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◯◯と××

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日本語の書き言葉では「ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット」など、様々な種類の文字が使われます。

しかしこの前、三省堂国語辞典アプリのインデックスを眺めていたら、こんな見出し語が目に入ってきました。

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真ん中の「◯◯」というのはいったい何でしょう?

タップをすると、

まるまる[○○](名)

①伏せ字をあらわす。××。

「ー氏」

②ことばをぼんやり言いあらわす。何々。

「あなたは『ーじゃん』と言いますか」

「三省堂国語辞典 第七版」

なるほど。言われてみれば、こんなときに使う「◯◯」というのもたしかに日本語の一つ。

こういう単語もきっちり拾い上げる辞書編纂者のアンテナというのはすごいなあと思います。

なお三国には「××」も見出し語としてのっていました。

ばつばつ[××](名)

伏せ字をあらわすことば。

「ー銀行」

「三省堂国語辞典 第七版」

「◯◯」や「××」ってホントに日本語なの?と言われると、意見が分かれるところなのかもしれません。

ただ「◯◯」や「××」が私たちの日常で実際に使われているのはたしかなこと。

それならば辞書に入れてあげてもいいじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか?

 
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りんごとめがね

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この二つの記号は何に見えますか?

☌ ☍

りんごとめがね?

、、、ではなく、これらは天文学で使われる記号。

☌ = conjunction
☍ = opposition

それぞれの意味を英語辞書で見てみましょう。まずは conjunction から。

conjunction

Astrology Astronomy An alignment of two planets or other celestial objects so that they appear to be in the same, or nearly the same, place in the sky.

Oxford Dictionaries

conjunction というのは、ある地点から見て、二つの天体が同じ方向に来ること。

例えば、ある地点を地球としたときに「地球→金星→太陽」が一列に並んだ状態は conjunction と言えます。

続いて opposition を見てみましょう。

opposition

Astrology Astronomy The apparent position of two celestial objects that are directly opposite each other in the sky, especially the position of a planet when opposite the sun.

Oxford Dictionaries

opposition というのは、ある地点から見て、二つの天体が逆の方向に来ること。

例えば、ある地点を地球としたときに「火星←地球→太陽」が一列に並んだ状態は opposition と言えます。

と、意味を理解したところで冒頭の記号に戻ってみると、天体のイメージが鮮やかに脳裏に浮かび上がる、、、

☌ ☍

などということはなく、やはりりんごとめがねになってしまうのは私だけでしょうか。

summers or winters?

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あまりに暑い日が続くので「夏だなあ。。。」と呟きつつ、英語辞書で summer という単語を引いてみると、一つ思いがけない意味を見つけることができます。

summer

(summers) literary Years, especially of a person’s age.

‘a girl of sixteen or seventeen summers’

Oxford Dictionaries

summer には「年齢」という意味があるんですね。

あるいは、あまりに暑い日が続くので「冬にならないかなあ。。。」と呟きつつ、英語辞書で winter という単語を引いてみると、こちらにも一つ思いがけない意味を見つけることができます。

winters

(winters) literary Years.

‘he seemed a hundred winters old’

Oxford Dictionaries

winter にも「年齢」という意味があるんですね。

それでは、それぞれ年齢を意味する summers と winters に何かニュアンスの違いはあるのでしょうか?

すでに勘のよい人は気付いているかもしれませんが、これらの表現には、

  • summers → 若者に使う
  • winters → 老人に使う

という使い分けがあるらしいのです。

それでは、その中間の人はどうしたらよいのでしょう?

fall(autumn)は使えないようなので、若者に近い人は summers、老人に近い人は winters を選ぶことになりそうです。

何だか「あなたの人生は前半戦ですか?後半戦ですか?」という問いを突きつけられているような、、、シビアな表現ではあります。

けまらしい

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みなさんは自分の周りの人を見て「けまらしい」気持ちになったことはありますか?

けまらしい

けまらしいとは、他人同士仲良くすることを疎ましく思うこと。

日本語俗語辞書

性格的に、しょっちゅう「けまらしい」気持ちになるという人もいれば、あまり「けまらしい」気持ちにならないという人もいるでしょう。

ただ人として生きている限り、生まれてこの方、一度もけまらしい気持ちになったことがないという人はいないのではないでしょうか。

このけまらしいという単語を初めて見たときの感想は「あー、そういう気持ちってたしかにあるよね」というもの。

このように「言われてみれば誰でも心当たりがあるものの、これまで誰も言葉にしてこなかった気持ちを拾い上げてそれを言葉にする」というのは、とてもクリエイティブな仕事なのではないかと思います。

そういう意味で、この「けまらしい」を最初に考えた人はすごいと思うのです。

今後、市販の国語辞書に掲載されるレベルにまで広まっていくのかどうか、推移を見守りたい単語の一つです。

英語に由来する日本語に由来する英語

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英語に由来する日本語は星の数ほどありますし、日本語に由来する英語もそれなりの数はあります。

しかし英語に由来する日本語に由来する英語となるとどうでしょう?

cosplay

NOUN

The practice of dressing up as a character from a movie, book, or video game, especially one from the Japanese genres of manga and anime.

Origin

1990s: blend of costume and play after Japanese kosupure, ultimately from English costume play.

Oxford Dictionaries

cosplay はいわゆる「コスプレ」を意味する英単語。

英語の costume play が、日本語の kosupure になり、再び英語に入って cosplay になったという流れ。

英語に戻ったときに、日本語風の kosupure のままではなく、英語風の cosplay に再変化しているというのが面白いところです。

こんな生成過程を経た単語というのは果たして他にあるのでしょうか?

flexitarian

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今年に入ってから、ベジタリアンレシピに興味が湧いて、日々野菜中心のメニューを考えていた時期がありました。

といっても、作っていたのは野菜スープやカレーなどシンプルなもの。

「肉や魚を使わない」というルールの下でおいしくする方法を考えるのは頭を使う作業でもあるので、そのプロセス自体を楽しんでいたような気がします。

ただ口に入れるものに関して何か信条がある訳でもないですし、この頃はまた肉や魚を含めた普通の食事に戻っています。

ベジタリアン(vegitarian)というのは人の属性を表す言葉ですが、もう少しゆるやかに vegitarian と nonvegitarian の世界を行ったり来たりできる言葉はないのだろうか?と思って辞書を探してみると、次のような言葉を見つけました。

flexitarian

A person who has a primarily vegetarian diet but occasionally eats meat or fish.

Oxford Dictionaries

flexitarian は「主に菜食でありながら、時々肉や魚を食べる人」の意味。

主に菜食(primarily vegetarian diet)ということですから、いわゆる「なんちゃってベジタリアン」よりはもう少しシリアスなベジタリアンなのだと思います。

そういえば、昔、ニュージーランドで知り合った人で、自称ベジタリアンなのに、時々ケンタッキーフライドチキンに通っている人がいました。

もし彼が flexitarian という言葉を知っていたら、自分は flexitarian だと言っていたのかもしれません。

flexible というのは本来プラスの意味の言葉ですし、食べるものにしても考え方にしても inflexible よりは flexible な方がよいはず。

そういう意味で、もっと広まってもよい言葉なのではないかと思います。

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