[-mAAn]
käskeä+人+入格/向格
という三つの文型が作れるよう。

例文をざっと訳してみると、次のような感じでしょうか。

Käskin hänen mennä ulos.
(私は彼に外に出るように言った。)

Käskin häntä menemään ulos.
(私は彼に外に出るように言った。)

Hän käskee Mattia lähtemään pois heti.
(彼はマッティにすぐに出発するように言った。)

Hän käski minut huoneeseen.
(彼は私たちに部屋へ行くように言った。)

Poliisi käski miehen pihalle.
(警察は男に庭へ行くように言った。)

Johtaja käski meidät puheilleen.
(ディレクターは私たちに話すように言った。)

同じ動詞でも様々な形の文を作ることができるんですね。

まずはテキストの『suomea suomeksi 2』にも出てきた一つ目の文型「käskeä+人(属格)+動詞の原形」をしっかり作れるよう練習したいと思います。

国語辞書の最後に出てくる言葉は何か?

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しりとりのよくあるルールでは、最後に「ん」の付く言葉を言った方が負けになります。

これはもちろん、日本語に「ん」で始まる言葉が少ないため。

そもそも日本語に「ん」で始まる言葉なんてあるの?と思った人もいるかもしれません。

私自身は「ん」で始まる言葉と聞いたときに、真っ先に思い出すのがこちら。

ンジャメナ【N’djamena】

→ウンジャメナ

「広辞苑 第五版」

ウンジャメナ【N’djamena】

アフリカ中部、チャド共和国の首都。同国南西端にある。人口69万(1992)。ンジャメナ。

「広辞苑 第五版」

「ウンジャメナ」に飛ばされてはいるものの、「ンジャメナ」も広辞苑の見出し語の一つ。

アフリカにはこのように「ン(N)」で始まる地名や単語が数多くあります。

その中でも一国の首都であるンジャメナは、アフリカ代表として広辞苑に登場しているのかもしれません。

なお手元の広辞苑(第五版)において、「ん」で始まる見出し語は次の八つ。

  • ん(仮名)
  • ん(助動詞)
  • ん(助詞)
  • ん(感動詞)
  • ンジャメナ【N’djamena】
  • んす
  • んず
  • んとす

広辞苑最後の見出し語である「んとす」の記述はかなりそっけない感じ。

んとす

→むとす。「終りなー」

「広辞苑 第五版」

むとす

(推量の助動詞「む」に格助詞「と」とサ変動詞「す」の付いたもの。「んとす」とも)まさに…しようとする。…するつもりだ。…

「広辞苑 第五版」

国語辞書の最後の言葉については、辞書の編纂にまつわるドラマを描いた『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』という本に面白いエピソードが出ています。

この本の主人公の一人であり、『三省堂国語辞典』の編集主幹であった見坊豪紀(けんぼう・ひでとし)は国語辞書の最後に出てくる言葉は何であるべきか考えていました。

ところで、辞書のおしまいの項目は何でしょうか。

まず理論の面から行きましょう。これはかんたんです。「ん」を二つ重ねて「んん」とすればいいのです。これで、もうそれ以上先へは進めません。だから、文字どおりこれはおしまいの項目です。なんでしたらもう一つ〝ん〟を付けて、「んんん」とすれば絶対でしょう。問題はじっさいにそんなことばがあるか、ということです。

(見坊豪紀著『ことば さまざまな出会い』)

佐々木健一著『辞書になった男 ケンボー先生と山田先生』より

見坊は実際に「んんん」の用例を10年以上かけて収集し、「んんん」は無事『三省堂国語辞典』の見出し語に採用されたとのこと。

しかしながら現在最新の『三省堂国語辞典 第七版』をめくっても、この「んんん」という見出し語を見つけることはできません。

そのため『辞書になった男』を読んだ後で『三省堂国語辞典』に「んんん」を探しに来た私のような人は一瞬「あれっ?』と思ってしまうのですが、現行の第七版では「んんん」の後継としてこちらの見出し語が採用されています。

んーん(感)

〔話〕

  1. ひどくことばにつまったときや、感心したときなどの声。うーん。
  2. 〔女/児〕〔二番目の音を下げ、または、上げて〕打ち消しの気持ちをあらわす。ううん。

「三省堂国語辞典 第七版」

「んんん」→「んーん」の変更については、『三省堂国語辞典』の現在の編集委員である飯間浩明さんの著書『辞書を編む』に次のような言及がありました。

ちなみに、「んんん」「あああ」は、今回の改訂で、見出しでも分かりやすく「んーん」「あーあ」と書くことにしました。

飯間浩明著「辞書を編む」

六版から七版への改訂の際に「んんん」の表記を「んーん」に変更したということなんですね。

言われてみれば、たしかに実際の発音に近いのは「んーん」なのかもしれません。

よって「国語辞書の最後に出てくる言葉は何か?」という問いに対する現時点での答えは「んーん」ということになるのでしょう。

日本語の未来において、見坊豪紀が「絶対」とまで言っている、この「んーん(んんん)」を凌ぐ言葉に出会うことはあるのでしょうか?

 
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q の多い町

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英単語の綴りにおいて[q]というのはそれほど使用頻度の高い文字ではありません。

それだけに queen, quiz など、q の付いた単語には希少価値(?)があるように感じます。

にもかかわらず、何とこの q を3つも名前に含む町があるとの情報を聞きつけました。

そんな町があるのは、、、北極海に面した世界最大の島グリーンランド。

その名は Qaqortoq。

Google Map のカタカナ表記は「カコルトク」、Wikipedia のカタカナ表記は「カコトック」になっています。

Wikipedia によるとこの Qaqortoq はグリーンランド語で「白いもの」という意味なのだそう。

グリーンランドにはこの他にも面白い綴りの町名が多く、例えば、

  • Qeqertarsuaq(ケケルタルスアク)・・・ここにも q が3つ!
  • Ittoqqortoormiit(イトコルトルミット)・・・連続文字が多い!

など、英語圏ではなかなかお目にかかれない文字の並びを見ることができます。

綴りマニアにとってのグリーンランドはまさに dreamland。興味のある人はぜひ探検してみてください。

◯心(かいしん)

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問:「◯心」の◯に一つ漢字を入れて、「かいしん」と読む単語を作ってください。

。。。

と、言われたら、いったいいくつの「◯心(かいしん)」を作ることができますか?

??

『三省堂国語辞典』には全部で5つの「◯心(かいしん)」がのっています。

かいしん[会心](名)

  1. 〔作った人やした人が〕できばえに満足すること。
  2. 事がうまく運んで、いい気持ちになること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[快心](名)

〔文〕気持ちのいいこと。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[回心](名・自サ)

〔宗〕まちがった考えをすてて、正しい信仰へ心を向けること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[改心](名・自サ)

悪い心を改めること。

「三省堂国語辞典 第七版」

かいしん[戒心](名・自サ)

〔文〕まちがったことをしないように用心すること。

「三省堂国語辞典 第七版」

そうか、その「◯心」があったか!

へえー、その「◯心」は知らなかった。

など、感想は人それぞれではないでしょうか。

『三省堂国語辞典』においては、これらのうち会心と快心、改心と回心のペアに「書き分け注意」の記号が付いています。

漢字だけでなく意味もよく似ているので混同しやすいのでしょう。

ちなみにドラゴンクエストシリーズにおける「かいしんのいちげき」は「会心の一撃」であって、「快心の一撃」ではありません。(知らない人、ごめんなさい。)

それにしても、これだけの数の「かいしん」があると使い分けるのも一苦労。

冒頭の問で、5つの「◯心(かいしん)」を全て挙げることができるような知識のある人なら、これらを正しく使い分けることもできるのでしょうか?

 
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フィンランド語学習記 vol.487 − ポーランドのトランプ

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フィンランド語で「ポーランド」は Puola(プオラ)。

去年の夏にポーランドを旅行してから、ポーランド関係のニュースを目にすると、つい気になってしまいます。

昨日、フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」を読んでいたら Trump Puolassa との見出しが。

アメリカのトランプ大統領が、ドイツのハンブルクで開催されたG20サミット出席前にポーランドに立ち寄ったとのこと。いったい何を語ったのでしょう?

Trump Puolassa

USA:n presidentti Donald Trump on vierailulla Euroopassa.

Trump puhui torstaina Puolan pääkaupungissa Varsovassa. Trump lupasi, että USA on vahva kumppani Itä-Euroopan maille. Trump sanoi, että Venäjän pitää lopettaa Ukrainan häiritseminen.

Trump muisti myös Puolan kärsimykset toisessa maailmansodassa. Trump kehui Puolaa ja sanoi, että Puola on hyvä esimerkki myös muille maille.

ポーランドのトランプ

アメリカ合衆国大統領ドナルド・トランプはヨーロッパに滞在中。

トランプは木曜にポーランドの首都ワルシャワで話した。トランプは、アメリカが東欧諸国の強固なパートナーであることを約束した。トランプは、ロシアはウクライナの騒動を止めなければならないと述べた。

トランプはまた第二次世界大戦におけるポーランドの困難に思いを馳せた。トランプはポーランドを賞賛し、ポーランドは他国のよい模範であると述べた。

フィン
vierailu visitation 滞在
Varsova Warsaw ワルシャワ
luvata promise 約束する
vahva strong 堅固な、力強い
kumppani companion, partner 仲間、パートナー
häiritä distract 乱す、妨げる
kärsimys pain, torment 痛み、苦悩
maailmansota world war 世界戦争
toinen maailmansota World War II 第二次世界大戦
kehua praise 賞賛する、褒める
esimerkki example

 

ウクライナの問題に関してロシアを牽制する発言は、おそらく西側への配慮なのでしょう。

ポーランドという国がかなり親米的であるということは、今回の一連のニュースを読むまでは知りませんでした。当然、欧州も一枚岩ではありません。

トランプ大統領関係のニュースはついつい追いかけてしまうのですが、日本語・英語だけでなく、もっとさまざまな言語でニュースを読むことができたら、大統領の新たな一面を知ることができるのかもしれません。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

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