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東郷平八郎ビール?

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今日はクロスバイクで三浦半島の西側をツーリング。その途中で立ち寄った「ソレイユの丘」の土産物屋さんでこんなビールを見つけました。

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ぱっと目に入ったのがラベルの左下にある olut の文字。olut は「ビール」を意味するフィンランド語です。

ラベルの中央には東郷平八郎の肖像と AMIRAALI の文字。

スマホのフィン・英辞書で amiraali の意味を調べてみると admiral(海軍将官、提督)の意味でした。

そういえばフィンランドで昔、世界の提督の肖像をラベルにしたビールが販売されていたという話を聞いたことがあります。

調べてみると、このビールはその復刻版のよう。裏面のラベルを見ると、製造者の欄には「日本ビール醸造株式会社 静岡県沼津市、、、」と書いてあります。

よってラベルがフィンランド語というだけで、実際にフィンランド製造されている訳ではなさそう。

ただ表面のラベルには細かいフィンランド語の記述も再現されています。

valmistettu alkon luvalla
valmistettu 100% kotimaisesta ohramaltaasta ja baijerilaisesta jalohumalasta

日常の中でフィンランド語に出会う機会は珍しいので、つい一本購入してしまいました。気になる味の方はこれから確かめてみたいと思います。

姉妹がなくなってしまったら

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日本語の「兄弟」と「姉妹」の違いとは何でしょう?

それはもちろん男女の違い、、、ではあるのですが、日本語の「兄弟」という表現は女性を含むケースもあります。

例えば「兄弟は何人いますか?」という質問は、兄と弟だけではなく、兄弟姉妹の総数を聞いていると考えるのが普通でしょう。

それではもしも日本語から「姉妹」という単語がなくなってしまっても困ることはないのでしょうか?

ただ「姉妹」という日本語には「兄弟」にない別の役割があります。

例えば、ある本とある本の関係性を示すために、

本書は「◯◯◯◯」の姉妹編に当たります。

という表現をすることがあります。

これはあくまで姉妹編であり、兄弟編ではありません。

この用法は国語辞書ではどのように説明されているのでしょう?

しまい[姉妹](名)

①(自分の)あねといもうと。(↔兄弟)

②同じ〈系統/型〉のもの。

「ー会社・ー船」

③特別な関係を結んでいるもの。

「ー校」

ーとし[姉妹都市](名)

外国の都市と文化交流や親善のための協定を結び、民間外交につとめる都市。例、京都市とパリ。

「三省堂国語辞典 第七版」

三国によれば姉妹には「②同じ〈系統/型〉のもの」「③特別な関係を結んでいるもの」という意味があり、前者の例として「姉妹会社、姉妹船」、後者の例として「姉妹校」が挙げられています。

当然これらの例も「兄弟」に置き換えて表現することはできません。

(兄弟校と言っても一応意味は伝わるかもしれませんが。。。)

つまり日本語の「兄弟」はあらゆる「姉妹」を包括している訳ではなく、姉妹には姉妹固有の用法もあるということ。

よってもしも「姉妹」という単語がなくなってしまったら、単に女性のきょうだいを表す言葉が消えるだけでなく、日本語の豊かな側面が一つ失われてしまうのはたしかでしょう。

 
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右から左

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人から聞いたことをすぐに忘れてしまう、そんな様子を評して「右から左」と言うことがあります。

右から左 句

①受け取ってすぐ。たちまち。

「ーへ使ってしまう」

②簡単に。

「ーに実現するものではない」

③ただ移動〈する/させる〉だけ。

「頭にはいらず、ーへぬける」

「三省堂国語辞典 第七版」

要は、聞いたことが頭の中にとどまらず、右の耳から左の耳へすぐに抜けていくということなのでしょう。

みなさんの職場や学校にもそんなタイプの人はいるでしょうか?

あるいは「私自身がそうです!」という人もいるかもしれませんね。

ところで、話の内容はなぜ「左から右」ではなく「右から左」に抜けていくのでしょう? 調べてみたものの、どうもよくわかりません。

そこで他の言語はどうなっているのだろう?と思い、英語辞書を探してみたところ次のような表現を見つけました。

go in one ear and out the other

(informal) (of information, etc.) to be forgotten quickly

Everything I tell them just goes in one ear and out the other.

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

英語では「片方の耳から入って、もう片方の耳から出る」という表現。

言いたいことは日本語の「右から左」と同じですが、左右は指定されていません。

日本語の場合はこの「右から左」以外にも「右と言えば左」「右も左もわからない」などなど、右と左を使った慣用句では大抵「右→左」の順番になっています。

「右→左」の方がおさまりがいい何らかの理由があるのでしょうか?

 
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「第三火曜日」は英語で何と言う?

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うちの地域では、いわゆる「燃えないごみ」は毎月第三火曜日に出すことになっています。

これがなかなか曲者で「燃やすごみ」のように毎週月曜日や毎週木曜日なら覚えていられるのですが、第三火曜日というのはつい忘れてしまいがち。

しかも一度忘れてしまうと、一か月は捨てるチャンスがないので、玄関の片隅にごみが置かれたままになってしまいます。

そんなこともあり、今月からスマホのリマインダーアプリに燃えないごみの日を登録。無事、ごみ出しに成功しました。

ところで、この「第三火曜日」というのは英語でどのように表現するのでしょう?

??

第一感、Tuesday of week three のように前置詞を使った表現がひらめいたのですが、調べてみるとよりシンプルに、

third Tuesday

でよいことがわかりました。

第一火曜日なら first Tuesday、第二火曜日なら second Tuesday となります。

言われてみれば当たり前なのですが、こういう表現ってなかなかパッと出て来ないような気がします。

英語で燃えないごみの日を聞かれたら、◯◯!と即答できるようになりたいものです。

(そしてごみ出しも忘れないように。)

みっともない、みっともいい

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みっともない[(見っともない)](形)〔「見とうもない」の変化〕

①〔世間に対して〕ていさいが悪い。

「そんな服装ではー」

②みにくい。見苦しい。

「ー死に方をしたものだ」

「三省堂国語辞典 第七版」

「みっともない」は日常よく使われる表現の一つ。

それに対して、次の表現はどうでしょう?

みっともいい[(見っともいい)](形)

〔俗〕ていさいがいい。〔ふつうは打ち消しをともなう〕

「ー話ではない」

みっともよくない 句

〔俗〕みっともない。

「三省堂国語辞典 第七版」

みっともいい?

この見出し語を見つけたときの率直な感想は「えっ、そんな日本語あるの?」というもの。

ただ用例の「みっともいい話ではない」という表現を見ると、たしかにそういう言い方は聞いたことがあるなという気がしてきます。

しかし新明解や広辞苑にはこの見出し語は出ておらず、手元にある辞書でこの「みっともいい」を掲載しているのは三国のみ。

そういう意味では、正式な日本語のメンバーとして認めるかどうか、意見の分かれる言葉なのかもしれません。

みなさんはどのようにお感じになりますか?

 
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フィンランド語学習記 vol.494 − 分詞構文の作り方(3)

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以前のエントリーでフィンランド語の分詞構文の作り方を扱いました。

フィンランド語学習記 vol.485 − 分詞構文の作り方(1)

フィンランド語学習記 vol.486 − 分詞構文の作り方(2)

その際に取り上げたのは次のような文。

Seppo sanoi Pekan olevan kotona.
=Seppo sanoi että Pekka on kotona.
(セッポは、ペッカが家にいると言った。)

今回はさらに次のような文を取り上げてみたいと思います。

Seppo sanoi Pekan olleen kotona.
=Seppo sanoi että Pekka on (oli) ollut kotona.
(セッポは、ペッカが家にいたと言った。)

二つの文を比較してみましょう。

能動現在分詞
の分詞構文
Seppo sanoi Pekan olevan kotona.
(セッポは、ペッカが家にいると言った。)
能動過去分詞
の分詞構文
Seppo sanoi Pekan olleen kotona.
(セッポは、ペッカが家にいたと言った。)

 

現在分詞を用いるのは、分詞が主節の動詞と「同時」あるいは「未来」の出来事を表すとき。

そして過去分詞を用いるのは、分詞が主節の動詞よりも「過去」の出来事を表すとき。

なおフィンランド語の過去分詞は[-ut][-yt]で終わりますが、[-ut][-yt]で終わる単語の語幹は[-yt][-ut]が[-ee]に変化します。

辞書形 能動過去分詞 能動過去分詞
(語幹)
olla(いる) ollut ollee
asua(住む) asunut asunee
rakentaa(建てる) rakentanut rakantanee
muuttaa(引っ越す) muuttanut muuttanee
tehdä(する) tehnyt tehnee

 

よって分詞構文の能動過去分詞は[-ut][-yt]の形ではなく、[-ee]の形になることに注意しましょう。

× Seppo sanoi Pekan ollut kotona.
Seppo sanoi Pekan olleen kotona.

*語幹の ollee に対格語尾の[-n]が付いています。

能動過去分詞の語幹の求め方は上記のとおりワンパターンなので、慣れてしまえば特に苦労はなさそうです。

また以前のエントリーでも述べたとおり、この分詞構文は書き言葉で使われる表現。

よってまずは文章を読んでいて、

Seppo sanoi Pekan olleen kotona.

という文が出てきたときに、主節の動詞と分詞の時間関係を捉えることができればよいのではないかと思います。

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