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五月雨(さみだれ)

18050701

ゴールデンウィーク明けの今日は午後から雨模様。

「五月の雨だから五月雨かな?」と思って辞書を引いてみると、こんな説明が出ていました。

さみだれ[五月雨](名)

①つゆどきに降る雨。

「三省堂国語辞典 第七版」

さみだれ 【{五月}《雨】

〔陰暦の五月ごろに降る雨の意〕(何日も降り続く)梅雨(バイウ)の雨。〔古くは、梅雨の季節も指した〕

「新明解国語辞典 第七版」

五月雨というのは「つゆどきに降る雨」のことなんですね。

新明解の説明にもあるとおり、五月雨の「五月」というのは陰暦の五月(今の六月頃)のこと。

よって今日の雨を五月雨と呼ぶのは時期尚早のようです。

ただ今日のニュースで奄美大島が早くも梅雨入りと言っていましたし、いつのまにか梅雨の足音が聞こえてきたような気もします。

冬が終わり、花粉のシーズンが終わり、春の過ごしやすい季節も残りわずかだと思うと何だか寂しいですね。

 
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フィンランド語学習記 vol.577 − 夏から、私から

18050601

昨日のエントリーで紹介したフィンランド語のニュースの中に、こんな一文がありました。

Pakistanissa pelätään nyt, että kesästä tulee ennätyskuuma.

パキスタンでは今、夏が記録的に暑くなることを恐れている。

フィンランド語学習記 vol.576 − パキスタンの暑い4月

この太字部分、よく見ると不思議な形をしています。kesästä は「〜から」を意味する出格[-stA]の形。

主格 kesä
出格 kesästä

 

よってそのまま訳すと、こんな感じに。

kesästä tulee ennätyskuuma
夏から 〜になる 記録的に暑い

 

変わった構文だなと思い、文法書を調べてみると、次のような説明が出ていました。

出格は tulla と結びついて「〜になる」という表現を作ることができます。次の例文はそのまま日本語にすれば「私から教員が来る」となります。

Minusta tulee opettaja. 私は教員になる

「フィンランド語文法ハンドブック」P.188

たしかにフィンランド語にはこういう形の文があるんですね。

ただなぜこのような形になるのかはわからずじまい。追ってもう少し調べてみたいと思います。

 

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フィンランド語学習記 vol.576 − パキスタンの暑い4月

18050501

5月に入り、昼間は「暖かい」より「暑い」と感じる日も増えてきました。一日の最高気温が25度を超える夏日も珍しくありません。

どうしても地球温暖化のことなど考えてしまいますが、世界の中にはそんな悠長な議論をしている余裕がないほど、とんでもない暑さに見舞われている地域もあるようで。。。

フィンランド語学習者のためのやさしいフィンランド語によるニュースサイト「Yle Uutiset selkosuomeksi」にこんなニュースが出ていました。

Pakistanin kevään lämpöennätys 50,2 astetta

Vielä hätkähdyttävä uutinen Pakistanista. Siellä huhtikuu oli kaikkien aikojen kuumin.

Pakistanin eteläosissa lämpötila nousi yli 50 asteen. Korkein lämpötila oli 50,2 astetta.

Se on huhtikuun lämpöennätys koko maailmassa. Pakistanissa pelätään nyt, että kesästä tulee ennätyskuuma.

パキスタンで春の気温最高50.2度を記録

まだパキスタンから驚くべきニュース。パキスタンでは4月に過去最高の暑さになった。

パキスタン南部では気温が50度を超えた。最高気温は50.2度であった。

これは全国における4月の気温最高記録である。パキスタンでは今、夏が記録的な暑さになることを恐れている。

フィン
lämpö warmth 温度、暖かさ
ennätys record 最高記録
hätkähdyttää startle 驚かせる
eteläosa southern part 南部
lämpötila temperature 気温
nousta rise 上がる
korkea tall, high 高い
pelätä fear 恐れる

 

50.2度というのはもう想像を超えた世界。

そもそも人間が普通に生存できる上限って何度くらいなのでしょう?

また記事中にもあるとおり、このままだと夏はどうなる?というのも気になるところ。

案外夏は涼しかったという結果になることを祈るばかりです。

 
Yle Uutiset selkosuomeksi | Yle Uutiset | yle.fi

francophone

18050401

英紙『The Guardian』のウェブサイトに、大人の外国語学習に関する記事が出ていました。

Becoming fluent in another language as an adult might be impossible – but I’m still going to try | Education | The Guardian

しかし今日のテーマは外国語学習ではなく、その文章に使われていたある単語について。

筆者は言語学習アプリの Duolingo を使って、毎朝40分フランス語と日本語を学び、その結果を下記のように述べています。

… It certainly doesn’t give me the ability to follow along with francophone films. Yet I am noticeably more confident speaking and reading French, and as for Japanese – well, I’ve gone from zero ability to a tiny, yet appreciably higher than zero, ability.

(今回の学習ではたしかにフランス語の映画を理解する力は身につかなかった。ただフランス語を話したり読んだりする自信は明らかに身についた。そして日本語については、ゼロからほんの少しだけ、それでもはっきりとわかるくらい高い地点まで来たと思う。)

この中で気になったのが一文目の中の francophone という単語。

文脈からフランス語のことを指しているのは間違いないのですが、French と何か違った意味があるのでしょうか?

さっそく辞書を引いてみました。

francophone

speaking French as the main language

the francophone countries of West Africa
a francophone TV channel

「Oxford Advanced Learner’s Dictionary」

francophone は「フランス語を話す」の意味。

ここで冒頭の文をもう一度見てみましょう。

It certainly doesn’t give me the ability to follow along with francophone films.

(今回の学習ではたしかにフランス語の映画を理解する力は身につかなかった。)

ここで francophone films の代わりに French films という表現を使うと、「フランス映画(フランス製作の映画)」の意味で受け取られるのが普通。

そこからは「製作=ベルギー、言語=フランス語」のような映画が抜け落ちてしまうので、あえて francophone films という表現を使っているのかもしれません。

このあたりは「フランスという国」と「フランス語という言語」の両方を同じ French で表す英語のややこしいところと言えるでしょう。

小麦、米、トウモロコシと異なるオーツの特徴

18050301

このところ朝食によく食べているのはミューズリー。

muesli

NOUN

mass noun

British
A mixture of oats and other cereals, dried fruit, and nuts, eaten with milk at breakfast.

Oxford Dictionaries

一般的なミューズリーはオーツ(エンバク)にドライフルーツやナッツを加えたもの。

最近、このオーツには小麦、米、トウモロコシといった他の穀物とは決定的に異なる一つの特徴があることに気が付きました。

ちょっと長くなりますが、それぞれの辞書項目を確認してみましょう。

oat

NOUN

1 An Old World cereal plant with a loose, branched cluster of florets, cultivated in cool climates and widely used for animal feed.

1.1 (oats) The grain yielded by the oat plant, used as food.

‘oats are great health value’

Oxford Dictionaries

wheat

NOUN

mass noun

A cereal which is the most important kind grown in temperate countries, the grain of which is ground to make flour for bread, pasta, pastry, etc.

Oxford Dictionaries

rice

NOUN

mass noun

A swamp grass which is widely cultivated as a source of food, especially in Asia.

Oxford Dictionaries

corn

NOUN

mass noun

British The chief cereal crop of a district, especially (in England) wheat or (in Scotland) oats.

1.2 North American
another term for maize

Oxford Dictionaries

そう oats はこれらの中でただ一つ複数扱いの名詞なのです。

なぜ oats だけが他と異なる扱いなのでしょう?

??

そういえば、以前のエントリーで  corn の可算・不可算に関する内容を書いたことがありました。

一本のとうもろこし

ここで触れたのは、英語では粒々のコーンのみならず、軸付きのとうもろこしでさえも不可算名詞であるということ。

このような英語の感覚を不思議に思いつつ、そういう考え方をする言語なんだと自分を納得させていたのですが、今回思いがけず複数扱いの穀物を見つけてしまったので、ますますわからなくなってしまいました。

結局はこのような区分というのは「慣習」でしかないのでしょうか?

ぐう、ちょき、ぱあ

18050201

実家に帰省中。書棚にあった岩波国語辞典をぱらぱらと眺めていました。

その際、目に留まったのがこちらの見出し語。

ちょき

じゃんけんの手の、はさみ。

▷はさみで物を切る音から。

「岩波国語辞典 第六版」

なるほど。ちょきというのははさみで物を切る音から来ているんですね。

当たり前といえば当たり前。ただあまりに当たり前すぎて、逆にそれを意識したことがなかったような気もします。

せっかくなので、他の二つも調べてみました。

ぐう

じゃんけんで、五本の指を閉じた形。いし。

▷こぶしをぐうっと突き出す意からか。

「岩波国語辞典 第六版」

さきほどのちょきと異なり、▷印の説明は「〜からか」と言い切りを回避する形になっています。

こちらはやや自信がないのでしょうか?

想像するに、ぐうの場合は「こぶしをぐうっと握る意からか」という説明もありえそうですよね。

ぱあ

じゃんけんで、五本の指を全部開くこと。かみ。

「岩波国語辞典 第六版」

なぜかこれだけ▷印の説明が出ていません。

単に書き忘れたのか、裏付けとなる情報がないということなのか。

ぐうと同じトーンで勝手に付け加えるなら「こぶしをぱあっと開く意からか」というのはどうでしょう。

真偽のほどはさておき、ぐう・ちょき・ぱあの足並みが揃っていないことが気になりました。

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