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youthquake − Oxford Dictionaries Word of the Year 2017

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Oxford Dictionaries では、毎年その年を代表する単語を Word of the Year として選出しています。

2017年の Word of the Year に選ばれたのは youthquake でした。

youthquake

NOUN

A significant cultural, political, or social change arising from the actions or influence of young people.

‘a youthquake has altered the Westminster landscape’
‘couture is undergoing something of a youthquake’

Oxford Dictionaries

youthquake は「若者の行動や影響によって起こる重要な文化的・政治的・社会的変化」の意味。

去年の Word of the Year に選ばれた post-truth と比べると、あまりピンとこないというのが正直な感想。

最近の造語なのかと思いましたが、Oxford Dictionaries の解説によると youthquake の初出は1965年。

ファッション誌 Vogue がロンドンの若者文化の盛り上がりを伝えるために使ったのが最初の記録なのだとか。

ではなぜ、この2017年に改めて youthquake なのでしょう?

Oxford Dictionaries の説明によると、2017年には youthquke の使用回数が前年比で5倍になったというデータがあるようです。

そのきっかけになったのが今年の6月に行われたイギリスの総選挙。

当初、テリーザ・メイ首相率いる保守党の優勢が伝えられていましたが、若者の投票行動により、保守党は逆に議席を失い、労働党の躍進につながります。

youthquake はそんな若者の「熱」を伝える言葉として、2017年に飛躍することになりました。

調べてみると、この youthquake は「ランダムハウス英和大辞典」にも出ています。

youthquake

n. (1960-70年代の)若者の反乱:学生運動に起因して若者に広がった体制に対する反抗と過激主義についていう。

「ランダムハウス英和大辞典 第2版」

こういった過去の単語が50年後に突然スポットライトを浴びるというのも、言語使用をめぐる面白い現象の一つだと思います。

 
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amnesia or forgetfulness?

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気が付けば、このブログもかれこれ5年以上続けています。

すると、どういうことが起こるでしょう?

例えばある英語の語法について検索で調べていると、知りたかった事項について解説されている記事を発見。しかしそれが何とこのブログだった、、、というのは嘘のようで本当の話。

さきほども licence と license の違いについて調べていたら、この記事に辿り着きました。

licence or license?

しかもこれは今年書いた記事! 5年もブログを続けていると、、、なんて言い訳の余地はありません。

さらにひどいのは、この記事を読み直したときの印象が「そうか、これは書いたことがあったな」ではなく「うーん、こんなこと書いたっけ??」であるということ。

これはいよいよ健忘症と呼べる段階に入ってきたのかもしれません。

なお「健忘症」の英訳を和英辞書で調べてみると、amnesia, forgetfulness などの英単語が見つかります。

amnesia

a medical condition in which somebody partly or completely loses their memory

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

forgetfulness

a tendency to forget things

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

これによると amnesia は completely loses their memory というレベルの健忘症(記憶喪失)を指すこともあるんですね。

だとすると軽々に使って良い単語ではなさそうです。

自分の場合は日常生活に支障をきたしている訳ではないので、forgetful な自分を受け入れつつ、何とかやっていくしかないのでしょう。はー(ため息)。

かたつむり郵便

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英語辞書で mail という単語を引くと、次のような意味が出ています。

mail

  1. (British English also post) the official system used for sending and delivering letters, packages, etc.
  2. (British English also post) letters, packages, etc. that are sent and delivered
  3. messages that are sent or received on a computer

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

このうち3の意味には email(electronic mail)という固有の英単語があります。

一方、この email が出現・普及したことにより、従来のアナログ的な手紙のやりとりを次のように表現することがあります。

snail mail

(informal, humorous)

used especially by people who use email to describe the system of sending letters by ordinary

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

snail mail(かたつむり郵便)は「従来の手紙」を意味する英語表現。

瞬間的に届くEメールに対して、かたつむりのようにゆっくりと届くことから、このように呼ばれるようになりました。

時間がかかるというネガティブな意味で使われることもある表現ですが、かたつむりにはかたつむりなりの良さもあります。

親しい人から受け取ったときに心に残るのはやはりかたつむり郵便の方でしょう。まもなくシーズンがやって来る年賀状もまたかたつむり郵便の一つです。

もちろん現代社会における日常のコミュニケーションツールとしては効率が悪すぎるのは事実。

ただ効率性ばかり求められるせわしない社会を生きているからこそ、たまにかたつむり郵便を受け取った時の嬉しさがより一層大きくなるのかもしれません。

「人」の読み方

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名人と職人の違いとは何でしょう?

??

??

??

おそらく名人の方が技術力が高く、、、

という回答ももちろんありですが、もう一つの答えは「人」という漢字の読み方。

  • 名人=めいじん
  • 職人=しょくにん

この「じん」と「にん」の使い分けには何らかの法則性があるのでしょうか?

その謎を探るため、国語辞書から「○人」という単語を抜き出してみました。

 

じん

  • あいじん[愛人]
  • いじん[偉人]
  • おんじん[恩人]
  • がいじん[外人]
  • かじん[歌人]
  • きょうじん[狂人]
  • きょじん[巨人]
  • ぐんじん[軍人]
  • こじん[個人]
  • しじん[詩人]
  • しゅうじん[囚人]
  • しゅじん[主人]
  • しんじん[新人]
  • せいじん[聖人]
  • たつじん[達人]
  • ちじん[知人]
  • ちゃじん[茶人]
  • ちょうじん[超人]
  • てつじん[哲人]
  • はいじん[俳人]
  • びじん[美人]
  • へんじん[変人]
  • めいじん[名人]
  • ゆうじん[友人]
  • ろうじん[老人]

 

にん

  • あくにん[悪人]
  • げいにん[芸人]
  • ざいにん[罪人]
  • じゅうにん[住人]
  • しょうにん[商人]
  • しょくにん[職人]
  • せんにん[仙人]
  • ぜんにん[善人]
  • たにん[他人]
  • はんにん[犯人]
  • ばんにん[番人]
  • びょうにん[病人]
  • ほんにん[本人]
  • やくにん[役人]
  • ろうにん[浪人]

こうして並べてみたものの、正直、はっきりとした法則性のようなものは見えません。

あえて挙げるとすれば、以下の二点でしょうか。

 

1)「じん」には、アート系の人が多い。

例、かじん[歌人]、しじん[詩人]、ちゃじん[茶人]、はいじん[俳人]

*ただし、げいにん[芸人]のような例外あり。

 

2)「じん」には、人々の注目を集めるような凄い人が多い。

例、いじん[偉人]、せいじん[聖人]、たつじん[達人]、ちょうじん[超人]、びじん[美人]、めいじん[名人]

*「にん」には上記のようなスターがいないように思います。せんにん[仙人]は微妙?

 
もっと突き詰めて分析すれば何か見えてくるのかもしれませんが、今回はここまで。

もしこの他に新しい法則を発見した人がいたら、ぜひ情報提供をお願いいたします。

フィンランド語学習記 vol.525 − päästä と päästää

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フィンランド語の動詞にはお互いによく似たペアが数多くあります。

päästä と päästää もその中の一つ。

先日この二つの意味の違いがわからず、あれこれ調べる羽目になってしまったので、その結果を簡単に整理しておきたいと思います。

 

1)päästä は「行く、着く」の意味で使われる。

Pääsimme suomen kurssille.
(私たちはフィンランド語の授業に行きました。)

 

2)päästä は「〜から離れる」の意味でも使われる。

Pääsimme kurssilta klo 12.
(私たちは12時に授業を終えました。)

 

3)päästää は「〜を放す」の意味で使われる。

Opettaja päästi meidät kotiin klo 12.
(先生は12時に私たちを帰宅させました。)

*例文はすべて『Tarkista Tästä』より。

 
この2と3の例文を比較することで、päästä と päästää の違いが見えてきました。

生徒が授業から「離れる」のは päästä。先生が授業から生徒を「放す」のは päästää。

つまり päästä は自動詞、päästää は他動詞ということ。

そこを押さえておくと、派生的な意味も含めて頭の中をすっきり整理できるような気がします。

忖度とは − 2017年の Google 検索ランキング

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2017年の Google 検索ランキングが発表されました。

個人的に気になったのは「○○とは」の部門。

ある言葉の意味を知りたいと思ったときに、辞書を引くより、Google の検索窓に「○○とは」と入力する人は多いでしょう。

今年のトップテンは次のようなリストでした。

  1. 忖度 とは
  2. プレミアムフライデー とは
  3. リベラル とは
  4. 共謀罪 とは
  5. valu とは
  6. jアラート とは
  7. ハンドスピナー とは
  8. 溶連菌 とは
  9. 衆議院解散 とは
  10. 排他的経済水域 とは

やはり世相を反映した言葉のリストになっているような気がします。

ところで、このうち国語辞書に出ている言葉はどれくらいあるのでしょう?

新語に強いと言われている三省堂国語辞典で調べてみたところ、次の4つが出ていました。

そんたく[(×忖度)](名・他サ)

〔文〕〔相手の気持ちを〕おしはかること。推測。

「意向をーする」

「三省堂国語辞典 第七版」

☆☆リベラル〔liberal〕

一(形動ダ)自由主義的。

「ーな考え」

二(名)自由主義の立場(をとる人)。

「三省堂国語辞典 第七版」

ようれんきん[溶連菌](名)〔←溶血性連鎖球菌〕

〘医〙連鎖球菌のうち、しょうこう熱・へんとう炎・中耳炎・敗血症などの、炎症や かのう(化膿)性の病気のもとになる細菌。

「三省堂国語辞典 第七版」

はいたてきけいざいすいいき[排他的経済水域](名)

〘法〙その国の領海の外がわで、沿岸から二百海里までの水域。水産資源や海底資源に対する、その沿岸国の独占的な権利行使が認められる。経済水域。EEZ。

「三省堂国語辞典 第七版」

いくら新語に強いとは言っても「プレミアムフライデー」のように今年出てきた言葉まで拾うことは不可能です。

そういう意味では、10分の4というのはなかなかのカバー率。

プレミアムフライデーは、今後、私たちの暮らしに定着すれば、辞書に掲載されることもあるでしょう。(現時点では可能性は低そうですが。)

この Google 検索ランキングというのは、この一年間に人々の興味を引いた物事を客観的に示す指標の一つ。

たった10のキーワードで、2017年を俯瞰できてしまう面白い試みだと思います。

 
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