一年の計は元旦にあり

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新しい年が始まりました。

2018年という数字にはあまりピンと来ないのですが、平成30年と聞くと重ねてきた歳月の重みを感じます。

今年の夏には新元号も発表されるようですし、2018年というのは新しい時代へ向けた節目の年になるのかもしれません。

一年の計は元旦にありということで、今日、新年の抱負を考えている人も多いでしょう。

その「元旦」という言葉を国語辞書で調べると、次のように出ています。

がんたん[元旦](名)

①元日の朝。元朝。

「一年の計はーにあり〔=その年の計画は元旦に立てるべきだ〕」

②〔あやまって〕元日。

「ーの夜」

「三省堂国語辞典 第七版」

元旦の本来の意味は「元日の朝」。

よって「一年の計は元旦にあり」を厳密に解釈すると「その年の計画は元日の朝に立てるべきだ」ということになります。

もっとも②に〔あやまって〕元日という記述もあるので、知らなかったことにして、午後や夜に考えるのもありでしょう。

かくいう私自身も今朝は11時近くまで寝てしまい、元旦などというものは意識しないまま、365日の一日目を終えつつあります。

それでも「今年はどんな一年にしたいだろう? 何を達成したいだろう?」とあれこれ考えた結果、大目標を立てる代わりに「どんなに小さなことでもよいので、一日に一つ新しいことをやってみる」ということを意識して過ごしてみようという結論になりました。

なお英語にはそんな心のあり方を表現する次のような単語があります。

neophilia

NOUN

Love of, preference for, or great interest in what is new; a love of novelty.

Oxford Dictionaries

neophilia は「新しいもの好き」の意味。

2018年というまっさらなノートに何を書き込んでいくのか、未来の姿は見えないままに、新しい年のスタートです。

 
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