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フィンランド語学習記 vol.575 − 核まわりの言葉

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最近フィンランド語のニュースを読んでいると、よく ydinase(核兵器)という単語を目にします。

その意味からわかるとおり、これは複合語。ydin(中心、核)と ase(武器、兵器)という二つの単語に分けることができます。

字面からは ydi+nase に見えますが、正しくは ydin+ase という構造なんですね。

この ydin という単語は ase 以外にもさまざまな単語との組み合わせで使われます。

手元のフィン・英辞書を引いてみると、いわゆる「核」まわりの言葉がたくさん並んでいました。

フィン
ydinase nuclear weapon
ydinenergia nuclear energy
ydinjäte nuclear waste
ydinkoe nuclear test
ydinohjus nuclear missile
ydinpelote nuclear deterrent
ydinreaktori nuclear reactor
ydinsota nuclear war
ydinvoima nuclear power
ydinvoimala nuclear power station

 

こんな単語があちこちに出てくるニュースを読むのは、もちろん心穏やかなものではありません。

しかし現代社会においては、一人一人が他人事にすることなく向き合っていかなければならないテーマであることもまた事実。

それならばフィンランド語でもこのくらいの語彙くらいは頭に入れておこうと思います。


フィンランド語学習記 vol.574 − Koreat

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27日、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長と韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領が首脳会談を行いました。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」でもそのニュースを伝えています。

Koreat

Etelä-Korean ja Pohjois-Korean johtajat ovat tavanneet. Etelä-Korean presidentti Moon Jae-in ja Pohjois-Korean johtaja Kim Jong-un tapasivat maiden rajalla, Etelä-Korean puolella.

Johtajat sanoivat, että Korean niemimaalla alkaa rauhan aika. Tavoitteena on, että ydinaseet saadaan pois alueelta. Maat aikovat myös tehdä rauhansopimuksen.

Etelä-Korean ja Pohjois-Korean välillä oli sota 1950-luvulla. Sodan jälkeen maat eivät tehneet rauhansopimusta.

Korea hajosi 2 valtioksi 70 vuotta sitten.

韓国と北朝鮮

韓国と北朝鮮の指導者が会った。韓国の大統領ムン・ジェインと北朝鮮の指導者キム・ジョンウンは国境の韓国側で会った。

両首脳は朝鮮半島で平和な時代が始まると言った。目的は核兵器をこの地域からなくすことだ。両国はまた平和条約も結ぶつもりだ。

韓国と北朝鮮の間には1950年代に戦争があった。戦争の後、両国は平和条約を結んでいない。

朝鮮は70年前に二つの国に分かれた。

フィン
johtaja leader 指導者
raja border 境界
niemimaa peninsula 半島
rauha peace 平和
tavoite target, goal 目的
ydinase nuclear weapon 核兵器
alue area 地域
rauhansopimus peace treaty 平和条約
hajota break up 壊れる
valtio government 国家

 

今回のニュースの見出しである Koreat は Korea の複数主格[-t]の形。

そういえば英語でも North Korea と South Korea を合わせて Koreas と表現することがあります。

日本語だと「韓国と北朝鮮」という表記になるので、Koreat や Koreas という表記を見ると、何だかハッとしてしまいます。

二つの国がもとは一つの国であったこと、それを今は複数形で表さなければならないこと。たった一つの言葉に歴史の重みを感じます。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi


Remember sailor!

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米ドナルド・トランプ大統領の昨日のツイートにこんな内容のものがありました。

これは前FBI長官のジェームズ・コミー(James Comey)氏を避難する一連のツイートの一つ。

2017年5月にFBI長官を解任されたコミー氏は、今月になって長官時代の回想録である『A Higher Loyalty』という本を出版しました。

これが当時のトランプ大統領とのやりとりを暴露し、大統領を激しく糾弾した内容になっているため、大統領の怒りを買っているとのこと。

さきほどのツイートで気になったのが最後の Remember sailor! というフレーズ。

「水兵を思い出せ!」というのはいったい何を意味しているのでしょう?

そういう英語のイディオムがあるのかと思い、手持ちの辞書をあれこれ引いてみましたが、どこにもそのような表現は出ていません。

そこでネットでフレーズを検索してみたところ、英語圏でもこのフレーズが話題になっていることがわかりました。例えば、英紙『The Independent』のウェブサイトには次のような記事が出ています。

‘Remember sailor': Donald Trump tweets bizarre message to James Comey | The Independent

この記事によれば、sailor というのは2015年に逮捕された海軍軍人 Kristian Saucier を指しているのではないかとのこと。

Saucier 氏は機密情報である潜水艦内部の様子を写真に撮った罪で、逮捕・投獄されました。

(現在は釈放され、今年の3月になって正式に恩赦されています。)

要はFBI長官時代の内情を暴露したコミー氏に対して「機密情報を漏らした罪で逮捕された海軍軍人の事件を忘れるな」と警告しているということのようです。

よってつまり、英語に remember sailor というイディオムが存在する訳ではありません。ただ一方、イディオムというのはこういうところから生まれてくるのかもしれないという思いもあります。

この remember sailor が「秘密を漏らした人への警告」という意味のイディオムとして数年後の辞書に掲載される可能性もあるのではないでしょうか? もしそんなことがあれば、イディオムが生まれた瞬間を目撃するという得難い経験をしたことになります。

単なる夢想かもしれませんが、ついそんなことを考えてしまうインパクトのあるフレーズだと思いました。


cursive or angular

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Oxford Dictionaries のウェブサイトに、今、話題になっている5つの単語をランキングで示す「TRENDING WORDS」というコーナーがあります。

昨日このページを見たら、こんなランキングになっていました。

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一位に hiragana!

ここ数日 hiragana がトレンドに入るようなニュースがあったのでしょうか?

思わず hiragana をクリックすると、こんな説明が出ていました。

hiragana

NOUN

The more cursive form of kana (syllabic writing) used in Japanese, primarily used for function words and inflections.

Oxford Dictionaries

The more cursive form の cursive というのは「筆記体の、草書体の」という意味。

言われてみればたしかに、ひらがなというのは漢字を草書体にしたもの。普段そんなことは全く意識していませんが、日本語を知らない人がひらがなを見たら「筆記体っぽい」という感想を抱くものなのでしょうか?

またひらがなが筆記体っぽい字なのだとすると、カタカナはどのような字ということになるのか。気になったので、こちらも調べてみました。

katakana

NOUN

The more angular form of kana (syllabic writing) used in Japanese, primarily used for words of foreign origin.

Oxford Dictionaries

The more angular form の angular というのは「角のある」という意味。

たしかにカタカナには角があります。でも angular という単語を使ってカタカナの特徴を示すというのは、自分には思いつかない発想でした。

思わぬところで出会った hiragana と katakana。どちらも簡潔にして要を得た説明だと思います。


a skeleton in the cupboard

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英語のイディオム一覧を眺めていると、時折「この発想はすごい」と感心することがあります。

それは、私たちにも馴染みのあるもの、心当たりのあるものを、思いもよらないフレーズで表すことがあるから。

例えばこんな表現はどうでしょう。

a skeleton in the cupboard

(British English)

(also a skeleton in the closet North American English, British English)

(informal) something shocking, embarrassing, etc. that has happened to you or your family in the past that you want to keep secret

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

イギリス英語で a skeleton in the cupboard(食器棚の中の骸骨)、アメリカ英語で a skeleton in the closet(クローゼットの中の骸骨)は「家族内の秘密」の意味。

クローゼットの中の骸骨は推理小説やホラーを連想するのに対して、食器棚の中の骸骨はシュールレアリズムの世界という感じがします。お皿の横にちょこんと鎮座している骸骨に「あなたはなぜそんなところにいらっしゃるんですか?」と声をかけたくなるような。

骸骨というのはショッキングな表現ですが、実際にはどんな家族にもそれぞれの秘密があるというのが本当のところでしょう。

みなさんの家の食器棚やクローゼットにも実は見えない骸骨が居座っているということはないでしょうか?


maŋkət kuri?(どこから来たの?)

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白水社の語学入門書ニューエクスプレスシリーズの中のマニアックな一冊『日本語の隣人たちⅡ』では、ロシアのカムチャッカ半島北部で話されているアリュートル語という言葉を扱っています。

そのスキットの冒頭部分はこんな感じ。

mititta: mej jatti!

nukarija: an!

mitutta: maŋkət kuri?

nukarija: wajənu=qun nutaŋ tətkurək.
tənunuɣilik / təvənʔənalək / təɣunanalək.

ミティッタ:いらっしゃい

ヌカリヤ:うん。

ミティッタ:どこから来たの?

ヌカリヤ:ツンドラに行ってきたよ。
ヤナギラン/ベリー/ハイマツの実を採りに行ってきたよ。

 

『日本語の隣人たちⅡ』P.37

この中の maŋkət kuri?(どこから来たの?)という三行目のフレーズに関して、次のような説明が出ていました。

アリュートル語で挨拶の表現としてよく使われるのは maŋkət kuri?[マンクト クーリ]「どこから来たの?」です。聞かれたほうは「川に(魚釣りに)行ってきた」「店に(買い物に)行ってきた」などのように、出かけた場所を答えます。

『日本語の隣人たちⅡ』P.38

「どこから来たの?」というのは挨拶の表現だったんですね。

改めて考えてみると、これはとてもユニークな挨拶。

私たちの生活を振り返ってみたときに、顔を合わせた人に「どこから来たの?」と聞けるような場面というのはどれくらいあるでしょうか?

朝、職場で顔を合わせた同僚に「どこから来たの?」と聞くのはおかしいですし、仕事の後に会った友人に「どこから来たの?」と聞くのもおかしな感じがします。

あえて言うなら、週末の夜に会った友人に「どこから来たの?(=今日はどこへ行っていたの?)」と聞くのはありかもしれません。

つまりこれって月曜から金曜まで毎日違うところへ行って、違うことをするような暮らしをしていない限り、成立しない挨拶なのではないでしょうか?

たった一つの挨拶の中から、知らない人たちの暮らしが見えてくるようでおもしろいですし、毎日同じ職場に行くというルーティーンの中にいる自分のような人間にとっては、とても魅力的な世界に映ります。

 

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